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「旦那様は私をおいてっちゃだめです」
王都での結婚式とお披露目を終えたアビゲイル。
コルセットがキツくてちょっと体調を崩す事態が起きたりもしてましたが……ジェラルドが甲斐甲斐しく世話を焼いているもんだから、見ていて微笑ましいですよね。
ジェラルドの実家でもあるドリューウェットでもお披露目をすることになっていましたが……そこで兄嫁であるステラが妊娠している事に気が付いて。
大っぴらに言うのではなく、ジェラルドを通しているのは成長ですねぇ。
魔力が強い子が生まれるから、ユスリナという植物……人間からは雑草と思われているもの……を食べたほうが良い、とまで身内だけの席では言っているので、相変わらず多くのものが見えてますねぇ、アビゲイル。
ジェラルドもその家族も、彼女を受け入れて、信じてくれているのが良いですよね。
アビゲイルの実家である、ロングハーストの厄介さを思うと本当に。今が幸せ過ぎる。
ロングハーストは豊かな土地で、当主が亡くなった結果、今は第四王子の預かりになっているみたいですが。
それまでの豊かさから考えると、あまり儲けが出ていない状態になっているとかなんとか。その裏事情も、だいたいアビゲイルは察していましたが。
土地の主である魔物・竜の機嫌が悪いから、採掘量が落ちているとか公に出来るはずも無くて。
第四王子が現地の情報を知る人材としてアビゲイルを頼りたくなるのも分からないではないですが……ジェラルドが彼に近付けたくないと思うのも良くわかる。
ロングハーストでは金瞳は疎まれていて……貴族令嬢であるアビゲイルへの扱いは、実家だけではなく、ロングハーストの領民たちもまた貴族を襲撃したりするトンデモ具合だからなぁ……。
仲良くないとアビゲイルが主張していたけど、竜の方は素直に慕っていたっぽい微笑ましい場面とか見られたのは、良かったですけど。