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「……まぁなんだ。孫の顔は見せてやれるかアレだが、長生きはするぜ、俺はよ」
レゴール、そこそこの規模があって発展していて、治安の悪いこの世界で考えれば暮らしやすい部類の町だとモングレルは評していましたね。
時に問題ある衛兵に絡まれることもあるそうですけど、基本的に治安維持をちゃんとしてくれてるし。都会の喧騒に疲れたら、モングレルは森でキャンプして息抜きしたりしてますしね。
……そうやって、日々過ごしたいように過ごしてる自由人ですけど、不便な開拓村での暮らしも悪くなかったというモングレルの哀愁よ。
彼が夏場の習慣としている7日の野営。いつもの趣味と周囲には思われているみたいですけど、その実地図上はサングレール聖王国の領地になっているシュトルーベ開拓村跡まで行ってるって言うんだから、律儀というか……真面目というか。
モングレル、ランプアップすると義務も増えて、ハーフだからと使いつぶされたくない、と自衛も兼ねてベテランブロンズであり続けているんですが。
彼を慕っている後輩のライナが、シルバーに昇格する一歩手前のところまできて。パーティーの団長から、上のランクの仕事に挑むならスキルをもう一つ習得するのが絶対条件と言われることになって。
口にこそ出さないけど、ライナがモングレルも一緒に挙げて欲しいと思ってるのが可愛い。
なお、そのモングレルは本当に昇格するつもりがなくて。ギルドの副長も、制度上違反でもないからそのままにしているけど、実力を認める声はある、と言ってますしね。
昇格イヤイヤ期とか言ってくる副長、面白いな……。面白副長の持って来た「悪い話」にのって、モングレルが達成感を得るまでの流れは笑った。
書き下ろし番外編で「シュトルーベに溜め池を作ろう!」という、モングレル幼少期のエピソードが収録。まだ夢を抱いていた少年のモングレルを見た後の、電子書籍書下ろし短編が「シュトルーベで草むしりをしよう!」なの温度差で風邪ひきそう。