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「もし、リュティさんが俺の力になってくれるなら、俺はリュティさんの支えにならないとね」

 

連城透。

名門近衛家の分家に生まれ、本家の令嬢である知香と幼馴染で……婚約者だった過去もある男子高校生。しかし、中学時代に大きな失敗をしたことで、婚約は解消され知香とも疎遠になってしまった。

その影響もあって透は自分が嫌いで、自信も持てない卑屈な子に育ってしまったみたいです。

 

ただピンチなクラスメイトを目撃したら、助けようとする善性までは捨てていなかった。

彼の優しさに触れたリュティは、翌日学校で「婚約者になってほしい」というお願いをしてきて。

母が持って来た婚約話を破談にするための、偽装婚約のつもりだったわけですが。唐突で無茶なお願いだから下手な相手には頼めない。透の優しさに触れたからとはいえ、良く踏み切ったなぁ……とは思いますけどね。

 

いざ調べてみたら、その宛がわれる婚約者っていうのが透自身のことで。

偽装とは言え婚約者になって欲しいと頼む時点で、多少の好意があったリュティは運命を感じて「透くんとだったら結婚したいかも」と積極的にアピールしてくることになって。

元婚約者の知香も思う所はあったり、他にも彼に好意を向けている子が居たりと、透自身は自分を下げまくってるけど、なんか周囲からの評価は高いんですよね。

それを思うと、このまま平穏無事には結ばれないんだろうなぁ……というメタ思考が浮上してきますが、どうなるやら。