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「好きです」

「知ってる」

「知っちゃってますか」

「知っちゃってます」

 

11巻の気になる引きからお出しされた、書き下ろし短編集。

学年が変わるタイミングでもあるから、区切りとして出しておきたかったとか。

真昼の誕生日以降、小雪さんと連絡を取るようになって。真昼の母代わりとして色々教え込んでくれた恩人に、周が認められているのなんか嬉しいな。「真昼を愛してる」っていうのが顔にも言動にも表れているという評価なの、良い。もっとイチャイチャして。

そして小雪さんに、普段の姿を送るために写真を撮ることになる……というのが巻頭に収録された「全ての始まりは一つのお願いから」なんですが。

最後に「そうして届いた幸いのお裾分け」として、受け取った小雪さん視点のエピソードがあったのが良かったですねぇ。良い笑顔だ……。

 

間に収録されているエピソードも甘さマシマシで良かったですね。

「お互いだけが知る相手」。真昼目線のエピソードで、分かりにくいと思われるけど、彼女からすれば分かりやすい相手である恋人・周。2人がイチャイチャして、お互いしか知らない顔があるというのが良かった。

「好きなものは分かち合うもの」。無趣味とは言わないけど、のめり込むことはない。心の天秤は、傾きすぎる事がない……と自認してる周くんが、真昼の事に関しては「天秤? そんなの知らんが」と投げ捨ててるような冒頭の下りが、導入の描写なんだけどハチャメチャに好きですね。愛が重い。いいぞ~もっとやれ~。

 

「休日の過ごし方」。恋人で、大きな好意を向け合ってる周と真昼ですが、お互いしか見えてないってわけでもないし、別にいつでも一緒にいるわけでもない。それぞれ過ごすこともあるけれど……真昼が一人で出かけたら、ちゃんと帰りは迎えに行く周くんが好き。帰宅した後のイチャイチャも入れてくれたのでなお良し。

他にもSS何編かあって、どれも面白いですが特に気に入ったのはこのあたりでした。

 

本編は書下ろしですが、特装版で特典SSを収録した小冊子付。

5.5巻以降の購入特典や、これまでに公開されたショートストーリーから57遍も収録。さらにSS小冊子のイラストが「天使風」なんですが、それを題材にした書下ろしまで収録した250P超の「小冊子……?」ってなる特典ですが。

周と真昼が付き合ってからホワイトデーまでの、糖度増えてくる時期のSSたっぷりだったので、実に良かった。

 

5.5巻特装版小冊子でもそうでしたけど、5.5巻~11巻ショートストーリーとしてどの時期かわかりやすく見出しつけてくれてたのがありがたい。

5.5SSの「よき旦那様への道」とか、やっぱりまだ距離が遠くて微笑ましいって感じでしたけど。どんどん糖度増してくのが良い。

描き下ろしの「一人だけに小悪魔な天使様」が、凄い短いのに満足度高くてイチオシです。