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「了解です。この試験も自分で考えてどうにかしろってことですね」

全く以てその通りなので俺は満足げに頷く。

「別に特段難しいことでもないだろう。だっていつもやっていることだからな」

 

自分達にちょっかいを出してきた、副本部長とその息子を排除することに成功した夜一たち。

騒動に際して「ポーション製作が出来るようになった」と公表したので、社コーポレーションは作成依頼が絶えることなく、トンデモ修羅場に突入した模様。

夜一も流石に関係者として対応に追われ続けて、あれだけ探索者として上を目指している彼が、ストレスを感じるほどダンジョンに行けてないみたいですが……まぁ因果応報というか、なんというか。

 

回復薬製作業務に携わって、夜一絡みのトンデモ事態に巻き込まれつつも、彼を慕ってくれている愛華は貴重な人材ですよねぇ。

事業が順調すぎて稼ぎまくった結果、両親が心配したり。夜一が役職持ちとして顔合わせに向かうことになったりと、暗躍していた前回と比べると、穏やかなエピソードが多かったですね。

 

……火種もまぁまぁありましたが。

五年前に突如現れたダンジョンと、それに対抗するために作られた国際機関「世界ダンジョン機構」。あまりにも段取りが良すぎるため、裏側には御使いが何かしらの形で関わっていると夜一の父が予想していましたけど。

……実際、他の御遣いの意向を受けて動いている他国の高ランク探索者が動いている場面もありましたし……夜一が対処に動いたことで、顔が割れたのは面倒なことになりそうではある。