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「こんな私でも、古城くんは手を伸ばして守るべき対象だと思ってくれているらしい」
「……そうですね。暁先輩は、とても強欲な人なので」
書き下ろしの番外編第5弾。
「クリスマスのない世界で」。タイトル通り、古城たちの世界ではクリスマスが存在せず……並行世界の行事としてそれを認識した彼らが、「クリスマスには奇跡が起きる」という伝承があり、並行世界ではポピュラーな宗教儀式っぽいから、試してみようとする話。
導入からツッコミどころしかありませんでしたが……プレゼント送る先に選ばれた結瞳の住んでる寮がトンデモ警備状況すぎて、そんなの吹っ飛んじゃったな……。最後笑顔になってたからヨシ!
「絃神島特産品開発記録」はタイトル通り特産品作ろうとするSSで、「七夕に願いを」は絃神島で行われる七夕祭りでちょっとしたトラブルが起きたので、古城と雪菜が対処に動くことになる話。1冊の中でクリスマスと七夕やってるの、番外編というか短編集ならではのテンポで笑えた。
そして、今回の目玉というか一番ボリュームがあったのが「聖鳥環礁篇」。
絃神島とほぼ同時期に生まれた魔族特区・聖鳥環礁。招待状が届いたこともあって、古城たちが足を運ぶことになったわけですが。
彼等を出迎えたのはそこの新総統になったというセリーカ公女だったんですが……実は彼女、一時期絃神島に留学していて古城とも知り合いで。ほのぼの交流している時間も、多少はありましたが。
第四真祖が動けば、絶対何かトラブルは起こるんだよなぁ……。さらに、面白い事が起きそうだからか第二真祖派閥の王子イブリスベールや第三真祖のジャーダまでやってきてたので、早い段階からもう「聖鳥環礁」は終わりだァ……というか、下手打ったら沈みそう、みたいな感想が湧いてきましたし、実際危うい場面もありましたけどね。
振り回されつつも最後はなんだかんだ無事解決してた古城は、お疲れ様でした。
番外編として巻末に「真祖の娘」として零菜の話がありましたが……あとがきのコメンタリーでもほぼ触れられてないのが不穏だ……。