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「もう遅い。だから無駄な説得はやめて帰りなさい」

(略)

「調査は得意でしょう? もう甘い顔はしない」

 

ニアの住む屋敷に機兵の襲撃があり……ニアが蹴散らしたわけですが。

実戦用の機兵のパーツって言うのはネジ一つとっても機密だから、他国出身のニアの手に渡すわけにはいかない、って判断するのは分からないでもない。

ニアたちにしたって、魔法映像を広めるために来たので魔晶板を持ってましたが、機密情報なので奪われないようにしっかり隠してましたしね。

政治的な判断の下、第一王子リビセィルがニア相手に「機兵なんていなかっただろ?」という形で手打ちにしようとしてきて。

 

王子もまた自国贔屓を拗らせまくってるなぁ……って感じではありましたけど。

先んじてシィルレーンとアカシがニアに接触し、マーベリアが機兵を重視している理由だとかを説明し、頭を下げたことで一度はニアも事情を飲み込もうとしてくれたわけですよ。

だと言うのに、リビセィル達の考えは甘く……配下を抑えられず、他国嫌いの憲兵たちがニアたちの私財を盗んだうえで、本来はギルドや国からの保証でなんとかなるはずの屋敷の修繕費までニアたちに吹っ掛けてきて。

 

もう、自重する理由もなくなったことで、ニアは一日で十分な金を稼いで叩きつけてやろうと行動開始。

裏社会のボスを部下諸共叩き潰し、盗賊をぶちのめし、マーベリアが長く戦い続けて来た虫を蹂躙した。それを一日足らずで成し遂げたのは流石。

 

ニアにそんな行動をとらせるくらいには、既に失態を重ねているわけですが……虫を蹂躙して帰還したニアを牢にぶち込みにかかるんだから、とんでもないなマーベリア……。

そうした行いの積み重ねて滅びの危機に瀕する結果になっていたの、正直自業自得ではあるよなぁ。最悪、マーベリア上層部が全て入れ替わる可能性あったことを考えると、まだマシな決着にはなっていましたけど。

ニアという劇薬を飲み込んで、他国を下に見すぎる意識を早急に改革しないと、次はないぞーという気持ちにはなる。