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『ゲーム内での特殊行動を確認しました。ゲーム開始後、規定時間一切の能動的活動を行わなかったプレイヤーに【賢者】の称号が付与されます。おめでとうございます』

 

幼馴染から『ネオフロンティア』というVRMMOに誘われた主人公。

昔からボコボコにされてきた結果ゲームは嫌いで、興味はなかったけれど……ゲーム内部の図書館に絶版本や電子化されてこなかった名作とか、果ては書下ろしまで読めるというこだわりっぷり。

ゲーム本筋には関わらないだろう部分の作り込み、凄いなぁ……って普通に感心しましたけど。

その謳い文句に釣られた主人公は、カレンというHNでゲーム世界に入り……当初の目的通り、図書館ライフを満喫。

 

ずっと戦闘も生産もしない、独自ルートで活動していた結果、初の称号取得者になってしまうトラブルがあったり。

ゲーム要素である戦闘・生産に力を入れる予定が無かったから運極振りのビルドにしたら、パーティーで参加した時にドロップ率に顕著な影響がでたり。

カレンをゲームに誘った幼馴染の大輔ことダイナソーが、カレンを公式イベントに引っ張り出したりとか、話題が尽きませんねぇ。

 

大輔くん、カレンを勧誘するときに「引きこもりでも感激すること間違いなし」とか「動物園の動物に逃げられたとしてもゲーム内でなら触れ合えるぞ」とか、幼馴染ゆえの気安さかちょいちょいカレンを下げる発言するの、苦手だなぁ。

幼少期「カレンと遊ぶ」と嘘をついて出かけて、夜になっても戻らなかったことで騒ぎになり、関係ないカレンにまで飛び火したってエピソードまで出てきて、なんというか枯れんは良く付き合い続けてるな……って思ってしまったもんな。

 

カレン本人は活字中毒者として、希少本読める機会は逃したくないよねぇ、とちょっと共感する部分もありましたけど。

新しい街に行くにも、図書館で行けるフィールド増やすにも、クエストをこなす必要があって。新しい出会いがあったり、イベント参加もなんだかんだカレンも楽しんではいるんですが。称号持ちって明らかになってしまって、面倒事が寄ってこないかが心配ではありますね……。