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「私はアニスが一番大事ですから。アニスか世界を選ばなくてはいけないなら、アニスを選びますよ」
シリーズ完結巻。表紙イラスト見ました? ロングヘアーのアニス、良くないですか? ずっとショートだったからかなりイメージ変わりますね。ユフィと一緒に居ると対の存在って感じがより強まって凄い好き。
帝国でのアレコレが終わり、ドラゴン騒動後に宴を開く必要があり、すぐにでも帰りたかったアニスはちょっとふてくされてましたけど。
スノフェリアと友好を結ぶと宣言したクリス。帝国の名を出したことを皇帝に突っ込まれてましたが、ドラゴンの脅威を間近に感じたことで世界の神秘について知る必要を感じたというのは、納得できる話ではある。
その気概を感じた皇帝からパレッティア王国に行ってこいと言われて、アニスたちに同行する形でクリスは王国に足を運ぶことになって。
魔学都市アニスフィアも、完成に合わせて式典の準備が進む段階にもなっていたわけで。アニスが「夢と希望の始発点」と式典で高らかに宣言していたの、実に彼女らしくてよいですねぇ。
最終巻ということで、ティルティと実家の関係とか。アルガルドが辺境伯になる前に、アクリルを伴って王都を訪れてやるべきことをやっていたりだとか。そういった、周囲のキャラの後始末、というとアレですが。
残っていた問題についても一つの区切りをつけつつ、アニスの描いた希望で物語が終わり……最後の章「エンディング」において、未来の一幕が少しだけ見られたりするのが、良かったですね。未来においても変わったものがありつつ、変わらないものがあるというのが味わい深かった。