ico_grade6_4

「私はグレイスの全てを守りたい。心も、未来も、運命も全部だ」

 

主人公の少女、ロゼリカはガードナー商会の娘。

アンブローズ魔術学院に通う彼女は、勉強はちゃんとしているが……昔から見ている不思議な夢の世界に惹かれていて、ウトウトしてることも多かった。

しっかりと予習してるし、魔術の実戦でも名門ウォルティシア家の令嬢グレイスと並ぶほどの腕前で。

ロゼリカ達はにぎやかで楽しい日々を過ごしていましたが……神の祝福を受け取る洗礼の日にそんな穏やかな時間は終わりを迎えることになるわけです。

 

それはグレイスがこの世界で終わりの象徴と認識されている冬、それを認識させる恩恵「凍結」を得てしまったからなんですが。

その場面を目撃したロゼリカは、自分が今まで見ていた夢が前世の記憶であること、自分がゲーム世界のモブに転生していること。そして、ゲームにおいてグレイスはラスボスになってしまう存在であることまで思い出したわけです。

 

ロゼリカはこのままグレイスが救いのない結末を迎えるなんていうのは受け入れられず……彼女を助けようと足掻くことを決めて。

恩恵発現後、表に出てこなくなったグレイスに会うために、身分の差があるのにウォルティシア家に乗り込んで啖呵を切るとか、変な行動力があるな……。

洗礼式直後にロゼリカがグレイスを受け入れた事。学院での生活で、身分差に囚われず親友になってくれたこと。そういった積み重ねもあって、グレイスの心がラスボスに至るまで凍り付くようなことにならなかったのは何より。

 

ロゼリカが迅速に行動してグレイスに会いに行ったのも、そういう意味では良い影響を与えていると言えるか。

色んな思惑の結果、グレイスと一緒に居られることになったわけですけど。ウォルティシア家は、絶対に厄介者であるグレイスを排除するための行動をとるだろうってロゼリカは確信していて。

頼りになる知人スザンナさんの手を借りつつ、備えを進めていましたが……。

そこまでやってくれるロゼリカへのグレイスの想いは強まるばかりで。そのうちスザンナさんの言う通り「がぶり」といかれちゃいそうな気配はある。いいぞもっとやって。