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「人間ってのはとても自由で、同時にとても不自由だ。どこにだって行けるし、何にだってなれるのに、居場所も自分の限界も自分で決めちまう。だからね、ロブ。難しいとか、できないとか、自分はこれくらいなんだとか、そんなふうに自分の限界を自分で定めちゃいけないよ。覚えておきな、ロブ。できると思ってやってみりゃ、意外と何とかなるもんさ」

 

かつてこの地域を護った精霊エンダルジア。

しかし彼女は迷宮の主に食われ、消えかけていた。このまま放置したら地脈も魔物に抑えられてしまい、これまで二百年の間かろうじて続いていた迷宮都市の防衛線も破綻する。

この地域に人が住むことはできなくなるだろう、とフレイジージャも言っていました。

わずかな時間で希望を掴むために、それぞれの戦場へと挑むことになるわけです。

 

アグウィナス家のロバートが治療部隊に参加していましたが……ニーレンバーグと合わさって、ちょっとマッド寄りだけど確かに人を救う方法を編み出していたのは、かつての新薬開発とかに比べたら健全でよかったですね。……周囲の一般技師の方々ドン引きでしたけど。

治療の現場で戦い続け、かつての自分の行いに心が苛まれつつも、出来る範囲で救い続けたのは立派だったと思います。

 

最前線に踏み込んだのは、戦闘能力のないマリエラもまた同様で。

現場で随時必要なポーションを錬成して、対応する。それは速度重視だからというのもありましたが、最後の場面で必要になるだろうポーションを錬成するための経験値がまだ足りてないから、同時に目的を達成するための綱渡りでもあって。

おそらく足りるだろうと思っていたけど、ギリギリ足りない状況になってましたしね……危なかった。

 

成果を上げたことでマリエラにも注目があつまってましたが……積極的に弟子を取ることで「師匠は弟子に経験値を分け与える」という知れ渡った情報を利用して、傍からは価値を失ったように見せたり。

ダンジョンという大問題が解決したからこそ、政治的なやり取りが必要になってきてましたが。逞しく乗り切ってくれそうな人が多いのは良いですね。

マリエラ、スパルタな師匠に鍛えられたのと、なんだかんだ言いつつ出来る方なので弟子たちから不評なの納得しかないな……がんばれ新米師匠……。