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「そうじゃないかとは、思ってたんですよ……」
ダンジョンを巡る迷宮都市の騒動は、5巻までで終わりを迎えたわけですが。
WEBで『生き残り錬金術師と森の深淵』として描かれた外伝に加筆する形で刊行されることになった、後日譚でもある第6巻。
ジークと喧嘩して魔の森へと家出してしまったマリエラ。
ジークも事情があったんだと言い訳してましたが……イルミナリアまで一緒になって、割と勝手なコトしてたので、怒られるのも当然。
マリエラと仲良しのエミリーやシェリーという少女に「行動が遅い」とか「マリエラをあそこまで怒らせるなんて調子乗りすぎ」とか言われてますしね。
今住んでる「木漏れ日」から家出したマリエラは、「実家に帰らせていただきます」とサラマンダーの力を借りて師匠のフレイジージャがいる場所に行こうとしていたわけです。
魔物除けポーションや惑わせの魔法陣があって、そもそも魔の森で暮らしていた経験もあるので森を渡ることは一応可能ではありつつ、溜まっていたお金を使って戦闘可能な人員として黒鉄輸送隊を護衛に雇っていたのは偉い。
そうして師匠に会いに行った先で、マリエラたちは不思議な空間に迷い込んでしまい……。
黒鉄輸送隊の過去だったり、フレイジージャが抱えていた秘密とかについて知る事になるわけです。
マリエラじゃないですけど、正確な「仮死の魔法陣」についての情報を持っていたり、他にも様々な真実を知っていたりするあたり、薄々察していた部分はあるので、あまり驚きはなかったですね。
フレイジージャ自身の目的達成にはどれだけ時間がかかるのか、と思っていましたが。マリエラが彼女らしい視点で回答を見出していたのはお見事。