ico_grade6_3

「喧嘩を売る相手は強ければ強いほど、大物であればあるほど、面白い――それがあたしの信条でね」

「ふふふ。面白いですね。君……いえ、貴方は私が思っていたよりもずっと強くて……そして狂ってる」

 

主人公のシエルはとある世界で生きていた魔女だった。

未知を畏れるが故に、新たな魔術、知識、強者を求めて戦いに明け暮れた彼女は「這い寄る天災」と恐れられていた。そして、彼女は最後の未知と定めた最強の竜との戦いに勝利し……それでもなお満たされない思いを抱えたまま死んだ。

しかし実はシエルの生きていた世界は「第四魔術世界」と呼ばれる場所て……女神は、未知を求めるシエルを「第一魔術世界」へと転生する機会を与えることにしたわけです。

 

女神に言わせると、第一魔術世界は魔術が全てを決定する、「最高で最低の世界」だそうですが。

シエルが転生したドラグバルト家は、魔術適性ゼロで魔術が使えないとされる貴族家で。

そんな絶望的な状況でも、シエルは未知への探求を忘れず……ドラグバルト家がなぜ「魔術が使えない」とされているのかという謎を探り、自分なりの解決方法を見出しているのは凄い。

 

ただ未知を解き明かすだけで満足してれば可愛い、あるいは偉人になり得たのかもしれませんけど。

そんな普通の人間が「這い寄る天災」なんて言われるわけないんですよねぇ……。

自分の面白さを優先して、立場がある相手なんだろうと察した上で正面から喧嘩売りに行ったりするもんなぁ……。

まぁ友人になった相手を大事にしたり、馬鹿とつるむようなことがなかったり、自分の軸がハッキリしているからこそ、迷わず突き進むタイプの存在なのである意味頼もしいですね。