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「それは野心ではないかね?」
「違います。届かせたい相手がいるだけです。悪名が届けばみんなが悲しむ」
ついに魔術学院へ入学することとなったカナタ。
宮廷魔術師第二位でもあるヘルメスが学院長を務めていて、ヘルメスが失伝魔術の刻印者だったりを保護してくれてるため、刻印者であるルミナやその側近であるカナタにとってはありがたい場所ではあるんですが。
カナタ、ルミナを守るためとはいえ宮廷魔術師だったデナイアルを殺してるので、学院にとって危険かどうかを見定めるために、学院長と教師に囲まれて審判を受ける羽目になったりもしてました。
そんな場所で「譲れない一線を越えたので戦った。勝てないだろうけど、仮に学院長相手で、勝てないとしても立ち向かう」と偽りなく宣言できるカナタ、戦場メンタルすぎる。覚悟決まりすぎ。
同時に、母に厳しく指導を受けたから、ちゃんと合格できるのかを心配していたり、入学保証を受けた時に喜んだりする、年相応の部分もあるんですよねぇ。
女たらしなんて変な噂を流されたりしてましたけど、それを特級クラスの同級生を決闘でボコボコにすることでその実力によって黙らせたのはお見事。
他国で聖女と祭り上げられていたため、対人関係に難がありまくるエイミーに絡まれることになったりしてましたけど。
エイミー、自分の至らない部分を知ってからちゃんと反省して改善しようと努められるだけ、まだまだ未来があるんですけどね。
態度を改めたエイミーから、ちょっとした仕事を持ち掛けられて受けることにしたカナタ達。
その結果、裏社会で行われている決闘場に乗り込んで戦うことになったわけですが……。
闘技場周りのアレコレがWEBからは違う展開になっていて驚きましたねぇ。
カナタ、潜伏する際にも戦場メンタル発揮して「戦いの中に殺しがあるのは当たり前じゃないですか」とか言って、裏闘技場の関係者を黙らせてたの、シリアス場面なのに笑っちゃった。
今の血なまぐさくなった裏闘技場に思う所があった相手だ、というのを加味してもそこから味方に引き込んでいってるんだから、女たらしっていうか人たらしだよな……。そう考えると学院で流れていた最初の噂もあながち間違ってないのでは……? って気もする。