![]()
「――自分の『宝』を何よりも大事にするのが、海賊という人間だからな」
尊敬する主アルテシアの延命を達成したものの、病巣を全て絶てたわけではなく。
カルツは相変わらず暗躍を続けているわけです。
次に標的と定めたのは召喚魔法サマニエル公爵家で……そのために公女ウラフィと接触し、彼女の悩みに切り込んでいくことにして。
流石に六大公爵家の面々も、自分たちの仕掛けた計略が妨害されているのは察知していて。
キビルが裏切っている可能性も考えているし、直近で目に付く動きをしているカルツの事も疑っているものの……核心に至らず。
疑っている相手を探るために、フェルムンド領地を調査するための人員が派遣されることに。それが召喚魔法を使うサマニエル公爵家のウラフィ公女だったわけですが。
カルツが次の標的と定めたのもサマニエル公爵家で、ウラフィ公女は叶うなら救いたい相手でもあって……。
相変わらず、公爵家の抱えている闇が深いなぁ……というか。
今は自由の無い身となっているアルテシア・アイゼンフッドも、過去に盟友と呼んだ相手と決別した過去があり……獣人たちからはひどく恨まれていたりするんですけど。
アルテシアを救うために動いているカルツは、当然そうした恨みをぶつけられることもあって。それでも退かず、救うために動き続けるからこそ、仲間を増やしていけてるんでしょうね。
……どうにも、無茶を続けている代償を払っている気配があるというか。不穏さがあるんですけど。カルツ自身も救われて欲しいものですが、どうなるやら。