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「それでは正当な評価が受けられないのではないですか? すべての力は、正しく評価されるべきだと思います」
「それについては賛同してもいいんだけどね……」
問題は、自分の持つ力が『正当』なものではないということだ。正当に評価されるべきは、正当に身につけた力だけだろう。
病没し転生することになった主人公のケイイチロウ。
月並みとはいうものの、結婚しで二子に恵まれ長男の就職が決まるまでは見届けているあたり、昨今の情勢的には良い人生送ってそうですけどね……。
いやまぁ闘病生活の末だし、長男の就職ってことはまだ二子の方は学生ですし、どうしたって心残りはある終わりでもあったでしょうけど。
死んだはずのケイイチロウは、彼を「サンプル12号」と呼ぶ機械的な声によって、異世界に送り込まれることになったわけです。
異世界に送り込まれた彼は、謎の存在が構築した26歳男性の肉体を得た状態で、森の中に放り込まれることに。
ケイイチロウが「サンプル12号」ってことは、他に最低11人の転生者がいるんですかねぇ。逐一転生先世界に接続してるっぽかったので、全然別の世界に送り込んでる可能性もありますけど。
特殊なスキルも得て、森の中のサバイバルを乗り切れる逞しさがあったので、ケイイチロウは人の住む街に辿り着くことが出来たし、それからも生活の糧を稼ぐことができていましたが……。
下手したら森で野垂れ死んでた可能性もあるんで、他にも複数人転生者はいそうですけどね。
ケイイチロウは異世界知識もあって、この世界の常識から外れた魔法の使い方をしたりもして。それに感化されたエルフの少女・ネイミリアを弟子に取ることになったり。
美人受付嬢サーシリアから期待を向けられることになったり、立て続けに実績を挙げたことでトントン拍子で1級ハンターにまで昇格したり。
行く先々で問題に遭遇しつつ解決して、女性を引っ掛けてるんだからケイイチロウは反省して責任とると良いと思うよ。