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(正しい道……)

「それ、知ってる! 『強く、正しく、麗しく』よね。乙女の基本だって、母さまが教えてくれた!」

 

主人公のエミリア・ハウレットは転生者。

夢の中で前世の意識であるトモヨと話をすることが出来るけれど、目が覚めた時にはその記憶はなくなっている。

トモヨ曰く、彼女達の魂は何度も生まれ変わりを果たしていて、トモヨはそれまでの生まれ変わりの記憶なんかも把握しているみたいです。ただし、あくまでも今を生きているのはエミリア・ハウレットであり、エミリアの思うように人生を生きて欲しいと願っているようです。

 

さて、そんなエミリアですが……貴族令嬢である母が、商人である父にほれ込んで駆け落ちした結果生まれた子で。

それは祖父の反対があったためだったようで……結婚後も、エミリアが生まれてからも交流がなかった。

エミリアの母は孫の顔だけでも見せたかったのか、実家の近くの支店を査察に行ったときに足を運んでみたものの……すげなく追い返されて。

愛する母を泣かせた祖父に怒って、殴り込みに行くあたり、行動力がありすぎる。窓から抜け出して、屋根の上走っていったっていうんだから、ヤンチャだぁ……。

1枚目の挿絵、実にウキウキとジャンプしてどや顔着地してるシーンで、慣れてるんだろうなぁってのが伝わってきて良いですね。

 

エミリアの暴走で結果的に祖父との和解は済んでましたが……常識外れの行動でもあるので、父から怒られていたのは笑いました。

そして和解後に母の妊娠が発覚したことで、屋敷に滞在することとなって。

娘になにも出来なかったから、とその分の愛情を孫娘に注ごうとして、大金積み上げようとするお祖父ちゃんよ……。

その対策として「なにか仕事でも与えてあげて」という母は、自分の父と娘の事がよくわかってらっしゃる。

振り分けられた仕事が、領主代行の代行で、領地内の町や村での困りごと解決だっていうんだから、規模がデカい。それで任された仕事をしっかり果たしているのは偉かったですね。