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「俺がお前に相応しい男になるためには、いま一度戦わねばならん相手がいる」
流石に破れてしまった魔王アスモデウス。
しかし、ただでは負けず……魔王の刻印は自分の弟子ウェパルに託したし、そのウェパルが逃げられるようにフェネクスの協力を取り付けていた。
更に彼女の足掻きによって、想定外の未来に辿り着いた人物が、その可能性の為にマルコシアスの思惑になかった行動をとったりもして……流石というほかない。
一方のザガン、前巻でついに意識を取り戻したものの、バルバロスの紋章に宿っているためちょっと面白い状況になったりもしていましたが。
彼を信じた人々の備えによって、無事に復活することが出来たのは何よりでした。
ザガンもまた負けたままでいるつもりはなく、再起の為に動くつもりのようでしたけど……ザガンが持っていた魔王の紋章は、今はバルバロスの元にあって。
悪友同士の決着をつける必要になって、お互い必死でぶつかり合っていたのが熱かったですね。
ザガンが復活したことで、配下の魔術師たちにも安心感が漂っていたというか。バルバロスとの戦い前に、ノリノリで賭け始めてたのは笑った。意外と余裕あるね、君達。
いやまぁ、マルコシアスがネフィリムの技術を応用した分身体を送り込んできたりもしていたものの……しっかりとそれを撃退していたりと、ザガンが居なくても戦えるだけの地力が育ちつつある陣営でもあるんですけど。
魔王殿に囚われた分体の結末は……ちょっと哀れだったかなぁ……というか。まさかあんな作戦で負けるとは思っていなかったことでしょう。笑った。
そして悪友との戦いの中で示された、ザガンがこれまでしていたこと。
……全く、何処までもザガンらしいというかなんというか。彼には目指す道がハッキリとあって、そのためだったら自分のポリシーに則った戦い方をするというのが好きです。