気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(同人誌・画集など)

Invitation ――Unnamed Memory 現パロ再録本

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「あんたさ、それって恋人って言うんじゃないの?」

「えっ?」

頭の中大混乱の彼女が、「よそからどう見えようと違うと思えば違う」という結論にたどり着くのは、この十五分後のことである。

 

2411月のコミティアで頒布された、古宮先生の同人誌。

電撃の新文芸から書籍化された『Unnamed Memory』や『Babel』は「―world memoriae―」シリーズに属する作品なんですが、それらのキャラが登場する現代パロディとして『Babel学園』というのを古宮先生は過去にWEBで書かれていたんですよね。

(なお、『月の白さを知りてまどろむ』こと月白にも現パロが存在したりもしますけど、月白は『―world memoriae―』シリーズに含まれないので注意)。

 

で、『Babel学園』とある通り舞台はとある高等学校。雫とかが通っていたり、ラルスが教師だったり。エリクは教育実習生とかで来てたんだったかな? みたいな形だった気がします。

非書籍化作品『Rotted-s』のアーシェやレアのエピソードもありましたけど、レアは年上なので大学生だからアーシェ以外との絡みは基本無かったような。『Babel学園』を読んだ記憶もちょっと薄れて来てるのでちょい自信ない部分もあります。

 

閑話休題。

今回再録されたのは、そんな現代パロディ時空で『Unnamed Memory』のオスカーとティナーシャに焦点を当てたエピソード。『Babel学園マイナス』と題して描かれていたものですね。

あとがきにもありましたが、あくまで先に『Babel学園』があってその時代には夫婦になっている二人が結婚するまでの過去を描いたものなので、マイナスってついてるんですなー。

 

最初の一文というか章の区切りからして「結婚式まであと1011日」とかですからね! ざっくり2年半。『Unnamed Memory』本編では1年の契約期間の間に関係が劇的に進んで行ったのを想うと長いですけど、400年精霊術士を拗らせたりしてなくてもティナーシャは彼女らしい感性で生きているので、まぁ野良猫を懐かせるのには時間かかるよね……感。

 

オスカーは学園の理事長の家に生まれた青年で、作中開始時点ではまだ仕事を手伝ってるけど理事長に就任はしてない状況。

ティナーシャはその大学に通っている一学生だったわけですが、縁が出来てからオスカーが少しずつ距離を縮めていってるのは相変わらずの2人のやり取りでしたね。

ティナーシャの父母が健在だったり、現パロならではのほのぼのエピソードが多くて、終始ニコニコ読み進められて、本編も好きですが2人のキャラそのものも大好きなので、現パロで違う味わいの物語楽しめるのはやっぱり良いですね。

遠い存在になった幼馴染。

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「なんだかんだ幼馴染の応援が一番うれしいから?」

「あらやだ嬉しい」

「そしてくだらんこと思ってないでいいから私を推せ!」

 

エピソード119を収録。

昔から家族みたいな交流をしていた幼馴染の男女、みなとと恋花。

「ずっと一緒にいようね」と言っていた恋花は、今では人気急上昇中のアイドルになっていて。街中の看板広告にその顔が掲載されたり、テレビに出演したり遠い存在になってしまったわけですが。

 

アイドルという仕事は好きで、生き生きしてるのも確かだけど。

それはそれとして、幼馴染の少年との時間も大切で、昔のような距離感で家に遊びに行ったりしているの、良いですね。

オフの日とか寝ぐせも直さずに過ごしてるズボラな姿を見せても良い、くらには近いみたいですけど。

これでどうして付き合ってないんですか。一応これまでの近い距離感が心地よいから、踏み込んで壊れてしまうのが怖いという2人の臆病さの表れみたいですけど。

 

休みの日とかも結構一緒に出掛けてるみたいですしね。ほのぼのして良いけど、恋花さん、近くに広告あるんだからちょっと変装とかしても良いのでは……? と思わなくはない。

別の話でマスクしててもバレてたから、どっち選んでも一緒か。

恋花ちゃんはみなと君にずっと目線向いてるっぽいですけど、彼女の存在が大きく遠くなるごとにみなとくんは「吊りあわないから諦めないと」って思いが沸きあがって来るみたいで。うるせー、告白して幸せになれ! って気持ちになった。

 


白身魚自選イラスト集 真昼の月[愛蔵版]

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あなただけが いつも私を見つけてくれる

 

アニメーター堀口悠紀子さんの、イラストレーター名義である白身魚さんの作品集。

2020年くらいに刊行されたものの愛蔵版ということで、描き下ろしや追加収録が行われているようです。

20年以上活動されている中でも、アナログ画材で描かれたものをセレクトしたそうですね。

白身魚さんのイラストは、ファミ通文庫の『ココロコネクト』シリーズが好きなのもあって、印象深いというか。懐かしくなりましたね。『ココロコネクト』シリーズも読み返したいものです。

 

チャプター1が「girl meets girl」。一迅社のコミック百合姫の扉絵シリーズみたいです。

最初の、駅で座って教科書か何かを見ている少女を、離れた場所から見てる少女の画が好きですねぇ。距離感が良い。

「この瞬間のことめちゃくちゃシミュレーションした」少女の黒髪の子が可愛くて好き。振り返っている構図とかも好き。

 

チャプター2が「novel illustration」。

タイトル通り、小説の表紙とかを収録している章。「季刊S」の表紙絵なんかも収録されていましたが。読んでない作品も結構ありましたが、色使いがやっぱり好きだなぁと思いました。

読んだことある作品だと『ジャナ研の憂鬱な事件簿』だったり、先にも触れた『ココロコネクト』シリーズや『ココロコネクト』の作者の別作品『アオイハルノスベテ』とかのイラストも収録されてて、見てて楽しかったです。

あとは、チャプター3Character」でFGOの礼装「スイート・クリスタル」。色味が好きなのもありますが、無敵貫通礼装便利すぎてレベルマにしてお世話になっております……。


-白身魚 自選イラスト集- 真昼の月 愛蔵版
白身魚
パイ インターナショナル
2024-08-23

押しの強い後輩の話1

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「冗談と本気の区別もつかねーのか 何年オレのこと見てたんだバカ」

2年です……」

 

タイトル通りの作品。

朝見美雨という、中学時代に痴漢から助けられたことで彼女に立候補するともうアピールしてきた少女に付きまとわれている主人公の白鋼尚也。

なんと彼を追いかけて同じ高校にも進学してくるほどで……学年が違うとなかなか交流の機会ってのは無いものですが、美雨ちゃんはその行動力でグイグイ会いに行ってアピールを続けて。

 

2年もそんなアピールを続けた結果、先輩が絆されて恋人関係になろうか、と言ってもらえたわけですけど。

これまで押しても押してもビクともしなかった先輩の壁が崩れたことで、実は美雨ちゃん自身は押しに弱いことが発覚。

照れ過ぎた結果として逃げてしまってましたけど。……逃げたあとも返事保留したままアピールしに行ってるの、なるほど押しが強い。さすがにちょっと距離が遠くなったりもしてましたが、まぁあんまり長く停滞させずサクッと交際関係になったのは良かった。

 

そうやって恋人関係になったわけですが。2年間の塩対応に慣れて、甘くされると限界を迎えてしまうというのが、かわいいなぁ……。

先輩の方も受け入れた後はグイグイ攻めていくので、可愛いところが頻繁にみられるの良いですね。

美雨ちゃん、付き合う前は先輩のバイト先にお客としてあししげく通っていて、付き合い始めてからは一緒に働き始めたりして、まぁ割とストーカー評価間違ってないんですけど。その一途さで先輩の壁壊したからまぁまぁ……。

no-seen flower ガイドブック“Closed Garden”

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「だからちょっと引きずり降ろしてやろうかと思って」

「何を考えているんですか、あなたは……」

「じゃないとあいつは一人のままだろう?」

 

2024年夏コミで刊行された、古宮九時先生の個人サイト「no-seen flower」掲載の作品のガイドブック。

作品の解説だったり、いくつかの短編だったり、コラムなんかが収録されている満足度の高い1冊。シリーズ内作品群のページになんか、弊ブログの名前が登場した気がしますが、きっと錯覚ですね、はい(現実を見ろ)。

ちょっと1005本全部読んで感想記事書いてるだけの一般読者なのに……。

 

作品紹介のページの『Icy Prayer』で「ファルサスはひどい」と紹介されてるの、実際変な植物ネタとかあるから、ひどいんですが、各作品についている23行の紹介文に紛れ込んでるの笑っちゃうな。

短編は、Unnamed Memory本編の解呪前「共生の記憶」、Act.2の女王ティナーシャを描く「幕間にて」、Babelで雫が旅をしていた時のエピソード「旅の終わり」、Rotted-sでアーシャがレアの傍に居ることを選んだあとの「終着へとのびる」、月白のサァリが17歳の頃のエピソード、を描いた「朱色の帯」の5編が収録されています。

オスカーがティナーシャに対しての印象を語っているのが印象的で、「共生の記憶」が一番好き。あとは、「朱色の帯」でいつも通りのサァリとシシュのやり取りが見られたのも楽しかった。書籍完結してるし、WEBWEBで関係変化してってますからね……。

 

コラムは、オスカーとティナーシャの関係について。アニメ視聴者から「いつキスするような関係になったんだ」とアニメから入った人に驚かれた、というような記述がありましたが、撫ででも良いゾーンが広がった猫扱いされてるのが面白かったですね。実際、多数決するまで好意に気付いてないからな、あの最強の魔女……。

コラムでは「王同士の婚姻について」だとか、「Act2におけるティナーシャの変化」や「『Unnamed Memory』における言語」なんかにも触れられています。言語については、『Babel』だったり『ate4』を読んでいるとより味わい深いですね……。

あとは、あちこちで『Aeterna』に触れられることが多くて、ateの進行が進んでいることだったり、終わりが近づいている感じがして、楽しみでもあり惜しくもある。

 

あとは大陸別の異能とか、大陸の距離についての話についても触れられていましたね。

アイティリスと東の大陸の近さが、神話時代のアイテアの想いがあったからだというのも良かった。……時を経るにつれて、神の想いであっても薄れて変わっていくのは、寂しいものもありますが。

滅びない国も死なない人もいない、というのはこれまでも描かれてきたわけですからね。

コラムで「終わる物語と終わらない物語」についても語られていましたが、そこに通じるようなものを感じました。

何に使うってわけでもないですけど、後は各キャラの属性についても記述があったのは面白かったですね。

ゆるゆるアラカルト2

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「あーもー…好きなんだよ! 悪いか!」

「…………」

「…なんで黙るんだよ!」

「お返事はもうしてるので…」

 

作者さんのこれまでの作品に登場したキャラクター達の「その後」だったり「ちょっとした小話」をまとめた短編集の第2弾。

『先生と女の子のほんわか背徳ラブコメディ』の琴葉と先生が、年越しも初詣も一緒に過ごしていて、先生の方が「幸せにせんとな……」って思ってるの偉い。先生と生徒の関係だから、初詣は隣町に行ったり生徒の方がしっかりと気を配ってるのがアレですが。良いコンビですよね。

 

「パーカーおじさんと女の子」から、小柄な少女の小鞠とガタイの良い恋人宮地の、微笑ましいやり取り。可愛い服を着たい小鞠と、対格差などから職質の常連な宮地はせめて落ち着いた服着せようとしてますが……まぁお似合いだよ……。

結局可愛い服を選んだ後に、警察とバッタリ鉢合わせて即座に弁明が出るあたり、どれだけ職質されてきたのか……苦労が伺える。

 

「淡髪フォトグラフィー」の立花由香里と、「鈍色コンプレックス」の朝倉斗真くんの話も収録。

人気モデルになった立花と、記者になったらしい斗真。立花の仕事仲間にあって、ドキドキしてる斗真にしっとして距離をとったけど、気掛かりで近くで話を聞いてる立花さん可愛いな……。

あとは「不良くんと天然さん。」バイトの帰りに迎えに行って、電車内で口下手だから行動をと手を繋いで、最後にはしっかり言葉にして。不器用な不良の優月くん、微笑ましいなぁ……。

ゆるゆるアラカルト

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「何言ってんの 待ってたんだよ いっしょに帰りたくて」

 

作者さんのこれまでの作品に登場したキャラクター達の「その後」だったり「ちょっとした小話」をまとめた短編集。

『現実もたまには嘘をつく』の2人が、たい焼きをどこから食べるか話したり、中二病診断をやってみたりする、まぁいつも通りの距離感の話だったり。

 

1エピソードごとに12P4コマみたいな感じで掲載されていて、結構にいち先生の作品読んでるから思い当たるキャラもいれば、ちょっと忘れてるキャラもいたのでおいおい読み返したいなぁ。

「夏と君と、いつか来る○○の話。」の「待ってたんだよ」は、喜多原ちゃんが一緒に帰りたくでコンビニで待っているの微笑ましくて良い。

ラブポエムの成瀬さんは……委員長と一緒に勉強して、その後一緒に映画見にいったりしてて仲良いですねぇ……。

あとは年上彼女の、仕事ができるけど彼氏の前だとゆるくなっちゃう真奈美さんは覚えてたので、相変わらずの距離感で可愛かったですね。

温泉一緒に来てウキウキしていつもいじょうにPONになってるのを微笑ましく見守っている彼氏、良い趣味してるわ。



コンビニではじまる恋の話 Vol.2

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「僕もその会いたい、ので」

 

フリーターと、小学校教師。

年齢も10歳差と、斉藤さんの勤務先がコンビニでなければそう接点も生まれなかっただろう2人ですが。

好意を感じていた中で少しずつ会話をしていって。連作先交換までたどり着いて。

季節は12月。志田の学校は24日が終業式で、その日は斉藤さんは夕方までのシフトだった。どうにか会えないかな、と思ったけれど……。

 

生徒が休みになっても教師同士の付き合いはどうしてもあって、なかなか難しい状況。それはそれとして「なにかあったか」みたいになってる志田さんは鈍いよ!

まぁその後、仕事の付き合いだし先約は断れないけど、途中でどうにか抜けてくるので会えませんか、とちゃんと時間を確保したのは偉い。

……志田さん、飲み会でワンチャンフラグが立ったかもしれない先生も居たりみたいですし、清水先生に良縁があると良いですね……。

志田さん、告白の時はしっかり決めてて偉い。斉藤さんも可愛くて良かったなぁ……。



コンビニではじまる恋の話 Vol.1

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「……あの、 えっと あの もし…なんですけど 迷惑でなかったら」

 

コンビニで働くフリーターの女性、斉藤さんには気になるお客さんが居た。

よれよれの服に土で汚れたスニーカーを履いて、自由な髪型をして時々模造紙とか謎のものを持っている。

なんの仕事をしているのか気になっていたのもあって、常連の彼の注文テンプレートは覚えてしまった。最後に注文する「ホットのブレンドSサイズ」を異口同音に発してるコマとか次のコマで内心「勝った……!」ってドヤってる斉藤さんカワイイ。

 

その先取りに感心してついつい頭を撫ででしまった常連客。好意を持たれてたから良いものの、うっかりトラブルになりかねんぞ、とつい接客業従事者としての感想を持ってしまったのは良くない。純粋に作品を楽しめてない。

 

ちょっとギクシャクしつつ、そこから良い交流が生まれるようになって。勤務後に会う約束をして、連絡先を好感して。

年の差がある2人ですけど、彼らなりの速度で進んで行くのが心地よかったですね。

勤務中は髪をまとめているけど、オフだと解いている斉藤さんが美人さんでした。微笑ましいなぁ。



社会人彼女と大学生彼女3

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「僕はこれからもずっと冬花さんのことが大好きです」

 

冬花さんと佐倉くんの同棲生活は変わらず好調。

一緒に居るシーン、かなりの割合でくっついているのでお互いに好き合ってるのが伝わってくるのが良い感じ。

くっついてネコ動画見てた時に、冬花が飼いたいと言い始めた時、自分に構ってくれなくなるかもと嫉妬して今はダメと言っちゃう佐倉くんはかわいいなぁ。冬花さんが構いたくなるのも良くわかる。

 

そんな佐倉くんが寝る時いつもくっついてくるから寒がりだと思われて、湯たんぽ買ってもらうエピソードもありましたが……単にくっついていたかっただけ、というオチが付くのも微笑ましい。相変わらず糖度高いカップルだ。

くすぐられるの弱いのを知ってイタズラしちゃう冬花さんとしっかりやり返す佐倉くんとか、微笑ましいエピソードに事欠かないのが良し。

 

冬花、同僚だったり、弟の白雪航くんに加工された彼氏の写真送り付けているのとか、どれだけ自慢したいんだ……。

その航くん、別カップルのエピソード「遠距離恋愛のカップル」に登場していた男子の方で、意外なつながりだなぁと思いましたが。今回また巻末に収録されていて、こっちはこっちで微笑ましくて良かったですね。


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