2020年2月コミティアで頒布された『時の夢Ⅱ』感想、第5弾。完結ですよ!
今回は現代パロディ「学園Babel」時空の『月の白さを知りてまどろむ』。
そして『監獄学校にて門番を』と『Unnamed Memory』のおまけと書き下ろしについてですー。
長い戦いもついに終わる……私は何と戦っていたんでしょうね……自分か。
感想は下記。続きを読む
とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。
分割第四弾でーす。今回は現代パロディの『学園Babel』時空の『Unnamed Memory』、『Babel』、『Rotted-S』の感想。
そして、なんとなんと四分割してなお収まらなかったので、第五弾がありますー。なにをしているんだ。楽しかったです。
ネタバレ注意―。まぁ、パロディ時空なんでそこまで気にしなくてもって範囲ではありますが。
長文になったので分割。
今回は『Unnamed Memory』(消滅史)から、『Fal-reisia』、『Babel』まで。いや、感想書いてるのが楽しくなってきましてね。これ四分割くらい行きそうな勢いですね? 例によってネタバレ注意ですー。
イベントペーパーや完売したコピー本など、「今はもう読めない掌編」を中心に再録された総集編。
時系列も入り乱れているので、消滅史とか逸脱者という単語に心当たりがない人は薄目でヤバい短編をスキップしましょう。
-world memoriae-シリーズが中心で、月白と監獄学校の短編が収録されてます。あと学園Babel時空のエピソードも。
とりあえず『Unnamed Memory』と『Unnamed Memory本編後』部分の感想。ネタバレ注意。
続きを読む「愛してるよ、鞠佳。ありがとね」
徹底的に落とされた後を丁寧に描いているなぁと言いますか。
折しもバレンタインデーが近いという事で、女子たちが盛り上がっているのがいい感じ。
新しい恋の相談があり、恋人同士になっても悩みは尽きず。
鞠佳が関係を一歩進めようと積極的になって自爆しているのは、相変わらずと言って良いのかどうか。
鞠佳の交友関係が広くて、あっちこっちで会話が弾んでるのは見ていて楽しい。
こういうキャラ一人いると世界広げやすくていいよなーとか思ってた。
恋の全てが実るわけではないけれど、恋に生きる少女たちの想いは本物だとしっかり見せてくれている。
絢も絢で告白されたり、相談を受けたりはしているようですし、鞠佳を好きで大切にしているのも間違いはないようですけれど。
彼女の流した涙が、きっとこの二人が乗り越えないといけない最大の爆弾なんだろうなぁという感じで、掌の上で転がされてます。お見事でした。
この永い夜を照らしてくれる誰かをわたしはずっと待っている。
HitenさんがC97で頒布されたイラスト集。
今回は、架空のブランドを想定して、ブランド紹介の雑誌風に仕立て上げたそうです。
アイテムの値段とかも書かれていて、確かにファッション誌風。
どれも素敵でしたが、「02.Cygne Noir」が一番好きですねー。
可愛いというよりは、綺麗といった方が正確かな。
巻末の作者コメントに「寒そう(笑)」って書いてあって、こっちも笑って。
「06.Accro a Toi」の双子が、衣装が白黒逆になっていて、こういう演出好きだなーと思いながら見てました。
ジークレー用のイラストや、E☆2での描き下ろしも収録されていて満喫しました。
「08.託した思い」の和装も素敵。背景の月や燈篭、頭にのせている狐の面とかが、またいい雰囲気を作っていて引き込まれる。
私の方が、好きだったのに。
なんで私じゃないんだろう。
おしおさんのC97新刊!
今回はセットも買えてホクホクです。
夏コミでも新刊買わせてもらったんですが、その時はセット売り切れてたんですよね……いやあの東駐車場送りになってたもので……
まぁ、愚痴は横に置いておいて。
『失恋文庫』でも表紙を書かれていましたが、泣き顔書くのがお上手と言うか。
イラストの横に数行の描写があって、彼女達がどうして泣いているのかが触れられるわけですが。
短い文章でも、イラストと噛み合って、かなり破壊力がありますね……心が痛い。
10~11Pの白い服の子とか、18~19Pの春の子とかが好きです。
結構季節は雑多ですね。春夏秋冬揃ってるのかな?
22~23Pの子とか、表紙の子とかが顕著ですけど、涙を原動力にして、前に進もうとする子も居て、ちょっと元気をもらえたりもしました。
セットに入っていたラフブックは表紙の子が可愛くて、アクリルキーホルダーもあったので結構嬉しい。猫いいですよね。実家で飼ってるんですよー。まだ今度撫でに行こう。
作者コメントがありましたが、笑えるくらい銀杏推しだった……
MOROMORO#3は、商業イラストとかファンアートとか。「Stories
of Eve」のジャケットイラストが好きです。
カレンダー、どこに懸けようか迷っているうちに1月がどんどん過ぎていく……
誰かのオンリーワンが次はあなたのオンリーワンになるかもしれません。
ラノベブロガーの夏鎖芽羽さんと、緋悠梨さんが企画・主宰して、38人のラノベ好きが集まり、2010年代のオススメ作品を1つ紹介する合同誌です。
参加者は次の方々(掲載順・敬称略)
愛咲優詩、赤の魔導書、秋野ソラ、アナグマ、いちせ、田舎の少年、羽海野渉、軽野鈴、関東隅のラノベ担当、くじら。
gurgur717、K泉ペンキ、小並感的ラノベ評論家、下乳フォークリフト、書三代ガクト、suzu、SEMA、たこやき、積読塔のラン、deskyzer。
ナカショー、夏鎖芽羽、hisa、緋悠梨、ふじゅ、bun
sekidate、保留香フィンラン子、マスクド・ラブコメディ、maya、mizunotori。
村人、本山らの、山中智省、夕凪真白、ゆきとも、よっち、ラノベの王女様、リィエル。
結構自由度が高かったみたいで、ダブりもありましたねー。『冴えない彼女の育てかた』とか。途中に1個コラムもあったので、作品数でいうと多分34個。
私が読んだことあったのは内11作品で、まだまだだなぁという感じ。積読含めても2~3増えるくらいかなー。何年積んでんだ。
読んでなくても知っているタイトルがほとんどでしたが、いくつか初見のがあったので、その内手を出してみたい。ただ、えぇ、既に積読の山が…(目を逸らす)。いつか、いつかは。
野村美月先生のオススメが(ダブり等込で)最多だとか。
最近は刊行が無いですが、どの作品も魅力的ですので是非手に取ってほしいものです。
シリーズ物だけでも『ヒカルが地球にいたころ……』、『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』、『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』、『楽園への清く正しき道程』など。
後ろ二つは駆け足な畳み方してましたが、『吸血鬼~』は演劇部が中心で、作中劇の演出とか好きでした。『楽園への~』もヒロインズが可愛くて楽しかったです。また読み返そうかな。
既読作品でいうと、関東隅のラノベ担当さんやsuzuさんが推してた作品が好きですねー。
前者は作者の細音啓さんが好きっていうのもありますけど。
未読作品で気になってるのは、書三代ガクトさん、夏鎖芽羽さんが推してる作品でしょうか。タイトルは知っているものの手を出しそびれてるシリーズ……
もし私が2010年代のオススメを1つだけ上げるとしたら『Unnamed
Memory』……と言いたいところですが、コレ新文芸枠だからちょっとズルいか。
文庫で選出するとしたら、『ココロコネクト』シリーズか『飛べない蝶と空の鯱』辺りを挙げた気がします。
絞らなくていいならもっと色々あるんですけどね。そこらへんは、『2010年代ライトノベルBEST 前編』、『2010年代ライトノベルBEST 後編』として各20個ほどピックアップしてるので、お暇だったら見てみてください。
この合同誌もそうですが、新しい魅力的な作品もどんどん生まれていますが。
昔の作品の面白さが損なわれたわけではないんですよね。最近は電子書籍での入手も可能なタイトルが増えてきていますし、振り返りつつ新しい出会いのきっかけになればいいですね。
「何処であっても」
2018年12月頒布の同人誌。
オスカーとティナーシャが、互いの抱えている荷物を下ろした後出会う話。
呪われた王は青き月の魔女ではなく、沈黙の魔女に会いに行き。
魔女は、別ルートから悲願を果たした。
ずっと抱えていた案件が片付いて、もはや「どうやって生を終わらせるか」と、自分の終わりを想像していたティナーシャ。
たまたま酒場に居た所に、魔法士を探していたオスカーが登場して。
二人は協力して遺跡を踏破。戦利品を持ちより、オスカーから提案して、次の約束をした。
正確には、連絡用の魔法具をもらったんですが。
それを活用して、二人は冒険をした。そのすべてがきっと輝いていた事でしょう。
詳細が描かれたいくつかのエピソードを見るだけでも、二人が充実しているのが伝わってくる。
ティナーシャも使い魔のリトラに早い段階から楽しそうだと指摘されてましたし、「また呼んでくれるかな」と口にする彼女が可愛い。
互いに、自分の抱えていた難題を解決していたこと。そして、王と魔女と知らずに出会ったこと。それらが上手く作用して、ティナーシャの照れる反応が見られてニヤニヤしてしまった。
「進展の無さが面白くなってきてる自分に気づいて、さすがにまずいと思った」というオスカーが相変わらずでしたけどね。そこを面白く思えるような彼だからこそ、ティナーシャに届いたのでしょうけど。
C97の陰の新刊で受けた衝撃が、多少緩和された気分。『灰夢』本編も、幸いの話だと思っていたのに……で、でもこれは最後まで幸福だって書いてあったから……例え試行の1つだったとしても。素敵な時間だったことに、変わりはありません。
ちゃか
ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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