気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

その他

私の名はマルカ 嘘つき貴族を成敗したら、公爵令息からの溺愛が始まりました?

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私の名はマルカ。母様と父様からもらったこの名前を誇りに、自分の人生を生きていく。

 

平民の孤児として育ったマルカ。

父の記憶はかすかにしかないが、母は昔領主様のお屋敷で働いていた経験もあったとかで多くを教わって、大切な思い出として抱えてきた。

善良な領主の下で運営されていた孤児院で勉強もさせてもらえた彼女は、15になった時に義務である魔力測定に参加。

そこで基準以上の魔力が測定されたため、貴族も通う学院に進学する必要が出てきて。これは魔力の制御を学ぶ必要があるとか。

 

進学が決定したタイミングで、マルカを家に迎えたいと申し出たのがレイナード伯爵。

善意であればよかったんですが……彼は「実はマルカは自分の娘である」という偽りを唱えた上で、彼女を駒として動かし王太子を誘惑しようと画策します。

敬愛してる父母の思い出を汚されたことでマルカは内心怒りを覚えますが、引き取られて味方がいない状態でむやみに逆らわない選択ができるあたりは偉い。

 

表向きは愛想笑いして、内心で毒はいてますけどね。厄介なことに巻き込まれてるけど、それはそれとして学院での勉強を楽しんでるマルカは、当人はそこまで自覚してないうちに魔法の扱いにかなり習熟していって。

マルカのことを面白く思わない相手からの嫌がらせがあっても、それで自分の身の安全を確保してたりするので強い。

 

レイナード伯爵たちの目論見を察知したときに、その情報を王家に流して、それからも協力することで彼女は功労者として認められ、伯爵家の悪事は裁かれたわけです。

めでたしめでたし……というのが1章。もともとこのあたりまでを短編として描いて、人気出たから連載にした作品だったはずですね。

 

伯爵家ではろくに世話もされていなかったけれど、差し押さえられたことで家なき子になったマルカは、この問題で縁が出来た王太子の婚約者クリスティナの実家にお世話になることに。

それがサブタイトルにもある、公爵令息の実家でもあって。調査のために近づいてマルカに興味をもった子息が、彼女にアピールを続ける中でマルカも意識していく王道の展開ではありますね。

マルカの両親の調査をしようって話があったけどその結果は描かれてないし、細かいところで引っ掛かりは覚えますが、マルカが結構好きなキャラ造形してるので楽しく読みました。

Free Life Fantasy Online~人外姫様、始めました~

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『お姉ちゃん今どこー?』

「お姉ちゃん今カタコンベ」

 

WEB既読。『Free Life Fantasy Online』というゲームのβテストで開催された大会で妹が入賞し、VR機材とセットを入手して。

それを譲り受けた姉の琴音が主人公となり、同じゲームをプレイすることになる話ですね。

 

初期作成の種族もかなりバリエーションがあり、それぞれに特徴があるのですが……マニアックな人向けの人外種族なんかも選択することができて。

スライムとかも選べるけど、普通に動けるようになるまでがそもそも難しい。様々なデメリットが存在する分、成長が早くて進化することで能力変化することもあるそうで。

主人公は人外種族に惹かれて、ゾンビでスタート。

 

種族スタートでカタコンベから開始。同族判定でこちらから攻撃しなければゾンビたちは敵対しないというのを活用して、マッピングをしていたら隠し部屋を発見。

そこでレアアイテムを見つけて、ユニーク種族に進化することができて。

ゾンビ由来ながら人の見た目を手に入れて街に向かって、NPCやプレイヤーとの交流をしていくことになる、と。

主人公視点で淡々と攻略しつつ、少しずつ進んでいく感じですね。

 

はじまりの町の四方にボスがいて、流通が途絶えてる関係でプレイヤーたちは素材に四苦八苦しながら生産したり攻略を進めたりしている模様。

アナスタシア、ソロでモンスター狩ってそこで得た素材で「料理」スキル伸ばしたりしてて、割と自由に楽しんでますねぇ。

 

高度なAIを積んだNPCとの交流があって、横暴なプレイヤーは出禁にするべきかどうかみたいな話を聞いたり、現地の食材の調理法について奥様方から情報を得たり、地味にいい仕事をしてるんですよねー。

まだ四方のボスがどこも倒されてないのもあって、世界が狭いですけどここから広がっていくと面白くなってくるんですよね。……WEBの更新が滞りがちなのが難ではありますが。

私の推しが今日も最高に尊いので、全力で幸せにする!

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「違うよ! 自分のお金で!! メア様に貢ぎたい!! 優秀なATMでありたい!!」

「何を言ってるかほとんどわからないけれど、自分の力でメアリクス様にプレゼントがしたいということかしら?」

「そうです! その通り!!」

 

前世でハマっていた乙女ゲーム世界に転生した主人公。

とはいってもヒロインやシナリオに関係するメインキャラではなく、この世界に生きる一回の平民の調薬師リゼとして、ではあったんですが。

今世の父は早くに亡くなってしまったものの、母から深く愛されて育ったようです。母親も夫に深く愛されて幸せに生きたようですね。

 

しかしもともと体が弱かったために、冬を越せずに亡くなってしまって。

母の薬屋を次いで立派に努めつつ、お金をためて学院に通うことを目標に日々を生きていた。魔法がある世界だけど、魔法薬学はあまり発展してないジャンルだから研究したいと理想を抱いていたり、割と真っ当な薬師なんですよね、リゼ。

 

……ところで話は変わるんですが、彼女は前世で推しを推すためならば金を惜しまないタイプのオタクだったそうで。

そんな彼女がたまたま倒れ伏している最推しの少年を見つけたらどうするか、なんて決まってますよね。

放置すれば裏社会に囚われてしまう。そこから救われるシナリオではあるとわかっていたけれど……推しを放っておくことなんてできなかった。

 

この世界で忌み嫌われている黒髪、ということで警戒心の強い最推し――メア君でしたが。

リゼが彼を大切に庇護して、愛でて、好きだと伝えていくことで彼女に執着することになるわけです。

でも、リゼの「好き」は間違いなく本心でありつつ、推しを見守りたいという気持ちが強くて。自分が拾い上げてシナリオが変わってしまってはいるけど、メアが幸せになるならゲームヒロインとの恋でも応援できるというスタンスは、厄介オタク過ぎて笑ってしまう。

 

でも、セーブ&ロードとかしてルート分岐を確かめられるゲームならともかく、現実世界でそう簡単に心変わりとかするはずもない、というか。

一度は放逐されたが、故合って実家に連れ戻されることになったメアが交渉によってリゼを婚約者として確保してるのに、なお受け入れていないあたり諦めが悪いというか。

推しを見守りたいという気持ちが強すぎて、何重にもフィルターかかってるんだものな……。

 

進学したゲーム舞台の学校で、うっかり仲良くなった少女がゲームヒロインで。

ヒロインは転生者ではなかったし、ゲームとは違う科に属していたりするし、そもそもリゼがメアを保護したことで、もう別シナリオと化してるんだから早く詰みの状態だと理解すればいいのにと見守る構えに入ってましたが。

他の転生者とバッタリ会ったことで、しっかり気付けたのは良し。

拾ったら最後まで面倒見ないとダメですよ? 

ルべリア王国物語2~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~

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「さっきの言葉……嬉しく思う」

「え?」

「ちゃんと覚えておく。君の言葉も」

 

エリナとアルヴィスの距離が近づいていく中で、建国祭が開催されることとなって。

王太子となったアルヴィスが女神との契約を交わしたことは他国にも知られており、それによって例年とは違う賓客がやってくることに。

帝国の皇太子に連れられたアルヴィスとは違う神から祝福を貰った令嬢、宗教国家スーベニア聖国の女王、友好国ではあるが何やら企んでいる隣国マラーナの王子と王女。

 

帝国の皇太子も研究者気質で、熱が入るとちょっと反応に困る部分はありますが。綺麗な顔が好きだと言い、腹芸も出来ない契約者のテルミナを上手くあやしつつ、直球でアルヴィスと向き合ってくれるところはポイント高いかなー。

……他の2組が、色々と厄介な話を持ってきてくれたから相対的に評価が向上している部分はある。

 

特にマラーナの方は、アルヴィスに怪しいもの盛ろうとして来たり、勘違いした言動が多いので頭が痛いというか。

前王太子と仲良くなれたんじゃないですかね、とか言いたくなるな。

でも、そうやってちょっかいを出して来た相手が居たから、アルヴィスがエレナを庇いに行くイベント発生したり、率先して動いてしまうアルヴィスに「王は人を動かすのが役目」と先達から諭されたりして、彼も改めて王太子と言う立場を受け入れて、覚悟決まったようなので良かった。

ルベリア王国物語1~従弟の尻拭いをさせられる羽目になった~

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「アルヴィス、でん――」

「殿下は要らない」

「……アル、ヴィス様」

 

WEB、途中まで読んでるんですよね。一回切り良いところまで読んだあと、結構更新されてたハズなのでぼちぼち読もうかなぁ。

王弟の子、公爵家次男として生まれたアルヴィスは、近衛隊の一隊士として王城に務めていた。しかしある日突然王に呼び出され……。

身分の低い令嬢に誑かされた王太子がパーティーで公爵令嬢との婚約破棄を宣言し、それによって生じた混乱の責任を取らせるため廃嫡する事になったという話を聞かされます。

婚約者であったエリナ嬢に瑕疵はないため、王太子妃という立場は保証されなくてはならない。そこで、次代の王太子としてのお鉢が回ってきたのがアルヴィスだった、と。

 

サブタイトルで「尻拭いをさせられる羽目になった」と書いてある通り、婚約破棄モノの後始末を付けることになった人物を描いた話ですね。

王太子を唆した令嬢はこの世界の知識を持った転生者だし、攻略対象の男子に粉かけまくったせいで、あちこち飛び火したりと王家への信頼は揺らいでしまったようで。

アルヴィスは、これまで守る側だった立ち位置が守る側になった上、想像もしていなかった王太子としての重荷を背負わされることになって、困惑するばかり。

それでも責任感の強い正確なのもあって、王太子としての役割を全うしようとする辺り偉いんですが……。彼と親しい人達が、色々と背負い過ぎている彼の事を心配するのも分かるなぁ、と言ったところ。

 

エリナ嬢も、前王太子との婚約破棄があった直後の婚約と言う事で、最初は距離を測りかねていたようですが。

それでも、前と同じ失敗はしたくないと。政略前提の婚約ではあるけれど、その中で想いを育んでいきたいと思ってくれたのは良かったですね。

アルヴィスも不足があるためどうしても公務優先になってしまうけど、それでもエリナを大切にしようとする気持ちはあるみたいなので、幸せになってほしいものですが。

女神からの祝福貰ってしまったのが、面倒事のタネになりそうな予感しかしないのが困りもの。

異世界転生して生産スキルのカンスト目指します!

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「今の今まで諦めていなかったじゃないか。それが一回の賭けに負けたくらいで全てを諦める? そんなのジンらしくないよ。苦笑を浮かべながら、世間話のように喋りながら、最後まで足掻いてみようよ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

ゲームが趣味の主人公は、その中でも特に生産要素のあるゲームを愛好していた。

その日も会社の後輩に飲み会に誘われたものの、スキルレベリングが佳境だったために帰宅する事にして……車道に缶を投げる馬鹿どもが居たせいで事故って死亡。

しばらくその魂は現世に留まり、自分の葬式で泣いてくれる人々を見守った後、昇天するのかと思いきや……。

 

気がついたらゲームの中で見かけたような服を着た少年の姿で、見覚えのない草原に一人佇んでいた。

育った姿でスタートしたものの、この世界の常識とか何も分からない状況で。魔獣とかも居る世界のようですから、何か間違いがあったら「草原スタートだけど死んじゃいました」とかになりそうでしたが。

たまたまその道を通った集団に保護されて。おまけにそれが、彼が前世で打ち込んでいた生産に特化したクランのリーダーであった。

 

記憶喪失だという体裁にして接触したら、上手く保護してもらって念願の鍛冶なども教えてもらえることになった。

さらに転生した主人公は特殊なスキルも保有しており、その効果で特異な現象を巻き起こしたりもします。ただ、そのスキルには良い縁に恵まれるって効果もあるので、トントン拍子に話が進んでく理由付けされてるのは良し。

 

しかし、英雄の器。前回の同一スキル保持者の意識が残っている上、効果にも影響を及ぼしているとかかなり変なスキルですよね……。

前々回と前回保持者の間でも「なんでそんなスキルにしたんだ」ってズレが生じてるし、それは今回も同様だし。前々回の能力が今回継承者に当たっていたら歓喜したんじゃなかろうか。

 

生産型にも戦闘型にも時代によって切り替わる万能型と言えば聞こえはいいですけど、自分の求めたスキルを使えるわけじゃないし、何とも言えない微妙さを感じる。

例えば戦争中にこのスキルを持っていた人間が、敵を蹴散らすとか、負傷者を癒すとか戦争に生きる能力を欲したとして。次の継承者の時には戦争が終わってたりしたら、そのスキルって本来の願いとは違った形でしか運用できないわけですし。

この歪さにも理由があると良いですけどねー。作中ならではの理屈が通ってると、嬉しいなーって思うタイプの読者なので。

妖精姫は研究がしたい フィーのささやかな学園生活

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「……わたくし、本当に恋してしまったようだ」

 

イルターナ王国の王女オフィーリア。

彼女は、最後の自由時間になるだろう2年間の学院生活を、身分を隠して過ごすことを決意して、フィー・コルケットという名で無事に入学。

オフィーリアの家族、つまりは現在の王族は恋愛結婚が多かったらしく、王妃から学院で「いい人がいたら教えて」と言われたのを言い訳に、自分の趣味である魔術研究に打ち込むつもりだったようですけど。

 

多くの令嬢が結婚相手を見繕う腹積もりのなか、勉学に打ち込んでいたフィーですが……同じように魔術バカであるレオナードと仲良くなって。

最初は、話が通じる同好の士が増えて嬉しいって言う段階だったのが、どんどん好意が膨らんでいって、可愛らしかったですね。

 

自覚してからがちょっと長かったですけど。王女である自分が望めば、レオナード自身の夢を諦めさせることに繋がってしまう。だから、この恋心は封じなければならない。

……そんな決意が出来てしまうのが、王族らしいというか。周囲のおせっかいとか、レオナード自身の男気とかもあって、上手くまとまってくれたのは何よりでした。

巻末には書き下ろしの番外編がありますが……交際が始まった後の二人が描かれているんですけど、王族との縁のややこしさを描きつつ、恋文を貰ったら思わず予定外の訪問をしてしまうレオナードが行動力凄くて笑う。微笑ましいなぁ。


どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。2

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「今回だけですからね」

 

昨年の発売後に読んでいたんですが、なんか感想書くの忘れていたっぽいので。

求婚についてはひとまず待ってもらっているものの、泥棒騒ぎがあった家に住み続けるのは心配だ、とハリージュの屋敷に移ることになったロゼ。

 

昼間は庵で活動して、夜はハリージュの屋敷で過ごす、と言うライフスタイルになる模様。ロゼを招くにあたって新人侍女を招くことになっていて、ロゼがその子と間違われて屋敷の掃除をしてるのには笑いました。本人もどこか楽しそうではありましたけどね。

 

ハリージュとロゼの、もどかしい関係は好きですね。

お互いを大事にしているのに、微妙に噛み合ってない感じは初々しいですけど。もう少し言葉を尽くせと言いたくなる場面もあるような。

でもハリージュがロゼを大事にしてるのは伝わってくるのでいい感じですね。

 

ハリージュは、使えていた主が他国に嫁いだ関係で、第二王子の近衛へと移ったようです。

王子の方から「血の分けた兄弟の様に思ってる」と言われるくらいには、親しくしていたようですが。「式には招待しますので」と、そこまで会わせるつもりはないってラインを引いてるのが笑えた。

 

一方のロゼは、湖の善き魔女のファンと言う変わった少女に出会ったりしてました。

テンション上がっていた少女が可愛いですねぇ。名乗ることなく去っていった少女の事情が明らかになった場面には驚かされましたが。

「貴方の判断は聞きました。これは、魔女としての私の判断です」

と啖呵を切ったところは挿絵になっているのも納得の、とても格好良い一幕でありました。

詐騎士 特別編 恋の扇動者は腹黒少女

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「大丈夫。竜は賢いから分かりやすいの。キラキラのたまにえ、力の使い方を練習するのよ。男に頼らず自分で稼ぐの」

 

7~8巻は積んでたので単行本だったんですが。特別篇はkindleで購入。
刊行から時間経ってるので探すのも手間だったので……。あと、8巻の終わり方がアレだったもので、続きを読みたかった。

タイトル通り、恋に焦点を当てた、本編後のエピソードを収録した一冊。

ティタンとウィシュニア、ニースと姫様。ルースやアリアンセの話などが収録されています。

第一話~第七話、終話と番外編の9編収録されていますが、各話ごとに時間軸が結構動きますね。

一話ではルゼがまだ妊婦なのに、途中で出産して、人に預けて外での仕事が出来るくらいに復調してましたし。

 

パリルちゃん、立派になってました。

かなりルゼを筆頭に、強い女性陣の影響を受けている感じがしますが。

まぁ、特殊な傀儡術を扱える以上、弱腰でいるよりは彼女の為になるでしょう。

ルース君の恋の話まで出てきたのはちょい意外というか、割とお似合いのカップルになりそうでしたけどね。

 

しかし、弟ですら男を見せたのに、婚約者という関係で一番無難にまとまっている筈のニースと姫様の関係の進展が亀の歩みでちょっと笑ってしまった。

ニースが幼少期にしたことのツケが溜まっていたせいでもあるので、すぐにくっつかず、時間をかけて少しずつ歩み寄っていく展開に落ち着いたのは良かったですねー。

当たって砕けた後のニースが強かった。

そして、概ね恋絡みのエピソードがまとまったなぁ、と思ったら最後に小娘たちがオチ担当という。
いや、本当にしぶといな彼女ら。もうそういう「引っ掻き回す装置」として使い続ける算段なのかなぁーという感じ。


詐騎士8

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「夫婦になるんですから、仕事以外のことでも苦労を分かち合えたらぐらいは思っていますから、多少は甘えてくれてもいいですよ」


積読。
最終巻、らしいです。

ルゼとギルの結婚式に向けて、調整したりしててまぁ恋愛の方に決着がつくのはいいんですけど。

散々かき回してくれた小娘たちに逃げられたのは、ちょっと腑に落ちないというか。

 

ここに来て新キャラ出してくるぐらいだったら、紙面割いて確保して欲しかったかなぁ……

本気のギル達から逃れる手腕があってこそ、これまでの成果があったというか、コアトロが権力握り続けていられるのかなぁ。

 

ウィシュニアがティタンを落とすべく、アドバイスをルゼに求めて。

聞く相手を間違えたわけでも、アドバイスが間違っていたわけでもないのに、どうしてあぁなった……

しかしまぁ、生まれが生まれとはいえ無欲すぎるのも難ですねぇ。贈り物するのも大変だ。

婚約者という肩書があるのに、未だにろくに進展してないニースと姫様も相当ですけどねぇ。

今回は、結婚式回ということもあって、これまでの暗躍要素は控えめで恋物語みたいな様相でしたねー。

詐騎士〈8〉 (レジーナブックス)
かいとーこ
アルファポリス
2014-07-01


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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