気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

その他

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる7

 ico_grade6_4

「今は痛くありませんから、泣かなくていいですよ――ジェラルド」

 

オルタでの冬を超え、春を迎えたアビゲイルたち。

魔物のボスたちとの交流も相変わらず続いていて。ボスたちがアビゲイルからの褒美目当てで茶番をしているのを見抜いて、釘を刺しに行ってる当たりジェラルドも大分慣れて来てますね……。

序列を大事にして頑張って振舞ってる姿、本当に微笑ましくて良いですよね、アビゲイル。ドリューウェットの人々との交流風景はいつ見て和む。

久しぶりに王都に言って魔導列車に乗り込んでみたり、楽しい日々ばかりだったら良いんですけどねぇ。

 

他国からの使節、ソーヤリー卿がまたいろいろと情報を持ってきて。

第二陣でやってくるメンバーは彼と思想が違うということで、どちらかというとソーヤリー卿は融通を図ってくれている方で、情報も有用ではあるんですが……。

それはそれとして他国の事情にこっち巻き込まんでくれ、という気持ちはある。

ソーヤ国の文化である影武者。本体側であるユエン王子はスペアであるソーヤリー卿に対して、言いなりになるべきという考えを持ってるそうで。

……ジェラルドも似てるので無理難題吹っ掛けてくるかも、とか言われて、そうなんですか情報ありがとうとはならん。

 

 

鉢合わせしないように、という建前でドミニク王子とジェラルドとアビゲイルを自国に招こうとしてきたりしますしね。

ドミニクを動かすために魔導列車の技術と、ソーヤ国の防衛壁の相互技術提携とか、王族が引っかかりそうなネタを用意してくるあたり強かでもあるし。

まぁでも交渉が通じる相手だから、頭が軽くてこれまで国から出された事がなっていうユエン王子よりは大分マシなんですけど……。

 

海を超えられるようになったのは、公式には百八十年前くらいらしいですけど。

それ以前にソーヤ国に漂着のような形で流れ着いた記録もあったそうで……。ドミニク王子が別件で調べていたところ、シンの一族の初代はウォーレイ出身だったそうで。

しかしその初代が「ウォーレイとは関わるな」と言い残していたって言うんだから不穏。実際ユエン王子が面倒くさそうなのは本当でしたけど、アビゲイルの非凡さを察していたソーヤリー卿には相談したい事があったみたいですしね。

……そこでアビゲイルは、ある過去と対面することになったわけですし。当人が全く気にしていないのだけが救いか。

転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。4 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~

 ico_grade6_4

「ふうむ。サラナよ。温厚なお前が、ワシのために怒ってくれるのか。その心遣い、嬉しいぞ」

(略)

「だがな。騎士が侮辱された時、為すことはただ一つよ」

 

サラナ曰く西のボスであるところの、カルドン侯爵の招きを受けたサラナ達。

美容器具の販売や、ミンティ芋関連でお世話になっていることもあって断り難く、足を運ぶことになったわけですが。

カルドン侯爵家の面々もまた、考えが甘い部分があるというか。大人の社交をする間、子供世代で交流を持たせよう、と時間が作られたのに娘のシャーロットは親しみを持って接してくれたのに、息子のシヴィルは喧嘩腰で。

 

誇りを侮辱されたことにサラナは激怒。それを孫を可愛がってるお祖父ちゃんことバッシュが見つけ……決闘という名前の教育が始まったのは笑っちゃった。

魔獣を容易く蹴散らし、英雄と呼ばれるだけのバッシュの実力は本物で。それを感じ取れないし、討伐した魔獣エピソードを聞いてなお察せないシヴィルの残念さよ……。

今回カルドン侯爵がドヤール辺境伯に声をかけたのは、ミンティジュースの影響力が大きすぎ、国内のパワーバランスを憂いた結果だった模様。

 

国を荒らすつもりはない、という考え自体は間違ってませんけどね。

王国な忠実な臣下であるというスタンスのドヤールが、なんで国を揺らがすようなことをしてるのかまで考えが及んでいないあたりは甘い。

ただ分かっている人もいたので、そこは救いか。だからこそ、このタイミングで一回伸びた鼻を叩き折ろうってことにもなったんでしょうけど。

 

そんなひと騒動がありつつも、サラナはまーた面白そうな人材見つけているのでいつも通りではありますね。

魔鉄を採取するときにでる丸石と呼ばれる、量は多いが使い道が見つかっていない鉱石の研究をしていたロックくん。

それまでとは違う配合で、落ちても割れない強度にすることができたものの……武器防具の原料としてはまだまだ弱い。けれどサラナからすれば、発展性ありまくりの素材で。

スカウトして、研究施設に入ったロックくん、恵まれた環境で次々開発進めていったのは凄い。凄すぎて、ドヤールだけで抱え込むのは難しいレベルの事業になりそうになっていましたが。

 

これまでも多くの実績を積んだことでサラナと王家との婚約話が出てくるかも、なんて形で家族から釘を刺されることになっていたのは……それは、そう。

仕事に向ける熱意は素晴らしいけれど、夢中になって周囲が見えなくなってしまうのは良くないってのは、良い教えですよ。ちゃんと分かってくれる人が傍にいてくれれば良いんですけどね、会長。

 

暁の魔女レイシーは自由に生きたい2 ~魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます~

ico_grade6_4

「レイシー、あなたは誰にもできないことができるのね。羨ましいわ。これからも、あなたが作るものを見てみたい」

 

何でも屋「星さがし」を開業したレイシー。

定期的にウェインがやってきたり、村の少年アレンとの交流が続いていたりして、穏やかな時間を過ごすことはできていたみたいですが……。

「星さがし」への仕事の依頼、という意味ではさっぱりで。

レイシーの魔術使うと実際色んな事が出来るので、何でも屋と銘打つのは正しいんですよね。

しかし、彼女が凄い魔法使いということをプリューム村の住人が気付いていても、それまで彼女が居なくても生活を送ってきたわけですから。

取り急ぎの不満もないし、何を頼んだものかピンときてない、というのもあって閑古鳥が鳴いてたんですよね。

 

アレンの方が落ち着いてるんですよね。

客なんていつかは来るから急がなくていいとか、始まったばかりのことはうまくいかないことの方が多い、みたいな事言ってますしね。

……アレンが成長しているからこそ、自分が進めていないんじゃないか、とレイシーが自虐的な思考になってる部分もありますけど。

そんなアレンも、あくまで小さな村の住人であって、まだまだ至らない部分もあるんですけどね。今回、新しい挑戦をした際に「全然わかってなかった」って言ってましたし。

 

ただ、アレンの存在は大きいですよねぇ。

彼の家族との縁もあって、レイシーが外の世界と交流するきっかけになってるし。アレンの家族からの相談で、また新しい道具を編み出してましたしね。

かつての旅の仲間、ダナがレイシーからの便りを受けて遊びに来た時も、その発明品に驚いていましたし。

ダナの悩みを解決する方法も、しっかりと編み出したり……改めて、向き合って交流して。その時間を嬉しかった、とお互いに行ってる場面が実に尊かった。

「星さがし」とその発明品が目立つことでバカが絡んでくる事件もありましたが……かつての仲間たちも、村の人々もレイシーの味方でいてくれたのが本当に良かった。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる6

ico_grade6_4

「苦しいのはおまえがこれから生まれるからですよ」

 

オルタでの日常が、おおむね穏やかに続いていました。

第四王子たちが訪問することになった原因、ソーヤ国という海向こうの国からきた使節団がやってきたわけですが。

使節の何人かは、ジェラルドの父母と一緒にドリューウェット城まで行って、そちらでもおもてなしがされることになって。

一部はオルタの迎賓館に残って、そっちの対応を第四王子とジェラルドが担当することになっていましたが。

 

そうやってジェラルドが不在の間に、神官たちが屋敷に訪問してきたりするのが面倒くさいというかなんというか。

神殿勢力、ソーヤ国相手にも縄張り争いとしてアビゲイルと仲が良いとアピールしてきたりするみたいで……増長が過ぎる、とジェラルドに叩かれることになっていたので、ざまぁとしか。

過去の戦火からも遠く、被害も薄かったことで私兵団が緩み切っていたのもありますし。あっちもこっちも締め直さないといけないジェラルドは大変だ。

アビゲイルを守るために過保護すぎる部分がジェラルドにはありますけど……それを抜きにしても、普通に規律が緩んでるのは良くないですからね。徹底的に叩いてもらいましょう。

 

今回、ジェラルドの義姉にあたるステラが出産するまでになってましたが。

懐妊にアビゲイルが気付いた描写から、ついに出産までに来たのかぁ、とちょっと生まれたばっかりなのに感慨深い。

アビゲイルが伝えたユスリナの効果もあって、産み月までつつがなく過ごせていたらしいのでそれも良かったですねぇ。

 

魔王の森を残して領地が水没したせいで、現地で証拠を集めることが難しくなったせいで、ロングハースト関係者の処刑は先送りになっていたみたいですけど。

時間が過ぎたことで、養母ブリアナの刑が執行されたりと動きもありましたが……終わり際に、それまで秘匿していた魔物寄せだとか色々情報が出て来たせいで、他国からの探りが入ったりしたので、死んでからもなお祟るか……という感じ。

 

第四王子と似た部分のあるソーン国の使節の一人、ソーヤリー卿。善性ではあるけれど、立場に見合った腹黒さというか、策謀も当然使ってくる人物で。

自分と違う考えの人間もいて問題が大きくなるから、次回以降の使節からはアビゲイルを隠した方が良いと言ってくれたのは、正しく助言ではあるんでしょうけど。

その時に「いつか自国にアビゲイルを招きたい」ってことも吐露してたし、アビゲイルの天恵について察してるの面倒すぎるなぁ……という気持ちもある。


愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる5

 ico_grade6_4

「お前はボス失格です」

 

変わらずオルタで過ごしているアビゲイルたち。

若手が幅を利かせていた私兵団、可もなく不可もないながら大佐までなったはずなのに仕事嫌いな上官までいて……緩み切っていた現場を、ジェラルドは叩き直す恐怖政治に着手。

当人もあまり荒っぽくなるのは好んでないみたいですけど、「上官の怠惰は部下を殺す」と大佐から仕事と指揮権まで分捕って采配振るっているのは有能。

 

ロングハーストの土地、恵まれていたと思われていましたが……アビゲイルが再訪し、離れてからも凋落が続いていったそうで。

魔王の森を残して領都が水没したとか言うんだからとんでもないというか。前世魔王なアビゲイルがいたからこそ保たれていたんだなぁ……というのがよくわかる。

 

 

アビゲイル、魔王としての視点を持っているのもあって、なんだかんだ上位者としての振る舞いを心得ているんですよね。あちこち常識抜け落ちてるけど。

見るべきところはちゃんと見ていて、ロドニーがキッチンメイドと仲良しなところとか知ってるの、なんか好きですね。いっつも好奇心であっちこっち走り回っている小動物感もありますけど。

閑話でそのキッチンメイドのエピソードが挟まっていたのも嬉しかったですね。奥様に振り回されつつ、仕事をしっかりこなしている良い子でした。

調理風景見に来たアビゲイルが、目を輝かせて眺めているから料理長が興が乗って、オムレツめっちゃ高く挙げている場面とか、微笑ましくて好きです。

 

港町ということで、他国からの使節が訪問することが決まったり。その対応のために外交につよい第四王子がやってきたり。

海のボス争いがいったん落ち着いた……と思ったら、森のボスまで挨拶に来たり。あっちもこっちもバタバタしてましたが。

王子についてリックマンもやってきて、アビゲイルの天恵について以前よりも知ることになりましたけど。それでも変わらず友情を示してくれたのが、実に良かった。

どもりまくって挙動不審になってしまうけど、何だかんだ大物ですよねリックマン。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる4

ico_grade6_4

「ここはくるくるの町なので、とってもだいすきです。でもくるくるがなくたって、旦那様がいればそこがわたしのおうちなのです!」

「――君は本当に何倍にして返してくるな」

 

アビゲイルの養母ブリアナが軍への攻撃を行ったことで、多少のペナルティが課されることになりそうだ……という話でしたが。

敢えて左遷されて、アビゲイルが好きそうな場所に引っ越すことにしているあたり強かというか。

左遷と言いつつ、ジェラルドの生家であるドリューウェットの領であり、新婚旅行でも赴いたオルタへの配置なので、対外的な措置に過ぎないようですけど。

 

ジェラルドもアビゲイルには王都の喧騒よりも合ってそうだと思ってましたし、最初こそ政略結婚でしたけど、本当に仲睦まじくなりまよね。

出立に際してジェラルドの同僚と御夫人を交えた壮行会が開かれることになったり。オルタを訪れる前にドリューウェットの城によって、ジェラルドの家族に顔を見せたりしてましたが。

いやぁ、ロングハーストの馬鹿達を見た後だと、アビゲイルに優しい人が多い場所を見るとこっちまで嬉しくなっていますね。

 

そして港町であるオルタに着任することになったわけですが。

アビゲイルが何かしたわけではないですけど、ちょうど海の領域でボスの地位を巡って魔物の争いが起きていて……海の底で起きているので、人は気付いていないけど、余波で海が荒れていたりして。

それとは別に、領地内でのちょっとした派閥なんかも出来ていて……ベテランを追い出して、若い層がデカい顔をし始めているけど実力が伴っていないから、アビゲイル目線だと人と魔の境あたりが、魔物に脅かされているのが分かったりもして。

 

魔物の価値観やルールについて、常人には察知できない出来ないものではありますけど。アビゲイルから上がってきた情報を信じて、でもそれに頼り切りにならず「本来ならわからないものだから」と適切に扱おうとしてくれるジェラルドが彼女の番になってくれたのは本当に幸いでした。

若い層の伸びた鼻っ面叩き折ったり、ちゃんとやることやってますからね。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる3

ico_grade6_4

「俺がやるから。その力をそんなことにつかわなくていいから」

 

ロングハーストの領主館にいた、現地の思想に染まり切った使用人たち。

それらが居なくなった結果、アビゲイルたちはロングハーストに十日滞在する予定だったのを切り上げて帰還することになったわけですが。

アビゲイルに子供が石を投げるなんて事件も起きて……王族の連れて来た相手への投石。それはつまり貴族や王族が舐められているということでもあって。軽薄な態度をとっていることも多い第四王子も、厳しさを見せるべきだと思うようになったみたいです。

……なんというか、今更どうしようもない土地だと思うけどなぁ、感がある。

 

ある程度見切りをつけている部分はあれど、現在の統治を任されているのも間違いなくて。

とはいえ、ロングハーストの書類とかはかなりハチャメチャで管理が難しく……アビゲイルの助言を欲してくることに。

ジェラルドは大分渋っていましたけど、ジェラルドの執務室で、第四王子の部下に教えるという形でひとまず決着して。

そうやって派遣されてきた文官の一人、リックマン男爵令嬢。緊張して挙動不審になっちゃう部分はあれど、城で働けるくらい処理能力の高い女性で……不思議とアビゲイルと波長が合って、仲良くなっていたのは瓢箪から駒ではありましたが、良かったですね。

 

 

ジェラルドの幼馴染であり、ちょっかい出しまくってる令嬢ウェンディが登場したりしてましたし。ジェラルドはかなりバッサリ切り捨ててましたけど……昔魔王においもをくれた子と同じ魂ということで、ちょっとアビゲイルが気にしてる部分があったりしたし。

逃げた養母ブリアナが懲りずにまた変なことしでかして、アビゲイル怒らせることになったりするし。

トラブルが尽きない日々でも、「旦那様」がしっかり愛を伝えてくれることで、アビゲイルは幸せそうですけど。リックマンという友人が出来たことで、彼女の世界が少し広がっていくと、良いですね。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる2

ico_grade6_4

「旦那様は私をおいてっちゃだめです」

 

王都での結婚式とお披露目を終えたアビゲイル。

コルセットがキツくてちょっと体調を崩す事態が起きたりもしてましたが……ジェラルドが甲斐甲斐しく世話を焼いているもんだから、見ていて微笑ましいですよね。

ジェラルドの実家でもあるドリューウェットでもお披露目をすることになっていましたが……そこで兄嫁であるステラが妊娠している事に気が付いて。

 

大っぴらに言うのではなく、ジェラルドを通しているのは成長ですねぇ。

魔力が強い子が生まれるから、ユスリナという植物……人間からは雑草と思われているもの……を食べたほうが良い、とまで身内だけの席では言っているので、相変わらず多くのものが見えてますねぇ、アビゲイル。

ジェラルドもその家族も、彼女を受け入れて、信じてくれているのが良いですよね。

 

アビゲイルの実家である、ロングハーストの厄介さを思うと本当に。今が幸せ過ぎる。

ロングハーストは豊かな土地で、当主が亡くなった結果、今は第四王子の預かりになっているみたいですが。

それまでの豊かさから考えると、あまり儲けが出ていない状態になっているとかなんとか。その裏事情も、だいたいアビゲイルは察していましたが。

土地の主である魔物・竜の機嫌が悪いから、採掘量が落ちているとか公に出来るはずも無くて。

 

第四王子が現地の情報を知る人材としてアビゲイルを頼りたくなるのも分からないではないですが……ジェラルドが彼に近付けたくないと思うのも良くわかる。

ロングハーストでは金瞳は疎まれていて……貴族令嬢であるアビゲイルへの扱いは、実家だけではなく、ロングハーストの領民たちもまた貴族を襲撃したりするトンデモ具合だからなぁ……。

仲良くないとアビゲイルが主張していたけど、竜の方は素直に慕っていたっぽい微笑ましい場面とか見られたのは、良かったですけど。

ループ7回目の悪役令嬢は元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する 

ico_grade6_3h

「ですが、覚えていてください。あなたの人生を左右するべきは、他人でなくあなた自身なのです。幼い頃からの婚約者を切り捨てるような男が、あなたを生涯守り続けると信じられますか?」

(略)

「未来を掴み取るのであれば、他の誰でもなく、あなた自身が望むものでなくてはなりません」

 

主人公のヴェルツナー公爵家の令嬢リーシェは、15歳のある日に婚約破棄され……国を出た先で新しい生き方を見つけるも20歳で死亡。

……したと思ったら、婚約破棄の夜に戻ってくるという事を何度も繰り返していた。

 

1度目は突然の婚約破棄に動揺して、落ち込んでいるところを行商一行に拾われ、鍛えられ商売人として成長した。

2周では落ち込む暇もなく婚約破棄の情報が伝わる前に実家に行き、金目の物を持ち出した。しかし、その寄り道のせいで行商一行とは出会うことが出来ず……今度は異国で薬師として働く道を選んだ。

ループすることでやり直すことも出来るけど、別の行動をとることで失敗が起きるというのもかなり早い段階で理解しているのが偉い。

 

……というかそもそも、やり直しの機会があるなんて知らない1周目の世界でも商人として他国の王族とも知り合える程度には成功してるんですよね。

リーシェのスペックはかなり高く、侍女になったり男装して騎士になったり、どんなルートでもある程度成功するし、それぞれの人生を楽しんでいた模様。

しかし、どのルートでも軍事国家ガルクハインの皇帝アルノルトが起こした戦争やそれに纏わるトラブルで死ぬことが多かった。

 

いつか行きたいとは思っていたけれど、足を運んだことのなかったガルクハイン。

7回目のループの際に、いつもと違う道を通ったらアルノルトと遭遇してしまい興味を持たれ……最終的に、彼との婚姻を受け入れてガルクハインに赴くことに。

5年後に大陸を戦乱の火で満たすというアルノルトですが、なんか不穏な気配はありつつも、リーシェの事を面白がって身内に迎えようとする動きも見せたりするし。笑う場面もある。はたして、なんで戦争を起こす皇帝になってしまったのかはわかりませんが。

繰り返しの知識を生かしつつ、今の生と真剣に向き合おうとするリーシェの在り方が良い方向に作用してくれることを願います。



転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。3 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~

ico_grade6_4

「……ありえませんよ。貴女を嫌うなんて、絶対に」

 

王都から戻ってきたサラナ。

孤児院の斜向かいに見慣れぬ建物が出来ていることに、当たり前のように気付いたわけですが……それを誰に聞こうと思っても口を閉ざされてしまう。

サラナもハッキリと自覚こそしてないものの、アルト商会長頼りにして惹かれて行ってるの、微笑ましいですよね……。お礼の意味を込めて刺繍をしたハンカチ送ろうとした時、色とか図案とかアレコレ悩んでるのを見ると普通に恋する少女感。

 

孫バカのバッシュが、本好きで孤児院の子達の為に物語を書いたりしているサラナを見て、そんなサラナに教えられ楽しそうに本を読む孤児院の子供たちをみて、子供たちの選択肢を増やすために図書館を作りたいと言い出して、それを形にしてしまったのは腐っても先代領主か。

最初の提案時はサラナの母親を筆頭に、孫バカもほどほどにしろ(意訳)と止められてたみたいですけど。未来への投資、教育の為って理由までつけられたらそれは領主家として止められないか。

……始まりとなったサラナの名前を冠する図書館になっていたのは、まぁ、孫バカ暴走の影響がありそうですが。最終的には喜んでたからヨシ。

 

王都に行った際、謁見周りでは厄介事が起きてましたが。

空いた時間にアルト商会長とサラナがデートする時間があったりもしたんですよね。アルトが世話になっていた料理屋に行ったら、絶品だったけど潰れかけていて……サラナがコンサルタントに全力投球した結果、デートもどっか行っちゃったんですけど。

そんな魔改造された「こもれび停」ですが、幕間「ギャレットの報告書」などで、異世界にはなかった新形態が受け入れられてると分かったのはホッとしましたね。

 

サラナの手に痣を残す強さで握りしめた王弟殿下へ、サラナを溺愛しているドヤール家の人々が何も報復しないはずもなく。

サラナの生み出す新商品を王都から広げるのではなく、王妃と同年代で妃候補とてライバル関係だったカルドン侯爵夫人のいる西方領地から広げていく形にしたりして、王弟だけではなく王家そのものへの牽制が飛んでいく形になりましたが。まぁ監督責任とかあるでしょってことで……。

 

サラナ、兄の婚約者たちにも「可愛い妹」枠として受け入れられていて、その婚約者たちもドヤール家に受け入れられている強さを持っているの良かったですね。

王弟殿下の不甲斐なさを見ていると、なんというか次代安定してそうで安心する。

そんな婚約者たちが参加したお茶会で、サラナを思い出すかわいらしさの後輩令嬢を助けてあげようと接触。見た目が黒すぎて嫌厭されているミンティ芋と言うのを見せてもらうことになったわけですが。

ジャガイモのような使い勝手の良い芋だったので、サラナがまーた周囲を騒がせていましたけど。まぁいつも通りか。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ