気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

カドカワBOOKS

異世界刀匠の魔剣製作ぐらし

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「申し訳ありませんが研ぎの仕事がまだまだ残っています。場所をお教えしますので後日、俺の工房に来ていただけませんか」

「金貨数百枚単位の仕事だとしても、優先できませぬか」

「金額で優先順位を変えるような事をしていたら信用を失います。木こりからも、貴方からも」

「わしからも、か」

 

主人公のルッツは、城壁の外で暮らす訳アリの鍛冶師。

厳密には訳ありだったのはルッツの父ルーファスで、彼もまた鍛冶師であったがトラブルに見舞われ流浪の民となり、その果てに結婚相手を見つけてルッツが生まれ……ルッツは父から鍛冶の技を叩きこまれたそうです。

ただまぁ、ルッツも鍛冶ギルドには参加していない、領主が管理していない城壁の外で凶器となりうる刀を作っている、不審人物扱いされても文句は言えない立場ではあったようですが。

 

馴染みの商人クラウディアから斧とかを頼まれて作っていたみたいですが。

ある日、父の教えを糧に、まるで魅了の魔術でもかかっているかのように人を引き付ける刀を作り上げることに成功。

傑作ではあったものの、先述の通り立場のある身ではなかったために、売る宛もなく倉庫の肥やしになりそうでしたが。

クラウディアが冤罪で囚われたと聞いて、その代価として刀を手放すことに。

知人を助けるためだとかいろんな事情があった上での行動で……なんだかんだその後クラウディアと懇ろな関係になっているので、得るモノが大きかったんじゃないでしょうかね。

 

クラウディア冤罪で捕まえたみたいに、取り締まり担当している騎士団の下っ端はゴロツキみたいな連中が多いみたいで、そこはなんだかなぁ……って感じではありましたけど。

その刀が巡り巡って領主の信頼厚い職人、付与術士のゲルハルトの手に渡ったことでルッツ達の運命は変化していくことになるわけです。

 

付与術士という字面から分かる通り、ゲルハルトは物体に文字を刻み特殊な効果を齎す術を扱う職人であったわけですが。単体でも人を魅了し、刃傷沙汰にもなり得る武器に「魅了」の術を刻むあたりぶっ飛んでるんですよね……。

そんなゲルハルトに目を掛けられることになったルッツも、どうしようもなく職人肌で。交渉を担当してくれるクラウディアが傍にいてくれるの、実利的な側面から見てもかなりありがたい。

 

ゲルハルトとの縁が出来たことで、領主に献上する刀を作ることになったりもしてましたが。

ルッツ、刀造りは得意でもネーミングセンスに欠けていたりするみたいですから、そのあたりもクラウディアがサポートしてくれてたのは良かったね……。

鬼哭刀と名付けられた刀を伯爵が気に入ってくれたのも何よりでした。ゲルハルトと付き合いの長い、停滞し続けていた鍛冶士ボルビスと知識を伝え合う機会にも恵まれて……ボルビスの作った刀をゲルハルトが振るうシーンが印象的で良かったです。

図書館の天才少女~本好きの新人官吏は膨大な知識で国を救います~

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「私は自分の能力を使うことで大勢の人が助かるならば、最大限に能力を活用することが責務だと思っています。それに……私なら助けられたのにと、後悔したくないんです」

 

平民のマルティナは、本を読むのが好きな少女。

平民街の図書館にある本を全て読み終えてしまった彼女は、王宮図書館の本を読むためだけに官吏登用試験を受けた。

国の方針として二十年ほど前から貴族と平民の垣根をなくそうという宣言がされて、平民でも官吏になる道が開かれていたのは彼女にとって幸いでしたねぇ。

まだ道が開かれてから世代が変わるほどの時間が経ってはないので、貴族至上主義の考えを持った人物とかも居たりするみたいですが。

 

平民でも受け入れてくれる人が多かったのは良かったですね。

そして、マルティナはただ本を読むのが好きというだけではなく……読んだ本全てを記憶できる「完全記憶能力」を持っていた。

オマケにただ読んで覚えているだけじゃなくて、その情報を引っ張ってくる速度も速いので、先人たちに羨ましがられてますけど研究者とか学者になっても名を残せそうなスペックしてるんですよねぇ。

 

協力することも多い騎士団の情報を覚えるのを任されたマルティナは、とある異常に伴った魔物討伐に際して意見具申をして。

それが受け入れられて現場に同行することに。眉唾物と思われていた「瘴気溜まり」というものについての知識を即座に引き出し、研究に踏み出すまでの時間をかなり短縮することに成功。

希少な光属性の魔法を使える人材を集めることで、小さいものなら消滅させられるという結果を出していたのは良かったですが……。その後、光属性を用いる方法では消滅させられない巨大な瘴気溜まりが発生したり、世界各地で同時多発的に瘴気溜まりが発生したりと、事態はどんどん進んで行くわけです。

 

マルティナを筆頭に、人々がまず自分たちで出来る限りのことをして、それでもこのままでは対処しきれないと判断して……聖女召喚の儀式を復活させようと試みることに。

マルティナ達が人事を尽くしているのは、個人的にポイント高い。途中、マルティナの才覚を認めた国が彼女を誘拐しようと試みるトラブルがあったりもしましたが。その騒動からヒントを得て、聖女召喚にまでこぎつけたのはお見事。

招いた聖女の扱いだとか、国家間の交流とか、問題山積ではありますがマルティナ達が力を合わせて乗り越えてくれることを祈りたいものです。

水魔法ぐらいしか取り柄がないけど現代知識があれば充分だよね?

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「お金で主君を裏切るような人間は信用できないでしょう。私は今の主を裏切るつもりはありません。お引き取り下さいませ」

 

仕事に打ち込んでいた女性が亡くなり……魔法が存在する世界へ転生し、スラムの孤児・フリムとして生きていくことに。

フリムは魔法で水を出すことが出来たので、スラムを取り仕切るマフィアの下っ端パキスにこき使わる日々。パキス、フリムに殴る蹴るの暴行加えて無理やり働かせるし、儲けちょろまかしてるし、そのくせパキス自身もそんな頭良くないから騙されもしている。

頼っちゃダメな人すぎるんですが……寄る辺なく前世知識を取り戻す前のフリムは彼に頼るほかなかった。

 

でも、前世の記憶を取り戻してからは、パキスに頼っていてはダメだと奮起。少しずつ水を販売している先での交流の中で知識を増やし、マフィアの親分に直々に売り込むことにして……成功。

お金の数え方の効率化したり、賭場を綺麗にしたり。拳戦という新しい賭け事を提案したりと、親分に目を掛けられるだけの貢献を積んでいくことになります。

パキスの部下やってるよりはマシな生活できるようになりましたが。……そもそもがスラムのマフィアのところなので、流血沙汰や人死になんかも身近で、最高とはいいがたい場所でしたが。

それでもフリムは出来る範囲で住みよくしようと努力して、実際に少しずつ結果を出していたのは良かったですね。

 

ただ、マフィアの親分ドゥッガには貴族とのつながりもあって。フリムの水魔法を使った高圧洗浄機を模した掃除が価値を見出されて、貴族の領域で仕事をする羽目になったりもするわけです。

精霊と人がともに歩んできた王国故に、特別な精霊の加護を得たものが王位に就くという特殊なシステムがある国らしいですが。先王が病で倒れてから、王位をめぐる争いが起きて……多くの命が失われた果てに、後ろ盾のない王子が精霊に見出されて即位することになったとか。

 

そんな流れもあってまだ国王は国を掌握できておらず、不穏分子も多数いる状態。そんな中で王宮でまで仕事をすることになったフリムは、そういう争いに巻き込まれてしまったり……スラムに居た自分が、水魔法の才能を持っていた背景についても知っていくことになるわけです。

フリムに価値を見出している人が多くいますが、誰を頼っても争いの火種になりうる。かなり危うい中で、それでも覚悟を決めて道を定めてましたが。どうか平穏な未来を掴み取れるようになってほしいものですねぇ……。


目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい13

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「はい、どうも。貴女のお悩みを有料で解決する傭兵さんです」

『すみませんが、ジョークを聞く気分ではないんですよ。緊急事態です』

 

仮称・三角錐とのコミュニケーションを、ひとまず成立させたヒロ達。

クギ曰く、過去の文明が何かを封印するために残した式神というかAIのようなものである可能性が高い、とのことで。

強力なサイオニックパワーを扱う三角錐が封を担っている存在が解放されたら、グラッガン帝国の戦力では対処が難しいのでは、と懸念を示して。

 

ヒロの力も借りた上で神聖帝国に報告をしてたのは、グッジョブ。

実際、ヒロのイベント吸引力のなせる業というか。三角錐が奪われてしまった遺物に宙賊がちょっかいを出した結果、危険存在が数時間以内に解放されそうって話がその後に持ち込まれるんですからね……。

グラッガン帝国の領域の端であるエッジワールドだからこそ、他国の艦隊呼び寄せるみたいな横紙破りが出来たわけですが。傭兵でありクギとの交流もあって神聖帝国について多少知ってるヒロは割と気ままな発言してましたが。対処することになるセレナ大佐は本当にお疲れ様です……。

 

仕事に一区切りがついたこともあって、ヒロ達は帝国航宙軍に雇われていたショーコ先生の手も空くことになったので、彼女を正式なクルーにするためにアレイン星系に赴くことに。

ショーコ先生も大人の女性なので、関係進展はかなり早くて……ヒロの覚悟を決めるための待機時間が長かったティーナに絡まれることになってましたが。まぁかわいいじゃれ合いだし、不満持ってる子が居たらちゃんとケアしてるからこそヒロのハーレム生活は維持されてるんですよねぇ。

必然的にミミの故郷であるターメーン星系にも近づくわけで。

そんなタイミングでミミの事を心配したミミの祖母がやってきて、ひと悶着を起こすことに。

 

正確には情報を掴んだおばあちゃんが網を張っていたところに、ヒロ達の方が飛び込んでいったんですが。おばあちゃん、孫娘大好きなのはいいですけど。

過去割と大暴れしていた御仁で一つ所に居られず、離れている隙にミミが不幸真っ逆さまになっていたのに、それを救い出したヒロへ殺気向けてきたりするの、ヤンチャが過ぎる。

まぁ、「突然異世界からやってきました」って本当の事知ったとしても信じがたいでしょうけど。表向き探っても突如出現して「ワープ事故で記憶なくしちゃった」とか出てくるから怪しむ気持ちも分かりますけど。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい12

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「意外なところでナイーブよね、あんた。普段は宙賊の群れとか結晶生命体の群れとかに平気で突っ込むくせに」

「それとこれとは話が別じゃん。勝てる戦いに尻込みする理由はないし」

「そんなんだから二つ名が『クレイジー』なんて物騒なやつになるのよ……(後略)」

 

クギはヒロの能力を感知してやってきた相手であり、ヒロには考えることと覚悟を決める時間があって、まだ一線を越えていないようですが。

……これまでの実績を想えば、まぁ時間の問題だろうなぁ感はある。あるし……実際、この巻で関係が進展してましたね。予期せぬ電波を発信することになったりしてたのは……流石に予想外ですが。

 

ブラックロータスの改修作業が終わり、整備士姉妹のティーナとウィスカが正式に会社を辞めてヒロの傭兵部隊に所属することになったりと、少しずつ変化はありつつ割とのんびりと過ごしていたわけですが。

 

ヒロは故郷に帰りたいのかどうか、なんて話にもなっていましたが。「地球」は恒星間技術を持たない人が名付けた名前だから、探せるか分からない。転移した時に時間すら飛び越えているかもしれない。そもそも帝国の市民権も得ているし……今はクリシュナとブラックロータスという家も、心配してくれる仲間もいるから良いという結論になるのは良かった。

 

帝国の最辺境領域、エッジワールド。

資源が眠っている可能性もあるけれど、それを狙ったほぼ宙賊というべきモグリ傭兵もいたり、闇鍋みたいな場所になっているようですけど。

セレナ大佐がそこに対処することになって……傭兵としてヒロも協力していくことになったわけですが。そんな中で、セレナが神聖帝国の剣士コノハを同行させたいと、ヒロ達の前に連れてくるわけです。

襲撃してきた相手がサイオニックテクノロジーを駆使していたから、神聖帝国として見逃せないと思ったそうで。

エッジワールドでの活動は、ヒロが相変わらずイベント引き寄せまくって、セレナ大佐に違うのはわかった上で何かやってませんか、とか聞かれたりするほどでしたけど。

まぁ……今までに比べると、割と穏やかな展開だったんじゃないですかね。

魔術師クノンは見えている6

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「そうか。俺はしばらく彼女とは会っていないんだ。忙しくなってきたから、と言っていた」

「あ、実際忙しいと思いますよ。いろんな意味で」

「――魔術に夢中になったか?」

「――なりましたし、これからもっとなると思います」

 

特級クラスに配属されることになったセララフィラ嬢。

去年の聖女が経験したように、使用人を養える分の稼ぎを得るべく行動を開始。ひとまず調和の派閥に所属することを決めたようですけど。その生活を続けるために、クノンの知恵を借りることに。

 

クノンの師匠ゼオンリーも土属性で、技師としての顔を持っていて有名なわけですが。

大地に通じる土属性は宝石にも影響を与えられるし、その方面での加工・細工で金策している人が多いとか。ただまぁ、既に切り開かれた場所でもあって新規参入は難しい。

建築関係も需要はあるけれど、期間限定だし収入も魔術師として考えるとちょっと安くなるとかで。

そもそもセララフィラ嬢は駆け出しの土魔術師なので、そうした方面で直ぐに稼ぐというのもハードルが高い。そんな中でまず、貴族として守秘義務の大切さを知っているセララフィラを聖女とつなげて、彼女の要望を応える形で当座の資金を得て。

その後、一大ムーブメントを引き起こしそうな「魔建具」とかいうものまで生み出しているの、クノンは本当に着眼点が良い。見えませんが。

 

発想力は凄いけれど、まだまだ交渉事とか面倒な調整とかそのあたりは不得手で、権利関係の話で師匠に相談の手紙送ったりもしてましたが。自分の苦手なところ把握して相談できる人にちゃんと話しとおせてるからまぁ、そのあたりの判断も踏まえて成長は感じますね。

 

そんなクノンですが、彼は視界を得るために魔術を極めようと最初こそ思っていたけれど今では十分に魔術師になって魔術そのものが好きになっていて。

同じように「英雄の傷跡」を抱えて生きて来た先輩から、とある実験に誘われることにもなったりして。縁ですねぇ。……まぁ、時間のかかる実験でもあるからまずは単位をどうにかしないといけない、という恒例の悩みも出て来てましたけど。



泡沫に神は微睡む4 昔日の願いを継ぎ、覚悟を灯せ少年よ

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「もう少し、あかさまを信じてあげてください。あかさまの献身に応えた先こそ、晶さんが勝利を呼ぶ時です」

 

教導役として付いた咲が嗣穂に侍って、央洲の学院で静美と対面することに。

晶自身の覚悟とかその他はまだまだ揺れている部分がありますが。とはいえ、400年ぶりの神無の御坐、さらには空の位に至っている、という希少な存在なこともあって嗣穂と静美がバチバチやりあっていましたが。女の戦い怖い怖い。

学院で切り捨てられそうになっている雨月の次男坊、颯馬が静美に意見を申し立てている姿が無様というか、何も知らない滑稽さがなぁ……。

 

その姿勢に家柄にこだわる傲慢さなども見て、晶が停滞していた原因に嗣穂が気付いて彼女の方からアクションを取ってくれたのは、結構良かったと思いますね。

政の駒としか見てなかったとも書かれていましたが、その後に「気付くのが遅れた」といって、彼女もまたここから肩を並べて歩いていく、というような感じで書かれていたの好きです。

 

晶の環境が変わってから2か月ほど。そんな折、自分が指揮を執る立場になって初めて練兵時代の仲間が死んで。激動の中で、晶の迷いもあって彼は精霊を信じられない状態に陥っていた。……過去の経験が経験だからなぁ……。

そんな折、祖母が頼れと言った夜刀の名を名乗る少女が晶の前に現れて。彼女は封じられた百鬼夜行について報告を齎すわけです。

 

……まぁ、腐りつつあった華族の息のかかった呪符協会で騒いだことと、ちょうど晶が減生として呪符を卸していた場面だったので、諸共狙われる羽目になったりしてましたが。

彼女の持ってきた情報で備えることが出来た部分があったり、彼女の発言で晶の心境が少しだけ変わったりもしていたので、書籍書下ろしキャラですがなかなか良い味出していたと思います。

晶の生存を知るあかさま・くろさま陣営に一手遅れる形で、しろさまも黒天洲に生まれていた神無の御坐の存在を知ることになったりしていましたが。嗣穂や朱華と交流しているの、微笑ましいのでそこは変わらず居て欲しいものですが。

……どうしたってこの後は雨月の処罰とかの話題が出てくるだろうから、気が滅入るの必至なんだよな……。


黄金の経験値4 特定災害生物「魔王」配下融合アルケミー

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「――ライラ。物の価値って言うのはね、その時、その場所によって流動的に変化していくものなんだよ。この世に普遍的な価値のある物なんて存在しないんだ。であるならば、そう、今この瞬間にライラ自身が必要としているかどうかこそが何よりも雄弁にそのものの価値を語っているんだよ」

「え、今私けっこう高いって言ったよね?」

「その前に余ってるって言ったじゃない。ならおくれよ」

 

レアやブランはなんだかんだ魔物陣営で有りつつ、成功していったパターンではありますけど。

一般魔物プレイヤーはその過酷さにどんどんプレイ人口が減っていって。それでも続けている人もそれなりに居て、ゴブリン・グレートウィザードに転生して使役をアンロックしたというプレイヤーが魔物プレイヤーの交流スレに登場していたり、一般プレイヤーも侮れませんなー。

 

ブランから得た情報で、複数のキャラクターを集めることでより強力な個体に転生できる、という話があって。

レアの支配地の一つ、トレの森で実験を行うことに。スケルトンナイトを上位存在にアップグレードしたり、ニュート系の魔物を集めてドラゴンを生み出したり。

レア自身も当然新しいスキルを取っていってますし、ライラもまた経験値を集めて邪王への進化を遂げたりして。

ようやく魔物一般プレイヤーの間で使役の存在が出始めた、ってタイミングでそこまで踏み込んでいるのは相変わらずゲームが上手い、というか。新しい要素見つけていくのが上手い。ライラも試行錯誤の末に『鑑定』スキル見つけてましたしねー。

 

滅亡したヒルス王国をレアは庭のようにしていて。一方で隣国オーラルを押さえているライラも割と好き勝手している。

そんな中で不幸な行き違いが起きて……エルフの国ポートリ―が、ライラが野盗を動かしていた工作をヒルス滅亡に結び付けて、侵攻してくることになって。

運営主催の「天使が襲撃してくる」イベントの前に、その問題を片付けようとするあたりレアも相変わらずです。面子を大事にしているから、舐められているなら反撃しなくてはならない、と思いっきり叩きに行っていていっそ清々しかったな……。

ブランを介して伯爵と対面して、絶対もっと後に出てくるはずだっただろう情報とかゲットして。目標が定まったのは、まぁ良いことですかね……。

眷属になったNPCのマーレが、聖人ルートの進化を選択してレアの配下としてまたぞろ独自のイベント発生させていってるのも笑えましたが。本当に自由にやってるな。



黄金の経験値3 特定災害生物「魔王」迷宮魔改造アップデート

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Q:スケルトンってなんの骨ですか?

A:「スケルトン」は生まれながらのスケルトンであり、元の骨の種族は設定されておりません。スケルトンのために作られた骨です。なお「〇〇スケルトン」と名のつく種族に関してはもとになった骨が設定されております。

 

5巻の感想書き上げた後、よくよく調べてみたらなんか3巻から感想書いてないのに気が付きました。なにしてるんだ。という事で感想を書いていこうと思います。

魔王として覚醒したレアによって滅ぼされたヒルス王国。

厳密には、「国土の半分以上の喪失」・「国民の半数以上の喪失」・「王家の断絶」と言った要素の1つ以上を満たすと滅亡判定が下されて、公式HPから消されたりするようですけど。

王家を断絶させたのは隣国で好き放題していたレアの姉であるところのライラなので、厳密にはレアが滅ぼしたわけではない……か? 滅びへ向かう道を舗装したのは間違いないでしょうけど。

 

大規模イベントが終わり、ブランやレア達は街を勢力下におくことになって。

ヒルス王国壊滅の影響は大きく、新規プレイヤーへの影響も大きい。そこで運営は、プレイヤーの勢力下となっているエリアも含めていくつかの場所を「ダンジョン」認定して、そこへ転移できるサービスを運用することで、新規へのフォローとしていくことにしたようです。

第一回イベントの時からそうですけど、レアみたいに想定外の行動しているプレイヤーも居るだろうに、排除するのではなく一報入れて配慮しつつ、上手く取り込んでいこうとしてるのは面白い。

 

まぁ、想定外なのはレア達の侵攻ペースであって、デスペナルティが別効果に置き換わるというゲーム的な効果を、次のアプデで適用してきたりしてるのである程度考慮していた部分はあるんでしょうけど。

ゲーム的に言うと、ライラは国家経営シミュレーションモードが、レア達にはダンジョン経営シミュレーションモードがアンロックされた感じか、と作中でライラが行っていましたが、まさにそんな感じで。他のプレイヤーがまだRPGしてるなかで、別ゲーやってるんだよなこの魔王軍……。軍じゃないけど。

 

ブランが過去の歴史を知る伯爵と、なんだかんだグッドコミュニケーション取ってるの面白すぎるんだよな……。召喚魔法を応用した転移については伯爵も知らず、ブランから教わるなんて状況にもなってましたし。

事情を知っている三人娘が集まってワチャワチャしてるところとか、楽しくて好きですね。まだレアとライラがぎこちないところを、ブランがいい感じになごませてくれるのが楽しい。あと地味に「スケルトンってなんの骨?」って質問がツボなんですよね。なぜ運営もその質問拾ったんだ、という所も笑えるポイント。

レアも大分好き勝手やってますけど、ダンジョンが実装された後ひたすらダンジョンに挑み続けているプレイヤーも生まれたりしているし、割と他のプレイヤーも進行度に差こそあれど好き放題楽しんでますよね。

黄金の経験値Ⅴ 特定災害生物「魔王」災厄激突ソロレイド

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「――いいや、わたしの勝ちだよ。必要な手札はもう揃った。『集団暗示』」

 

運営主導の各町を六大災厄「大天使」の配下が襲撃するというイベント。

……その裏で、相変わらず独自ルートを突っ走って好き放題しているレア達ですが。

例えば、バンプみたいにモンスターからのボスルートでも、レアの知らない進化先を選んでいるプレイヤーだっているわけですし。

まだまだ経験値的に災厄に届かないとしても、ヨーイチやサスケみたいに一般プレイヤーの中にも尖った育成をしている人は居て、そういうアレコレが噛み合った結果、イベント進行がまたしてもバグりまくっていましが……運営の方々はご愁傷様です、はい。

 

ブランも自分と配下たちでの侵略大作戦を満喫していましたが、その中で特殊なアイテムを用いて「変身」できる能力を会得したプレイヤーと対峙することになったりして。

本当に自由度高いですよね、このゲーム。……まぁ、ブランから情報を得た直後、目星をつけて上で追跡して、アーティファクト強奪して自分たちの戦力増強につなげているレアが一番自由な気もしますが。

国一つ滅ぼしたレアや、要所を抑えて実質的に国を乗っ取ったライラだろうと適宜協力者としてピックアップしていく方針なのは、諦めの境地ともいえるけど潔くて良し。

 

特殊なインスタンスエリアを生じさせるイベントアイテムが発見されて。

その付近に、モンスタープレイヤーも現れることが想定されたためPvP禁止されたりしていましたが。ヒューゲルカップの騎士になることを決めたRP勢のユスティースが良い仕事してましたよね。ライラの眷属からの指令ではありましたが。

運営の想定通りだったら、NPC領主がそのあたりの差配をしたんでしょうけど。何かしらトラブルが起きた可能性も……ありそうだなぁ。

 

正規のイベント方針としては、何度か天使襲撃が繰り返される中で、プレイヤーのスペックも向上していって、隠し部屋が見つかって。

過去の大天使を繰り返し倒すことで現代の大天使を弱体化させて倒す、という流れだったんでしょうけど。

感知スキルを延ばしたプレイヤーに予想外に早く装置が見つかったり。ボスRP楽しんでいるプレイヤーに、弱体化前大天使撃破チャレンジされたりと、運営の想定通りに行ってる部分の方が少なそうで本当笑えるんだよな……。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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