『逃げ切れそうですね!』
「いや、倒す」
ソロで無人島スタートしてのんびり楽しむつもりが、配信設定になっていたことでミオンという少女に見つかり、2人で一緒にゲームを楽しむことになった主人公のショウ。
部活の先輩や顧問からアドバイスをもらいつつ、二人三脚で進んでいってる感じが微笑ましくていいですねー。
無人島スタートゆえに一般的なアイテムなどがないからこそ、全部自分でそろえる必要がある。
その上で、ゴブリンたちを蹴散らして突入した洞窟の奥に様々な設備があったこと。
そういった状況が合わさったことで、またしてもいろんな発見をしていくのが面白い。
今回でいえば、未発見だった光の精霊を宿した精霊席をゲットしたり、ライブで古代遺跡の発表したりで、基本ソロプレイしてるハズなのにあちこちに影響与えてるんですよねぇ。
部長のベルだったり妹のセスに友人のナットみたいに、王国で活動している知人が多くて、リアルで情報共有したりできてるのもありますけどね。
そうやって時折影響を与えることは有れど、無人島というコンテンツはあくまで隠し要素なわけで。
アップデートが行われて、スタート地点として選べる三国のうちの一つを一時的に選べなくなったりする『帝国動乱』というメインストーリーのイベントが発生。
ショウの知人が王国メインで活動してるのもあって、帝国の内情は伺い知れませんし、ショウが関わることはそうなさそうですけどね。
無人島のなかだけでも多くの発見や新たな出会いがあって、かなり作り込まれてて面白そうだなぁと思います。サバイバル技術ないから、実際に無人島スタートは出来ないなぁって思いますけど。
あと地味ながら個人的に嬉しかったのは、1巻だと章題が「01日曜日」~「14土曜日」みたいな感じでかなりあっさり仕様になっていたんですが。
2巻では「01日曜日 古代遺跡に眠るもの」みたいに、サブタイトルも入ってくれたことですかね。電子版で読んでるんですが、目次機能で何となく把握できるのありがたいんですよね……。