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「喜べ、エリス。既存品を作るのは俺やそのあたりにいる錬金術師に任せて、エリスはエリスにしか作れない物を探したらいい。錬金術師とは本来、そういうものだからな」
母が亡くなってから、父に育てられた精霊召喚師の少女エリス。
しかし、その父親も迷宮に挑んだ末に行方不明となってしまって。
エリスは、迷宮に父の痕跡を探しに行こうと冒険者になろうとしたのですが……ギルドの面談で弾かれて、資格を得る事は出来ず。
しょぼくれていた所で、錬金術師のジオと出会って。素材採取のために必要だから、と錬金術師の資格でもダンジョンに入れると知って、エリスはジオの弟子となることに。
その過程で、精霊召喚師であるエリスの特殊さが明らかになっていくわけです。
普通は精霊を呼んでパターン化された魔法を使ってもらうし、1人が使えるのは1~2種くらいがせいぜいだっていう話ですが。
エリスは全ての属性の精霊を呼ぶことが出来るし、常駐させてその能力を借りることもできた。ある程度意思疎通を図ることも出来て、精霊たちからもしたわれているのでエリスに力を貸してくれている。
それは、エリスに精霊召喚の技を教えた父にも出来ないことだし、精霊たちも普通は会話も出来ないと言ってるので、なんか特別な生まれっぽいですよねえ、エリス。
エリスにとって錬金術の技法は、初めて学ぶことばかりでしたが。精霊たちの助力もあって、それまでの常識からは考えられない高性能なアイテムをかなり早い段階で作り上げていたのはお見事。
それによって助けられた人とかも居て、良い縁が出来たことで味方増やしていけたのは何よりですねぇ。
迷宮に新種の魔物が現れて大きな被害が出そうになったり、その裏で暗躍する輩がいたり……皇帝が暗躍する勢力の事とか色々知った上で面白がっていたりするのが実に不穏。