気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

HJノベルス

桜色ストレンジガール1~転生してスラム街の孤児かと思ったら、公爵令嬢で悪役令嬢でした。店舗召喚で生き延びます~

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「大丈夫! その『ギフト』は必ず貴女の役に立ってくれるわ! 今はまだその力が小さいだけ。これから大きく育てていけばいいのよ! 貴女はホーリィ様に愛されているわ! 絶対に!」

 

公爵令嬢サクラリエルは幼少期に攫われてしまい、スラム街で育った。

酒にだらしなく、暴力も振るってくる男に育てられていたけれど、そいつが酒瓶でこけて死んでしまい……転生者でもあった彼女は、記憶を取り戻したことでパニックになり現場から逃げ出してしまった。

その後、薬師のおばあさんに育てられていたようですが……三年の後、そのおばあさんも死んでしまった。スラム街で保護者が居ない美少女なんて立場が危ういわけですけど、ずっと攫われた彼女を探していた実家関係者がようやく彼女を見つけ、公爵家に戻ることが出来たわけです。

 

そして実家に戻って少し人心地ついたところで、サクラリエルは自分が転生した世界が乙女ゲーム世界であり、自分が悪役令嬢になる存在であることに気が付いてしまって。

主人公に嫌がらせして破滅するなんて未来に辿り着かないために、攻略対象やゲームの主人公には近づかないようにしようとするわけですけど。

 

ゲームでは「魔獣召喚」というギフトを授かったけど、転生したからか「店舗召喚」というものに置き換わって。

異界……地球から、彼女が訪ねたことのあるお店を召喚するギフト。店舗なので、ちゃんと対価を払う必要はあるけれど、一日でリセットされて珍しい物品を得られる特殊ながら有用なギフトで。

最初に呼び出した駄菓子屋で得られたお菓子で、ゲームのメインキャラを絆していってるの笑っちゃった。ゲームのキャラとのイベントを達成するとギフトがレベルアップして、召喚できる店舗のバリエーション増えてるのも面白かったですね。

 

サクラリエルが悪役令嬢ルートを外れたことで、代わりに別の令嬢が「魔獣召喚」のギフトを得て暴走したり、彼女の行動によってゲーム主人公の行動が変わったり、続編のキャラが早々に登場したり展開が変化していってますが、サクラリエルなら逞しく乗り切ってくれることでしょう。



神達に拾われた男17

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「こんなものでどうでしょうか?」

「文句のつけようがございません」

 

公爵家の許可を得て、呪術の実験場としてある山小屋周辺を竜馬が借りている状態なわけですが。

これまでの付き合いや信頼関係もあって、手続き上は貸与だけれど、よほどの問題が無ければ貸与を継続……つまりは実質的な贈与に近い形だから、実験場周辺や出来るならふもとまでの山道も整備した方が良いとエレオノーラからアドバイスを貰うことになって。

貴族的な視点とかそういった方面での助言が貰えるの、実際ありがたいですよねぇ。

 

従魔を駆使して山道整備しているの、流石の竜馬クオリティ。

エレオノーラも驚く速度を出してますけど、竜馬自身は魔法やスライムの力で作業を簡略化させてるから、後に問題が出るかもしれないと先を見てるのが偉い。

ローゼンベルグの協力もあって、遺失魔法の概要を把握して実験も出来たのはテンポよくて良かったですね。

ただ流石に遺失しただけのことはある魔法というか、まったく効果が発揮していないわけではないものの、変化が弱く……経過観察をすることに。

後に、思うように効果を発揮した無かった理由を神々から教えてもらってたのが竜馬だよなぁ……。別件で赴いた時のついでの話題ではありましたけど。

 

他の分野では順調だったのは幸いでした。瘴気を退ける呪術を使う媒体に、前世の認識から工事現場とかの境界線になってる黄色と黒のトラロープのイメージで縄を選んだら、成功させすぎて他の効果までついてたのは彼らしいというかなんというか。

簡易ながら人避け・獣除けの効果もあるとあって、新たな商材になってたのはラッキー。

そういう売り物になりそうなものが出来た直後、セバスから声掛けられたり、竜馬の創作物に興味をもった変人建築家との縁が出来たり、引きが強い……。

隻眼錬金剣士のやり直し奇譚3 片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで

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「了解です。この試験も自分で考えてどうにかしろってことですね」

全く以てその通りなので俺は満足げに頷く。

「別に特段難しいことでもないだろう。だっていつもやっていることだからな」

 

自分達にちょっかいを出してきた、副本部長とその息子を排除することに成功した夜一たち。

騒動に際して「ポーション製作が出来るようになった」と公表したので、社コーポレーションは作成依頼が絶えることなく、トンデモ修羅場に突入した模様。

夜一も流石に関係者として対応に追われ続けて、あれだけ探索者として上を目指している彼が、ストレスを感じるほどダンジョンに行けてないみたいですが……まぁ因果応報というか、なんというか。

 

回復薬製作業務に携わって、夜一絡みのトンデモ事態に巻き込まれつつも、彼を慕ってくれている愛華は貴重な人材ですよねぇ。

事業が順調すぎて稼ぎまくった結果、両親が心配したり。夜一が役職持ちとして顔合わせに向かうことになったりと、暗躍していた前回と比べると、穏やかなエピソードが多かったですね。

 

……火種もまぁまぁありましたが。

五年前に突如現れたダンジョンと、それに対抗するために作られた国際機関「世界ダンジョン機構」。あまりにも段取りが良すぎるため、裏側には御使いが何かしらの形で関わっていると夜一の父が予想していましたけど。

……実際、他の御遣いの意向を受けて動いている他国の高ランク探索者が動いている場面もありましたし……夜一が対処に動いたことで、顔が割れたのは面倒なことになりそうではある。

神達に拾われた男16

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「休む時間もねぇじゃねぇか。つくづく便利だな……お前とスライム」

 

目的を果たして、シュルス大樹海から帰還することにした竜馬。

スライムの道しるべを辿ってワープして、歩いて1日の距離を1時間程度まで短縮してるのとんでもないですねぇ。

神々からの依頼を果たした報酬として、膨大な魔力を消費するけど神々との対話時間を取れる礼拝堂と同じ効果を持った本を得られたのはラッキー。

一般人が持っててもおかしくない経典に偽造し、高価に見えないような装丁にして変なトラブル呼ばないようにしてあったり。溜めた魔力は神様通信以外でも、必要な時に引き出せる機能付きだとか、配慮が行き届いてて良かったですね。

 

ジャミール公爵家の方々にも無事の報告をして、今後竜馬がやりたい事への協力も色々としてもらうことに。

ラインハルトたちからも技師である竜馬に、レトルト関連とかで色々お願い事持ってきてましたし、出来る分野で協力し合う関係なの良いですね。

ローゼンベルグ氏に改めて声かけてもらって、呪術を教えてもらったりもしてましたが。過酷な環境である呪術師の話を聞くたびに竜馬が前世のブラック環境思い出してるのは……はい。笑うに笑えなかった。

まぁ、それはともかく。しっかり指導してもらえたのは良かったですね。


隻眼錬金剣士のやり直し奇譚2 片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで

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「俺の目的はいつでも変わらない。探索者としての腕を磨いて高みを目指す、それだけさ。幸いにして、そのための条件は整っているからな」

 

試練の魔物へのリベンジを果たし、未知のジョブ錬金剣士になった夜一。

その際にダンジョンが一つ消滅することになっており……ダンジョン協会から探索者資格のはく奪という理不尽な処罰を受けそうになっていた。

新たな力を得たこともあるし、かつての仲間の協力を取り付けた彼は、自分の歩む道を阻む輩へ反撃することに。

 

介入してきた副本部長、有力な議員との繋がりがあったりしてこれまでも無茶をやってきたようですが……今回はちょっと、敵に回した相手とタイミングが最悪でしたね……。

日本で唯一のA級探索者となった男性が、政府や協会が原因となり、日本を捨ててアメリカ国籍を取得した、なんて前例があるのに好き放題している馬鹿を放置している協会組織よ……。

バカ副本部長の息子も権力でランクを買ったクズらしいしね。

 

本部長はその過去を悔いてはいるみたいですけど、有力議員と繋がってることもあって敵対派閥を完全に排除は出来ていない。

そして一度、組織として下した判断を即座に訂正すると、組織の信用にトドメを刺しかねないと撤回しない方針を選ぶあたり、本部長も結局は組織人っていうか。

表で処分の撤回は出来ないから、裏で穴埋めをしようとしてますけど。ネジがぶっとんでる夜一だから大事になってないだけで、結構な問題なハズですけどねぇ。

まぁ夜一達が組んで、徹底的につぶすとわかっている小物だから、クズエピソード盛れるだけ盛るのは間違ってないか。叩き潰すと良い音なりそうですからね。



VRMMOはウサギマフラーとともに。8

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「『龍眼』が怖くなったかの?」

「……少しね。僕が持つには大きすぎるなって……」

「うむ。その気持ちを忘れるな。力に吞み込まれれば、『龍眼』はそなたをい限るであろう。『龍眼』の主として、力に囚われず、使いこなすのじゃ」

 

第五エリアに到達し、素材調達に励むシロ達。

クランとして『白銀城』を拠点に出来ているのは便利そうですねぇ……。

そんな中、【エルドラド】のトップであるゴールディがギルマスを辞めると言い出してるなんて噂が聞こえてきて。

 

ゴールディのリアルであるアイドル「金城つきひ」の、ファンクラブみたいな形に実質的にはなってたみたいですし、そのトップが辞めるともなれば揉めるのも止む無し。

元々ゴールディはアイドルであることを伏せていたみたいですけど、身バレしてファンが大量に入り込んだことで、シロとも交流のある【ザナドゥ】の面々とギクシャクした結果分裂騒動が起きたそうで。

そして新規メンバーを取ろうとした際に、既存のメンバーが「公式ファンクラブへ加入しろ」という圧を駆け始めた結果、ゴールディ自身とも溝が生じて距離が出来てしまった、と。

 

ゴールディ、元々は零細アイドルでアバターがほぼそのままなのも、宣伝の一環だったとか。最初はファンが増えることが嬉しくて、強く出れなかったとか。まぁ、分からないではない部分もありますが。暴走を止めきれなかった部分の責任が、まったくないとは言えないか。

でも、彼女自身は今の過激化してるメンバーを問題視する常識持ってるのは良かったですね。【ザナドゥ】の中に、【エルドラド】に情報を流してる奴がいるっていう話もたまたまシロと鉢合わせた時に教えてくれましたし。

最終的に暴走ファンが暴走しまくって、ゴールディが無関係だと示すために脱退して。ファンギルドだったからあえなく解体に至ったのは……まぁむべなるかな。

 

宇宙人の血を引き、銀竜に「トゥストラ」認定されたシロが、竜たちの戦いを描いたタペストリーを見て冷や汗書いてるのはちょっと笑った。竜の王の座を争って百年争っている竜の一匹っぽいって伝承と、そんな奴から認められた上で「同胞にも知らせる」なんて言われたのを思えば笑い事じゃないんですが。

その竜のタペストリー以外にも、エリア攻略に繋がりそうな情報の掛かれたタペストリーを見つけて、実際にその考察をもとに挑んだフィールドでボス討伐に至っているので、なんだかんだ攻略の最前線を走ってますよねクラン【白銀】。

エリア探索してる中で、『魔王の鉄槌(ルシファーズハンマー)』に続く魔王シリーズの武器である『魔王の王笏(ベルフェゴールセプター)』を見つけたりしてますし。

 

ゲームの方が順調ではありましたが……ミヤビとの縁があることが発覚して、帝国のトップが地球をより注視するようになって。

その動きを見て、宇宙側の陣営も一枚岩ではないために、暴走し始める輩まで出始める始末。

そのため馬鹿が馬鹿やったとき自衛できるよう、シロに『龍眼』のコントロールについてミヤビが教えてくれることに。「自分とは違う自分」のイメージに、リアルなゲームであるデモンズのPCをイメージして投影できる、っていうのは便利ですけど。

まず力の強さを恐れられるシロは、若いながらにちゃんとしてますね。偉い。

隻眼錬金剣士のやり直し奇譚1 片目を奪われて廃業間際だと思われた奇人が全てを凌駕するまで

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「諦めろって? お断りだね。視力を奪われたことは百歩譲って許せても、あんな不甲斐ない負け方をして、そのまま終わるなんて絶対にない。俺にとってそれはあり得ないことなんだよ」

 

五年ほど前に、ダンジョンが現れた世界。

そこに挑む探索者にはゲーム的なクラスやステータスが与えられるし、魔法やポーションといったファンタジーアイテムも産出する。

ダンジョンには夢があるが……ステータスの底上げがあっても攻略は容易ではなく、半端な覚悟で踏みこめば命を落とす魔境でもあった。

 

主人公の八代夜一は、そんなダンジョンが誕生した黎明期から踏み込んだ先行組と呼ばれる一人。C級最上位の実力を獲得し、日本で5人目のB級となる有力候補とも目されていた。

しかし、「試練の魔物」と呼ばれるイレギュラーの魔物と遭遇した際に、片目を奪われて戦闘に支障がでるようになってしまった。当時挑んだ仲間も、結婚で引退するものもでてパーティーは解散。

それでも夜一は、試練の魔物の打倒を諦めてはいなかった。近接に特化した剣豪のジョブを乗り換えて、錬成術師と呼ばれる生産系のジョブになって。

父親が経営しているダンジョン関連の事情を行っている会社の特別顧問としての役職を貰い、色々と知識を提供したりしていたようです。

ダンジョン関連のアレコレを扱う関係で、ダンジョンでの実習とかも行っている指導役を務められる人材は結構貴重なのでは。彼を落ちぶれたと見做して馬鹿にしてくる新人もいましたが……まぁ特別馬鹿なの一人だけだったのは安心した。

他の面々は話聞いてくれる、真っ当な社会人多かったですからね……。

 

そうやって指導に赴いた先のダンジョンで、なんの運命の悪戯か自分の眼を奪った試練の魔物と戦う羽目になってしまった夜一。

過去の敗北の際に得た経験と、試練を超えるために積み重ねて来た全てを注いで、試練を一度は超えたのはお見事。……まぁ、その後予想外のパワーアップをしてきて、夜一も死線を潜る羽目になったわけですが。

そうやって強化された試練を超えたことで、これまで以上の力を得たので、上手く使えば影響力を高めることも出来そうです。

……当人は研鑽にばかり目が向いてそうですけど、試練を乗り越えて得た報酬がとんでもなかったり、結果としてダンジョンを一つ崩壊させてしまってバカ議員がちょっかい出してきたりとか、面倒事も同時にやってきたのがなんともですが。



マギカテクニカ~現代最強剣士が征くVRMMO戦刀録~5

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「決まっている、彼等現地人は人間だ」

(略)

「言葉を話し、物を考え、幸福に笑い、悲劇に泣く。俺たちと彼らの間に、違いなどあるものか。血肉でできていようが、データでできていようが――彼らはオレたちと同じ人間だ」

 

聖火の塔に蔓延る悪魔を討伐に来たクオン達。

個の技量でいえばトップクラスなので、戦闘面ではそこまで困ることはなく攻略を進めていましたが。

クオンは相変わらず武人すぎるというか。いろいろ経験が豊富で、「やられると嫌なこと」を想像するのも得意で、本職には及ばずとも簡単な罠なら見つけられるとか、ホントなんでもできるな……。

でも、ゲーム的な発想にはまだまだ疎くて。ロックゴーレム系の魔物を見つけて「生きてる間なら採掘できるから、ただ倒すなんてもったいない!」と緋真に言われているのはちょっと笑えました。

 

クオン、割り切りがかなりはっきりしているというか。度量が広いというか。

現地人たちにハッキリと心を認めていて、だからこそ自分たちと変わらない人間だと公言するのは、ゲームをプレイしているだけの人とは相性は悪そうではありますが。

……実際、NPCもかなりキャラが立っているというか、「生きている」感が強いのは確かなので、どちらかというとクオンの判断は尊重したい派。

 

アルトリウスがクオンの意見も把握しつつ、重要イベントを見つけた彼に噛みついてきた連中に「NPCの信頼度が足りない。だからクエストが受けられない」と分かりやすく言い換えてたのもなんか好きです。

プレイヤー同士の温度差を描きつつ「これがきっかけで変わってくれることを願う」というアルトリウスも良いキャラしてます。

 

NPCの騎士団長から依頼されて、フルレイドのクエストを受注することになったクオン。

同盟に声をかけて乗り込んでましたが……強力な子爵級悪魔を、成長武器のスキルを使いつつも削り切ったのはお見事。

そしてボスを倒して隣国に踏み込んだとたん、重要イベントに遭遇しているので本当に引きが強いな……。

そうやって活躍しまくっているのでクオン達の姿をCMに使っていいか、という打診が来ることにもなって。……師範である彼が、直弟子の誘いを受けてゲームをプレイしているというのが門下に広がることになって。

師範代たちに詰められている明日香は……まぁ、師匠を独占しようとした私欲交じりだったからね、仕方ないね。

神達に拾われた男15

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「……ティガルさん、遺産はありがたく頂きます。メーリアさん、薬の研究は俺が引き継がせていただきます。2人とも、どうか安らかにお眠りください」

 

ついに祖父母が暮らしていたシュルス大樹海へと踏み込んだ竜馬。

対人関係悪化の呪いはそのままなので、ホーリースペースを使って悪影響を遮断ないしは軽減する方向で努力しつつ、大樹海で活動している冒険者たちの拠点に踏み込むことに。

ランク制限が掛けられている危険地帯であるため、新顔が少ないこともあって初回の手続きもほぼ形だけとなってるとかなんとか。

 

とは言え、そこで活動しているだけあって衛兵の眼は確かで。竜馬がここに来るまでにあまり服に汚れも着けていないことから大樹海でも問題なく活動できるだろう、としっかり見抜いていたのは良かったですね。

実際、竜馬より前に来た新顔は腕こそあったものの、樹海という環境に適応できず拠点に辿り着くので限界。帰るにも帰れず、現地で帰路の為の護衛を雇う資金を稼ごうとしている、なんて有様になったりしてるようですし。

 

樹海に適応できてなお絡んでくるバカもいるには居ますが。一応、樹海の奥に進むほど拠点の維持も難しく物資は不足しがちで……そんな場所で活動している連中は訳ありが多かったりする、という治安が悪化していく循環の中に生きている連中だから、という面もあったようですけど。

そういうバカと竜馬は良く会いますね……。同時にSランク冒険者とも遭遇して、なんだかんだ行動を共にすることになったりしてるので、実力者との縁も同時に引いてるので差し引きはまぁプラスか……?

樹海に入る目的だった祖父母の遺産の回収はしっかり果たせましたし、道中で珍しいスライムも発見できた。さらに神々から依頼された、厄介ごとの解決も出来て万々歳の結末だったと言えるでしょう。

シャーロット~とある侍女の城仕え物語~ 下巻

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「昨夜、クリスティナと話し合ったのだよ。シャーロット、我々は君を守ろうと思う」

「陛下……ありがとうございます」

「クリスティナがそなたの母の心情を思いやって泣くのだ。『他人事とは思えない、生まれたばかりのわが子を連れて逃げろといわなければならなかった、その心が切ない』と言ってな」

 

王妃殿下のお茶会に招待されたシャーロット。

実は隣国の前国王夫妻の血を引いている彼女を庇護することを王妃が決めてくれたのは良かったですね。未だに道を決めかねているけれど、ずっと彼女の事を探し続けていた密偵のレオが城に忍び込んでも居ましたし、味方が増えたのは素直にありがたい。

王妃様からシャーロットの実の両親の成婚記念の絵姿を見せてもらって、姿を知ることが出来たりもしましたし、ランシェル王家との縁が出来て良かったですね。

 

シャーロットの祖父母とも再会が出来て……彼らは孫の無事を喜んでくれたし、彼女達からシャーロットの養母の死についても知らされることにはなりましたが。養い親2人の忠義とかも認めてくれていたのも良かった。

とは言え、彼女の抱えている問題が解決したわけではなくて……。長年彼女を追っていたスパイが悩みながらも城に忍び込んだりしているし。

シャーロット、そうでなくても美人で仕事も出来る優良物件なので、式典の為に他国の人員がやってきた時に求婚されたりだとかのトラブルにも見舞われてましたし。

 

……さらには、彼女に執着している隣国の王の忠臣にシャーロットの存在が気付かれてしまって。襲撃を受けることになったりもしてました。

密偵のレオがパンの恩義と言って、暴君ではなくシャーロットの味方をしてくれたのはなんか嬉しかったですね。

そういうトラブルを超える中で、シャーロットが自分の恋心を自覚して行動してくことになるの良かったですし……幸せな結末を迎えられて良かった。

番外編として、密偵レオやバンタース王国で若き王となったイブライムの話も収録されていて、彼らも彼らで幸薄い日々を過ごしてきましたが、そんな中でも幸せを見つけられたのはなによりでした。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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