気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

ドラゴンノベルス

虐げられし令嬢は、世界樹の主になりました~もふもふな精霊たちに気に入られたみたいです~

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「アルム、落ち着いてください。……私は、これで良かったと思います」

 

伯爵家令嬢のフィオーラは母が平民な上に、既に亡くなってしまったことで家での立場がない少女だった。

異母姉のミレアやその母リムエラは当然フィオーラの存在が面白くなくて嫌がらせをしてくるし、当主である父も愛していたフィオーラの母は愛していたから、母が存命の間はそのついででフィオーラにも気を配っていたが、母の没後には興味を失って。

辛うじて婚約者もいて、家から出られる可能性があったけれど……それすらも、締結間近に破談にさせられた。

 

そんなフィオーラは母の形見として、一緒に植えた木を大事にしていたけれど……それが面白くなかったミレアが火をつける暴挙に出て。

しかし、その樹木はこの世界で貴ばれる「世界樹」の種から芽吹いたものであったため、被害はなく……それどころかミレアに、容易に消せぬ呪術的な痕跡を残す仕返しすらも出来た。

そもそもなんで世界樹の種がこんなところにあったかというと、世界樹が千年の寿命を終えようとしているために、次代を担う種を生み出して託された内の一つであった、とかなんとか。

 

次代の世界樹が人の姿をとった、アルムトゥリウスことアルム。

その主であるフィオーラは世界樹の力を引き出すことも出来て、かなり重要な立ち位置になったわけですが。世界樹を崇める教団側にその事を察して協力してくれる善性の人間が居たのは良かったですけど。

……フィオーラを狙う輩に与する輩も交じっていたり、伯爵家の人々がフィオーラの立場が変わってからも考えも行動も改めることはなく、それどころかさらに悪化させていくような流れだったのは、まぁ今更引き返せない現れだったのかもしれないけど辟易とはしたな。

バカが大暴走した結果、ある程度の問題には決着がついたのは良かったですけど。懲りないリムエラの悪意が最後に描かれていたのは気がかりではあります。諦めなよ……。

刹那の風景4 68番目の元勇者と訳ありの依頼

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「『依頼主の要望を優先する』というのは正論だ。だが、それだけでは駄目だ。『冒険者が働くための環境を整える』という視点も、一方で持つようになていかなければならない。それが、上に立つ者の役目だからだ。というのも、下の者がいくら声高に叫んでも、働く環境は変わらないことが多い。だからこそ、意見がとおりやすい立場になった者が環境を改善してやる必要がある」

 

サイラスに託された願いを果たす協力を果たせたセツナ。

薬の製法についてギルドに教えることになっていたが、サイラスを助けるために後回しにしてしまっており、特別事後申請をするかどうするか、という問題があって。

サイラスが送り出された魔法陣だったり、山脈にある洞窟だったり国家機密にふれることになるので、ギルドに全部伝えるのは控えて欲しいというようなお願いも国王からされることになっていましたし。

 

しばしリペイドで活動することになったセツナはアルトと一緒にギルドで仕事を探すことに。

薬の調合についての依頼が貢献として認められて、セツナは一気にランクアップすることになったりもしていましたが。

その中でも、アルトは獣人の老人の話し相手・雑用という依頼を選んだり、セツナはトラブルに見舞われた花屋の手伝いだったりを選ぶあたりが彼ららしいというか。

アルトは依頼主が獣人だったから選んだだけで、色々と抜けもあって。セツナは依頼の裏事情なんかも察しがついたので、アルトに受けさせるかどうかを悩んだりしていましたが。

 

アルトの見つけた依頼を出していたラギ老人は、セツナと師弟関係も含めて受け入れてくれてましたし、依頼を受けていく中で、それぞれにとって良い学びがあって良かったですねぇ。

花屋の手伝いをする中で、リペイドの貴族の風習の一つである「婚約者の女性に12日間続けて贈り物をして、気持ちが変わらないかを確かめる」というものに関わることになったセツナ。貴重な時の魔法すら使った大盤振る舞いでしたけど。

その送り先である女性も含めて喜んでくれたのは良かったですねぇ。時の魔法に関しては、後々面倒そうな火種ではありますが。



刹那の風景3 竜の縁と危亡の国

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「生き様が自由にならないのであれば、死に様ぐらい自由に選べばいいんじゃないでしょうか……。そうは思いませんか?」

 

過去に過ちを犯して封じられていた竜人の娘、トーゥリと出会ったセツナは一目惚れから告白して、仮の誓約を結んで婚約状態となった。

竜人のしきたり的にはまだ結婚成立していないけれど、セツナ視点だと一貫してトゥーリを「妻」と呼んでいるの、思いの強さが出て良いですね。

そうやって大切なモノが増えたセツナが、弟子のアルトとゼグルの森で過ごしていた時に、魔物に食べられそうになっていた男性を発見。

 

死を望むのであれば放っておこうかと思ったようですが、何度か問いかけた結果「まだ死ねない」と口にしたため、助けることに。

今回、巻頭にこの世界のワールドマップが掲載されていました。通常の人には越えられない連峰によって大陸の南北はほとんどさえぎられているみたいですね。

セツナ達が過ごしていたガーディルやクットというのは、大陸の南側。そして今回保護したサイラスは、北側の国リペイドの騎士だった。

彼は冤罪によって罪に問われ、「魔の国」へ送り込まれるハズだったというが……実際はクットに居た。

 

厄介ごとの気配を感じ取ったセツナは彼への対応について少し迷っていましたが、アルトはいつもセツナが「困ってる人がいたら助けてあげようね」と言っていたのを覚えていため、内心嫌な気持ちはあれど、サイラスを助けるための道のりについ言及し始めて。

サイラスとセツナが話し合っていく中で、リペイドの抱えていた問題やサイラスに期待されていたことなんかの答えも見えてきましたが。

リペイドの想定通りにいかない、という情報をセツナは持っていた。その上で、カイル達に与えられた知識の中に、解決策があってそれを開示するかという悩みもまたあった。

結果的にサイラスを助けることになっていきましたが、その道中でまたしても予期しない出会いがあったのには驚きましたね。

 

地理の説明の為にセツナが用意してくれた地図を欲しがったアルトが、それに「その国でもう一度食べたいものを書いて、自分の宝の地図にする!」という姿は微笑ましかったですねぇ。

自由に旅をしたいセツナですが、カイルから与えられた数々の恩恵によって、国の視点では逃したくない人材になっていて、厄介ごとに関わるとそういう柵が迫ってきて面倒だなぁ、と思いますが。

トゥーリの兄と出会ったことで、ますます竜王への不信が募ったりするし。カイルが土地の呪いを残した理由も気になるしで、いつかこの問題には対峙することになるんだろうなぁ。

刹那の風景2 68番目の元勇者と竜の乙女

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「冒険者ギルドの理念は、人々の命を平等に守るため。ギルドの医療院の理念は、人々の命を平等に救うため。……僕は、この二つの理念を気に入ってるんです」

 

クットという国を目指して、それまでいたガーディル国を出立したセツナと弟子のアルト。

獣人によって住みやすい環境ではなかったこともあって、ガーディル国よりの地域ではゆっくりできなかったけれど、少し離れてからはアルトが植物図鑑で気になる実について調べたり、釣りを一緒に楽しむ時間を取るようになって。

 

のんびり楽しい師弟での旅を楽しんでいましたが……釣りの途中に針をひっかけてアルトが悲鳴を上げてしまったのを聞きつけた獣人たちが、誤解からセツナに突っかかってくる展開にもなりましたが。

相手がいきなり手を出してきたのはアレでしたけど、アルトという存在がセツナの重石になって、即座に戦闘とはならなかったのは良かったですねぇ。

こっちの事情知らないとはいえ、アルトに獣人の国サガーナへ行けばよいと提案したりしてくる獣人傭兵のカーラ達の物言いにはイラっとする場面もありましたが。

……まぁカイルから託された知識とかもあって「復讐を誓って動いている、滅びた国出身の獣人ですね」と指摘したりしてるし、セツナも時に火に油注ぎがちなところあるしな……。そこは相手が喧嘩腰だったというのもあるか。

 

ちょっと物騒な出会いがありつつ、お店の練習をしてアルトにお金の使い方を教えたりしていて、セツナがしっかり師匠してて良かったですね。

彼もまたずっと病室暮らしだったので至らぬ部分もまぁありますけど、少しずつ成長していってるのが良い。

新しい街に入ってギルドへ挨拶をしたら、ガーディルのギルドマスターから申し送りが来ていたり、依頼で知り合った黒ランクのアギトからの個人依頼が来ていたりして。セツナの薬によって、助けられる命が増えるかもと交渉が始まったりもしてましたが。

現状見えている範囲だとギルドは理念を守ってる良い組織みたいですし。カイルが所属を勧めたのはこのあたりも影響していたのかな。

 

そして新天地でセツナは運命的な出会いをすることになっていましたが……。

驚きの急展開ではありましたね。彼女は彼女で色々と事情を抱えていて、後に響いてきそうな気配こそありますが。抱え込みがちな部分とか似ているし、お似合い感はある。

刹那の風景1 68番目の元勇者と獣人の弟子

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「俺は、生きるべきだと思う。様々なものを見て、触れて……生きていく喜びをその手に掴むべきだ。もちろん、楽しいことばかりじゃねぇだろうし、辛いことも多いはずだ。この世界は、俺達の世界じゃねぇ。価値観自体が全く違う。正直、生きやすいとは思わない」

不安要素も隠さず、愚直にカイルは、ただ話した。

「だが、それでも……美しいと思えるものも、心震える瞬間に出会えることもある。そういった経験を、お前に体験してほしいと思うよ」

 

生来体が弱く入院生活を送っていた刹那は、両親の経営する病院の一室にずっと入院を続けており……そのまま24年の生涯を終えた。

彼の魂は異世界の勇者として召喚されることになって、新たな人生を得られたのですが。

病弱なままなことは変わらず。68番目の勇者として勝手に招いておきながら、使えないと判断された刹那はほぼ軟禁状態に置かれることになってしまって。

 

2度目の生は、生きながらにして死んでいるようなものだった。さらには69番目の勇者が召喚された、なんて噂も流れてきて……。

このまま死んでしまうのか、というタイミングで23番目の勇者だったというカイルが現れて。彼は刹那の記憶を覗いてどういう状況にあるのかを把握。

このままじゃ殺されるだろう刹那に、カイルはその身を挺して現状を打破する力と知識を与えてくれることになって。

 

日本出身の杉本刹那ではなく、異世界でただのセツナとして生きていくことを決意したことで、物語が動き出すことになります。

カイルには強力なアイテムとかも託されて。セツナ自身が力の扱いに習熟しきってないという問題こそあれど、スペック的にはかなり高くソロでも問題なく生きていける環境を得られた。

生まれてからずっと病室暮らしだったセツナが、外の世界へと歩み出していくのが面白いシリーズですね。彼にとっては見るもの感じるものすべてが新鮮である事だったり、カイルの知識だとかを与えられていることだったり、そもそも死に瀕していた状況で達観した部分がある事や性格的な問題だったりが影響して、好奇心旺盛ながら大人びてるんですよね。

 

冒険者ギルドへの登録をして、戦闘も出来るけれど登録上は「職業:学者」にしてますし。馬鹿にするような言動があっても、自分の本当に大事なものを侮辱するものでなければスルー出来る心の広さもありますし。競争心が見えない、ということでくすぶっている若手に文句つけられたりする御約束もまぁありましたけど。

概ね良い出会いをして異世界を満喫していく中で、サブタイトルにある「獣人の弟子」をとることになって。庇護する相手が出来たことで、ただフラフラしているだけではいられなくなったのがセツナに良く作用してくれるといいですね。

 

セツナを召喚したガーディルという国は、勇者の扱いが大分アレだし。それを69回も繰り返しているので、上層部は大分ヤバそうな気配を感じています。

巻末に追憶として、69番目の勇者に近しい人物のエピソードが描かれていますけど、どうにもなぁ……。


極振り拒否して手探りスタート! 特化しないヒーラー、仲間と別れて旅に出る5

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「もちろんだよ! ルークなら大丈夫だよ!」

 

アルノルンの土地を離れたルーク。

黄金竜の爪のバッチは持っていたけれど、あそこがシューメル公爵とズブズブの関係なのは広く知られているため、他の地域に移るにあたって隠すことにして。

カナディーラ三公爵の一人、アルメイル公爵が収めるアルッポという街に、ダンジョンを目当てにやってきたルーク。

 

以前入った事のあるダンジョンとは違うタイプの調査と、色々と流されてきたけれど久しぶりのレベルアップをしようとしていて。

ターンアンデッドを使えることもあって、アンデッド系統のモンスターが出てくると楽が出来て良いですねぇ。浄化の魔法が使えることもあって、身ぎれいにするのになれすぎていて、ゾンビ系統の悪臭がするモンスターとの戦闘に制限、というか難が生じているのは彼ならではの問題でしょうが。

 

色々と秘密にしておきたい手札が多すぎて、結局ソロの冒険者として活動していたルークですが。相性の良さもあって、着々とダンジョンのより深い階層へと踏み込んでいってたわけですが。

ダンジョンがある、ということでアルッポの街は発展していて……それゆえに、アルメイル公爵としてはそれが攻略されてしまっては困る、という問題があって。

ダンジョン攻略という名声を得ると同時に、悪評もついて回るというなんとも厄介な場所であるというのも、ルークはだんだんと知っていくわけです。

 

そんな中で様々な思惑が渦巻いた結果として、ダンジョン攻略のために動き出す集団が複数現れて。

所属が違う団体も乗り込んできていたので、どうしたって隙が生じやすい状況だったこと。先輩冒険者たちとの交流だったり、気まぐれの人助けの結果として、新たな神聖魔術や貴重な情報だったりを入手できたこと。

そういうアレコレが重なって、ルークも改めてダンジョン攻略を目指し……公にできない功績とは言えそれを成し遂げたのはお見事でした。

また旅の空になることになったルークでしたが、次はどんな騒動に出くわすんでしょうかね。

異世界転移、地雷付き。8

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「“明鏡止水”、お前たちのような優秀な冒険者が我が領地に存在することは、私としても誇らしく、ありがたい。あまり無理をせず、今後も末永く活躍してくれ」

 

ケルグの町での聖女教団をめぐる騒動を乗り越えたナオたち。

騒乱の中で父を亡くした獣人の姉妹メアリとミーティアを保護することを決め、ラファンへ連れ帰ることを決めたわけですが。

目覚ましい活躍をしたのだから、と帰還する前に領都ピニングにいってネーナス子爵にあっていくように、ケルグの支部長から要請を受けることになって。

 

ランク五の冒険者とは言え、流石に即日領主に会えるわけはなく。

数日ほど微妙な空き時間が発生してしまうことに。エールが美味しいらしい、という情報を近所のおばさんがたの話を覚えていたミーティアから聞いて興味をもって。

ちょっとだけ仕入れたり、空き時間にできる依頼を受けたらそこに関連しそうな問題があったりとかもしましたが。

美味しい料理を食べたり、絵本を買ってもらったりして、可愛がられているのを満喫してウキウキしてるミーティアが微笑ましくて和みましたね。

領主との対面も問題なく終了していましたし。若く礼儀も完ぺきではない冒険者相手でも配慮してくれる、良い領主様でホッとしましたね。

 

そしてラファンに帰還したところ、メアリとミーティアも冒険者になりたいと言い始めて。養われるだけではなく、自分たちでもできる事をしようとする心意気や良し。

しばらく家を空けていたことで、草木が生い茂ってしまっていたりする問題もありましたが。資金に不安がないから、と孤児院に草刈りの依頼を出したりもして。少し前に銘木を採取してから家具を買って稼いだお金を還元してましたが、これもまた街への還元の一環でもありますよね。

 

今回収録のサイドストーリーは「焦れったい二人」。ユキ視点で、幼馴染ということで特に距離の近いナオとハルカの関係が進展するのか、ナツキを交えてつついてみる話。追及されたくないから、と話題を別方向に逸らそうとしたりしてるハルカ可愛いな。

あとは、明鏡止水の噂を聞いて会いに行こうと動き始めた「翡翠の翼」の4話も収録されていましたね。

 

森よりも警戒する範囲が絞れるから、と新人冒険者メアリとミーティアを連れてダンジョンに挑む事にしたナオ達。

一緒に行動する以上ルーキーと同じ装備じゃ危ないと良い防具を装備させてたのは、ナオたちらしいなぁという感じ。保護者だから、というの抜きにしても安全マージンは取る方でしたしね。

メアリとミーティア、どっちも素質はあったようですし解体も忌避せず参加していたので、いずれ大物になりそうな気配はあります。

 

階層ごとに様相の変わるダンジョンで、新人2人を連れていてもナオたちなら超えられる程度の魔物が多いものの、どうしたって時間はかかって。ただ、食用の魔物も多くミーティアが楽しんでいたのは何よりか。

初心者の冒険に都合の良いダンジョンすぎる、という話題も出ていましたが。「都合の良いダンジョンがあったから、ここに転移させた」のが正解なんじゃないかということに。まぁ、地雷作ったりもしてたけどなんだかんだフォローもしてるからな、アドヴァストリス様。



異世界転移、地雷付き。7

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「……行ってみるか。折角の異世界、一つの町に閉じ籠もるのもな」

(略)

「だが、もし危なそうなら、即時撤退という感じで」

 

溶岩猪との激闘を乗り越えて無事にラファンに帰還したナオたち。

新調した装備が破損して、ハルカという治癒魔法の使い手が居たから助かっただけで、トーヤが結構危ない状況になったりもしてましたけど。

全員無事に帰還できたのは彼等だから、ということで積み重ねが成果を上げた感じがして良かった。

 

トーヤの治療がギリギリだったから治癒魔法をもう少し鍛えたいという意見もでて、神殿で話を聞くべく孤児院に足を運んだりもして。

神官長のイシュカさん、言い回しが面白い人ですよねぇ。なんか貴重な魔道具もっていたりして、謎が深まりもしましたが……。

 

ナオ達が溶岩猪戦の際に逃げ込んだ先の廃坑で、ネーナス子爵家の紋章持ちのスケルトンと戦う羽目になって。

そこから過去の騒動に際して回収できていなかった宝剣を見つけて欲しい、という依頼を受けることになって。廃坑がただの廃坑ではなく、ダンジョンであることも発覚。

その報告を受けてディオラさんの仕事がさらに増えることになってしまっていましたが。

 

仕事を増やされた代わり、というわけでもないですけど。

ディオラさんからケルグの街の冒険者ギルドから召喚状が届いた、という話を聞くことに。推定転移者であるクラスメイトが聖女を名乗って、不審な集団を結成しているという噂があったためにしばらく近寄るつもりが無かった場所ではありましたが、メンバーと相談の上で足を運ぶことに決めて。

 

……まぁわざわざ別の町を拠点にしているナオ達を、別の理由をつけた上て呼び寄せたのは、サトミー聖女教団への対処が進んでいる関係もあって。

実際富裕層にも沼にハマった輩が出て、まさか本が貴重な異世界で本屋がセールしてる場面を見られるとは。なかなかにヤバい。

 

即時撤退するつもりのナオ達でしたが、被害を受けた獣人姉妹を保護することになったりして、結局は参加することにはなってましたね。

地雷スキル持ちで暴走していた梅園さんが良い出会いに恵まれたようで、落ち着いた状態で再会して謝罪してもらうことも出来たのは良かったのか。

 

サイドストーリーは「トーヤ、大人の階段を上る」。トミーや翡翠の翼たちみたいに違う視点だったので、トーヤ視点だったのは新鮮でしたね。内容はタイトル通りのアレでしたが。

もう一つが「少しだけ信じてあげる~サイの冒険 第三章~」。魔法使いのみがハマる罠によってダンジョン下層に落ちてしまったサイ。そこで気になっていたソロの女冒険者エルテルと対面し、協力して脱出を図ることになって。少しずつ距離が縮まっていくのが良かったですね。



異世界転移、地雷付き。6

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「……ノーコメント。だが、訓練は良いと思う。常に万全で挑めるとは限らないしな」

 

幽霊として残り続けていたエディスと出会い、彼女との交流の中で得られた知識や錬金術の道具とかを得ることが出来たナオ達。

しかし、そもそもエディスと対峙することになった切っ掛けは、アンデッド対策を求めてのもので……その方面でいえば、成果はアミュレットのみ。トーヤにとっては生命線ながら、他のメンバーの攻撃手段が増えていなかったりと、現金収入とかも踏まえて考えると、一連の騒動の収支は微妙な結果になっていて。

 

現実的には属性鋼を使った武器に頼るしかないということに落ち着いて。

決して安いものではないけれど、エディスから情報を得られたことで自分たちで属性鋼づくりチャレンジをすることに。

平行して金策も行うことになっていて、近ごろ取れていない銘木の採取も選択肢の一つとして挙がって。

 

情報収集をしている中で見えてきたのは、腕利きの冒険者でも上手くいかなかったのは、魔物への対処は出来ても伐採後の樹木を運搬する手段が限られており、そのために人手を増やせば割の良い仕事とは言えないためだそうで。

一番の問題である運搬をマジックバッグで解決できるナオたちにとっては、挑戦する価値のあるものだった。

……まぁ銘木が巨大すぎて、魔法も即断できるほどのレベルには達しておらず。トーヤの身体能力だよりだったり、まだまだ精進が必要だなぁって感じではありましたが。

ラファンの産業が停滞しそうな状況で、銘木の供給を担えるということでナオたちの価値が上がったのは、今後を考えると良い一手だったのでは。

 

サイドストーリーは「トミー釣行へ挑む」と「翡翠の翼 其ノ三」を収録。

トーヤがなんだかんだトミーを気にかけているの、良いですねぇ。実戦を経験して外に出ているトーヤ達とは違って、トミーは街で鍛冶師の弟子としての立場を得たので、戦闘経験が乏しいのが分かるエピソードが入ってたりしたの結構好きですね。

ナオ達の積み重ねがしっかり身になっているのが伝わってくるのが良かった。

翡翠の翼も領主からの指名依頼を受けることになったりして、そこそこ順調ではありましたが……現場に来たのがバカ貴族だったり、苦労してるなぁ……って感じもした。

異世界転移、地雷付き。5

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「……みんなの頑張り、そしてディオラさんとリーヴァの協力もあって、こうして家を手に入れることが出来ました。少しは危険なこともありましたが、それでも大過なくすごせたのは慎重に仕事を選んできたからだと思います。これからもボチボチ頑張りましょう。そして、ハルカ、ユキ、ナツキ、美味しそうな料理をありがとう。乾杯!」

 

ついに家が建ち、シェアハウスとは言えど一国一城の主となったナオ達。

五人で協力し合っているのもありますけど、なかなかうまく異世界に適応していってる感じはありますね。

新築祝いでパーティーを実施することになって、世話になっているディオラやリーヴァも招いてワイワイやっているのとか、楽しそうで良かった。

 

そうしてできた家をより良い場所にするために、ナオとユキが協力して魔法を駆使して湯舟を作成したりする中で、拠点が明確になったことで改めて今後について話をすることに。

冒険者稼業はほどほどにして、危険なことには挑まずのんびり暮らしていくことも出来そうな状況ですしね。

 

トーヤなんかはケモ耳の嫁をゲットするためにも、貯蓄しないといけないし強くなるのは楽しいからもっと上を目指したい、と真っ先に意見を出していましたが。

ナオとハルカはエルフだから長命だし、ナツキやユキは人間だけどスキル強奪を使われた関係で一般人よりは長生きしそうだから、普通の人との結婚は考えにくい状況という意見も出たりして。

まだ若いから、と挑戦を続けていくことになって。高ランクを目指すために、森の奥へと踏み込もうとしますが、アンデッド系のモンスターと遭遇して足止め。

 

対応策を探す中でナオは神殿に足を運び、流れでお祈りをしてみたところ……邪神のささやきを聞くことに。この世界ではアドヴァストリスと呼ばれ、街中に神殿があるちゃんとした神様だったみたいです。邪神を自称する辺り、悪戯好きな神話とか探れば出てきそうだな……とは思いましたが。

某ゲームの王様みたいにレベルと経験値を通達するつもりがあったり、遊び心が多い神ですよねぇ。経験値アップ系、使い方によっては有効だったそうですが、何だろうな。

 

家を探す時に話題にあがった、悪霊が憑りついた貴族関係の屋敷の問題解決に乗り出すことになったり。そこから派生して、野盗退治も行うことになったり。

高ランクになるということは、対人も経験することにはなるでしょうし。地球とは違うルールがあって、襲われる危険性があるわけだから対処できないのはリスクだ、という意見もあって。乗り越えるべき課題を超えられたのは良かった。

 

サイドストーリーは「俺の冒険はここからだ!!」。大金持ちスキルをとったマサルくんことサイのエピソード2話。冒険者仲間を見つけて、迷宮都市のダンジョンに挑もうとしていて、こっちはこっちで良い冒険してますよね。全員男のむさくるしい集団ではありますが。気になる少女との出会いがあったりもして、少しずつ進んで行くんですかねぇ。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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