気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

オーバーラップノベルス

後方師匠面したい系転生者1 自覚なき剣聖の勘違い最強譚

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「心で負ければ剣も鈍る。諦めに流されて笑うな、それは不義理だ。最期の瞬間まで背負い、歯を食い縛れ」

 

剣と魔法の世界に転生した主人公。

彼は、物語の主人公のように自分が活躍するのではなく、勇者を後方から見守る老兵になって「俺はお前を誇りに思う」と渋く決めるポジションに憧れていた。

農家の三男坊として生まれたものの、その理想に向けてちょっと夢見がちな部分があったため、現実を叩きこもうと猟師の爺さんに預けられることになって。そこで剣術や罠についての知識を叩きこまれることに。

 

この世界の魔獣はかなり強く、複数の前衛で足止めして魔法使いの攻撃によって仕留めるくらいの事をしないと打倒できない。

主人公の棲んでいる村の近くにある山にも、魔獣が住み着いていたけれどそれだけの戦力を揃えられず猟師の爺さんが罠も駆使して、なんとか追い払っているような状況だったとか。

主人公はそのあたりの常識に疎く……一度は魔獣に無謀に挑むも敗走。そこから鍛えに鍛えて、自分の剣の腕一つで魔獣を狩る力を身に着けることに。

 

初期の頃は「同じところに何度も攻撃することで、打ち破る」って言う力業でやっていましたけど。技術が洗練されるにつれて、極まった技術によって剣が魔力を纏い「枝で薪を斬る」みたいな超絶技巧を披露する領域にまで踏み込んでいるの、トンデモないですよね。

渋い師匠キャラになりたいぜ! って欲求だけでそこまで鍛え上げられるの、素直に尊敬する。

 

この作品は、主人公目線で描かれるかなり軽いテイストの「表」、その章で関係することになる現地キャラ達の視点で主人公の異常性が描かれる「裏」で構成されています。書籍化にあたって更に加筆要素である「補」が加わった一話ごとが三部構成になっているのが楽しいですね。

「表」だと主人公、わりと必死こいて振舞っててテキトーなコト言ってるつもりで、渋いRPには向いてないよ……って感じなんですが。「裏」や「補」で描かれている主人公の姿は、彼の目的とする姿そのものでギャップが面白い。

 

独りで魔物を狩れる実力を得てからは、弟子を拾い鍛え……その弟子がある程度育ったらまた別の場所にいく、と言うサイクルで動いてる主人公。

そんな彼を師と慕う弟子たちは、師匠に倣ってある程度拠点としてた地域の魔獣討伐を行って状況が落ち着いたのを見てから、師の背中を追いかけることに。

たまたま拾った弟子たちが、主人公の剣を会得できる根性のある子ばかりだったのは、運命を信じたくなりますねぇ。



境界迷宮と異界の魔術師3

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「というわけで、だ。余の正式な名代として迷宮を探索している事が誰の目にもあきらかな称号を贈らせてもらおう。異界大使……などと言うのはどうかな。余の代行という事になるであろう」

 

騎士のチェスター卿、テオドールに絡んだ一件から思う所があったようで、迷宮に積極的に挑むようになって。

下水道順路を超えた先、大腐廃湖と呼ばれるエリアの調査を行う事を決意。もう名前からして、行きたくなさすぎるエリアですけど。「他者がやらぬなら我らこそが」と踏み込んでいって、最終的に成果を上げていたのはお見事。

増長していた人物が、叩きのめされてからちゃんと態度を改めてるのよいですよね。

 

チェスターの騎士の矜持と、テオドールの魔人はえげつないから敵対者へ容赦しない苛烈さとか、噛み合わない部分もあるでしょうし。

まだまだテオドールのあり方のみ込み切れてない部分はありそうですけど、初登場時よりは大分マシなキャラになってきましたよねチェスター。

そうやって実務での成果を求める姿勢は、政争からは一歩引く形にもなって。チェスターという有望株を第2王女ローズマリーに近付けることで権勢を強めようとしていた騎士団副団長のグレッグは困窮してましたが。

 

続いて差し出したフェルナンドは、別の騎士メルセディアの挙げた功績を横取りしようとしたし、当人の愚かさから魔人に情報を流してしまうし、面白いくらい順調にグレッグが破滅していきましたねぇ……。

 

フェルナンドから情報を得た魔人を叩きのめすために、テオドールも同行して。

悪名が轟いている魔人を、単身で撃破したことで王様の直臣として称号を与えられることになって。

家を出てまだそんなに経ってないハズなのに、実績上げるペースがとんでもない。

グレッグがパイプを繋ごうとしていた第2王女ローズマリーも、色々と暗躍をしている人物で。城を出て占い師に扮して、人をいいように動かすために情報を与えたりしていたみたいですし。それを察知したテオドールに叩きのめされてましたが。

「依頼を持ち込んでその日のうちに解決してしまうとか」と、縁あって知り合ったアルフレッド王子から呆れた目を向けられたりしてたのも無理はない。順当。

境界迷宮と異界の魔術師2

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「今の時点で何を言っても、多分に願望でしかないでしょう。何も為せないようならアシュレイ様の方から遠慮なく破談なさってくださって構いません。それでも――俺にその権利を認めてくれるなら。あなたの人生に関わらせて欲しい」

 

タームウィルズに向かう道中に顔見知りになった、シルン男爵領家の当主アシュレイ。

テオドールはスネークバイトと彼等が呼び出したマンティコアを撃破したことなどで注目を集めいているし、アシュレイは婚約者も決まっていない貴族家当主で治癒魔法の才能もあるという事でどちらも縁談とかが持ち込まれるだろうという話もあって。

テオドールの母に恩義があり、ガートナー伯爵家時代から味方になってくれた使用人のグレイスとの関係もありますけど、その上で3人で先に進むことを決めて。

 

父親との関係も希薄だし。母親も魔人と戦って呪いに蝕まれて死んだ。母に助けてもらった人もいたけれど、結局は去っていった。そういう光景を見てきたことで、テオドールの原風景は荒んでるんですよね。

1巻でギルド職員のベリーネに「割合歪んでる」と評されたのも無理はない。

それでも。いや、だからこそと言うべきなのかもしれませんが、グレイスやアシュレイと関係を進める時に自分で言葉を選んでいるのは偉いですね。

 

そうやって日常を過ごし、合間で迷宮に潜ったりしている中……「行方不明の友人を探している」という盗賊ギルドの一員シーラから相談を持ちかけられて。

ちょっと探ってみたところ、なんと暗躍していた魔人が登場。

テオドールの母の命を奪った死睡の王と同族。テオドールの母が死んだのはあくまで死睡の王の遺した呪いによるものであって、死睡の王そのものは母が倒していたみたいなんですよね。

別人だと理解はしている。その上で思う所はある。激情を抱えたテオドールは、それで失敗しないように努めて冷静に振る舞い……単身で魔人を撃破。

ゲーム時代の技術みたいですが、シールドを足元に一瞬作って空中機動を実行するとか、トンデモ技法披露してて笑っちゃった。

でもあれ、テオドールの固有技能じゃなくてBFO上位層だったら普通にこなしてる技術で、運営もそれを抑制するのではなく、追加アイテムとかで門戸を広げる方向で対処したっていうんだから、BFOなかなかの魔境なのでは……?

 

冒険者であるテオドールが魔人討伐と言う功績を挙げたことで、面白くない騎士が絡んできたりもしましたが。

騎士の有望株であるチェスターを軽くあしらってたのは、お見事……ではありますけど。

魔人と比べるのは酷にしても、あの程度の腕でデカい態度とってたのか……感はある。

杖に困っていたテオドールが、褒賞として王城の宝物庫から有用な杖ウロボロスを貰えたのは良かったですね。


境界迷宮と異界の魔術師1

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「俺を喰らう? やれるものならやってみろよ」

 

技術が発展し、VRゲームが現実になった世界。

主人公もVRMMOBreak Force Online』ことBFOというゲームにハマって、戦闘に特化した魔法職バトルメイジのキャラ・テオドールとして楽しんでいたようです。

しかし、ある日空き巣によって殺されてしまい……ゲーム世界に、自作のキャラ・テオドールとして転生。

 

ガートナー伯爵家の愛人の息子であるテオドールは母の死後、伯爵家に引き取られたものの正妻とその息子たちとの関係は悪く、ハッキリ言えばいじめられていた。

わざわざ引き取ってるくらいですから父親はテオドールを大事にしたかったみたいですが、そのあたりの事実に気付くことはできず……。

どうあがいても禍根は残るので、テオドールはゲームの舞台にもなっていた境界都市、あるいは迷宮都市と呼ばれるタームウィルズに向かうことに。

 

主人公は前世の記憶を取り戻したときに、無詠唱で魔法を使えるようになったりゲーム時代と同等の実力を得ていたようですが。

覚醒したタイミングはゲーム本編よりも7年前の時間軸であった。現実となった歴史が同じように進むとは限らないから、情報を声高に叫ぼうとはしないけれど、いざ問題が激化した時に対処できるように力を蓄えようとして、実際そのためにタームウィルズについてからも研鑽を怠ってないのは良いですね。

迷宮探索を便利に行うために生活魔術の講義とかも受けるようにしてましたし。

 

迷宮で新人を狙った悪質な狩りをやっていた馬鹿どもを、返り討ちにしたりしてましたし、既にある程度の実力があるのに油断してないのは偉い。

実際、その悪人ども……スネークバイトの連中に未発見技術で作られた転移石を与えた黒幕もいるみたいですし、厄介ごとの種は多そうなので備えるに越したことはないでしょうけど。



不良聖女の巡礼1 追放された最強の少女は世界を救う旅をする

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「私は神を信じていない」

 

孤児院で育った少女リトル・キャロル。

彼女が十五歳になったころ「君は聖女だ」という神官が迎えに来て。

この世界は「瘴気の壁」に囲まれおり、そこから湧き出る魔獣の被害に多くの人が悩まされていた。さらに「瘴気の壁」そのものもどんどん人類生存圏を蝕んでいて……。

そんな「瘴気」に唯一対抗できるのが、聖女だとか。

 

そしてキャロルは迷いつつも神官についていき……聖女が力に覚醒するという日食の日を待つことに。

その間に聖女候補として修練に励み、知識の習熟も怠らなかった。

神の言葉を記した原典によれば、地水火風の四聖女とそれらを導く光の聖女の5人が現れるとされていて……キャロルは光の聖女候補であった。

しかし、彼女に発現したのは女神像を崩壊させる「腐食」の力で……多くの人々は、キャロルは聖女ではなかった。偽りの聖女だったのだ、と彼女を追い出すことに。

 

聖女候補としてお淑やかな振る舞いを身に着けていたけれど、その本質はあくまで孤児時代に培った逞しさに溢れるもので。

人のいる場所から離れようとした結果とは言え、なんかしばらく森に住みついてますしね……強すぎ。

実は彼女が追い出された裏には、彼女をここ良く思っていなかった別の聖女の悪意があったりしたみたいですけど、当人がそこまで気にしてなさそうではある。

キャロルを見出した神官が実は教皇様で、「偽りの聖女」を見つけたことで立場を悪くして、教会の軍部に追い落とされる羽目になってたりするの、影響が大きいなぁ……というか。

「瘴気」という迫った危機を目の前にして内ゲバ出来るなんて、随分とまぁ余裕ぶってますねぇ。

 

キャロルが像を崩壊させたのは「菌糸」を生み出した結果で……「生命」に通じるほかにない奇跡だった。そのことを知ったターナーが、自らの過ちを認められたのは良かったと思いましたけど。

孤児として苦労をしてきて、追放の憂き目を見たキャロルが「神を信じていない」というのはそりゃそうでしょう、という気持ちがある。そこに物申すなら、彼女が聖女候補として学園に居た頃にやっておくべきだったんじゃないかという気持ちがあるので、真相が明らかになったときのキャロルとターナーの論争は、キャロルも感じていた通り「今更」って感じが強かったですねぇ。

 

さて、キャロル追放のために手をまわした、キャロルと同室だった水の聖女マリアベル・デミ。家名を持つ通り、貴族の出ではあったみたいです。

貴族として誉を大事に、困った人を助けるために奔走した父を誇りに思っていた。

しかし、現場の人間としてはよかったが、貴族的な根回しには疎く……ごく潰し貴族に、負債ばかり押し付けられる羽目になった。

そんな父を見ていたことで、聖女となり王と対峙した際に王に任命されたはずの父が忘れられていたことで、歪んでしまったという背景が明かされたのでどんどん憎みにくくなっていったキャラでもありますね。

 

ああいう目を見た子、この瘴気に悩まされた世界では珍しくないんだろうなぁ……と思うと聖女に縋りたくなる人々の気持ちも分かる。

ただ「不良聖女」が誕生してしまって、人々の希望の向く先一つではなくなってますが。それが今後どう影響していくのやら。



不死者の弟子7 邪神の不興を買って奈落に堕とされた俺の英雄譚

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「……ああ、これなら俺は文句ない。決着を付けよう、ナイアロトプ!」

「本当に君は、愚かな異世界転移者だったよ、カンバラ・カナタ。力の差に絶望しながら死ぬがいい!」

 

ロークロアを巡る、カナタ達と上位存在との騒動に決着がつくことになる最終巻。

ナイアロトプ最後の切り札である、封じられた罪人も2人があっけなく討たれ……最後の1人であるゾラスが解き放たれることに。

味方に引き込んだヴェランタは、本気で上位存在と戦う覚悟を決めて……上位存在の存在や「神の見えざる手」がやってきた悪事についてもロークロア内で周知させることに。

 

神々のエンタメであるロークロア世界の住人が、それらの事実を知ることは上位存在になぁなぁで騒動を治めるような温い手を打たせないための、背水の一手でもあって。

カナタやルナエールが特別な戦力であることは間違いないですけど、コトネを筆頭に転生者込みではあれど現地の他の戦力の底上げも同時並行で行っていって。

できる事は全て行った上で、ゾラスとの最終決戦を迎えることに。ヴェランタの最後の備えであったゼロについての情報が明らかになったり、神の尖兵になったゾラスにも世界を憎むだけの過去があったりしたわけですが。

 

それに比べると、まぁ自分で自分の首を絞めて行ったナイアロトプはスペック的には最強の敵でも、最後まで小物だったなぁというか。

まぁ最後まで変節することなく最後までナイアロトプらしく振舞っていったのは一貫してて、そこは認めてもよい。

神々の干渉を排することになったロークロアですが、今後問題が起きるとしても上手くいって欲しいものですね。

カナタが鈍い部分はあったわけですが、ポメラの気持ちの決着とルナエールとの関係への答えを出してくれたのは良かったです。


不死者の弟子6 邪神の不興を買って奈落に堕とされた俺の英雄譚

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「無謀だの、割に合わないだの、おかしな言葉ですね。世界には代わりの利かないものに溢れているんですよ。あなたが平穏の犠牲として切り捨ててきたものの中にも。ヴェランタ、そんんあことさえわからないのならば、あなたはきっと、人を本当に愛したことがないでしょうね」

 

商業都市ポロロックに君臨していたグリード、その裏には「神の見えざる手」の一人ヴェランタの存在があって。

最後カナタの前に種明かしに現れた彼は、カナタの実力を確かめて自分では勝てなくても、「神の見えざる手」のノブナガには勝てないだろう、と安心してました。

実際、ノブナガはカナタよりもレベルが上らしく戦うことになったら苦戦は免れなかったでしょうが……カナタの師匠であるルナエールが、その気配に気づいて本拠地に襲撃をかましてくることになったの、災難というほかない。

 

残っていた「神の見えざる手」三人を相手に終始優位に事を運び、危なげなくとらえてのけたルナエール、強すぎぃ……。

でもカナタには弱いというか。見知らぬ面々の前で事情説明するときに、カナタの服の裾を不安げに握りしめていたり、最終的には赤面してカナタの背に隠れたりして、本当にちょろ可愛いな……。

ロズモンドに「甘ったるい空気」とか「何を見せられておるのだ?」とか言われるのも無理はない。

 

しかし、「神の見えざる手」という上位存在ナイアロトプ達が打てる、常識的な範囲の最後の一手であって……それが打破されたということは、もはやあちらも打つ手を選ばない、という事でもあって。

コントロール可能な配下であった「神の見えざる手」ではなく、厄介過ぎて封印を選んだ罪人3人を解き放つことに。

ナイアロトプ、上位存在ではあるけど下位の神であり、上司に無茶ぶりされている側でもあるし……その上司もまたより上位の存在の以降は無視できない中間管理職的な側面を持っていて。

罪人を解き放つことでロークロアが潰えるとしても、「あの御方」と呼ばれる最上位の存在が興味を持っているカナタ達を巡る一連の騒動に派手な決着を求めたことで、ただ世界を終わらせるなんて興ざめな展開ではなく、イベント盛りだくさんの最終章が開始することに。

 

ヴェランタ達もことここに至っては抵抗することもなく、ロークロア劇場を盛り上げるために配置されていた布石を回収した方が良いとか情報提供や協力をしてくれることに。

カナタ達が一つの布石に四苦八苦している間に、他を任されたルナエールが全ての役割を果たした上で、カナタ達のピンチに駆けつけてきたのスペック高すぎて笑っちゃった。

不死者の弟子5 邪神の不興を買って奈落に堕とされた俺の英雄譚

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「……後悔してるなら、頑張って生き延びて、その後に生き方を改めたらいいんじゃないですか? どう喚いたって、それ以外ないでしょう」

 

「空界の支配者」との戦いを制したカナタ達。

別行動をとっていたロズモンドと、商業都市ポロロックで合流することになり……そこでロズモンドが世話になっていた魔工士メルと出会うことに。

ポロロック、商業都市として栄えているもののその発展ぶりと比例するかのように深い闇もあって。

 

メルがまさにその闇に囚われかけた人物で……。

田舎からポロロックの一等地に店を出せる、という話に釣られて出て来たものの、いざ来て見ればそれらの料金は膨大で。領主傘下のグリード商会が都市内のすべての流通を把握してるので、そこに加入しないとまともに営業できないけど、その看板を借りるために多数の金を預けなくてはならないとか。

2年以内に営業を終えることがあれば、商会の看板に傷をつけたとその預かり金が没収されるとか。マッチポンプで破滅へのジェットコースター作ってるんですよねぇ。

暗黒街と呼ばれるアンタッチャブルな犯罪にまみれた地区まで出来てるみたいですし。

 

事情を知った手前、放っておけないとカナタ達も一枚かむことになったわけですが。

何にしてもメルの才能伸ばしておいた方が良いよな、と彼女もまた霊薬漬けの勉強をすることになっていたのは……まぁお疲れ様ですというか。

4巻の番外編「とある不死者と魔法修行」で、ルナエールに錬金術も叩き込まれて伝承にしか残らない「錬金花」を作り上げたカナタがそれをやってると思うと、目に涙が……メル、強く生きてくれ……。

ロズモンドに「大船どころかドラゴン」と例えられる頼もしさと、霊薬漬けの不安。最終的には頼もしさが勝ちますが、おっかないのは確かですな。

グリード商会のウォンツが売ってきた妨害を蹴散らし、領主グリードが企んでいた計画に巻き込まれつつも、それすらも蹴散らしたカナタは実にいつも通りで安心できましたね。



不死者の弟子4 邪神の不興を買って奈落に堕とされた俺の英雄譚

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「聞いてない! 聞いてない! 聞いてない! こんな化け物がいるなんて聞いてない!」

 

マナラークを襲ったアリスを辛くも撃退したカナタ達。

しかしアリスの言動からナイアロトプの手が伸びていることを察知して、ポメラを鍛えたり、出来ることを進めていくつもりのようです。

実際、上位存在がロークロアをコントロールするために配置している「神の見えざる手」という組織を動かしているので、彼の警戒は正しいのですが。

 

こっそり漫画を描いていた転生者コトネ。密かに書いていた腐女子向けのものまで、前回の騒動で意識不明の状態の時に世に出てしまうトラブルに見舞われたりもしてましたが……。

それを見たらしいロズモンドが、コトネに「続きは出るのか? サインをくれ」と言ってるの、ほのぼのして良かったですね。

 

……その会話してたの、邪竜が現れたとか言う凶報が飛び込んできた中での対策会議だったんですけど。

そうやって警戒が求められた邪竜は、神の見えざる手の配下に過ぎず……カナタに軽く蹴散らされる羽目になったりしていたのは笑えました。

カナタ、ルナエールの薫陶でかなり高スペックにはなってましたが、その際に歪んだ常識もインストールされてるせいで、想定ラインが微妙にずれてるんですよねぇ。

まぁ、結果的に上位存在ナイアロトプに目を付けられ続けているので、ルナエールの行き過ぎた備えも活きているんですが。

 

今回動いた「神の見えざる手」の一人は「空界の支配者」。

かつてドラゴンとしての禁忌を侵したというその存在についての情報をもとめて、竜人の隠れ里に踏み込むことになったり。

そこでコトネとは違う転移者と鉢合わせることになったりしてましたが……。

常識外れのカナタが課されることになった試練を想定外の方法でクリアしていったの、なんというか真面目に超えて来た先人たちはお疲れ様ですというか。

それで言うと、うっかりルナエールとエンカウントした「神の見えざる手」の一員、大商会を構え経済的な面から干渉していたソピアも、ご愁傷様というほかなかったですけど。口八丁で逃げたのはお見事。カナタ絡むとちょろいからね、ルナエール。

不死者の弟子3 邪神の不興を買って奈落に堕とされた俺の英雄譚

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「いえ、ありがとうございました。ポメラさん。本当に危ないところを助けられました」

 

『神の血エーテル』の材料探しもあって、魔法都市マナラークでの滞在を続けていたカナタ達。

転移者であるところの『軍神の手』ことコトネも彼の事を気にしていて。……同郷だからこそ話せること、というものがやっぱりあって。実はこっそりと漫画を描いているという話だったり。自分が見届けられなかった漫画の完結までの話を聞いたりとか、良い時間を過ごせていたのは良かった。

……心配しているポメラとかに、連絡が滞ったのは反省材料ではありますが。

 

カナタは、精霊契約を行って材料の1つである『精霊樹の雫』を入手できるようになって。

契約した犬型の精霊ウルゾットル、2000レベルもある圧倒的強者だけど甘えん坊でじゃれつくのが好きで、だからこそうっかり相手を殺してしまうこともある。

さらに舐めた相手の魔力を吸うために低レベルだったら、それも危険とか言う一般人的には危険な相手ではあるようです。

 

……カナタからすれば可愛い犬でしかないし、存分に甘えられる相手を見つけたウルゾットル的には良い契約になってたので、まぁ良いか……。

低レベル枠のポメラと、犬が苦手なフィリアはちょっと大変そうでしたけど。何ならポメラはレベリングもあるので、さらに大変そうですけど。それでも「頑張ります」と言えるポメラの明るさには救われますねぇ。

 

今回、ナイアロトプが干渉してカナタ始末の為の策を練っていて……さらには、禁じ手まで使って、カナタが危険な状態に陥った時ポメラが助けてくれたのも良かったです。

……相変わらず遠目で見守っているルナエールに助けられることもありますけど、何やってるんだ度の方が高すぎて……もうあきらめて早めに合流しなよ……それが出来ないからああなってるんですが。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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