「なんて、ちょっと贅沢か」
第1弾が好評だったため発売できることになった、SSS第2弾。
奥付だと1弾が23年1月で、2弾が5月なので割と順調に予定通り刊行されたものかと思ってましたが。あとがきによれば、1弾発売時には本当に2弾の目途立っていなかったとかで、続刊でてホッとしましたねー。
あとレイアウトが変更になって、1Pにトレーラー、レギュレーション、ハンドアウトがまとめて収録されてるの見やすくて結構好き。
今回も基本ステージN市がメインとなるシナリオを4本収録。
桜咲く季節、死んだはずの人が蘇るという異変が起きたN市を駆ける「サクラ・デイドリーム」。
梅雨の中、N高旧校舎に閉じ込められることになる「ゴースト・イン・メイレイン」。
真夏日のはずなのにN市に冬が訪れ雪が降る怪現象に遭遇する「ウィンター・イン・オーガスト」。
秋のある日に、N市近郊にある館でFHと戦うことになる「ハウス・オブ・ザ・ビースト」。
第1弾ではN市以外のシナリオもありましたが今回は、かなり軸がN市に寄ってきたのと、季節を感じる設定が盛り込まれていて、シナリオごとの味わいが変わっていたのが良かったですね。
単品で遊ぶもヨシ、季節を追うようにキャンペーンシナリオとして楽しむもヨシという構成のようですね。第3弾も出るならまた違った要素加えてくるんでしょうか。ちょっと楽しみ。
『ゴースト・イン・メイレイン』のプレイレポートで、「N高に旧校舎なんてあったのか」って疑問が提示されて、あったけどこれまで描写されてなかっただけ、とGMが回答した事例があったようですが。無から生えてきた旧校舎と考えると面白いな……。TRPGって自由だ。
あとはSSSタイトルとなっている「ブランニューデイズ」というタイトルのシナリオがないのも興味深かった。裏表紙の謳い文句にもあるのと、とある収録シナリオの見せ場シーンで出てくる台詞に入っていましたねー。あの描写も良かった。