気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(文芸)

スカーレット・ウィザード2

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「この世界には誰も知らない宇宙がまだ山ほどある。俺は誰よりも先にそこに行って何があるのか見てみたい。それだけだ」

 

1巻はどちらかと言えば、ジャスミンがどれだけ飛び抜けているのかを深掘りしていくエピソードが多かったと思うんですよね。

海賊王と呼ばれるキングとダイアナのコンビを宇宙で補足してのけたり、それを可能にするオンリーワンの専用機を作らせていたり。セントラルに設置されたゼウスと仲良しだったり、軍隊に所属していた過去と信奉者がいることなどなど。

 

そんな彼女のパワーに負けずついていけるケリーも、並大抵の人ではないんですが。……海賊王と呼ばれるだけの理由があるのだ、と示してくれるエピソードが描かれてて好きです。

副総帥の業務として、ジャスミンと敵対している幹部の会社の視察に言った時。辺境で行われているという開発、そんなものは行われていなかった、と長い宇宙生活の経験から指摘したりしてますし。終盤の「門」を跳ぶシーンが、本当に好きなんですよねぇ。

 

「門」という、長距離を繋ぐ移動手段。自然現象であり、安定していないと通行できない場所であり、閉鎖した先で自社の船が音信不通になったと聞いたジャスミンが、専用機で捜索に行ってましたが。

総帥のフットワークが軽すぎてびっくりするし……その専用機に、いつから潜んでたか分からない爆弾が仕込まれていたというんだから、財閥の闇を感じますね。

ジャスミンを救助するために、ケリーが財閥の船《クーア・キングダム》をしばらく預けてくれないか、と船長に確認を取ってからが本当に好き。

その直前の夫婦喧嘩のシーンとかも良いんですけど。ジャスミン本当に強い女性で、魅力的です。申請済みの門なら跳んでも良いよな、とか言っちゃうケリーの強かな部分も好き。

スカーレット・ウィザード1

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「不謹慎なようだがな、海賊。どうあがいたところで命を狙われるのなら楽しんだほうが得だと、わたしは思うんだ」

「全面的に賛成だ」

 

主人公のケリーはキングの異名を持つ一匹狼の海賊。

海賊とは言っても略奪をするような荒くれ者ではなく、広大な宇宙を旅して誰も見た事が無い場所に行ってみたいという気ままな存在で。

そんな彼がたまたま立ち寄った惑星の酒場で、女性に声を掛けられる。ドレスで着飾っているような「お嬢様」ではなく、百八十センチ以上はある体格と、5キロ弱はある大型十を携行した武闘派。

 

彼女の名前はジャスミン・クーア。エネルギーと情報の分野を支配して、連邦政府にすら影響力を持つと言われる巨大財閥の総帥。

ジャスミンはケリーに仕事を依頼したいと持ち掛けるわけですが、訪れたホテルで突然「婚約届」を渡されたら、そりゃあ混乱しますよ。

直ぐに頷ける話ではないというケリーと彼の相棒である船を、宇宙で捕まえられたら結婚しようと条件を持ち出して、見事補足してのけるジャスミンがあまりにも強くて好き。ヒロインと言うよりは、ダブル主人公位の格があります。

 

契約した以上は、彼女の求める「夫」としての振る舞いをちゃんとする辺りケリーも真面目。

契約終了後には海賊に戻る関係上、整形手術に同意したり。財閥内部の権力争いがあって、相手の油断を誘うような振る舞いをしたり。

それによって敵に侮られるのは計算内ですけど、ジャスミンの信奉者が多くて「なんでこんなやつが……」と睨まれたりしてるのは、痛し痒しではありますが。

セントラルのホテルで起きた騒動への対処で、見直してもらえたらいいですねぇ。ジャスミンとケリー、どっちもどっちの飛び抜けた部分を持っていて、好きなんですよねぇ。


さよならの言い方なんて知らない。5

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「結局、自分で決めるしかないんだ。生きる意味なんてもの。なら自分が納得できたら、それが正解なんだ。他にはひとつも正解なんてないんだよ。どんなに偉い相手でも、どんなに賢い相手でも、誰になにを言われようが、納得できなきゃ首を振るしかないんだ。その自由が、つまり、生きてるってことだろ」

 

ウォーターが平穏を抜けて自分のチームを作ることになって。

彼女が手を回す一方で、香屋も平穏内部で情報収集を開始。まぁ、監視付きではあるので邪魔が入ったりもしてますけど。

失脚したシモンに接触したり。モノの抱えていた秘密を知ったり。

彼なりの行動を続けてはいますが、架見崎に参加したのが遅いというのがやっぱりネックになっているかなぁ、というか。

足りてないものが多すぎて、後手に回らざるを得ないのは厳しい。

 

それでも「キュー・アンド・エー」の能力だとか、先達との会話を通して核心に迫りつつあるのは流石です。

コゲと秋穂の「現実」認識の違いとかは示されていたので、ある程度想像はしていましたが。香屋と同じくらいの想定までしか出来てなかったなぁ。

予想以上にSFしてた、というか。色々と思惑が入り乱れてたんだなぁと言う印象。

 

自分のチームを結成した後、ウォーターが姿を消して。

ループの切り替わり直前にエデンとPORT間での交戦が開始。

能力の組み合わせによる必殺コンボとかは結構面白かったですが。銀縁の結末とかは意外な展開になりましたね。もう少し生き延びるタイプだと思ってたんですが。

「カエル」主体の架見崎に「ヘビ」が投入されることも決定して。月生も抑えられてしまって、なかなか厄介な状況になっていますが。香屋は果たしてどこまで歩けるのか。証明回を、待ちたい。

卒業したら教室で

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「……で、ご用件は?」

久しぶりの市立高校シリーズ!
……久しぶり過ぎて、キャラ把握しなおすのに若干手間取りましたが面白かったです。
まずは初手で思いっきりパンチぶち込んでくる目次が笑えて好き。
あれ? 私が読もうとしてるのは市立高校シリーズの新刊だったよな? って思わずタイトル確認しなおしましたよ。

柳瀬さんの卒業式が近づく中、葉山くんはまた不可解な現象の調査をすることになって。
友人の手を借りて情報を集め、伊神さんが真相に迫ろうとするのはいつもの流れです。
ただその合間に、十二年後の未来の話と、作中で彼らが調査している事件に類似した内容の小説パートが入るので、目次が不思議な事になっていたわけですね。

「未解決」のままで終わった、と言う「兼坂さん事件」。
今回事件の裏側には、いくつもの「嘘」が張り巡らされていて。
人間だれしも、その場に応じた最適解を取れるわけじゃないからなぁ……とか思いましたね。
嘘を吐くのは簡単でも、吐き続けるのは難しいとも言いますし、区切りをつけられたのは良かったんじゃないでしょうか。

区切りと言う意味では、葉山君が柳瀬さんに告白できるのかどうか問題もありましたね。
折悪しくこんな事件の調査をする羽目になって、タイミングを逃しまくっていましたが。それを抜きにしても葉山君が自信を持てず足踏みしていた所ありますからね。
最後、背中を押してもらえなかったら危なかった事でしょう。

未来の章でのお相手、葉山君はほぼ確定だと思いますけど、三野の方は誰なんだろう。
かなり綺麗にまとまってましたが、シリーズ完結と言うわけではないそうなので、また気長に待ちます。

あと、伊神さんが事件の調査に乗り出してくることの理由付けもされてましたが……それがなくても踏み込んでくるでしょ貴方は……。

トランスヒューマンガンマ線バースト童話集

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「俺は取返しのつかないことをした。捨ててはいけないものを捨ててしまったんだ。もう一度手に入れようなんて、虫の良い話だった。そのあげくがこれだ」

 

6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。

タイトルに童話とある通り、SFと童話を混ぜ合わせた作品が6つほど収録されています。

SFは余り読まないジャンルなんですが、知人から借りたので読了。

普段読んでないのもあって、新鮮で、笑えたのは良かった。闇鍋感ある。

 

精神をアップロードして、肉体から解放された人々が暮らす世界。

必要があればボディをレンタルして、そこに自分の意識をインストールする。

そんな世界で、電子化をしていなかった少女が継母や義姉にいじめられる「地球灰かぶり姫」。

分け合って隠れ住む竹取の翁が、半端ながら知性を得た竹と日々戦いながら、ある日出会った不思議な少女を育てていく「竹取戦記」。

NPCに囲まれた世界でただ一人の女王様として君臨していた少女の末路を描く、「スノーホワイト/ホワイトアウト」。

 

宇宙に進出し、しかし人類が去った後に残された知性もつエビやカニなどの要素を持つ機械たちが、人類の残した遺跡を探索する「〈サルベージャ〉VS甲殻機動隊」。

宇宙の果てに進出した、特殊な集団の残した遺物を回収して回っていたおじいさんとおばあさんが見つけた成果を描く「モンティ・ホールころりん」。

電子化に適応したアリと、それを選ばなかったキリギリスの交流と結末が記される「アリとキリギリス」。

と言った6つのエピソードが収録されています。

 

幸せな結末に辿り着いた、「地球灰かぶり姫」が一番好きかなぁ。初手な分読みやすかったですし。

「竹取戦記」で、求婚者モチーフの5人が、与えられた先進技術を解析しようとして失敗しまくる場面はユーモラスで笑えましたが。

モンティ・ホール問題に対して「最適を知っていて、選ばない」選択をしたおばあさんも結構好き。

さよならの言い方なんて知らない。4

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いつだって彼が戦うのは、物事の前提だ。震えながら世界を変えてしまうような、臆病な怪物が香屋歩だ。

――私はそれを、ヒーローと呼ぼう。

 

臆病者を自認する香屋歩。

けれど、目的のためにそのポリシーをひとつ手放すことにして……

キネマ倶楽部のリーダーの座をキドから譲り受け、自らの能力を活かすことで、この街に新しい勝利条件を作ろうとした。

前提を知らないままこの街に来て、そこまで考えて能力を設定していたのか、と思うと震えますね。怖いわぁ。

ポイントが減少したとはいえ、月生が加入した事もあり、注目を集めるチームとなっていましたが……

 

PORTのリーダーであったユーリィが、その地位を自ら放棄して、No.2のホミニニと一緒に別チームに移籍するなんて大ニュースのせいで、ちょっと薄れてしまってましたが。

移籍したユーリィから香屋にメッセージが来たり。

架見崎に残っていたチームの多くを巻き込んだ、規模の大きい戦いが起きていましたが。

参加チームの多さの割には、結構静かな展開になった感じがしますねぇ。

少数精鋭を中小チームに差し向けた影響も大きいでしょうけど。

 

ユーリィが、月生戦を経て修行の必要性を感じ、気ままに動いているのが中々のノイズになっているのは正直笑えましたね。

その人、今回はわりと何も考えてないよ……得られるのなら色々貪欲に持ってくつもりはありそうですけど。

リーダーになったのに香屋が相変わらず、自分から動かずに引きこもっているのには笑いましたね。ポリシーを捨てても、変わらず臆病で状況を動かそうと足掻き続けている。

 

ただ、圧倒的に時間が足りなくて、読み切れなかったというか。

より多くのループを重ねて仕込みを続けていた相手に、足元を引っかけられる終わりになって。

ループの終わりまでは辿り凍てましたけど、運営も一枚岩じゃないというか。色々ややこしそうですけど。

ここでもトーマはある程度踏み込んで把握しているっぽいのが怖いなぁ。絶望を証明、とか何をする気だ……

むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり

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「そうだ、これが読みたかったんだ。この本に会いたかったんだ……」

 

『むすぶと本。『外科室』の一途』と同時発売。

こちらは単行本で刊行されて、表紙以外にイラストは無し。

雪降る街に、一軒だけ残った書店。しかし、店長が事故で亡くなり、店じまいをすることに。

 

お客様への感謝と在庫の整理を兼ねて、最後の1週間だけ開店する事も決まり、残されたスタッフは準備に追われていた。

そんな中、店長の遺言によって想いを託された少年が、店を訪れて。

それが『外科室』でも主人公を務めた、本の声を聴けるというむすぶ君。フットワーク軽いな……

 

お客さんとコミュニケーションを取り慕われ、閉店が惜しまれる書店。

常連だった人、ほとんど行ったことはないけれど印象的な思い出がある人。

閉店の話を知った人々が、想い出を胸に訪れて、むすぶ君がそれを壊さないように手助けしていて。温かさが胸に染みる。

 本も、書店も、進化の途中にあり、今ある形は滅びてゆくのかもしれない。

ぼくらが愛してやまない一切が存在しない世界が、訪れるのかも。

けれど、それは未来のことだ。

本も、書店も、まだぼくらが生きているこの場所にあり、ぼくもまた生きているかぎり本と言う健気で優しい――奇跡のような存在を、愛するだろう。

彼らと出会うために、書店へ足を運ぶだろう。

本編の終盤に記された、このくだりが。一介の本好きとしても、元書店員としても、印象的で忘れ難い。

業界は厳しく、工夫しても売り上げが伸びるかは分からない。そもそも、注文して希望数が来るかどうかすら、あやふやだ。

それでも、今も確かに本と書店はそこにあって。どうしようもなく、心惹かれるのだ。

鬼人幻燈抄 幕末編 天邪鬼の理

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「多分、今の甚夜君は私が何を言っても納得できないと思います。でも、貴方の言う弱さを忘れないでくださいね。きっといつか、その弱さを愛おしく思える日が来ますから」

 

明治編が10月予定、さらにはコミカライズも始動だそうで。

力を入れてるなーと言うのが伺える。巻ごとにカバー裏のイラストにも工夫されてますしねー。楽しみ増えていい感じです。

 

サブタイトルに在る通り、幕末です。

移り変わる時代が描かれます……それは決して穏やかなものではなく。

外国勢力の干渉に、幕府の態度などが合わさって、動乱が始まりそうな危うい雰囲気がある。

巻ごとに時間がどんどん流れてますが、それぞれの味わいをしっかり見せてくれる辺り、描写の幅が広くて凄い。直次なんか結婚して子どもいますしねー。

 

人々に不安が広まったことで、鬼が跋扈する部分も増え甚夜も仕事が増えていて。

ある廃寺に人喰い鬼が出るという噂を聞いて足を運んでみれば……そこで、彼は嘘吐きな鬼と出会うのだ。

鬼は嘘を吐けない筈ですが、天邪鬼の説話なんかもありますしね。

実際それに絡めて、優しい夢を見せてくるのが上手いし辛い。

 

今回は土浦絡みのエピソードも悲しいんだよなぁ。

もし出会いが違っていたら。また違う道もあったのかもしれない。

どのキャラも頑固故に道を譲らず、変えられず。鉢合わせればぶつかる事に成るわけですが。

敵対する相手の中にも魅力的な人が多いので、IFを想像するのが楽しくもありますね。

新キャラの野茉莉が可愛くて癒しなんですよねー。WEB既読民としては明治編も楽しみです。



鬼人幻燈抄 江戸編 残雪酔夢

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「名は聞かん。鬼を討つのは、私の役目だ」

 

あぁ、表紙がなんて寂しく美しいのだろう。

今回もまた、カバーをとるとまた違った様相を見せてくれるのですが。

あまりにもネタバレなのでくれぐれも読了後にご確認ください。

 

江戸編が終わる、第三巻。この次の章は、幕末編と言いまして。

時代が移り変わろうとしている、激動の序章でもあるのです。

2巻で培った縁は今も続き、蕎麦屋でいつもの顔ぶれと出会う日々。平和でいいですねぇ。

甚夜の下には変わらず鬼退治の依頼が来て、闇は変わらずにあり続けるんですけど。

 

夜桜の下で夜鷹と出会い、夕暮れの中陰陽師と相対する。

新しく出会った二人はどちらも食わせ物と言いますか。飄々としていて、甚夜を上手くあしらってる感じが好きです。

夜鷹の方は「あの人」の幻に取り乱したりもするし、秘密も抱えてるし、等身大の人間っぽくていいんですよねぇ。

 

三代目も好きですけど、あの人は抱えているもの多すぎて、こう一言では表し難い。

鬼を討つ技を継いだ陰陽師としての顔や、商売人の顔があって。昏く静かに「忘れたらあかん」と忠告するし、甚夜に対して手札を隠す。

けど予想外の事があると口を開けて魅入ったりもするんですよね。見ていて飽きない人だと思います。

 

甚夜も、時に斬りたくないものを斬りながら、色々な問題に対峙して。

名を聞く習慣を身に着けた彼が、名を聞かずに立ち向かった場面が、とても痛くて悲しい。

積み上げたものが壊れて、守りたいものは守れなくて。別れを突き付けてくる。

心をグサグサ刺されるような、辛くて、それでも読んでよかったと思える不思議な読後感があります。



巴里マカロンの謎

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「わかった。わたしがあなたを、助けてあげる」

 

ついに出た、小市民シリーズの最新刊!

実に11年ぶりだそうです。え、11年。そんなに……? でも秋期限定はリアルタイムで買ったから、そんなもんか……

今回は短編集で、公式Twitterによれば『冬季限定』は別に出す予定とのこと。ここにきて新刊が出たので、まだ待てる。

 

二人がまだ1年生だったころの秋から冬にかけてのエピソード。

小さな事件が4つ、収録されています。『巴里マカロンの謎』、『紐育チーズケーキの謎』、『伯林あげぱんの謎』、『花府シュークリームの謎』。

前三篇はミステリーズに掲載されていたもの、最後一つは書き下ろし。

待ちきれなくて、雑誌購入していましたが。『巴里マカロン』が初回2016年だからやはり4年ほどはかかる訳ですね……

『伯林あげぱんの謎』と『花府シュークリームの謎』が好きですね。特に後者の最後で、小佐内が珍しい姿を披露していて、可愛かったです。良かったね……

 

新規オープンした店舗を訪れて、マカロンを3種類選べるセットを注文した筈なのに……気付いたら更に4つ目が乗っていたり。

他校の文化祭で、小佐内さんが生徒に連行されて。手がかりを求めて、小鳩くんが消えたCDを探す羽目になっていたり。

相変わらずの日常で起きた謎に、筋道をつけて辿り着くのがお上手というか。二人のやり取りが楽しい。

巴里マカロンの謎 (創元推理文庫)
米澤 穂信
東京創元社
2020-01-30

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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