気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(女性向けライトノベル)

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる7

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「今は痛くありませんから、泣かなくていいですよ――ジェラルド」

 

オルタでの冬を超え、春を迎えたアビゲイルたち。

魔物のボスたちとの交流も相変わらず続いていて。ボスたちがアビゲイルからの褒美目当てで茶番をしているのを見抜いて、釘を刺しに行ってる当たりジェラルドも大分慣れて来てますね……。

序列を大事にして頑張って振舞ってる姿、本当に微笑ましくて良いですよね、アビゲイル。ドリューウェットの人々との交流風景はいつ見て和む。

久しぶりに王都に言って魔導列車に乗り込んでみたり、楽しい日々ばかりだったら良いんですけどねぇ。

 

他国からの使節、ソーヤリー卿がまたいろいろと情報を持ってきて。

第二陣でやってくるメンバーは彼と思想が違うということで、どちらかというとソーヤリー卿は融通を図ってくれている方で、情報も有用ではあるんですが……。

それはそれとして他国の事情にこっち巻き込まんでくれ、という気持ちはある。

ソーヤ国の文化である影武者。本体側であるユエン王子はスペアであるソーヤリー卿に対して、言いなりになるべきという考えを持ってるそうで。

……ジェラルドも似てるので無理難題吹っ掛けてくるかも、とか言われて、そうなんですか情報ありがとうとはならん。

 

 

鉢合わせしないように、という建前でドミニク王子とジェラルドとアビゲイルを自国に招こうとしてきたりしますしね。

ドミニクを動かすために魔導列車の技術と、ソーヤ国の防衛壁の相互技術提携とか、王族が引っかかりそうなネタを用意してくるあたり強かでもあるし。

まぁでも交渉が通じる相手だから、頭が軽くてこれまで国から出された事がなっていうユエン王子よりは大分マシなんですけど……。

 

海を超えられるようになったのは、公式には百八十年前くらいらしいですけど。

それ以前にソーヤ国に漂着のような形で流れ着いた記録もあったそうで……。ドミニク王子が別件で調べていたところ、シンの一族の初代はウォーレイ出身だったそうで。

しかしその初代が「ウォーレイとは関わるな」と言い残していたって言うんだから不穏。実際ユエン王子が面倒くさそうなのは本当でしたけど、アビゲイルの非凡さを察していたソーヤリー卿には相談したい事があったみたいですしね。

……そこでアビゲイルは、ある過去と対面することになったわけですし。当人が全く気にしていないのだけが救いか。

転生しました、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。4 ~婚約破棄されたので田舎で気ままに暮らしたいと思います~

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「ふうむ。サラナよ。温厚なお前が、ワシのために怒ってくれるのか。その心遣い、嬉しいぞ」

(略)

「だがな。騎士が侮辱された時、為すことはただ一つよ」

 

サラナ曰く西のボスであるところの、カルドン侯爵の招きを受けたサラナ達。

美容器具の販売や、ミンティ芋関連でお世話になっていることもあって断り難く、足を運ぶことになったわけですが。

カルドン侯爵家の面々もまた、考えが甘い部分があるというか。大人の社交をする間、子供世代で交流を持たせよう、と時間が作られたのに娘のシャーロットは親しみを持って接してくれたのに、息子のシヴィルは喧嘩腰で。

 

誇りを侮辱されたことにサラナは激怒。それを孫を可愛がってるお祖父ちゃんことバッシュが見つけ……決闘という名前の教育が始まったのは笑っちゃった。

魔獣を容易く蹴散らし、英雄と呼ばれるだけのバッシュの実力は本物で。それを感じ取れないし、討伐した魔獣エピソードを聞いてなお察せないシヴィルの残念さよ……。

今回カルドン侯爵がドヤール辺境伯に声をかけたのは、ミンティジュースの影響力が大きすぎ、国内のパワーバランスを憂いた結果だった模様。

 

国を荒らすつもりはない、という考え自体は間違ってませんけどね。

王国な忠実な臣下であるというスタンスのドヤールが、なんで国を揺らがすようなことをしてるのかまで考えが及んでいないあたりは甘い。

ただ分かっている人もいたので、そこは救いか。だからこそ、このタイミングで一回伸びた鼻を叩き折ろうってことにもなったんでしょうけど。

 

そんなひと騒動がありつつも、サラナはまーた面白そうな人材見つけているのでいつも通りではありますね。

魔鉄を採取するときにでる丸石と呼ばれる、量は多いが使い道が見つかっていない鉱石の研究をしていたロックくん。

それまでとは違う配合で、落ちても割れない強度にすることができたものの……武器防具の原料としてはまだまだ弱い。けれどサラナからすれば、発展性ありまくりの素材で。

スカウトして、研究施設に入ったロックくん、恵まれた環境で次々開発進めていったのは凄い。凄すぎて、ドヤールだけで抱え込むのは難しいレベルの事業になりそうになっていましたが。

 

これまでも多くの実績を積んだことでサラナと王家との婚約話が出てくるかも、なんて形で家族から釘を刺されることになっていたのは……それは、そう。

仕事に向ける熱意は素晴らしいけれど、夢中になって周囲が見えなくなってしまうのは良くないってのは、良い教えですよ。ちゃんと分かってくれる人が傍にいてくれれば良いんですけどね、会長。

 

暁の魔女レイシーは自由に生きたい2 ~魔王討伐を終えたので、のんびりお店を開きます~

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「レイシー、あなたは誰にもできないことができるのね。羨ましいわ。これからも、あなたが作るものを見てみたい」

 

何でも屋「星さがし」を開業したレイシー。

定期的にウェインがやってきたり、村の少年アレンとの交流が続いていたりして、穏やかな時間を過ごすことはできていたみたいですが……。

「星さがし」への仕事の依頼、という意味ではさっぱりで。

レイシーの魔術使うと実際色んな事が出来るので、何でも屋と銘打つのは正しいんですよね。

しかし、彼女が凄い魔法使いということをプリューム村の住人が気付いていても、それまで彼女が居なくても生活を送ってきたわけですから。

取り急ぎの不満もないし、何を頼んだものかピンときてない、というのもあって閑古鳥が鳴いてたんですよね。

 

アレンの方が落ち着いてるんですよね。

客なんていつかは来るから急がなくていいとか、始まったばかりのことはうまくいかないことの方が多い、みたいな事言ってますしね。

……アレンが成長しているからこそ、自分が進めていないんじゃないか、とレイシーが自虐的な思考になってる部分もありますけど。

そんなアレンも、あくまで小さな村の住人であって、まだまだ至らない部分もあるんですけどね。今回、新しい挑戦をした際に「全然わかってなかった」って言ってましたし。

 

ただ、アレンの存在は大きいですよねぇ。

彼の家族との縁もあって、レイシーが外の世界と交流するきっかけになってるし。アレンの家族からの相談で、また新しい道具を編み出してましたしね。

かつての旅の仲間、ダナがレイシーからの便りを受けて遊びに来た時も、その発明品に驚いていましたし。

ダナの悩みを解決する方法も、しっかりと編み出したり……改めて、向き合って交流して。その時間を嬉しかった、とお互いに行ってる場面が実に尊かった。

「星さがし」とその発明品が目立つことでバカが絡んでくる事件もありましたが……かつての仲間たちも、村の人々もレイシーの味方でいてくれたのが本当に良かった。

龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上

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「私の幸福を望んでくれるかたが居ました。だから私は私のために生きます」

 

訳ありで故郷の村を離れ、帝都で女中として働く少女・珠。

彼女は、妖怪が見える特殊体質で……勤め先のお嬢様が、妖によって池に落とされそうになったのを助けても、一般人には妖が見えないために誤解されてしまったり。

他にも妖たちの仕業が珠のせいと思われてしまい……彼女は短期間でクビになることを繰り返していた。そのため、仕事を紹介してくれる口入れ屋からも新たな仕事を紹介してもらえなくなってしまって……他の口入れ屋を回ったりして、なんとか暮らしていたみたいなんですが。

 

そんなある日、妖怪が見える口入れ屋の店主・銀市と出会って。

またしても疑いをかけられそうになっていた珠を助けてくれた銀市の店で、一時的にお世話になることになったわけです。

タイトルにある通り、珠は故郷の因習によって生贄扱いされていた少女で。それ故に人との交流経験も少ないし、かといって妖怪との付き合い方を心得ているわけでもなく。

 

同じ店で雇われている猫又の瑠璃子が、彼女の事を「赤ん坊に求めるレヴェルが高すぎた」なんて言ってましたしね……。

自分の気持ちとか、好きなものとか。そういうのを発露する踏ん切りがつかなかったり。

そもそも彼女の故郷の村での扱いも、働きに出た先でも散々な目に遭っているけどそれを受け入れていたりする。

そんな彼女が、少しずつ自分の意思を示せるようになっていくのが良かったですね。

宮廷魔術師の婚約者 書庫にこもっていたら、国一番の天才に見初められまして!?

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「あ、あの、お仕事頑張ってください。わ、私も、クイン様の隣に居ても恥ずかしくない様に、品評会頑張りますから!」

「ああ。君なら絶対大丈夫だ」

 

魔法使いの名門スチュワート家の令嬢メラニーは、しかし魔力がほとんどなく、魔法学校に通うことも出来ないレベルだった。

メラニーはそのことが負い目となって、周囲の声を気にしすぎる部分があった。さらには友人だと思っていた相手と婚約者が懇ろになって、婚約破棄までされてしまって……。

家族は、魔力量なんて気にせずメラニーの事を大事にしていたんですけど、その心配も上手く彼女には伝わっていなかったようです。

 

婚約破棄された後、書庫にこもっていた彼女の元に、魔法学校で教授を務めている叔父ダリウスがやってきて。

助手として書類仕事でもしてくれれば、という建前でしたが。その仕事は直ぐに終わってしまって。時間の出来た彼女はダリウスの好意で、研究棟の一室を借りられることになって。

自分では使いこなせないとしても、魔術の本を読むのがメラニーは好きで。彼女の魔力量でも出来る、魔術で使う薬品づくりや魔法道具の作成なんかについて挑戦し、ある程度形にすることに成功。

 

論文なんて初めて書いたから形式は整っておらず、ツッコミどころも多かったみたいですが。メラニーが古代語が読めること、古代魔術の製法を元に、時の流れで失われてしまった素材を現代のもので代用し、古代魔術由来の薬を完成させてしまえる天才だということが、ここで発覚することになるわけです。

そんな彼女の才能をたまたまダリウスの教え子であり、宮廷魔術師になったクインが知ることになり……メラニーは彼の弟子として迎えられることになるわけです。

 

研究をクインの屋敷で行うことにしよう、という話になった結果、せめて婚約者としての体裁を整えてもらうとダリウスが提案し、受け入れられることに。

クイン、メラニーの魔力量を聞いても態度を変えず、彼女の才能に理解を示し、彼女自身を大事にしてくれるようになっていくのが良いですね。

メラニーも彼の事をどんどん思うようになって。その実績を認めさせるために品評会に参加することになった際、元婚約者たちがちょっかい出してくる、面倒な一幕もありましたけど。見事に乗り切ったの、成長を感じましたね……。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる6

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「苦しいのはおまえがこれから生まれるからですよ」

 

オルタでの日常が、おおむね穏やかに続いていました。

第四王子たちが訪問することになった原因、ソーヤ国という海向こうの国からきた使節団がやってきたわけですが。

使節の何人かは、ジェラルドの父母と一緒にドリューウェット城まで行って、そちらでもおもてなしがされることになって。

一部はオルタの迎賓館に残って、そっちの対応を第四王子とジェラルドが担当することになっていましたが。

 

そうやってジェラルドが不在の間に、神官たちが屋敷に訪問してきたりするのが面倒くさいというかなんというか。

神殿勢力、ソーヤ国相手にも縄張り争いとしてアビゲイルと仲が良いとアピールしてきたりするみたいで……増長が過ぎる、とジェラルドに叩かれることになっていたので、ざまぁとしか。

過去の戦火からも遠く、被害も薄かったことで私兵団が緩み切っていたのもありますし。あっちもこっちも締め直さないといけないジェラルドは大変だ。

アビゲイルを守るために過保護すぎる部分がジェラルドにはありますけど……それを抜きにしても、普通に規律が緩んでるのは良くないですからね。徹底的に叩いてもらいましょう。

 

今回、ジェラルドの義姉にあたるステラが出産するまでになってましたが。

懐妊にアビゲイルが気付いた描写から、ついに出産までに来たのかぁ、とちょっと生まれたばっかりなのに感慨深い。

アビゲイルが伝えたユスリナの効果もあって、産み月までつつがなく過ごせていたらしいのでそれも良かったですねぇ。

 

魔王の森を残して領地が水没したせいで、現地で証拠を集めることが難しくなったせいで、ロングハースト関係者の処刑は先送りになっていたみたいですけど。

時間が過ぎたことで、養母ブリアナの刑が執行されたりと動きもありましたが……終わり際に、それまで秘匿していた魔物寄せだとか色々情報が出て来たせいで、他国からの探りが入ったりしたので、死んでからもなお祟るか……という感じ。

 

第四王子と似た部分のあるソーン国の使節の一人、ソーヤリー卿。善性ではあるけれど、立場に見合った腹黒さというか、策謀も当然使ってくる人物で。

自分と違う考えの人間もいて問題が大きくなるから、次回以降の使節からはアビゲイルを隠した方が良いと言ってくれたのは、正しく助言ではあるんでしょうけど。

その時に「いつか自国にアビゲイルを招きたい」ってことも吐露してたし、アビゲイルの天恵について察してるの面倒すぎるなぁ……という気持ちもある。


愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる5

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「お前はボス失格です」

 

変わらずオルタで過ごしているアビゲイルたち。

若手が幅を利かせていた私兵団、可もなく不可もないながら大佐までなったはずなのに仕事嫌いな上官までいて……緩み切っていた現場を、ジェラルドは叩き直す恐怖政治に着手。

当人もあまり荒っぽくなるのは好んでないみたいですけど、「上官の怠惰は部下を殺す」と大佐から仕事と指揮権まで分捕って采配振るっているのは有能。

 

ロングハーストの土地、恵まれていたと思われていましたが……アビゲイルが再訪し、離れてからも凋落が続いていったそうで。

魔王の森を残して領都が水没したとか言うんだからとんでもないというか。前世魔王なアビゲイルがいたからこそ保たれていたんだなぁ……というのがよくわかる。

 

 

アビゲイル、魔王としての視点を持っているのもあって、なんだかんだ上位者としての振る舞いを心得ているんですよね。あちこち常識抜け落ちてるけど。

見るべきところはちゃんと見ていて、ロドニーがキッチンメイドと仲良しなところとか知ってるの、なんか好きですね。いっつも好奇心であっちこっち走り回っている小動物感もありますけど。

閑話でそのキッチンメイドのエピソードが挟まっていたのも嬉しかったですね。奥様に振り回されつつ、仕事をしっかりこなしている良い子でした。

調理風景見に来たアビゲイルが、目を輝かせて眺めているから料理長が興が乗って、オムレツめっちゃ高く挙げている場面とか、微笑ましくて好きです。

 

港町ということで、他国からの使節が訪問することが決まったり。その対応のために外交につよい第四王子がやってきたり。

海のボス争いがいったん落ち着いた……と思ったら、森のボスまで挨拶に来たり。あっちもこっちもバタバタしてましたが。

王子についてリックマンもやってきて、アビゲイルの天恵について以前よりも知ることになりましたけど。それでも変わらず友情を示してくれたのが、実に良かった。

どもりまくって挙動不審になってしまうけど、何だかんだ大物ですよねリックマン。

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「ここはくるくるの町なので、とってもだいすきです。でもくるくるがなくたって、旦那様がいればそこがわたしのおうちなのです!」

「――君は本当に何倍にして返してくるな」

 

アビゲイルの養母ブリアナが軍への攻撃を行ったことで、多少のペナルティが課されることになりそうだ……という話でしたが。

敢えて左遷されて、アビゲイルが好きそうな場所に引っ越すことにしているあたり強かというか。

左遷と言いつつ、ジェラルドの生家であるドリューウェットの領であり、新婚旅行でも赴いたオルタへの配置なので、対外的な措置に過ぎないようですけど。

 

ジェラルドもアビゲイルには王都の喧騒よりも合ってそうだと思ってましたし、最初こそ政略結婚でしたけど、本当に仲睦まじくなりまよね。

出立に際してジェラルドの同僚と御夫人を交えた壮行会が開かれることになったり。オルタを訪れる前にドリューウェットの城によって、ジェラルドの家族に顔を見せたりしてましたが。

いやぁ、ロングハーストの馬鹿達を見た後だと、アビゲイルに優しい人が多い場所を見るとこっちまで嬉しくなっていますね。

 

そして港町であるオルタに着任することになったわけですが。

アビゲイルが何かしたわけではないですけど、ちょうど海の領域でボスの地位を巡って魔物の争いが起きていて……海の底で起きているので、人は気付いていないけど、余波で海が荒れていたりして。

それとは別に、領地内でのちょっとした派閥なんかも出来ていて……ベテランを追い出して、若い層がデカい顔をし始めているけど実力が伴っていないから、アビゲイル目線だと人と魔の境あたりが、魔物に脅かされているのが分かったりもして。

 

魔物の価値観やルールについて、常人には察知できない出来ないものではありますけど。アビゲイルから上がってきた情報を信じて、でもそれに頼り切りにならず「本来ならわからないものだから」と適切に扱おうとしてくれるジェラルドが彼女の番になってくれたのは本当に幸いでした。

若い層の伸びた鼻っ面叩き折ったり、ちゃんとやることやってますからね。

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「俺がやるから。その力をそんなことにつかわなくていいから」

 

ロングハーストの領主館にいた、現地の思想に染まり切った使用人たち。

それらが居なくなった結果、アビゲイルたちはロングハーストに十日滞在する予定だったのを切り上げて帰還することになったわけですが。

アビゲイルに子供が石を投げるなんて事件も起きて……王族の連れて来た相手への投石。それはつまり貴族や王族が舐められているということでもあって。軽薄な態度をとっていることも多い第四王子も、厳しさを見せるべきだと思うようになったみたいです。

……なんというか、今更どうしようもない土地だと思うけどなぁ、感がある。

 

ある程度見切りをつけている部分はあれど、現在の統治を任されているのも間違いなくて。

とはいえ、ロングハーストの書類とかはかなりハチャメチャで管理が難しく……アビゲイルの助言を欲してくることに。

ジェラルドは大分渋っていましたけど、ジェラルドの執務室で、第四王子の部下に教えるという形でひとまず決着して。

そうやって派遣されてきた文官の一人、リックマン男爵令嬢。緊張して挙動不審になっちゃう部分はあれど、城で働けるくらい処理能力の高い女性で……不思議とアビゲイルと波長が合って、仲良くなっていたのは瓢箪から駒ではありましたが、良かったですね。

 

 

ジェラルドの幼馴染であり、ちょっかい出しまくってる令嬢ウェンディが登場したりしてましたし。ジェラルドはかなりバッサリ切り捨ててましたけど……昔魔王においもをくれた子と同じ魂ということで、ちょっとアビゲイルが気にしてる部分があったりしたし。

逃げた養母ブリアナが懲りずにまた変なことしでかして、アビゲイル怒らせることになったりするし。

トラブルが尽きない日々でも、「旦那様」がしっかり愛を伝えてくれることで、アビゲイルは幸せそうですけど。リックマンという友人が出来たことで、彼女の世界が少し広がっていくと、良いですね。

愛さないといわれましても 元魔王の伯爵令嬢は生真面目軍人に餌付けをされて幸せになる2

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「旦那様は私をおいてっちゃだめです」

 

王都での結婚式とお披露目を終えたアビゲイル。

コルセットがキツくてちょっと体調を崩す事態が起きたりもしてましたが……ジェラルドが甲斐甲斐しく世話を焼いているもんだから、見ていて微笑ましいですよね。

ジェラルドの実家でもあるドリューウェットでもお披露目をすることになっていましたが……そこで兄嫁であるステラが妊娠している事に気が付いて。

 

大っぴらに言うのではなく、ジェラルドを通しているのは成長ですねぇ。

魔力が強い子が生まれるから、ユスリナという植物……人間からは雑草と思われているもの……を食べたほうが良い、とまで身内だけの席では言っているので、相変わらず多くのものが見えてますねぇ、アビゲイル。

ジェラルドもその家族も、彼女を受け入れて、信じてくれているのが良いですよね。

 

アビゲイルの実家である、ロングハーストの厄介さを思うと本当に。今が幸せ過ぎる。

ロングハーストは豊かな土地で、当主が亡くなった結果、今は第四王子の預かりになっているみたいですが。

それまでの豊かさから考えると、あまり儲けが出ていない状態になっているとかなんとか。その裏事情も、だいたいアビゲイルは察していましたが。

土地の主である魔物・竜の機嫌が悪いから、採掘量が落ちているとか公に出来るはずも無くて。

 

第四王子が現地の情報を知る人材としてアビゲイルを頼りたくなるのも分からないではないですが……ジェラルドが彼に近付けたくないと思うのも良くわかる。

ロングハーストでは金瞳は疎まれていて……貴族令嬢であるアビゲイルへの扱いは、実家だけではなく、ロングハーストの領民たちもまた貴族を襲撃したりするトンデモ具合だからなぁ……。

仲良くないとアビゲイルが主張していたけど、竜の方は素直に慕っていたっぽい微笑ましい場面とか見られたのは、良かったですけど。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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