「はあああああ。真紀さんがいよいよ神の為せる領域に足を踏み入れやがった。あああ、恐ろしや恐ろしや」
「馨、それがあんたの鬼嫁よ」
真紀の嘘が明らかとなって。
馨と真紀の距離がこれまで以上に近づいた感じがするとか。
真実を知ったことで馨の方の覚悟が決まったようで、安心感がありますねぇ。
これまでは真紀の攻めにタジタジな雰囲気でしたが。「今世でも結婚する予定だし」という発言に「そうだな」と迷わず返答してたからなぁ。
お熱いことで。
二人の関係が安定したと思えば、別のところで問題が生じていて。
前回最後に触れられていた、由里彦の嘘。それに妹の若葉が気付いて。
彼女も、霊感がある子だったようで、冬の浅草で怪異の起こす事件に巻き込まれて。
兄の秘密を知りたい、と彼女の方から踏み込んでいったともいえますが。
友人の嘘を知っても、困っている彼を迷わず助けにいける二人が格好いい。
しかし、嘘が明らかになったことで、かなり変化が出たというか……若葉にとってはかなり辛い結末になってしまった感じですねぇ。
なにやら引っかかっている部分もあるようですし、色々と勝手に決めて行動してしまった由利彦はもう一度彼らと向き合うべきなのでは。
……居場所をスパッと代償に差し出してしまったから、中々難しいかもしれませんが。
さて、この後は馨の本人も自覚していない嘘と、今回触れられていた津場木家の呪いの件とかが関わってくるんでしょうかねぇ。