気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

オーバーラップ文庫

ありふれた職業で世界最強10

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「侮ってくれるなよ。妾を誰と心得る」

(略)

「誇り高き竜人、クラルス族が末裔――ティオ・クラルスなるぞ!」

 

負の側面と向き合う試練、ユエが意外と苦戦していたのは意外でした。

過去の失敗と封印があったからこそ、今大事にしたいハジメと出会えた。だから、それもまた大切なものだ、とトラウマを一つ越えて試練の弱体化ギミックを発動させることには成功してたので、苦戦というのは語弊ありますが。

300年前の封印されるきっかけとなった出来事について指摘されて、あの当時は絶望で見落としてしまっていた事実に気が付きかけて、揺れてしまったというのが正しいか。

 

その後、自分の試練を乗り越えて合流したシアに珍しく弱音を吐いたら、関係進展したこともあって強くなったシアに「なんてこと言うんですか!」と怒られて、喧嘩に勃発。他の人の試練会場でまで暴れまわる事態に発展するんだから、ハジメの嫁たちは恐ろしい。

 

同行させてもらっていた鈴や龍太郎も、攻略後に意識失ったりぼろぼろになったりしつつも無事に攻略。

樹海の試練でも見られましたが、立派なティオの姿見ると格好いいと思いつつ、普段との温度差で震えるんだよな……。

 

案の定というか、試練がブッ刺さった結果勇者君が暴走したりするハプニングもあって、頭抱えたくはなりましたが。

ハジメとユエが7つの大迷宮を制覇し、すべての神代魔法を得たことで概念魔法に手を伸ばせるようになって。作り出すのには極限の意思が必要とされてましたが、実際に成し遂げたのを見ると感慨深い。

遺跡を出たハジメ達を魔人側が待ち伏せしていたり、超えなきゃいけないハードルがもう少しばかり残ってはいましたが。



ありふれた職業で世界最強9

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「後はやるだけだ。悩むべきは“できるかどうか”じゃない。“成し遂げるためには、どうすればいいのか”だ。……俺はもう決めた。故郷に帰って、ユエ達と日常を過ごす。素敵なものをたくさん見せて、家族にも紹介する。そのために身命を賭す。俺自身の答えの出ない不安なんて些事に構ってやっている暇はない」

 

氷雪洞窟攻略、前編。

ハジメが樹海の大迷宮で得た昇華魔法の試運転を兼ねて、勇者たちの装備も更新されて。

道中の魔物相手にもなんとか戦えているのは何よりでしたが。

触れた瞬間に凍傷を起こす雪があったり、氷でできた壁の中に多数の死体があったりして、ハジメ達は問題なく対処できたけど入る前から大変な迷宮でしたね……。

 

入った後も正規ルート意外を通るとお仕置きされる迷路があったり、心の不安に付け込むようなささやきと……自分の負の側面と対峙して乗り越えられるかを問う試練が実施されたりと、一筋縄ではいかない場所でもありましたけどね。

特に負の側面として具現化した自分と戦う試練では、その悪い部分を乗り越えれば弱体化のボーナスが付いたりするので、かなりまっとうに試練してる感じがします。

ここで自分の弱さを克服してから、樹海で絆を試されるっていう方が正規ルートだったのでは感。

 

なおハジメみたいに圧倒的な実力があれば、弱体化ボーナスがなくともごり押しできる模様。問題の先送りだとしても、それを認識して飲み込んでいるのは彼の強みですよね……迷い続けている勇者君とかもいますし。

今回の見どころは表紙も飾っている雫でしょうか。これまでも地味にいい雰囲気になったりすることもありましたが、試練を通じて自分の心を自覚したのが良い。結構好きな造形のキャラなので、応援したいところではありますが。

2巻から出てるシア受け入れるまでも時間かかったし、どうなるやら。逆にシア受け入れたり変化しているから、今ならいけるのか……?

 

あとがきで「やったね雫ちゃん、親友を差し置いて2度目の表紙だよ!」って書かれてますが。そりゃ、今の香織さんノイントの身体拝借してる状態だしな……。

あと純ヒーラーのサポートタイプってこともあって、表紙に乗るような活躍ってあんまりしづらいというか。いると助かるキャラなんですけどね。


ありふれた職業で世界最強8

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「他の連中もそうだ。どいつもこいつも、思う通りになんてまるでなりゃあしない厄介な奴等ばっかりだ。だが、だからこそ、俺の理想通りでないからこそ、今の俺がある。俺を繋ぎ止め、俺たらしめてくれるのはあいつらだ。たかが理想如きが、現実のあいつらに、取って代われると思うなよ!!」

 

帝国への寄り道も終え、ついに大迷宮ハルツィナ樹海へ挑むハジメ達。

最低でも4つの大迷宮を攻略していないと挑戦する権利すらなく、解放者たちは神代魔法を託す相手に試練を課すという性質を考えれば、そりゃ厄介な状況になるのはわかりきっていたことですが。

 

初手、踏み込んだ瞬間に分断してきて、仲間に化けた魔物を混ぜ込んできた上で本物の仲間の方を魔物の姿に変えて意思疎通を難しくしたり。

理想的な夢のような世界に閉じ込めてきたかと思えば、快楽に溺れるような仕掛けにどう抗うのか。感情が反転するフィールドでどのように戦うのか。

そういった「絆」だったり「意思」を試すような仕掛けが多く仕掛けられたダンジョンとなっていました。

 

既にいくつも制覇しているハジメたちは、影響を受けつつも問題なく超えてくれてよかった。

まぁ感情を刺激する仕掛けが多くて、ふざけんな! ってなってる場面もありましたけど。理想に溺れず現実を大事に出来るのはヨシ。

感情反転フィールドで、ティオがいつもの変態ではなく理性的なお姉さんとしての顔を見せてきて、「えぇ……誰……」ってなった。

変態モード苦手なので冷静であってもらいたいけど、これまでずっと変態芸で売ってきたティオにやられると困惑するしかないのか……悲しいね。

 

ハジメに同行を許された勇者君たちは、まぁ不甲斐なかったですね……。

この期に及んでなお覚悟が決まっていないのは不安材料が多いというか。なんとか雫が魔法習得できるだけの戦果を挙げてくれたのだけが救いか。

ユエだけが特別だと決めていたハジメが、シアとの関係を進めたのもまた大きな出来事でしたが。魔人側もおとなしくしてるハズなくて、裏切りの勇者恵里と協力して新しい兵隊生み出してるのが面倒だなぁ……。



ありふれた職業で世界最強7

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「シア、私達は生存の権利を勝ち取るために戦う。ただ生きるためではない。ハウリアとしての矜持をもって生きるためだ。どんなに力を持とうとも、ここで引けば、結局、私達は以前と同じ敗者となる。それだけは断じて許容できない」

 

今度こそハルツィナ樹海にある大迷宮を目指すことにしたハジメ達。

もっとも、王国で起きた騒動について帝国との協議が必要だというリリアーナ王女や、大迷宮攻略に同行させてもらい自分たちも神代魔法を得ることで、次につなげたいと考えた勇者たちもいるんですが。

ハジメの在り方は、大事なものを抱え込んでそれ以外を切り捨てるもので、大切な相手が尊重してるものにもちょいちょい手を出す、というものなわけで。

 

勇者たちの同行を許したのも最悪使える肉壁増えるかも……とか思ってましたしね。

その彼の考え方を、勇者君は今なお理解できずに悩んでいました。まぁ主に敵相手ではありますが苛烈な生き方なのは確かですからねぇ。

全肯定できないのも無理はない、けどだからといって、「これだけの力があるならもっとできることがあるはずだ」と自分の考え押し付けるのは良くない。

 

魔人側は本気で侵攻を企んでいたらしく、王国と同時に帝国にも人員を割いていて。

大森林でも活動できる魔物とか、なんでもありだな神代魔法……! ハウリアの奮闘で辛くも生き延びてましたが、そこに帝国が奴隷として連行するための兵を派遣してきてダブルパンチ。

中二病に染まりきってしまっていたのはアレでしたけど、矜持を示すために戦うのだというハウリアの芯は結構よかったと思います。

……暗殺主体で捕まった後罵倒合戦したり、こう、本当に手段選んでないけど。ハジメも「ハウリアが強さを示さないとならない」と直接戦うことはしないけど、支援すること決めてましたし。

実力主義の帝国相手に、力を示して主張を通したんだからお見事。

 

エピローグは魔国ガーランド。魔人族の英雄フリードが、侵攻作戦すべてが失敗に終わったことを知り、怒りを覚えていたわけですが。

……魔人の神の神託を告げる魔王ですが、ノイントの同型機を多数招くなんて状況になって。神様サイドもいよいよ手段選ばなくなってきたかな……?

 

番外編「残された想い」は書下ろしエピソードだったんですが、新キャラのご老体シモンが登場。「教会が吹っ飛ばされても信仰は消えない」という前巻からの流れを汲んで、それならば教会を立て直す存在は必要だろう、として描かれたもののようです。

結構面白いキャラな気がするので、彼が新教皇になるならしばらくは教会を信じられるかな。……向こうは洗脳って手札もってるのが不安材料ではありますが。

それに加えて、同時発売だったらしい外伝「ありふれた職業で世界最強 零1」とのリンクもあるようで、そっちはまだ読んでないのでおいおい確かめたいところです。

ありふれた職業で世界最強6

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「人のせいにするな。お前が堕ちたのはお前のせいだ。日本でも、こっちでも、お前は常に敗者だった。“誰かに”じゃない。“自分に”だ。他者への不満と非難ばかりで、自分で何かを背負うことがない。……お前は、生粋の負け犬だ」

 

海底遺跡の攻略を果たし、ハルツィナ樹海を目指していたハジメ達は、彼らを召喚したハイリヒ王国の王女リリアーナと再会。

……大イベントを経験しすぎたせいもあるでしょうけど、王女様のこと覚えてないハジメにちょっと笑ってしまった。香織が来てくれててよかったですね……。

リリアーナ王女から、王都で起きている異変について聞いて。自分が与えた情報で危機に陥っただろう先生は助けに行かないと、と行動に移せるあたり多少は余裕出てきた感じがしますねぇ。

 

しかしまぁ、王国も教会もズタボロになりましたね……。

エヒト神側の干渉と洗脳で既に歪みつつあった上、召喚された勇者の中に魔人側に積極的に協力する奴まで紛れ込んでいて。

メルド団長が異変を感じてひそかに調査に当たってくれていたのは、彼への信頼を高める結果になりましたが……だからこそ危険視されて排除されてしまったのだから惜しい。

 

魔人側のリーダーも大迷宮を2つはクリアしていて、魔物を生成する魔法と空間魔法を会得してるのが厄介ですよね。

転移用のゲートを開いて万単位の魔物を用意することだってできるんですから。何事もなければ、魔人の侵攻は成功していたことでしょう。

 

……イレギュラーと称した、ハジメさえいなければ。

終わらせるつもりだったにしては、割とあっさりと蹴散らされたように思えますけど。複数の大迷宮を攻略する中でスペック向上させてきた成果と言える。

まぁハジメ達も万能ではなく、香織が裏切り者によって刺される事態に陥ったりして。この騒動の最中、教会本部に存在した大迷宮「神山」で得られる魔法がなければ命を落としていたわけですし。

思っていたよりも薄氷の勝利だったのかもしれない。大軍を蹴散らしたハジメのアーティファクトも試作品で一発で壊れたらしいし。……ほかにもストックありそうだから、今回の侵攻しのぐくらいはできたか。

ありふれた職業で世界最強5

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「それは俺のセリフだ。俺の前に立ちはだかったお前は敵だ。敵は……皆殺す!」

 

香織が仲間に加わったことで、パーティー安定した感があるというか。

ハジメ達、対応できる範囲広いけど純ヒーラーはいませんからね……今回訪問したグリューエン大砂漠にある、アンカジ公国で起きていた異変において香織がいてくれたのはかなり大きいのではないでしょうか。

彼女に現地での治療を任せて、ハジメ達が治療用のアイテムを求めて大迷宮に足を運ぶっていう連携もできたわけですし。

 

そうやって状況改善へ協力を続けた結果として、教会が因縁つけてきてもハジメたちの味方をしてくれる国、というのが出てきたわけですからね。

利益以外にも敵対したときの危険性とかも踏まえて判断してる当たり、割と信頼できる領主ですよね。

 

良いことの裏側で、魔人側の大迷宮攻略者がハジメ達への妨害を仕掛けてきたりして危うい状況にもなりましたが。

それでも制覇報酬はしっかりつかみとって、順調に前進してるのがいいですねー。

火山で空間魔法を、海底にある大迷宮で再生魔法を得たことで、大迷宮4つの踏破を成し遂げたハジメ達は大森林にある大迷宮への挑戦権を得たことになるわけですが。

ハジメも言ってましたが、再生魔法が西の端で大森林は東の端に置いているあたり、解放者たちも性格が悪いというか。……神に抗い敗北したからこそ、解放者たちの力を求めるのであれば、彼らが課す試練程度は越えられないと先がないという判断ではあるんでしょうけども。

 

ハジメが異端認定されたことといい、愛ちゃん先生や勇者たちに親しい人々と会えなくなる、なんてことが起きて。

勇者たちサイドも混乱してる状況のようですけど。……これは教会側がなにか大きく動きそう、というかすでに動き始めてるんでしょう。
イレギュラーと認識してるハジメ相手でも勝てる心づもりのようですが……無理じゃないかなぁ……。

ありふれた職業で世界最強4

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「戦場での判断は迅速にな。今なら見逃してやるといったんだ。分かったか?」

 

依頼をはたしてフューレンに戻ってきたハジメたち一行。

約束通りステータスプレートの発行をしてもらっていましたが……うーん、これはそうそう公にできないネタが多そう。

ギルドマスターのイルワがハジメ達を教会に突きだそうとするような小物じゃなくてよかった。

 

で、せっかく帰ってきた町で前回いい仕事をしたシアとデートを使用としたら……気配察知スキルで、地面の下に子供の反応を捉えて。

そこから裏オークションをしてるような闇組織とのバトルに突入するんだから、なにやってるんですか……。

いやまぁ、ユエやシアも標的として考えていたなんてことを知ったらハジメが止まるはずもないんですが。

そもそも彼女たちを誘拐できないだろう、っていうのはおいておいて。舐められっぱなしもよくないと、派手に壊滅にまで追い込んでいたのには笑ってしまった。

 

勇者たちの方は、オルクス大迷宮の攻略を順調に進めていたようですが。

同じように攻略目的で踏み込んできた魔族と戦い、蹴散らされることに。スペックの差もあれば、命を奪うことへの覚悟のなさなども突かれて窮地に立っているんだから、なにやってるんだかって感じですが。

たまたま地上の都市にハジメが来ていて。応援をよびにいった影が薄いクラスメイトと遭遇できたからこそ助かった、という点を理解できてない人が多すぎる感。

 

特に自分に都合のいい部分しか見ない勇者君には反省してもらいたいところではありますが……難しそうだなぁ。

クラスメイトの中には「誰か」に唆されてるのも相変わらずいるようですし、もう何人かは異世界で命を落としそうですね。

クラスのアイドルにしてヒーラーな香織は、ハジメと再会したことで覚悟を決めて彼への同行を申し出ることになったし。ハジメの周囲がさらに騒がしくなりそうですね……。

 

ありふれた職業で世界最強3

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「……全力で生きて。生き続けて。ずっと一緒に。ね?」

「ははっ、ああ当然だ。なにがなんでも生き残ってやるさ。……一人にはしないよ」

 

ライセン大迷宮を攻略したハジメ達は、シアを含めた3人で中立商業都市フューレンに足を運んで。

ユエとシアという美少女を連れているハジメに絡んでくる輩がいるわけですが……大迷宮2つ踏破した猛者に喧嘩売って命があるだけで儲けものなのでは。

 

一方の転生者組は、ハジメが死んだと思い込んでいることで心が折れた子もいて。

そんな積極的じゃない子を保護するために、担任の愛ちゃん先生が奮闘してくれてるのは良し。……まぁそれだけできるのであれば、地球にいたころのクラスの雰囲気もうちょっとどうにかできなかったのか、とか思わなくはないですが。

ハジメの死という衝撃的な事実がトリガーになってるから、今更か。

 

ハジメ達サイドは女子2人がステータスカードを持ってないので、トラブル起こしたときにちょっと困りましたが。その前に滞在していた町で知り合った人がギルドに顔が利いて、紹介状も渡してくれていたので何とかなったのは良し。

フューレンのギルドマスターも世話になった人だというし、ハジメたちへある依頼を持ち掛けてその代わり便宜を図ってもらう約束も交わせたので、大森林の時よりはグッドコミュニケーション取れてると思います。

 

そして依頼を受けて現地に赴こうとしたら、別件で滞在していた愛ちゃん先生と遭遇するんだから、何がどう転ぶかわかりませんなー。

変わってしまったハジメ相手でも先生であろうとした彼女が、ハジメに良い影響与えてくれましたし。そこは感謝したいところ。

 

巻末の「番外編 劇的ビフォー・アフター」は、今回表紙を飾ってもいる竜人族のティオの過去が描かれる話でありましたが……。

背景が重くてシリアスなのに、今の彼女がアレだと思うとちょっとなんか気が抜けるな……。

ありふれた職業で世界最強2

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「この世の問題の九割は、暴力で解決できる」

「やっぱり別人ですぅ~! 優しかった父様は、もう死んでしまったんですぅ~、うわぁ~ん」

 

ユエとハジメはオルクス大迷宮深部の奈落を踏破し、そこで迷宮を作った者が残した知識などを得た上で地上に帰還することに成功。

魔法が使いづらいライセン大峡谷で、大迷宮を探していたところ兎人族の少女シアと遭遇。彼女は未来視の能力を持っていて、それで助けを求めてハジメの下へとやってきたようですが……。

出会った直後にウザウサギとハジメ達に呼ばれていたのも無理はない強引さが、どうにも好きには慣れませんでした。

 

その後なんやかんやあって3人で挑んだ、ミレディ・ライセンの大迷宮もこちらを煽ってくるような構造だったのもあって、今回は今一つ乗り切れなかったな……ウザいにウザいを重ねないでほしい。

 

シアの属するハウリア族の甘さも正直どうなのよって思う部分ではありましたが。

彼ら、ハジメのヘルブートキャンプで生まれ変わってしまったからな……無理難題を言っている自覚があるハジメに圧をかけられた獣人族の長老さんはお疲れ様です。

……まぁ、先に喧嘩吹っ掛けてきて返討ちにあったトップの復讐に来る熊人族みたいに無謀すぎる身内もいたから、こうどっちもどっち感はある。

樹海にも大迷宮はありましたが、4つの大迷宮を制覇してないといけないなどなど、制限が掛かっている場所だったので、ここに挑むのはまたしばらく後になりそうですねぇ。

ありふれた職業で世界最強

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「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで俺達は最強だ。全部薙ぎ倒して、世界を越えよう」

 

クラスのアイドル的美少女に気にかけられていることで、他のクラスメイトから良く思われていない南雲ハジメ。

「趣味の合間に人生」がモットーである彼は、それ以外を切り捨てていて学業や運動など平凡な存在だった。

クラスメイトの質が良くないのもまぁありますが、ハジメ自身も状況を改善する意欲には欠けて、不健全な状態が続いていた模様。

 

そんな折に、クラスで異世界に召喚されるなんてイベントが発生して。

天職にスキル、ステータスが見られる世界で、クラスメイトが高いスペックやスキルを持つ戦闘職としての才能を見出された一方で、ハジメはステータスも低い錬成士という生産寄りの天職しか得られなかった。

戦闘訓練をしても伸びしろは少なく、ハジメは図書館で知識を増やすなどして自分にできる方法で自分を磨いていたわけですけど。

そんなことしてる暇があるならもっと戦闘訓練に打ち込めよ、と圧をかけてくる学友たちはどうかと思うな……。

 

騎士が付いた状態でダンジョンに挑んだりもしますが……その際についてる騎士も、弱らせた魔物をわざとハジメの方にけしかけてきたりするし。

クラスメイト達も欲に駆られて罠を踏んで、危険な魔獣が出てきたときに止む無く足止めをすることになったハジメに魔法を打ち込んで殺そうとするやつまで紛れ込んでるし。1巻から人の業の深さを実感しますね……。

 

魔法をくらったハジメは、ダンジョンの下層に叩き落されたもののかろうじて生き延びていて。

魔物に左腕持っていかれたり、食料がないため人にとって猛毒の魔物の肉を食らい、運良く見つけた神水という治療アイテムだよりで乗り切ったり。

地獄のような苦しみを味わったことで、平凡な少年だった南雲ハジメは敵に容赦しない苛烈な存在に進化してしまったわけですけど。

彼が踏み外しきる前に、ダンジョンに封印されていた少女ユエと出会えたのは良かった。ガンガン来るユエにたじたじではありましたけど、傷心の彼にはそれくらいでないとね。
結構いいコンビって感じがしてハジメとユエの2人は好きです。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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