気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

オーバーラップ文庫

リーングラードの学び舎より 1

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「じゃあ、もう仕方ありません」
「どこに行くんですかぁ?」
(略)
「ちょっと忘れものを取ってきます」


小説家になろうの書籍化作品。
最近ちょっと更新停滞気味なのが残念ですが、割と気に入ってます。
地の文が主人公の一人称って言うのは珍しくないですけど、終始ですます調で描かれているのはあまりないんじゃないかなぁ。
WEBの方はたまに崩れたりしてましたが、書籍化にあたってですますで統一された模様。
どっか見落としているかもしれませんが。

ようやく内紛が終わったばかりの王国。何年かは立って、小康状態になったばかり。
そこで王が打ち立てたのが「義務教育計画」。
国民に教育の義務を課し、知識を公布することで、様々な分野を発展させようという計画。
長期的に見れば利点・利益は多いけれど、内紛直後といってもいい時期にやるのは中々に無謀。
まぁ、さすがに本格的に始動するには、前例がない挑戦的な試みすぎる、ということで一年の試用期間を置いて、お試しコースが始まるわけで。

主人公は、内紛時代から王と親しくしていた術式使い。
王様がかなり、ハチャメチャな性格しているので「バカ王」といって折檻を加える程度の付き合い。
……普通だったら不敬罪で捕まっていそうなやりとりですが、まぁ、長い付き合いだし、主人公の立ち位置も特殊なために成立している不思議な関係です。
その伝手とかもあって、主人公は義務教育計画の教師役に任命されることに。

未知の計画、一分野には秀でている物の教師としては未熟な大人たち。
そして、可能性を秘めた発展途上の生徒たち。
問題を起こすこともあります。喧嘩だってあります。
王家主導の計画のため、厄介ごとが外からやってくることだってあります。
でも、それら全てを知恵と力を尽くして、時には「帳尻が合えばいいんだからやりかた変えちゃいましょう」なんて手段をとりながら進めていくヨシュアンの姿は中々に面白い。

彼、明言されていないですが、異世界の住人ですよね。
知識とかのアレコレがそうでないと噛み合わない。
この世界でのヨシュアン自身のやりたいこととかもあるみたいですけど、目の前に問題があったら、持てる力を尽くして対処するのが良いです。
教師として未熟なヨシュアンたちだからこそ、同僚と話し合ったり、逆に生徒に教わったりして成長していく。
そうして、よりよい未来へと進んでいっている感じがあって、読んでいて楽しい。
後は、更新が再開してくれればいう事なしなんですが……


異世界迷宮の最深部を目指そう3

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「いくぞ、英雄。少女を選ばなかったことを、死ぬまで悔やめ――!」
「知るか、化け物。独りで悔やんで、一人で消えろ――!」

ハインの襲撃を受けた後、パリンクロンから唆されて。
いやぁ、暗躍しているあの男がすごく楽しそうですな、本当に……
ジークが生誕祭で行われること。ラスティアラの事情を聴いて行動を起こして。
それまで積み上げてきたものを活かして、願いをかなえるところは格好良かった。
主人公やっているなぁ、という感じでしたけど。

途中から逆転されるのが、いいですよね。
200Pのところの見開きイラストが中々。
鵜飼沙樹さんのイラスト久しぶりに見た気がします。
あちこちで絵師交代したりしているので、ちょっと心配。

マリアの愛が重いというか。
アルティの願っていた、『恋の成就』に隠されていた本当の願い。
どのヒロインを選ぼうと、爆弾を抱えていて、下手すればやけどじゃすまない。
選んだ相手の抱えている問題もそうだし、選ばれなかったヒロインたちの爆弾にしたって問題だし。
ジークがいったいどういう道を選ぼうというのか。
それが気になりますが……敗北を経て、精神をいじられた上でジークが何をどうするのかが、気になるところです。


コートボニー教授の永続魔石

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「……なんすか、その残念なイケメンを見るような目は」
「確かにお前は残念な奴だが、さほどイケメンでもないな」


絵は、よかったですよ?
内容はあまり好みではなかったかなぁ。
勢いと情熱で書き上げた、という感じで。
後半は畳みかけるように状況が変わっていくのでちょっとわかりにくかったというか、ついていけない感じがした。
それでも最後まで目は通したんですけどねー。

魔法とか魔力を持った道具である魔道具とかが存在する世界。
主人公スービは、大学10年生。数多くの不名誉なあだ名で呼ばれている変人。
後に、アイテムボックスやら何やらを造り上げる、魔工機開発のプロフェッショナルになるみたいですけど。
要するに、骨の髄まで魔工機オタクで、ダメ人間。
魔道具を作る技術を教える場所があって、スービみたいな学生でもいろいろ作れてるっていうのに、発展度合が遅れてないかなぁ、っていう印象。
一番楽しめたのは、収監されたとき、あの手この手で楽をしようとしているスービのところが一番才能の無駄遣い感があってよかったんじゃないかと。

で、そんな彼が、ある夢をもったわがままな教授とあって、それに振り回されていくという始まり。
設定やキャラをそれぞれ作りこんでいる様子はありましたけど、ちょっとごった煮風になりすぎていた。
タイトルに教授がいるんだから、もう少し教授出てもよかったんじゃないかなぁ、とか。
スービがあまり好きになれなかったとか。色々ありますが。次は買わないでしょう。


かくて聖獣は乙女と謳う 1

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《君の想いに答えよう。我は君の相方ではないが、我らの王の名にかけて、君の願いを叶えてみせよう》

小説家になろうの書籍化作品。
WEB版は未読。あとがきによれば、あちこち書き直しているらしいですけどね。
雷霧という世界を蝕む現象に悩まされる世界が舞台。
その霧の中では、視界は通らず連携は叶わない。また、その中では手長、足長と呼ばれる特徴ある巨人が行動していて、雷霧の中に入ったものの生還率は驚くほど低い。

聖獣であるユニコーンは雷霧の影響を受けないため、少女たちはユニコーンを騎馬に突撃していくわけですが。
ユニコーンには聞かなくても、少女たちはダメージ食らうんですよね。
守護騎士として任命されること。それはつまり死ねと言う命令と同義だった。
正式名称は「西方鎮守聖士女騎士団」。蔑称は「自殺部隊」。
第十三期の少女たちが入った中、先輩なんてほとんど残っていなかった。
よくもまぁ、存続で来ていたものですよね。壊れる一歩手前にまでは来ていたようですけど。

最後の手段として引っ張り出されたのが、ユニコーンの王に認められた、少年。
ユニコーンと意思疎通ができる、「ユニコーンの少年騎士」と称されるセスシスで。
穢れなき乙女しか近づけさせない、っていうのはユニコーンの基本設定ですが、中身がひどいなコイツら。始終胸か尻のことしか考えてないぞ。
まぁ、相棒として少女を背にのせて戦いに臨み、何度も喪い、心が折れ書けている固体もいましたから。
そう考えられれば変態言動放つ姿も認められ……アレは別か。
格好いい時は、ちゃんと格好いいんですけどねぇ、彼ら。

雷霧への対抗策に乏しく、大分押されているようですが。
その裏側にはなにやら暗躍している連中がいるようで。
結局は、人の思惑に世界が振り回されていく、っていう話になるんですかねぇ。


魔剣戦記 異界の軍師乱世を行く 1

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「ねえ、村長。覚悟って……いったい何なのでしょうね」
(略)
「覚悟、か……。そうじゃの、その一点において何ものにも揺るがされない、鋼の意志。決意を揺るがせない為の、最も堅牢な牙城。それが、覚悟というものでしょうな」


小説家になろうの書籍化作品。
なろうからは、展開とかあちこち変わっているようです。
後書きによれば、作者様の意向を編集者が汲んでくれた形のようですけど。

かなり作りこまれた戦略ゲーム『魔剣戦記』。
家族の影響もあり、幹部自衛官を目指して勉強していた少年は、そのゲームにはまっていた。
「魔剣」というチートアイテムが登場する中で作りこまれた世界、バランスなどがいい感じだったから。
そして彼は、クリアに近づいていたある時、ゲームの世界へと転移してしまう。

ゲームにおいては、最高難易度に設定されていた国。
更には、転移した時代はゲームの年代よりも数年前で。
異界で彼は生きていくために、その知識を活用する。
最初に立ち寄った村が、まさに山賊に襲われようとしていたから、対策を練ったり。

その中で自分の行動によって誰かの命を奪ったり、自らの策によって死者が出ることに大分葛藤してますけど。
WEB版に比べると、作者の意図としてそのあたりの悩みを重くしたそうです。
あまり悩みすぎても、テンポ殺しちゃわないかなぁ、と思うんですが。まぁ1巻目ですし。
今回重荷を背負う覚悟をして、決断して。覚悟したからには、そのまま進んでほしいものですが。



異世界迷宮の最深部を目指そう2

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いわば、それは直感。俗にいう虫の知らせ。少し大仰に言えば――運命を感じたのだ。

生誕祭の終わりに、全てが『清算』される――と、なぜだか僕は思った。


今回イラスト普通に鵜飼沙樹さんでしたね。
なんか他社で絵師交代とか続いていたように思うので、体調崩されているのかと思っていたんですが。
仕事抱えすぎでオーバーヒートしてしまったっていうオチだったりするのだろうか……

閑話休題。
1巻の最後にカナミの前に現れた、十層の守護者、アルティ。
彼女の目的は『恋を成就させたい』というもので、カナミの周りをうろつくことに。
まぁ、彼女なりに目星をつけてあちこち動いていて、カナミには協力してもらうという形に落ち着いていましたが。

問題は一つでは終わらなくて。
ダンジョンの探検をしてるある学園の生徒に付きまとわれたり。
自らが持つ『表示』の力によって、有能な奴隷を確保しようとしてカナミは失敗をしています。
心根が優しすぎるから、随分と不安定になっていたようですし。結局、1巻でもであった黒髪の少女マリアを買ってしまう。
才能がない少女を買って、それでもダンジョンに連れて行って、だらだらと過ごしていますが。
さらにラスティアラがあらわれて状況を引っ掻き回していきます。

カナミが、スキル『???』を発動させないために慎重になっているのもありますが。
それ以前に周囲によって来るのがキャラが強い女性ばっかりだから、カナミが押されがちに見えます。
あとは、マリアを買ってしまった時のように、あちこちに迷いがあって、足踏みしているようにも。
ラスティアラと行動を共にすることによって、かなりレベルの高い騎士と戦ったりする流れにもなるんですが、カナミも実力をつけてきていて、順調に勝ちまくってますね。
カナミが実力を伸ばし、騎士たちを蹴散らしている一方で、マリアが才能の無さ故に悩みを得ているのは良い対比になってるんじゃないかと思いましたけど。

ただ、最後の騎士がこぼした言葉が、次回以降波乱を起こしそうです。
カナミも何かヤバそうな予感を感じ取っているようですしね。
今回はかなりキャラが出てきて、じわじわと進んでいった感じはありましたが、結構面白くなってきた感じがあります。
次にも期待。


異世界迷宮の最深部を目指そう1

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「へえ……、戦うつもりがないと? しかし、ねえ。僕たちは人間とモンスターだ。出会ったら戦いが始まるのは、この世の不文律みたいなものだろう?」
(略)
「迷宮の試練とは、相応しい者のためにある。君たちは相応しい。私はそう感じた」


小説家になろう連載作品の書籍化。
諸般の事情により主人公の名称が変更されていると後書きにあって本編を読んでみましたが・・・
なるほど、さすがにあれは変更が入るだろうなぁという感じで。
つーか、あれを偽名として使おうと思うあたりは相当ですな。違和感しかないと思うんですが。

目が覚めたら見覚えのない場所にいた、主人公相川渦波。
まるでゲームのような迷宮で魔物に襲われ、死にそうになっていたところを、ラスティアラという少女に助けられる。
どうにか帰りたい理由があるが、それと同時に、この迷宮のある世界に適合していっている自分も自覚している。
時々発動されている名称不明のスキル。一定の感情を犠牲に、冷静さを得るスキルですが。
これ結構な地雷なんじゃないだろうか。
発動ごとに蓄積されていっている混乱の値とかも不安の種にしかならないと思いますし。

一度痛い目を見たから、迷宮を離れてどうにか酒場での仕事の口を見つけて食いつないで行ったりしてますが。
剣士の少女、ティアと出会い、また迷宮に戻ることに。
二人は能力的に連携がうまくはまり、破竹の勢いで進んでいくんですが・・・
勢いがよすぎてボスまでひきつけてしまうとか。
で、大分傷つきながらも辛くも敵を打倒。しかしまぁ、腕吹き飛んだうえ治らないとか、ヒロインにやるか。
その辺の容赦なさは結構いい感じだと思いますがね。彼女は彼女で『一定の感情と引き換えに特定の感情が強化される』。
思い込むと一直線というか、これはこれでなんかヤバそうなにおいがしますが。

後書きによればコンセプトが『ヒロインと一緒に迷宮に潜ろう』らしいので、女子が少し多め。
一巻はほとんどティアしか活躍していませんが、これ以降はほかのキャラも活躍してくるそうで。
割に気に入ったんで楽しみに待ちます。
WEB版を読むかどうか。微妙に名前違うし、有名なアレだしで引っかかるんですが・・・どうしたものか。


白き煌王姫と異能魔導小隊1

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「うっ、はっ……初めてのおまえたちが俺にできた初めての――仲間なんだ! そ、そう思ったら……助けたくなるだろ? 助けないわけにはいかないだろ?」


古の時代、世界は人類と龍族との間で戦争が行われていた。
その戦乱に終止符を打った煌王姫の伝説。
人と龍の間に立ち、龍たちと約束を交わし、戦乱を終わらせたという。
ただ、戦乱が終わっても人は武器や魔導を捨てなかった。
戦乱期に残された『災害獣』が地上に残っていたから。
そして煌王姫は、「煌王騎士団」を結成し、この災厄に立ち向かった。
それから千年経ってからが、作中の舞台となる時代。

絶対数は減っているが、それでもなお残る災害獣。
煌王騎士団は、それに対抗できる勢力として、武力や影響力を広げていた。
ただまぁ、大きくなった組織っていうのは内部でいろいろな柵やら問題やらを抱えているもので。
裏側が少しえがかれていましたが、大分腐っていないか、ココ。

一方で、騎士団に頼らず自分たちの村や街を守るハンターや自警団も存在する。
教会に唯一認められた災害獣討伐のための組織、カーシナル魔導軍。
主人公は巡り合わせで、此処に所属することに。
仲間はかなり癖が強くて、チームワークなんてものがまったくない。
無能小隊なんて言われているくらい。

個々人の能力はあるんだけど、我が強すぎるんですよね。
主人公が自分の特異性――運が良いという、それに対して悩みを抱えていたり、向き合っていたりするのは良いと思うんですが。
あのチームのバラバラ具合はどうにも微妙に思ったなぁ。
最後の方は何とかまとまって敵撃破していましたけど。
キャラが受け入れられば楽しめるんじゃないかなぁ。なんだかんだいいつつ、嫌いじゃないですよ。


異世界魔法は遅れてる!1

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「俺は魔術師、八鍵水明。世界の全ての理に辿り着くために神秘を志した、現代日本の神秘学者だ」


小説家になろう掲載作品の書籍化。
タイトルからしてわかる通り異世界召喚ものですね
魔族に襲われて大変だから、勇者様を召喚したが、おまけで近くにいた友人たちまで巻き込まれてしまった……と、そういう展開です。
男二人、女一人が巻き込まれるわけですが……その内勇者は男一人のみ。ちなみにそれは主人公じゃない。

主人公は、現代の裏側で生き残っていた魔術の使い手だった。
そして、その魔術は召喚された異世界のものと比べてかなり進んでいて。
詠唱の速度や術のバリエーション等々、そこには圧倒的な差が存在していて、元の世界において中の下程度のレベルの主人公でも簡単に無双できそうなほど。
実際、宮廷魔導師あっさり蹴散らしていますけどね。

百万に迫ろうかという魔王軍の脅威を払ってほしいと頼まれ、「勇者」の力を得た少年は快諾する。
その道行に幼馴染の少女は同行することに。
しかし水明は、「数は力」で「異世界召喚モノ」のお約束よろしく、少数精鋭で倒すなんて理想にすぎないと語り、同行を拒否する。
ただ、その一方で彼は、異世界召喚陣の解析をしたり、帰り道を確保しようと動く。
呼んだはいいけど帰す方法はない。そんなふざけたことが認められるか、といろいろ調べていきます。
元の世界への未練がある。友人たちが「勇者」として仕事を終えた時帰り道を作っておきたい。
今まで隠してきた「魔術師」という自分の顔を隠しておきたい。
ま、そんないろいろな思いが入り混じったうえでの行動なわけですが。

友人思いなのか、行動派なのか、慎重なのか。
どうにもわかりかねる部分があるんですよねぇ。
魔王討伐に参加しないから俺は帰してくれ、っていう場面とか。
王様に素性を問われ、魔術師であると認めてしまうあたりとか。
そもそも戦闘になれば圧倒できる程度の宮廷魔導師に怪しまれてしまっているあたりとか。
この辺のあちこち抜けているように見える部分が、もとの世界で中の下レベルの魔術師だったことの証明なんじゃなかろうか。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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