気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

集英社

セーブ&ロードのできる宿屋さん~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~4

ico_grade6_3
「勝手に『狐』の名前を使った事を訂正していただきたく思い参上しました」

(略)

「『狐』の名前は俺だけのものなので」

 

アレクの経営する宿。そこが『狐』と呼ばれる盗賊団のアジトだと目星をつけ乗り込んできたモーリン。

偵察目的なので、日記を付けていたわけですが……宿の快適さに驚き、修行の苛烈さによってどんどん変化していく様は涙なしには見られません。

最後には改心したというか、修行によってアレクを崇めるようになって、当初の目的を自白するまでに至ってましたが。

 

そもそもモーリンの過去が胡散くさいというか。厳密には彼女を保護した相手が怪しいんですよね。

魔族であるモーリンを差別用語である「亜人」と呼称していたり、女王陛下からの覚えも悪いとかなんとか。……手続きすっ飛ばして一番上に相談に行けるアレクのフットワークの軽さが凄いと言うべきか。

 

特殊すぎる訓練を積んだアレクの手にかかれば、門番が居ようと素通り出来てしまうんですね!! 未だに何をしてるのか分からないぜ……。「歩いていけるところを歩いて行っただけ」みたいなこと言うしな、アレク。

理屈を捏ねるなら、こう意識の隙間と言うか瞬きとかで死角が生じる瞬間に合わせて通り抜けた、みたいな感じになるんでしょうか。

 

そして保護者がやっていた悪行を指摘しに行ったわけですが……。まぁ因果応報の類でしょう。

モーリンや同じように保護され妹の様に育った子ども達が救われたのは何よりです。……その過程でモーリンは何度も死ぬような目に会ったわけですけども。最終的には助かってるからセーフ……?

 

 

セーブ&ロードのできる宿屋さん~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~3

ico_grade6_3

「あなた方にもゆずれない部分はあるでしょう それらを一つずつそぎ落としてこちらの要求を呑ませるのが俺の目的です」

 

ロレッタが風呂場で、ドライアドのホーの話を聞こうとしますが……結論から言うと凄惨なため細かい事情を話すのは憚られる顛末に。

読者は回想と言う形でホーがどんな経験をしたのかを見ることが出来ますが。

ちょっと強がって、祖母と上手く交流の出来ない少女が、アレクの手によって恐ろしいパワーを秘めた存在に化けてしまうとは想像もつか……いや、想像は出来たわ。

 

客が修行を望んだ時に、アレクがそれに全力で答えてくれることは分かり切ったことですしね。

それが姪のように思ってる相手でも死を前提とした修行を課せる辺り、色々ネジ外れてるよなぁアレク。いやまぁ、自分に出来たんだから出来るでしょみたいな考えのところあるし。なんなら妻と養女相手にもやってるから、ある意味で平等なんですけど。

 

普段は強がっているホーが、何度か死に戻りをしたあと幼児退行してしまうのも仕方ないと思ってしまう。

それを見てるはずなのに、平然としてるアレクが凄まじくて震えますね。ギルド長の孫という彼女の立場に目をつけ、借金取りが絡んできた思考は分からないではないですが。……ただただ状況が悪かったですね。アレク流の交渉に遭遇してしまったのはご愁傷様です。

「誠心誠意お話をしましょう」のコマがマジ悪人の顔ですよ、アレ。怖いよ。

 

この後魔族の少女、モーリンの修行が始まるみたいですが……今さらですが、WEBとは順番が変わってますね。WEBというか小説だと、2章がモーリン3章がホーの修行編でしたが……これは魔族の情報の出し方とかを考慮した結果なのだろうか。

巻末には書き下ろしSS「昔の恋の物語」を収録。ギルド長という立場にあるクーがかつて経験した恋の話で、短いながらも良い余韻の残る話でした。

ワールドトリガー24

 ico_grade6_4

「三雲もそうだが『自分を認めてくれる仲間』がいなくても結果を出せるかどうかが問われるってことだ」

 

巻頭カラーイラスト、玉狛支部のメンバーの和気あいあいとした感じが出てて良かったですねー。

遠征選抜試験関連のエピソードで、今までやってたランク戦と比べると静かな展開が多いんですが、それでも面白いのが凄い。

 

まずは完成した11部隊を、A級はどう評価するのか。

閉鎖環境で問題が起きそうなところ、順調そうなところ。とりまる先輩が、氷見さんの印象他と違ってるのとか、それぞれで見えるものが違うのを端的に表現してて良い。

それを見た時の上層部の分析の際に、唐沢さんが諏訪7番隊あげて三雲贔屓を他2人にツッコまれてる場面は笑えた。一応、別の理由があるらしいですけど

 

そうやって外部からの解説だけじゃなくて、臨時隊長の口からコンセプトの解説をさせたり情報が順に出てくるので分かりやすい。

諏訪さんがくじの細工を見抜いていたリ、思っていたよりも視野が広い人だったんだなぁと、ガロプラ戦の時に外で指揮任されたのは伊達じゃないな感。……いやあの時は速攻で二宮に振ってましたが、適切な判断できるってことですしね。

臨時隊長が選ばれた基準とかもしっかり考察してましたし。修にアドバイスとかもしてたし、頼りになるわ~。

他の部隊も考えながら構築してる中で、若村のまだ及ばない感じが新鮮です。ワートリの学生たち、スペック高すぎるんですよねぇ……。

 

巻末には、初日終了時点での評価が掲載されてましたが。諏訪7番隊のエース、香取が得点1番だっての嘘はついてないけど、A級評価が最下位だったのには笑った。

他には漆間と菊地原もマイナス入ってて、漆間このままだと目的のボーナス遠いのでは? って気になったのと、菊地原なんで遠征経験あるのにマイナス貰ってるのよ……それだけチームの騒々しさにやられたか、非協力的だったのか。

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~2

 ico_grade6_3h

「あーくそ やられた」

本日の勝敗 白銀の完敗

 

「好きになった方が負け」。

勝ちたいが為、相手に告白させようとする白銀とかぐやのバトルは今日も絶好調。

最近までスマホ不要論を唱えていた白銀と、ガラケーを使い続けてるかぐや。

生徒会組の二人、この情報化社会で良く生きてこられたな……って言いたくなる。まぁ、スマホがなくても死にはしませんけども。

全く別の話ですが、私は過日自分のスマホぶっ壊して大分混乱しました。固定電話の回線引いてないので、連絡手段が断たれると中々に辛いものがありますね。

 

恋愛頭脳戦を繰り広げてるのを知っている早坂から、質問されたかぐやが困ってるのとかとても可愛かったです。

「しょうもない理由で行われている訳では無い事をご理解いただきたい」みたいに書かれてましたけど、うんうんそうなんだね、と微笑ましいものを見る目になった。

 

1巻では白銀が男子から恋愛相談を受けてましたが。

今回はかぐやが女子から相談されて。まさしく1巻のイベントの結果付き合うことになった女子の方みたいです。

「あ―――……」ってなってるかぐやの顔が笑えます。意外と顔芸が達者だ。

藤原書記の乱入でわちゃわちゃしてましたが、まぁ良い落としどころに辿り着いたのではないでしょうか。面白枠の彼女に負けそうになって奮起してるかぐやが面白い。


かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~1

ico_grade6_3h

「うかうかしてたらな~んにもないまま卒業ですよ!」

四宮と白銀の心に80のダメージ

 

秀知院学園。名家の令息令嬢が多く通う名門校。

白銀御行は、平凡な家の生まれながら勉学一本で敬意を集めて生徒会長まで成り上がった。

そんな彼の隣には逆に、名家中の名家である四宮の令嬢であるかぐやが居て。

この二人は生徒たちからも大人気で。付き合ってるのか注目されつつも、近づくこともおこがましいと偶像化されてるほど。

意外とミーハーというか、面白い生徒多いですよねこの学園。

 

この二人、どちらも相手から告白して来たら付き合っても良い、と考えてアプローチを待つこと半年……なにも進展が無く。

意地になり「如何に相手に告白させるか」と言う方向に思考がシフト。

明晰な頭脳を何に使ってるんですか、というのが中々愉快です。

 

映画のペアチケットをお譲りしましょうか、という展開から映画を見に行く前でになんであんな紆余曲折があるんですかね。二人とも意地っ張りだからもう……。

定期的に「本日の勝敗結果」が表示されるのも笑えます。すれ違って両者敗北とかするしな……。

わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)2

ico_grade6_3

「でも 友達だもん」

「傷つけたり傷つけられたりもするでしょ」

 

9話~17話収録。

雨に降られて、ホテル休憩をするれな子と真唯。

自分の事を理解してくれて、楽しい時間を共に過ごし、辛い時には傍にいてくれる関係を理想としたれな子の「親友観」。

 

真唯からすれば、それは恋人だよ、と攻められる場面になっていましたが。

状況に応じて、都合よくスイッチを切り替えてる真唯が強かですねぇ。「髪に人格をコントロールされてるのか!?」と言うれな子のツッコミが冴えわたっていて好き。

その後「なんてやつだ!」やってたり、真唯って結構面白いキャラですよね。グイグイきすぎ居るからか、ちょっと苦手な部類ではあるんですけど。

 

紫陽花さんが好きなので、彼女とのデート回とかが入ってるのは良かったですねー。

「生きてて良かった」れな子が面白いし、彼女の要望に応えて投げキッスしてくれる紫陽花さんも良い子……。

その後、れな子の部屋で遊んでる場面とか、微笑ましくていいんですよね。

我慢しきれず真唯が乗り込んできて、ガンガン攻め過ぎたせいで一回拒絶される事になってますが。それまで完璧すぎたのもあって、跳ねのけられて思った以上にダメージ受けてるんだな……ってのはありました。


鬼滅の刃公式ファンブック  鬼殺隊見聞録 弐

ico_grade6_4

誰かに称賛されたくて命を懸けているのではない

どうしてもそうせずにはいられなかっただけ

その瞬間に選んだことが 自分の魂の叫びだっただけ

そうだろう みんな

 

シリーズ完結後に出た、鬼滅の刃ファンブック第2弾。

最終決戦までを踏まえた隊士たちの情報などが描かれています。

巻頭は「鬼滅奇譚百景~増補改訂版~」として、炭治郎をメインにストーリーを振り返るカラーページ。増補改訂版とある通り、雑誌付録か何かの加筆版っぽいですね。

 

メインキャラごとに「大正コソコソ噂話」が掲載されていて、新鮮な情報もありました。

下弦の伍だった累は、入れ替わりの血戦に興味が無かったから下位にいただけで、実際は下弦の壱・弐くらいの実力があったとか。

実は、青い彼岸花を見た事があるキャラクターが居たというのも驚きましたね……。割と無惨惜しい所まで迫ってた説あるな。

 

柱相関言行録として、それぞれの柱に対してどんな印象を持っているかとか、全体的な打ち解け率が書かれていましたが……。

「柱になって日が浅いのと記憶障害があったため」と注意書きのある無一郎ですら40%あるのに、見事に30%で最低記録を叩きだしてる水柱さんは本当にもう……。これは嫌われてますわ……。

 

単行本未収録の「煉獄零話」、「年始番外編」などもありますが。

特別書き下ろしの「炭治郎の近況報告書」も良かったですねー。最終決戦後、実家に戻った炭治郎たち。

「善逸伝」はやっぱり彼らしい改竄が入っていたとかで。意見を求められてビシバシ指摘入れる炭治郎は強い。「全てが極端で偏っている」の、読んでないけど分かるわぁ……。なんで全79巻もあるんだ、善逸伝……。

ワールドトリガー23

ico_grade6_4                                          

「これで余計に遠征選抜通るしかなくなっただろ?

メガネくん」

 

これで順位が確定することになるB級ランク戦最終戦、中位夜の部。

香取隊VS奈須隊VS諏訪隊の三つ巴で各隊一人落ちたところ。

それぞれに譲れない想いが合って戦っていますが……やはり注目は、ボーダーでトップクラスにギクシャクしてそうな香取隊。

 

エースの香取と若村が言い合いするのはいつもの事ですが、今回は香取が折れて若村の指示に従う形に。それで、いつもの調子が出ずに他の隊員からも様子がおかしいと思われてましたけど。

うう~ん流石指揮3BBF)というか。いや、他の隊員とかの頭の巡りが良すぎるだけで、年相応な感じだと思いますけどね、ホント。

……でも指揮3で言えば射手1位の出水もそうなんですよね。でも彼は実戦経験あるからか、大規模侵攻の時は3バカでちゃんと打ち合わせしてたからな……。

 

若村は試合中ですら「上位はどうなった」とか考えていて、集中しきれてないのも良くなかったと思います。彼、考えすぎるんですよね。

ガチガチの理論型で、その殻を破れれば上に行けるんじゃないかと思いますがどうなるやら。

 

ランク戦、なんだったらページごとコマごとに語れそうなくらいネタが細かいんですよね。

諏訪がベイルアウト直前に射撃で堤を逃がす手助けしてたり。奈須さんも想定外の時代に、弾を残していく気概があるし。

主人公たちがいないのにこんなに熱いって凄い。

 

そして、ガロプラとの再接触と交渉があって、ひとまずは穏当な感じになりそうでしたが。

陽太郎のことやボーダーの抱えていた事情とかがまた一つ明らかに。いやいや、雷神丸のことも含めてマジか。こんな重大な伏線が23巻まで隠されていたとか。

いや、これまでの積み重ねがあったからこそ、理解しやすくなっているんですけどね。

 

そう言う意味では、この次に行われる遠征選抜試験もそうで、ランク戦で各隊の事情とかを察しやすくした上で行われるからこそ、分かりやすい。

ランク戦でも接点のなかった漆間や、登場してないA級の顔見せなんかもあって、まだまだ面白くなりそうです。

チームごとの絆とかそういうものを見せて来てからの、隊員シャッフルは新鮮で凄い楽しみですね。

 

二宮が全く自重せずに東さんと千佳を持って行って悪目立ちしたからアレですけど。

古寺もしれっと木虎とってA2人態勢にしてるのがズルい。歌川も空閑持って行ったしな……。

隊員選抜時の臨時隊長たち、胸中触れられた部分と触れられてない部分あるので、選抜試験の中で明かされていくのを期待したい。なんで諏訪さんが香取とったのか、とか。

 

巻末おまけの、臨時隊長のアンケート公開も楽しくていいですね。

行きたくない隊員選んでないのも居て個性が出てる。面白さ重点の王子とか、麻雀要員を盛り込もうとしてる諏訪とか。

若村くん、隊員にコミュ力を求めてるけど、自分のも磨こうね……行きたくない人の理由が「見下されている気がする」って言うのも、自信のなさが現れてて辛い(絶対選抜試験で曇るので)。

まだ名前しか出てない、真木や草壁が「いきたくない理由」の方に選ばれてて、ますますどんなキャラか気になりました。続き楽しみ。

鬼滅の刃23

ico_grade6_4

「帰ろう ね」

「家に帰ろう」

 

珠世さんの、倒すために自分が強くなるのではなく、相手を弱くすれば良い。

この台詞から最終巻始まるのが、中々新鮮ではありますね。

生きる為に手段を選ばない相手を殺すため、手段を選ばない。そこまでやって、なお生き延びている無惨の生き汚さを想えば、大正解何だよなぁ。

 

無惨が柱達の抵抗を、赫刀を使っても効くはずがないとか言ってますが、縁壱とかいう後世にまで残る傷を与えた怪物を基準にすると、それはそうとしか言えないのが凄い。

追い込まれて、神経を狂わす衝撃波を発していましたが……初手からその血鬼術使ってれば、逃げおおせたんじゃないかなぁとか思うなどした。

まだ切ってない手札もあったでしょうけど、温存したまま死ぬ辺りがあまりにも無惨様クオリティ。

 

血鬼術なら、日輪刀が効くんじゃないかと自分に刺す炭治郎もさすがの根性と言うか。

誰も彼もがこの最終決戦で、出来る事をして足掻き続けていたのが、流星のように煌めいていた。

善逸が足を負傷しながらも奮闘したり、声かけを続けていたりと、臆病の虫がどこかにいったかのような活躍をしていて格好良かった。戦闘後は泣きごと言ってましたが。

彼らしくていいんじゃないですかねぇ。

善逸に限らず、誰もかれもが、自分らしさを貫いた結末だったのではないでしょうか。

……それが、鬼殺隊隊士としての「らしさ」であったとしても。

 

岩柱、蛇柱・恋柱の結末、風柱たちの治療風景など。

事後処理に入るんだな、というしんみりした空気をぶち壊してくるんだから、無惨様の置き土産が凶悪。

足掻き続けて、なんとか少しでも良い結末に辿り着けてほっとしてます。

最後の柱合会議で、義勇さんがちゃんと水柱っぽくなってて、言葉を尽くせているのがこれまでの騒動を思うと、成長感じられて良い。

 

そして最終回。本誌で読んでいましたが、なんか補足が多いというか、加筆により更に魅力を増しるように思えました。

あとがきがきとして、袖に書かれていたメッセージも尊い。

「何百年も前の出来事も、その時は今でした」から始まるメッセージに、元気を貰えました。素敵な最終巻だったと思います。

鬼滅の刃22

ico_grade6_3h

「終わりにしよう 無惨」

 

無惨を地上に引きずりだしたものの夜明けは遠く、柱達の奮闘も続くことに。

しかしまぁ、上弦の鬼たちは血鬼術を駆使して戦ってきたのに、無惨様といったら腕を何本も生やして振り回すという力技でごり押しして来るんだから、中々見ないタイプのボスですよね……

産屋敷邸で使った黒血枳棘はどうしたんですか。

まぁ腕に口が付いてて吸い込みで体勢を崩してくるとか、いやらしい手には長けてましたが。

 

蛇柱さんの過去回想が悲しい。

本誌で追っていた時、蛇柱さんのエピソード挟む余地ある? って疑問を抱きながら読んでたので、短く挿入してきたのは演出が上手いなぁーと思いました。

富岡さんが「最期まで水柱として恥じぬ戦いを!!」と決意してるのはいいですね。それを炭治郎みたいに口に出していたら、柱仲間からの印象も違っていた事でしょう。

……錆兎のことこじらせていたから無理か。

 

水・風・岩・蛇・恋の生き残っている5人の柱が協力し。

毒による不調を、愈史郎が猫を使った支援で直して。

上弦の弐を倒した時もそうですけど、人と鬼とが協力して戦っている展開が熱い。

赫刀への回答とか、それでよかったんだみたいな部分もありますが、これまでにまかれていた情報全部を纏めて繋げて行ってるんですよね。

 

……繋ぐと言えば、縁壱の残したモノが色々と大きすぎるわけですが。

日の呼吸の事。炭吉達に語っていてくれたから、炭治郎はそれを垣間見ることができた。細胞の記憶で通していくの強いわ……

これだけの事をしておいて、自分たちの後に続く者がいずれ現れるみたいなスタンスだったんだからそれは兄上もたまらないというか。炎柱の心が折れるのも察するに余りある。

珠世と縁壱が居なかったら、無惨をここまで追い込めなかったと思うと二人とも功績が凄すぎる。

 

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ