気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。

楽園コミックス

友人の妹2

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「ちゃんと覚えておくから」

 

旧友からお前と同じ高校に妹が進学したから、見守ってほしいと頼まれた主人公の太一。

いざ顔合わせしてみたら好みのタイプで、妹の麻衣ちゃんも昔見た時から彼が好きで。そうやって、友人(兄)には伏せたまま付き合い始めた2人を見守る恋物語。

CMも打たれてる飲料を買っていったら、相手も同じ物を持っていて。

太一がそういうシチュエーションが好きなら実演しましょうか、と髪型を変えて見せる麻衣ちゃん本当に可愛い。

 

そしてそんな太一君が秘密を打ち明ける相手として、別の幼馴染である拓実くんに打ち明けたりもしてましたが。彼は彼で、明かせない秘密を抱えていて。

拓実君とその恋人や、9話前の描き下ろしで「バイト中に芸能人ぽい人来た」って言ってる子だったり、他の作品でこれまで描かれてきたキャラ達なんですよね。

志摩先生の作品って結構他作品との繋がりというか、読んでる人が楽しめるオマケが盛り込まれて楽しい。

 

デートしたいけど、友人に秘密にしているから近場だと悩む。

たまたま行先が被るなんてこともあるでしょ、なんて部活の先輩に唆されて。隣の席で映画を楽しみつつ、その後のカフェでは隣の席に座りチャットでやりとりする。

「秘密にしている」というシチュエーションを楽しんだりしていて、良い青春送ってるなぁと思ったものですが。

そこで肝心の友人(兄)が女性を連れて歩いてる場面に遭遇。妹には干渉して来るくせに、自分はデート?してると言う事を探ろうとし始めましたが、お兄ちゃんに認めてもらうために彼の事情を探るイベントも挟まっていくのかな。

熱烈アピールした後照れまくってる麻衣ちゃん可愛いし、もっとイチャイチャもしてほしいですけど。志摩先生作品なので、そこはシリーズ中でしっかり描いてくれるだろうって言う期待がある。今回も程よく甘くて満足でした。もっと糖度増してくれてもいいのよ。

友人の妹1

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「先輩は 私のこと これから全部知ってください」

 

志摩先生のラブコメ好きなんですねー。女の子が可愛い。

高校進学の際に妹が自分とは別の学校を選んだ。だから、その学校に通っている主人公に「妹に変な虫がつかないか気にかけて欲しい」と友人から頼まれて。

 

長い付き合いだから、とちゃんと妹ちゃんの顔確かめに行くあたりは真面目です。

でも、妹ちゃんは昔から主人公のことが好きで。今まで会わせてもらえなかったけど、対面してみたら妹ちゃんは主人公の好みで。

お互いの気持ちがハッキリした為、秘密のお付き合いを始める話です。

 

主人公以外の「兄の友達」が高校に来ているため、校内でも表だってあってませんが。部活が同じだったこともあって部室でイチャイチャしてるから糖度は抜群。

2.5話で「離れるのもったいない気持ちになれました」したり、バイトにいく主人公を見送ったあと一人で「ひゃ~~~」してる麻衣ちゃんが本当に可愛くていいですね。

ジェミニはお年頃2 

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「新田が今日 歩の高校の文化祭に付き合ってくれたのは」

「私の事が好きだからだもんね」

「恥ずいから何度も言わないで」

 

2巻で完結。わりとあっさりしてますが、要所でいちゃついてるので美味しい。

前半分が『夜毎のジュリエット』で、新田たちのクラスメイトでもあるカップルの話。

ずっと一緒にいた特別な幼馴染で、付き合った事もあるけれど、周囲から好奇の目で見られてギクシャクして別れて……

進学した先で出会って、また付き合うことになって。

距離感が絶妙で、良いですねー。いちゃつきもするけど、「目覚ましより早く起きれる自信無い」と泊まりはしない辺りがなんか好き。

 

後半部分が表題作『ジェミニはお年頃』。

歩君は男子校に通っていますが、形が良いのとかもあって文化祭で女装をすることになったとか。

同じ中学の友人や姉は納得してる辺り、いつもの事みたいな雰囲気はある。

 

新田君が気遣っているのは偉い。まぁ、素直じゃないので反発されて喧嘩っぽくなって売り言葉に買い言葉で女装を見に行くことになってたわけですが。

「恵が好きだから今ここに来てるんだよ」とか、いう事ハッキリ言う性格で、見ていて安心感ある。

それを聞いた後の恵の「でへへ」コマが小さいながらカワイイ。8話で、しっかりリピートしてる辺り気に入ったんだなぁ……

弟と仲良くなってるのも良いけど、彼氏彼女なんだから、と自分の時間確保する当たり強かでもありますしね。

新田君も思わず「二階堂さんちのきょうだい怖いな」とか言ってましたし。それは確かに……

ジェミニは終わりましたが、WEB増刊で既に次の作品掲載されてますし、これからが楽しみ。

微熱空間 第3巻

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「だから無かったことにはしないけど 保留にしたい」

 

亜麻音と直耶のじれったい感じがいいですねー。

そして、それぞれの友人の郁乃と稔がまたいいアクセントになっていると言いますか。

色々と相談できる友人が居るのは、良いことです。

亜麻音の誕生日プレゼントを、4人で買いにいくことになって。郁乃と稔の初対面の絵面が面白くて笑った。

 

そして郁乃が亜麻音を心配しまくる余り、稔と連絡先を交換して。

後日、対面してましたが……あそこで「君は失礼な人だよ」と、面と向かって言える稔は良い子ですね。正直よく言った! って思った。

あそこまで眼中にないというか、「直耶の友人」としてしか見てない態度が明らかで、よく途中で帰らなかったな……

 

亜麻音が終始かわいくて直耶くんのメンタルが鍛えられている感じが。

……発言が気になって眠れなかったりする辺り、結構ギリギリのところに居ると思いますけど。思い切ってしまえばいいのに……

微熱空間 3
蒼樹うめ
白泉社
2019-12-26

柔肌

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「そんなことしなくても一緒にはいられるんだよ」

 

いやぁ、重いというか暗いというか。

まとわりつくような恋の、圧力を感じる話が多かった。

ガールズラブ多めの短編集。

 

例えば「柔肌」。

母子家庭で育った少女。母の新しい恋人は、娘にも近づいて……

母は、娘を信じなかった。従姉を頼って逃げた少女が見つけた居場所の話。

「たのしいからだ」。

男遊び女遊びが激しいグループに属する少女が、そのグループから距離を取りたがっている男子に興味を持って。

舞浜君、かなりズケズケ言うなぁ。それでも近づくサラミが強い。まぁ、誠実にフラれるんですけど。

 

他にも数編収録。夜をとめないでの2人が好きなので、アフター収録されてたのは嬉しかった。

柔肌
ハルミチヒロ
白泉社
2019-07-31


ジェミニはお年頃1

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「でも」

「そーいう私だから好きになってくれたんでしょ?」 

 

志摩先生の新刊!

12もなく買ってきましたとも。

しかも今回はひさしぶりに特典付きの店舗で購入できた喜び。

特典は多作品でやってる「ネクタイ交換」のネタでした。可愛い。

 

楽園で連載していた「ジェミニはお年頃」と「夜毎のジュリエット」の2作品が掲載されてます。

それぞれの主体となるカップルは別々ですけど、同じ学校通ってるので他視点を入れやすくなってる感じ。

 

「ジェミニ」の名の通り、気の知れた女子と付き合う事にしたら、彼女には双子の弟が居る事が発覚。

彼女のお宅にお邪魔するといつも鉢合わせる弟と彼氏の微妙な距離感が良いスパイスになってる感じですねー。

「夜毎のジュリエット」は隣に住んでる幼馴染のカップル。一度別れた後、元さやになったからか、結構あけすけ。元々そういう距離だった風味ですが。サバサバしてるけど、側にいる二人が結構新鮮で良い。


夜にとろける3

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「純香ちゃんなんで俺と付き合ってくれたの?」

「・・・うーん」

「・・・魔がさしたのかもしれない」

「なんて」

 

最終巻ってことでさみしくなります。

楽園本誌での連載があるから、癒しは残ってる。

好みな作家さんなので、続いてほしいものです。

「制服の恋人」、「こいはやみ」、「夜にとろける」を各3話、同人誌から「かたくなノンシュガー」、「ぎりぎりマイシスター」を収録。

 

個人的には、ぎりぎりマイシスターが収録されていたのは嬉しかった。

同人誌系の情報は積極的に収集してなくて、刊行に気付いたの「ぎりぎりマイシスター2」巻出てからなんですよねぇ。

「かたくなノンシュガー」は、「ぼっちな僕ら~」の追加エピソード。相変わらず喧嘩しているようですが……なんだかんだで続いているあたり、相性はいいのだろうか。

 

「制服の恋人」は新しいライバル登場かと思いきや、愛ちゃんが強かった。

「こいはやみ」の想いの方向がからまりあった複雑な状況は、他人事だと少し楽しかったですけど。当人たちには苦しい場面もあったのでは。

順当に幸せそうな小岩井・速水カップルのエピソードもちょっと見てみたかった気はしますが、あそこは「やみ」じゃないからなぁ……

 

「夜にとろける」は二人が付き合い始めるエピソード。気軽に突っ込んでいける新太は神経丈夫ねぇ。コミュ力高い。

そして告白されて、決定打がなくて迷ってる純香ちゃんが可愛い。「これだけ?」って固まってから顔を赤くする場面とか、もう。糖度高くて好きなカップル。


ディアティア5 エンゲージ

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「たぶん 先輩よりも私の方が先輩のこと好きですね」

「私の好きな人のこと 大事にしてくださいね」

 

ディアティアシリーズ、完結巻。

相手に触れたい、という気持ちが沸き上がって、改めて意識してしまっている二人が初々しくてかわいい。

睦子の友人の環にも恋人ができて、その付き合いっぷりを友人に語っていたので、睦子も影響を受けていましたねー。

後書きで「環の彼氏 名前はまだない」と書かれていて、完結巻なのに……と笑いました。

 

変に意識してしまって避けていた所に、環達カップルの交流を見て秋人に会いに行ったり。

環達が喧嘩したと聞いて、「言いたくても言えない事がないのか」気になったりしたり。

心配した秋人が睦子に会いに行ったりしてました。

ラブラブだな、この二人……

 

秋人の家は初期の頃かなり関係がこじれていましたが……最近は小康状態で。

会話が出来る程度には話が進み、結果として距離を取ることになっていましたが。

ちゃんと相談できる相手がいて、良かったなぁ、と。最初に睦子に言わない辺りはアレですが……いやまぁ、かなり重い話でもあるからなぁ、言いにくいのは良く分かる。

かなり不器用な伝え方にはなっていましたが……まぁ、彼ららしいのかなぁ。

受験の話題とか色々出ていたので、卒業式辺りで終わるのかなぁ、と思いきや夏期講習終わった辺りで幕となったのはちょっとびっくりしましたが。

ま、ここまで来た二人なら大丈夫ですかねぇ……多分。



夜にとろける2

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「……うん わかった」

「そばにいるね」

 

WEB楽園で公開していた三組のカップル中心のストーリー。

「制服の恋人」47話。

『あまあま』でも登場していた愛ちゃんと、家庭教師だった先生のお話。

夏のある日、長袖長ズボンに日傘。日焼けしたくないといいつつ「先生のお誘いだから」と外に来ている愛ちゃん健気―。

途中の喫茶店に立ち寄ってますが、他のシリーズで出てた店ですねー。こういう遊び心は大好きです。

高校生になって、先生との距離感の変化に戸惑っているようですが……なんだかんだ幸せそうで何より、って感じですなー。年齢差はありますが、作中では一番健全なカップルなのでは。

 

「こいはやみ」69話。

2作が幸せそうなカップルですが、こちらは一転、まだまだ迷いの中にある少年少女の様子が描かれてますなー。

仲良し6人組の中からカップルが1組出来て。それで関係は変わってしまった。

早々にくっついた二人ではなく、残りの4人のお話がメインなんですよねー。

恋人になった小岩井と速水は、未だに一線を越えてないそうですが……初心だなぁ……別に他と競ってるわけじゃないんだから、ゆっくり行けばいいと思いますけどねー。

 

恋人同士になったことは祝福するけれど……思いが敗れた男女もまた確かにいて。

更には、その思い敗れた方の二人に気持ちを寄せてる、同性が好きな男女もいて。

想いの矢印が一方通行ばかりで、中々に危うい状況だったのでは、って感じですが。

思い敗れた二人も、いつまでも失恋を引きずらずに別の相手を探しに行ったりしてますが……それでさらっと相手を見つけてくるあたり大塚も要領良いな……

旭は中々ダメージを受けて、同性好きという事情を知ってるから、と鳥居の隣にいることを選んでました。

どんどん関係が変化していく中で、どこに着地するのかは読めないなぁ。

「夜にとろける」47話。Specialと、同じキャラが出てる「春の引力」も掲載。

同じバイト先の歳の差カップル。

一番進むところまで進んでる感じがします。

ひたすらに糖度高くていちゃついてばっかりなので、砂糖吐けそう。

いやまぁ、悩みが無いわけではないみたいですが……何とかなりそうな判り合いっぷりですからねー。幸せなのは良いことです。


君にしか教えない

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「自分を好いてくれてる好きな子をからかうのがこんなに楽しいとは知らなかったからなあ」

 

著者初のおねショタらしいですよー。

そういえば、これまでって男の方が年上ってパターンとか学生の恋愛が多めでしたか。

昔近所に住んでいた、年上の幼馴染。

当時から思いを抱いていたけれど、伝えることはできず。

時は流れ……少年が高校生になったとき、幼馴染は教師となって同じ学校に居て。

 

過去のエピソードなんかも織り交ぜながら、1巻でまとめられております。

千秋と一時付き合っていた詩織も結構いいキャラしてると思いましたがねー。

デザイン的には好み。まぁ、「他の人の事が好きでそれが報われない感じが良いと思った」というあたり、ちょっと厄介ですが。

うっかり千秋が明里と再会しなかったら、このまま詩織ルート入って、それはそれでうまい事まとまってたんじゃないか、みたいな感じはありますが。

 

年齢差と教師と生徒という距離感。

でも学校という場を離れれば、幼馴染という近い関係もあって。

じれったい二人の関係は、見ていて中々楽しかったです。

 

『あまあま』で登場していた女子二人も教師となって登場しているあたりファンサービスも有り。

今も仲が良さそうで何よりですねー。

アフターエピソードの中で、美咲の方はついに結婚する事になって同僚に報告したりしてましたが。今も壁殴り代行業必要になるほどいちゃついてるのかしら……


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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