気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

電撃コミック系列

やがて君になる2

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「……小糸さんは もうちょっと警戒したほうがいいと思う」

「……そうですね七海先輩にはちょっと気を付けますね」

「私には! しなくていいけど!」

 

七海が生徒会長となり、新体制がスタート。

平時は穏やかなものですが、行事の際は忙しくなるとか。

そんな中で、七年前に途絶えてしまった生徒会の劇を復活させたいと、七海が提案して。

即座に「やりましょう」とはならず、保留されて。

 

最後、侑と七海が二人生徒会室に残ってキスをしてる辺り、距離が近いというか、侑の方はまだ自分の想いも定まっていないのに受け入れているのが、度量が深いというか。

その場面をたまたま目撃してしまった、槇くん。

気になっていたのもあるでしょうけど、侑と対面して問いただせる辺り肝が太いな彼。

それを秘密にしてくれる相手で良かったですね、ホント。

 

以前書店で働いていたので、幕間の深読み書店が楽しかった。

実際定期購読してるわけじゃないけど、いつも買ってるよなぁ、って傾向とかあったりしますし。

その後は試験が近いのもあって、生徒会は休止。七海と侑は一緒に勉強をすることに。先輩が侑をとても好きなんだな、と言うのが見えて楽しい。

 

試験が開けて、劇をどうするか、という話が出て。七海が隠していた事情をしって。

侑は劇をやめませんか、と言って。それでも七海は止まらなかった。

そこで、止まらずに「ほんとは寂しいくせに」と言える辺り侑も強いよなぁ。

変わりたいと思う少女と、変わってほしくないと願う少女。

いずれ来る破綻が約束されていて、怖いなぁ、とちょっと思いました。



やがて君になる1

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「でもわたしには 特別って気持ちがわからないんです」

 

電子版で購入してました。感想書いてなかったので、読み直しー。

アニメ化もした百合漫画。電撃NEXTはカバー裏も収録してくれてていいですねー。

「あれはそんなに可愛くないからいい」って言うやりとりが笑えて好きです。

 

高校に進学して、未だ部活を決めていなかった少女、小糸侑。

彼女は先生に、生徒会を見学してみないかと声をかけられて。

選挙が近いとか言われて、上手く使われてると思いながらも足を運ぶ辺り律儀。

そこで侑は、七海燈子というカッコイイ女性と出会った。

 

何回も告白されて、けれどそれを断り続けている先輩。「誰に告白されても付き合うつもりがない」と言う彼女に、侑は悩みを相談して。

その結果、七海先輩に彼女は一目置かれる事に。まぁ、「特別って気持ちが分からない」と言う侑の物差しに惹かれた、感じですが。

そこで「だって私君のこと好きになりそう」と言える辺り、七海先輩は人たらしというか。

 

5月にあるという生徒会選挙で、候補と推薦者として一緒に行動する事も増えて。

特別を見つけて真っ直ぐぶつかっていく七海が眩しいし、それだけの想いをぶつけられても揺れない侑の迷いもしっかり描いてます。総じていい感じの青春してるなぁ、と言う感じ。



魔法使いの印刷所3

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「特約店と大型書店が売れ筋を独占して取次が送り付けてくるのは扱いに困るいらない本ばかり…」

「商人レベルの実績上げようにも…」

「必要な本を勝手に減数されたらうりようがないだろ!!!!!」

 

無限迷宮メロンズ、実際に迷路の絵描かれてるのには笑った。

相変わらずのネタ度で、スラスラ読めるのが楽しいです。

よくかけたな、って思うネタもありますけど。実際、スエイの編纂長が登場する話では、上の人がちょい迷ったとかなんとか。

 

遂にミカが山本さんと遭遇してましたが、異世界で店を構えて生きてる辺りお互いしぶといな……

冒頭に引用した、山本さんの叫び、わかるわぁ……元書店員のトラウマが刺激された。

実績がないと配本が少なくて、注文してもすぐには来なくて、発売日ブースト掛けられず遅れて入荷した新刊で実売伸ばすの骨ですよ……

マジケも好評を博し、変な人が入り込んだりもするようですが、対策頑張ってくださいお疲れ様です……


魔法使いの印刷所2

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「すべては今まで培ってきた礎があってこそ」

「今のあなたには到達できない高みよ」

 

魔法が普通に有る世界。

竜も魔王も聖剣だって存在します。

……どれもこれも一筋縄ではいかない相手というか、癖が強いと言いますか。

今回もネタ要素多めで、どこからツッコミ入れればいいのか分からないくらいでしたが、中々に笑えました。

年末に現れて封印されている魔王サツィーコって……だいじょうぶ怒られない!?

 

より広い世界を知りたい、と家出をした少女が出くわしたのがミカたちで。

そのままマジケに連れて行かれて、新しい世界の扉を開いてしまってましたが。

……母が作家として参加していましたし、血筋なんでしょうねぇ。えぇ。

そして同じ沼にハマっていく……うん、楽しそうだからいいんじゃないかな。

 

ミカの人脈がどんどん拡大していって恐ろしい事になってますねぇ。

このままなぁなぁでマジケ開催し続けるのかと思いきや、ミカと同じ境遇の、この世界に迷い込んだ人が現れたようで。

次回はまた違った方向に話が進みそう。……迷い込んだ人もミカの同類で、マジケの規模がさらに拡大する可能性も捨てきれませんけど。




魔法使いの印刷所

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「あなたにしかできない魔法なんです」

「あなたの魔法見せてください」

 

コミケからの帰り道、魔法が盛んな異世界に迷い込んだミカ。

作中で転生って書いてる部分ありましたが……転生だと生まれ変わっちゃうからな……

元の世界に変えるため、異世界への異動魔法を探そうとして……魔導書の即売会「マジックマーケット」を実施する事に。

 

自分の足で探し回るのではなくて、向こうから盛ってくる仕組みを作る、って言うのはなるほど合理的です。

異世界来てから半年で実施にこぎつけているあたり、実はミカかなり優秀なのでは?

魔術師の集まる派閥、スガク、とケーダン、スエイ、カドカ……どこかで聞いた覚えしかない雰囲気が……

情欲の精を召喚する術師アネナルモとか、ザイラップの減量魔法とか。小ネタが結構仕込まれてて笑えます。

 

イベントの開幕ダッシュ、徹夜組対策……

ファンタジー要素とコミケが融合してかなりカオスですが。

新刊かえなかった勢がキレた時、それも魔術師なものだからゴーレム召喚して暴れそうになって、騎士が鎮圧に行って……あちこちで笑える良作でした。


NOT LIVES10

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「…これが…これが真のエンディングだってのか…!?」

「認めない…! 認めないぞこんなの……!!」

「俺は…」

 

反撃をうけた皇帝紳士たちは、「紳士」の仮面をかなぐり捨てて、全てを破壊する巨大な一撃を振り下ろさんとして。

三神たちはアスタロトと協力して、反撃に打って出る。

敵が攻撃の規模を拡大したからこそ、最後のカウンターが成功したわけで。冷静さを欠いた時点で皇帝紳士の負けは決まってたようなものですな……

 

そしてボロボロになった状態で、三神たちとアスタロトの最終決戦が始まり……見事それにも勝利したわけですが。

ここでまたしてもバグが発生。それについてGMから解説が入ってましたが……

彼らは天宮がバグを発生させているのを把握し、経過観察していたそうで。

最も、バグを即座に排除しなかっただけで、最終決戦まで勝ち残ってきたのは三神たちの実力の賜物ってことですけどねー。どうだか。

 

アスタロトがここに至るまで積み上げて来たものもあり、何とか即座に消されることなく、抗う時間が与えられて。

ここまで来て、相棒が死んでおしまい、なんてエンディングは確かにふざけんな、って感じですけどね。

一度は手を離してしまいましたが……最後まであきらめることなく、道を探し続けて三神はその願いを叶えた。

上手くいきすぎかな、とかGMは確かに蹴散らしたけど、他にも数名いたマスタークラスの相手はどうなったんだとか疑問点は残ってますが。

見事完結、という事でお疲れ様でした。

 

CLUBゲーム倶楽部2

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「でもなぁ…本読まない姉ちゃんにストーリー追える知能があるか…」

「まあ成長の第1歩だとおもえば ストーリー追わなくても何とかなるし」

「わたしひどいこと言われてない?」

 

電撃プレイステーションの付録、電撃4コマからの書籍化なんですが。

電撃4コマが最終回を迎えたため、3巻が出るか大変厳しそうな感じですなー。

この作者さんのシリーズ好きだったので残念です。

 

ゴールデンウィークからバレンタインデーまでのイベントが掲載されております。

歩がサッカーをやめたことで、色々と余裕が出来て遊亀一家が遠出したりしてます。

走の精神年齢が色々とおかしい感じになってますね、ホント。

姉はもうちょっと弟を見習うべきだ。

 

すうがゲーム倶楽部で遊んでいるうちにゲームスキル向上していたり、工助に対する感情に変化がみられるようになったりしているというのに。

歩、どこか成長したかなぁ……あぁ、一応多少勉強するようになったから成績浮上してるか。他のレギュラーメンバーが成績良すぎるからなぁ。

 

歩がどんどん残念さを増していくのを楽しく読んでいたんですが。

続きが難しそうとなると残念だなぁ。

2巻収録分以降の話が載っている電撃4コマを特に大事に保管しようと思います。

 

ソードアート・オンライン ガールズ・オプス3

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「……私はねルクス 自分本位で生きることがわるいこととは思わないよ」

(略)

「『あれをしなさい』『これはダメ』『この人に気に入られなきゃ』」

「そんな他人が決めた約束事に縛られたまま何もできなくなるより全然いい」

 

ルクスの過去が迫ってきて。

あのゲームから帰還して、再度ログインしているようなキャラはそう多くないってのどこかで見たような気がしますが。

キリトたち含め、それでも変わらず参加しているメンバーはいて。

必然的に『生還者』同士で会う可能性もあるわけです。

それが良縁であれ……因縁であれ、縁があれば導かれることもある。

 

まぁ、何となく察してはいましたが。

ルクスは元ラフコフのメンバーだそうです。

最もオレンジという訳ではなく。街中に入れない主要メンバーに情報を流す「諜報員」として所属する羽目になっていた、みたいで。

所属するに至る流れも、彼女の自身が望んだわけではなく。危ない所を助けられたのがラフコフのメンバーで「ここで死ぬか、仲間になるか」の二択を迫られた結果だとか。

それは責められるようなものでもないと思いますけれどね。

 

同じようにラフコフに吸収されたギルドもあって。そこの一人とルクスは仲良くなったようなんですが。

あの討伐作戦が実行されたときに、行き違いがあって……そのまま離れていってしまった。

重い。自分が情報を渡したことで、ラフコフが行動すると思えば、さらに重さは増していた事でしょうし。

シリカがしっかりと正面から彼女に言葉をぶつけてくれたのは良かったなぁ。

今、仲間なんだから。重荷は分かち合おう。支え合おう、というのが。

過去に縛られすぎても、よくないですし。この調子で決着となればいいですが。

  

 

CLUBゲーム倶楽部1

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「歩ちゃん走くんを嫁に欲しいのだが」

「それは本人と両親に聞いてくれないと…」

 

前作「家族ゲーム」でも時たま登場していた、ゲーム倶楽部。

今時珍しい「街のゲーム屋」という感じで。カードゲームも販売していてデュエルスペースもあるので、子どもたちの遊び場になってる様子。

前作で幸せなカップル描くのに疲れたり、ご近所密度が高くなりすぎたので、今回はそれぞれの家庭に何らかの問題があったり、住んでるところが離れたりしてるそうです。

家族ゲームとは違う方向に持ってこうとしてるんだなぁ、とは思ってましたが、そういう事情もあったのか。

 

元サッカー少女だったけれど、顔に怪我した影響でやめた少女遊亀歩。

弟の走に連れられて、新しい趣味としてゲームを始めようか、という少女。

ゲーム倶楽部に通い詰めて、友人を作ったりゲームをしたり……という展開。

これまた前作からの影響か、メインの登場人物は遊亀姉弟と、その友人の男子中学生工助、工業高校に通う一年生の壱、語尾がざますの不思議小学生すうの5人。

 

他にそれぞれの両親とか、ゲーム倶楽部店主とか、モブでゲーム倶楽部のお客さんたちとかもいますが。

名前あるキャラクターが少ないですね。メインとその家族以外で名前あるのって他の作品に登場経験あるキャラとかですし

ゲーム屋が舞台という事もあり、ゲームの話題が多いですね。前作は、後半恋愛要素強くなってきてましたし。アレはアレで好きだった……というか。

今回はメインキャラの年齢が離れてる関係でどうしたってゲーム倶楽部集合の流れが多すぎて、目新しさには欠けるよなぁ、と思わなくはない。

 

個人的にこの作品の見どころだと思うのは、ゲーマーへと転向しようとした遊亀歩のポンコツぶり。

いや、ほんとこの少女残念で。一か月たってゲームのボタン配置覚えられなかったり、小学生の弟に女子力負けたり色々残念。

後者は走のスペックが高すぎる、という救いもありますが……「ダメゲーマーの才能ある」と太鼓判押されてるしな……

作者解説によれば姉の方はラジオとかで仕入れたダメエピソードで強化され、弟はそのダメっぷりを引き立てる為にできるこエピソードを追加していった結果だとか。

走の解説なんて最後「男子小学生離れして完璧超人に近づいていきます。誰かヤツを止めろ」ですからね。笑った。今後も姉の駄目エピソードには期待してます。

 

電撃4コマ コレクション CLUBゲーム倶楽部 (1) (電撃コミックスEX)
鈴城芹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-02-26
 

NOT LIVES 9

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「だってこれはゲーム」

「ええ」

「攻略できない はずはない!!」

 

鉄壁のストラトスに狙われた主人公ズ。

ジャングルステージは、普通に猛獣とかもいてかなり振り回されてます。

相手のアバターがMAZEと同じ研究施設由来の特別性。

アタックスキルも他の剣とかと比べると異質ですねぇ。……格闘ロボットと衛星ビームがある以上なんでもありなのは確かですが。

 

まぁ、ストラトスのスキルよりは皇帝紳士の兵器の方が、バランスブレイカーですけどね。

あれだけの圧倒的火力があるのに、防御方法まで備えているとか、盛りすぎでしょう。

ブラックトレードの実験がそれだけ上手く進められていたともいえるかもしれませんが……なんか戦力バランス的に燃えない。

 

いや皇帝紳士のチートっぷりを前にして、負けずに戦い続けているアスタロトの実力も相当なものだとは思うんですが。

アスタロトたちとの連携で、皇帝紳士に痛い目見せることには成功しましたが、敵も反撃んの手を持っていて。

ふだん格好つけてる相手ほど切れると怖いですよね……さすがに次は衛星落としも通じないでしょうし、どうするのやら。

NOT LIVES -ノットライヴス- 09 (電撃コミックス)
烏丸渡
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-02-27

 
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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