気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

電撃コミック系列

天鏡のアルデラミン ねじ巻き精霊戦記 Ⅲ

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「ようこそ! 科学の世界へ!」

 

電撃文庫のコミカライズ。

丁寧にコミカライズされている印象ですね。まだ微妙に原作1巻終わってませんし。

ここで話が切れるっていう事は、少なくとも原作2巻まではコミック化されるんでしょう。アニメ化も決定していますし、できればそのまま続いていってほしいところ。

 

今回は丸々、模擬戦について描かれています。

1話目で小隊を預かり、準備して本番という流れ。

トルウェイの兄貴たちに目をつけられたイクタたち騎士団は、現役士官+ヤトリという厄介な相手との演習をすることにさせられて。

……レミオンの兄貴たちは陰険な手を打ってくるなぁ。ヤトリだけ敢えて引き抜いているあたり特に。

 

イクタは過去の経験と、これまでの行いもあって、最初は隊に受け入れられませんが。

演習を上手い事利用して、とりあえず仕事を得ていました。

怠けきれないあたり、彼の性根の真面目さがうかがえるというか。

最もそれも彼流にいうなれば、正しく怠ける為に働くべき時には働く、といった感じですかね。

それにしても騎士団がそろっているこの時が、如何に貴重な時間だったか。最新刊は積読の山に埋もれたので早く読みたい。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (3) (電撃コミックスNEXT)
川上泰樹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-10-09


Ib インスタントバレット 5 ハッピーエンドなんか、いらない

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「世界は美しいのかもしれない」

「少なくとも 報われてほしい人がいて守りたい人たちができた」

「幸せの輪郭に触れた気がした」

 

完結巻。

……とは言っても、かなり駆け足でまとめこんだ、という感じで。

カバー裏のあとがきで作者も不完全燃焼だと認めていて、どうにか違う形でまとめられないかを模索し続ける、との事です。

 

カラフルが何を想って『英雄のib』を探し求めていたのか。

魔女さんが便利キャラ過ぎてもう……確定した未来だから使いどころが難しいといっていましたが、割とうまく使っていた気がします。

一気に畳み込んだ感じなので、キャラごとの見せ場が上手く光らなかったというか。

クロが瀬良のところに行く場面。カラフルが足止めにやってきて、それを諸木たちが食い止めて「ここは任せて先に行け!」と道を作ってくれて。

展開としては王道なんですが、もうちょっとカラフル陣営の話とかを描けていたら、もっと盛り上がったのになぁ。

 

総括していうなれば、惜しいの一言に尽きますね。

不器用な少年少女の生き様、優しくない世界で、それでも生きていく彼らの話が好きだったので。

もし本当にリメイクしてどこかから出るとなったらそちらにも間違いなく手を出すくらいには、好きな作品でした。

 

ソードアート・オンライン ファントム・バレット2

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「でも名前を騙った偽物か もしくは本物なら」
「――――いつか殺す」

GGOの狙撃手、シノンのリアル。
銃に対するトラウマがある少女。
彼女は、それを克服するために、あえて銃撃飛び交うゲームをやっていて。
一方その裏側では、死銃なるゲームを悪用する犯罪者の思惑も動い目いている。

ファントム・バレット編のコミカライズ2巻。
原作のイラストのイメージを損なわずに、うまくコミカライズされていると思います。
予測線のあたりはアニメが頑張っていたのもあって、想像しやすかった。

シノンとキリトが出会い、交流して、BoBの予選が終わるところまで。
キリトが弾丸切り捨てる場面は、何度見てもジョークだろって感じですが。
銃撃戦のゲームで剣士が無双してたらそりゃ誰しも驚くわ……という。
キリトは相変わらず無茶苦茶ですね。
ただ、彼もデスゲームと化したSAO生還者という傷を持っているわけで。
銃にトラウマを持っているシノンのように、キリトもちょっとかなり心が沈む一撃をもらってましたが。
……その状態でも勝ち残ってしまうあたりはさすがとしか言いようがない。
次も楽しみにしてます。


NOT LIVES 8

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「三神君 今一度私に 貴方を信じさせて」
「迷いが全部なくなったわけじゃない でも」
「貴方と一緒ならもう何も怖くない」

ついにラストバトル開催。
今回はさすがにシリアス一直線だからか、巻末のオマケがなくて残念。
単純にページ数の問題かもしれませんけど。

三神と天宮の前に現れた各種のバグの正体が分からないままラストバトルに突入しちゃってどうなるのか不安ですが。
あと、皇帝紳士のアタックスキルは卑怯ってレベルじゃないと思う。
あれが通常のスキルとして実装されているって頭煮えてるんじゃないのか運営。
いやまぁ、強力な分ペナルティもあるので、中々使えないという設定ではあるようですけど。

アスタロトは流石にクリアプレイヤーという事もあって安心感がありますが。
三神たちはどこか危うさがあるよなぁ。まぁ、成長の余地があるということで主人公らしいけど。
ラストバトルにまで迷いを引っ張って締まうと命取りになりそうな。
さてはて、アスタロトとは一時的に同盟を組みましたが。
敵は一人ではなく、鉄壁のストラトスなんてのもいるわけで。
本誌読んでいるから、敵の秘密は知ってるんですが、アレはかなりブラックだと思うんですが。
アスタロトの発言を借りるなら「クローズドβ」みたいなものなのに、システムに遊び心がありすぎじゃないでしょうか。

NOT LIVES -ノットライヴス- 08 (電撃コミックス)
烏丸渡
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-08-27

鷲尾須美は勇者である1

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これは3人の勇者の物語 神に選ばれた少女たちのおとぎ話

いつだって神に見初められるのは無垢なる少女である

そして多くの場合 その結末は――

 

昨年秋アニメの「結城友奈は勇者である」の過去編。

そのコミカライズです。

アニメは取っていたはいいものの、忙しさに追われてさっぱり見れてなかったんですが。

この間ようやく時間がとれたので視聴終了。

いやぁ、魔法少女ものとかは設定として王道ですよね。

どこぞの「僕と契約して~」とかに始まって死ぬ可能性がある残酷方面の話とかもちらほらあります。

 

それを想えば、アニメの方の精霊設定は、パッと見優しいようでいて、まぁ、下手に死んで終わるより残酷かもしれない。

鷲尾須美の小説版も読みましたが、このコミカライズは結構いい雰囲気でまとまっているように思いました。

キャラクターデザインしたBUNBUNさんの特徴的な絵の雰囲気が壊れてないように思えますし、それ抜きにしても結構好みの絵柄。

 

神樹さまの力を得て戦う勇者。

小学生とは思えないほど落ち着いていますが。

まぁ、時代とか家柄とかいろいろ影響してはいるんでしょうねー。

日々が楽しそうなだけに小説版読んで結末知っているとちょっと思うところがありますな……

鷲尾須美は勇者である (1) (電撃コミックスNEXT)
moo*
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-12-19
 

境界線上のホライゾン6

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「そこは危ねぇよ」
「だから救いに行くけど」
「――オマエもこっちへ来い ホライゾン」


原作1巻のエピソードが終了。
そして、コミカライズも完結という運びに。
アニメの方が2巻までやっているんだから、コミックもやってくれないものかなぁ、と思っていたんですが。
ちょっと残念。

正純が教皇総長を足止めし、ノリキがガリレオと相対して。
他方では、西国無双と東国無双の娘が一対一の決闘をして。
これが全て全裸なバカが告白するための道をつけるための布石だって言うんだから、圧巻です。
二代の友達いないアピールに動揺する宗茂が新鮮。
誾とタッグ組んで行動していると、あの二人止まらないからなぁ……
原作の関東解放だとかでも、好き勝手はしゃいで、いい感じに染まってますし。

告白するはずが世界征服宣言するバカ。
そのバカと平行問答をして、誤りを認める自動人形。
何を最善とするか己で決めたい、と彼女は歩き始めて。
常日頃から阿呆なことやっていて、肝心な場面でもそのノリを崩しませんが。
それでも決めるところはしっかり決めてくれるから、トーリは格好いいですよねぇ。

巻末の小説は……青雷亭はいったいどこに行こうとしているんでしょうか。
食用和紙に中落ちのメニューが良い方ってどういう事なんだ。
ホライゾン、ちょっと新しい食事を開拓しすぎじゃないだろうか。
他人事なら笑っていられるので常連がいるのも分からなくはない。

境界線上のホライゾン (6) (電撃コミックス)
武中英雄
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-05-27

ib ―インスタントバレット― 4 怖がりだよと、一度でも言えたなら

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「言ったろ……自分で口にしろって 僕はそれを受け入れるだけだ」


魔女は失われ、クロはまた荒れていました。
諸木の能力による世界の果て。そこに人を集めたのは彼女だったのに。
彼女が真っ先に消えてしまうんだから、理不尽だよなぁ。
でも、時間のibであった彼女が残したものがあって。
誰もが失って、痛みを覚えている中で、魔女の遺産を受け取った三人が、もう一人を加えてまた歩き出す。
中々いい感じですねぇ。

やっぱり、魔女さんは嫌いになれません。
救われない未来を知っていて、そのために力を尽くして、報われなくても努力して。
彼女が最後に言った通り、それでも救いがあったのではないかと思えるから。思いたいから。
第2章「過去と未来に初恋を」の幕が下り、第3章「小さな世界に弾丸は降り注ぐ」が開始。

十色といろはの話。
クロが見ていた幻と、本当の彼女たちのエピソード。
カラフルの彼らがまた接触してきて引っ掻き回したりもありましたが。
最終的にクロが望むとおりの結末を引き寄せたのは良かったんじゃないですかねぇ。


ソードアート・オンライン ガールズ・オプス2

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「勝負はそちらの勝ち」
(略)
「あなたたち仲間の絆ってのを見せてもらったわン」

「MORE DEBAN」村の住人達のエピソード。
タイトルにある通り、キリトとかの男キャラがほとんど出てこない、女の子たちの物語です。
今回は、以前ルクスと共に主鳴ったクエストで損傷した装備を修理するためにリズベットたちが、水着で売り子をする話。
……間違ってない。

SAOでも有名だった、裁縫スキル完全習得のデザイナーに話を通して、直々に直してもらうことに。
まぁ、予定や予算の兼ね合いもあって、あるクエスト……というかイベントに参加する流れになり、それが水着での売り子だったわけですが。

アスナたち以外にもSAO生還者でゲームに残っている人がいるって言うのは、なんかいいですねぇ。どこかで少数派であると触れられていた気がしますが。
ワイワイ楽しそうで、何よりです。
キリトが出てくるとどうしても物騒な方向に話進みますからね……

まぁ、ここでも最後怪しい種がまかれてましたけど。
度が過ぎるPK集団がALOの中で暴れまわっているようで。
いったいあいつらは何コフィンなんだ……(棒)。
ルクスも何やら隠している過去があるみたいですし、さて、心の闇に引きずり込まれなければいいんですけどねぇ。


家族ゲーム14

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「…葵ちゃんと悟くんはなんで結婚するの……?」
「生涯お互いを必要とする好き同士だからですよ? みんなは違うの?」


長らく続いた家族ゲームも、これにて閉幕。
まさか初登場時小学生だったキャラクターたちが結婚するところまでいこうとは。
長く続いたシリーズなだけあって、扉絵のキャラクターの多さがたまらない。
それだけにやっぱり脇役の描写がちょっと物足りなかったといいますか。

ネットゲームを楽しむ舞依ちゃんの話。
現在のパソコン部のゲーム制作活動からの文化祭。
今の部長コンビは個性強すぎだよなぁ、今更ですが。
大学の方での学園祭もあったり。
大先輩になってた男子二人も就職を決めたとかで、着実に時間が流れてますなー。
仕事が恋人同盟の里奈ちゃんが楽しそうで……何よりです。

映奈は……いい感じに未来が坂道ですなぁ。
実家が針のむしろという事ですが、親としてもそりゃあ言いたい事はあるでしょうなぁ。
ある意味で、願いが叶った時点で勝ち組なんでしょうか。
お相手見つからずに終わった人々もいることを思えば、うん。
結婚式は感無量、といいますか。相変わらずの遊佐家でしたねぇ。
あの母親は強い。いつも通りのドタバタコメディで、楽しめました。
完結、お疲れ様です。

電撃4コマ コレクション 家族ゲーム (14) (電撃コミックスEX)
鈴城芹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-03-26

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン2

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「だから その考え方が非科学的だって言うんだッ!!」

敵国に流れ着いてしまったイクタたち。
どうにかして帝国へ帰ろうと策を練り、行動に移します。
国境警備の少尉とか、ここで退場するには惜しい名将ハザーフ中将とか。
絵が付くとまたいい味出してますなー。
ネジフ少尉がイクタと話している時の、頭抱えている様子とか、中々。

原作を読み進めて、イクタの過去を知ると、この時、らしくなかろうとも、中将に食って掛からずにはいられなかったのかな、と。
皇帝陛下も描かれていましたが、なるほど、迫力がない。
イクタの評価である巨大な枯れ木というのがよくわかる。

馬車で、シャミーユが得意げにイクタの過去を暴露していく場面とかもよく描かれてました。
良い気になって話す王女と、いらだつイクタ。
帰還したと思ったら速攻で、学院にぶち込まれるところまで行っていました。
学院でイクタへのちょっかい出されている場面とかが少しあっさりしていたかなぁ、という感じ。
オマケがちょっと乗っていたり、作品の雰囲気壊さないコミカライズ。

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (2) (電撃コミックスNEXT)
川上泰樹
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-03-07

プロフィール

ちゃか

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