気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

講談社

魔女と傭兵5

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「……少し違うな」

「少し…と言いますと?」

「殺し“も”ではない 殺し“を”受けているんだ」

 

29話~37話を収録。

シアーシャは臨時パーティーを組んで冒険者として活動を積みに行くことに。

その間ジグは手が空いたわけですが……町では、冒険者が何者かに襲われる事件が発生。恐らくは同業者と思われるため、受付嬢に絡む輩も出てくるような状況で。

それでも誰か確定したわけじゃないので「情報を精査して、正統性が確認されたら連絡する」と答えられる受付嬢、強い。

 

斬られた冒険者が、クランに所属していたこともあって犯人探しに躍起になる仲間も当然いて。

凶器が双刃剣だと思われる事。殺しを請け負う傭兵稼業であることから、ジグに疑いが向くのは……まぁしょうがないっちゃしょうがない。

ジグも仕事に矜持があるから、依頼周りの情報に関しては口が重く、力づくで喋らせようとしたクラン・ワダツミ側の対応は、冒険者らしいけど悪手でしたねぇ、と外野からは言えますが。

 

仲間の仇討ちに燃える敵対者に囲まれて、自身は無手。

人数の利で武器を拾う隙すらない状況でも慌てず、「お前が武器になるんだよ」と人を振り回すのにはちょっと笑っちゃった。

仲間の為に武器をとった連中だから、盾で防いだりしたら仲間の頭が割れると動きが止まって、付け込まれることに。ちゃんと死ぬ前に放り出してる当たりは優しい。

ジグも落としどころを探り探りやっていたから、その後の交渉の場でも妙な空気になりかけてましたが。シアーシャがやってきて、ひっくり返してくれたのはまぁ良かったか。

話がまとまってしまってからでは、余計にこじれたでしょうし。

 

ワダツミが暴走してしまうのも分かるくらい、ジグは怪しい要素そろい踏みだからなぁ……。

でもギルドで受付やってるワダツミ関係者の姉が、「九分九厘そう判断できるとしても、迂闊な行動にでるべきではありません」と冷静であろうとしてるの、好きですねぇ。良いキャラが多い。



魔女と傭兵4

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「あいつが裏切らずとも戦う理由などいくらでもできるさ

 たとえと共に酒を酌み交わそうとも背中を預けて戦場を渡り歩こうとも

 それが刃を交えない理由にはならない」

 

21話~28話を収録。

異大陸に来た時にジグが拾っていたバッジ、情報収集の際に聞いた「また傭兵か」という発言……その答えであるかつてのジグの指導役でもあった傭兵ライエル。

 

音信不通になった先遣隊に参加していた人物であり……「誰もが魔術を使い、魔獣という脅威が存在する」という元の大陸との常識の差異や、魔獣に仲間を殺されたこと、かつての弟分が自分の家族を殺した「魔女」の同族を連れていたこと。様々な要因から狂気に陥ってしまった人物。

不器用な彼の優しさが垣間見える過去編が挟まっているのが味わい深い。

……恩義があろうと、それでもなお衝突するのならば切り捨てる。その割り切りが出来るのがジグだよなぁ……

 

ジグが「接近戦でなら今の俺で五分、用兵技術にもたけているから総合的には勝ち目がない」とか評価する彼の師匠の強さ、とんでもないな……。

イサナから情報を貰いつつも、次に戦う時の為に観察を怠っていない彼が、何がきっかけで戦うか分からない的なこというの良いですよね。ライエル切り捨てた後だから説得力が凄い。

その上でシーアシャには「お前を護るのが俺の仕事だ」と返すのが、頼れる仕事人過ぎる。敵に回したくなさすぎる人物、とも言えますが。



魔女と傭兵3

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「そんなこと? 何があろうとも絶対に手を出すなと言ってるんだ

 “そんなこと”なんて思ってもらっては困るな」

 

1420話を収録。

裏の住人からの情報収集を、別の派閥……ジンスゥ・ヤの腕利きに咎められたジグ。

戦闘に発展して勝利したあとに、彼女が二等級冒険者のタグを持っていることに気が付いて……高位冒険者の死因は調べられるだろうし、そこで自分とのつながりが見えるのはよろしくない。

冒険者である以上、放置して逃げるにしても鉢合わせる可能性はある。……というかジグほど目立つ体格と装備だったら、逃げてもあっさり見つかるでしょうけど……。

 

止む無くシアーシャのところにその武人、白雷姫の異名を持つイサナを連れ帰り……交渉によって手打ちとすることに。

イサナからしても、薬物所持は違法だけど即座に切り捨てて良いレベルの犯罪じゃないのにやりすぎたという事実に気付いたことで引け目あったみたいですし。

シアーシャに手を出させないことを約束させたうえで、戦闘で破壊されたジグの武器を更新できたのはまぁありがたかったか。

 

イサナ達もまた別の地域からやってきた異邦人で、この街では微妙に浮いているみたいでしたけど。

「別の種族は受け入れられない?」とイサナに聞かれたシアーシャが、「理解してくれる人を大事にしたい」と返答できたのは良かったですねぇ……。

魔女として孤独だったころの彼女からは出なかった台詞でしょうし。

 

少しずつランクを上げているシアーシャが、複数の冒険者が参加する規模の大きめの魔獣討伐に参加することになって。幽霊鮫の時に知己を得たアラン達が、いざという時のフォロー役で参加していたのは……ジグとシアーシャの実力を察知した上で貸しがあるという意味で、ありがたかったですね。

うっかり眼帯の女性とか来てたら変にピリピリしたでしょうし。

アラン、予期せぬ魔獣が襲ってくるっていうトラブルに際してジグの力を借りようとして「依頼がしたい」と持ち出したの、ジグ相手のパーフェクトコミュニケーションでしたしね。

魔女と傭兵2

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「そうだ 人間社会で生きていく上で大事なのは 敵を作らないことと味方をつくることだ」

 

6話~13話を収録。

冒険者になったシアーシャと、その護衛というスタンスを変えなかったジグ。

依頼を受けて足を運んだ地域で、腕利きたちの戦闘風景を観察できる機会を得て。人間の魔術や冒険者の戦い方を見たい2人の思惑が一致し、技術を盗み見しようとしたことで敵対するリスクを踏まえた上で覗き見ていたわけですが。

 

魔法を感知できるジグが嗅覚で姿を隠していた魔獣、幽霊鮫を発見。

「後ろだ!!」と危険を知らせる声を発しているの、彼らしい判断基準があって良かったですね。

そして助言を受けたとはいえ即座に適切な判断を出来ていた冒険者たちもお見事でした。

先述の通り下手したら敵対していたかもしれない。だから目立たないという一点を目的にするのなら、助けずに見殺しにするのがジグ達の最善になり得た。

でも、ジグはそうしなかったわけですし……シアーシャにも、似た場面があったら可能な範囲で手を貸してやると言い、と言ってるのが良かったですね。

 

なにかトラブルがあった時にフォローしてくれるくらいの付き合いがあると、後々の助けになるというアドバイスは人づきあいを避けていた魔女のシアーシャにとっては難しいことですが……大事ですからね。

 

ランクを上げるために同じ依頼を繰り返すのに飽きて荒れていたシアーシャに、息抜きのため「服でも買いに行こう」と声を駆けたり、ジグかなり面倒見良いですよねぇ。

そして店員さんも実に良い仕事をしてくれていました。シアーシャ、素が良いので着飾ると生えますねぇ。可愛い。

……その合間に、幽霊鮫の時に助けたアランから頼まれて調査していた人物が接触してきたりしてましたが。腹のうち探りに来た相手に下剤盛ったり。必要に応じて痛みを薄れさせる薬を使ったり、それを商っている裏社会の輩に接触したりとか。

 

傭兵やってるだけあって、ジグ別に清廉潔白な人物じゃないし、必要であれば汚い手も使うんですけど、彼の軸は「契約」にあって仕事である以上真っ当に勤めようとしてるのが好きですね。

……裏の輩から情報収集していたところに、腕利きの冒険者と鉢合わせてしまって戦闘に発展していたの、ジグがついてないというべきか。ある意味戦闘的な意味での運命に愛されているというべきか。退屈しない人生送ってますよね、ジグ。



魔女と傭兵1

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「一つ聞かせろ てめえは……勝ったのか?」

「――――俺はここにいる」

 

主人公のジグが、金を貰えばなんでもやる傭兵。

契約を重んじるタイプであり、「魔女を殺す」なんて参加者の多くが信じてない依頼であっても、警戒を怠らなかった。

魔術と呼ばれる未知の技を操るため恐れられる魔女。噂に尾ひれがついてる部分もあるみたいですけど、実力は確かで……討伐隊を容易く一蹴していたのは凄まじい。

足元から棘だして集団を蹴散らす魔術、見開きのイラストで見るとかなり凄まじい眺めですよねぇ……。

そんな相手でも踏み込んでいくの、覚悟決まってて良いですよねぇ。

 

ジグは魔女の命を奪う直前まで迫ったわけですが……魔女シアーシャの攻撃によって依頼主である領主の息子が死亡。

生き残りが一人だけ、息子も死んだと領主に報告に行ったところで、報酬も得られないし自分の命が危うい。だから仕事はここで終わりだ、と割り切るのジグらしいですよね。

シアーシャも魔女でちょっと違った判断基準があるから、新しい契約を結んでよいパートナーになってましたけど。

普通の感性の持ち主だったら「自分の命に迫る危険人物だ」と見なされて、後日報復されてもおかしくないのでは……?

 

今いる大陸では魔女の狙われない場所はない。

そこで造船技術の発展によって可能となった、異大陸への調査船に紛れ込むことを決めて。

魔法技術について解説するときノリノリで、ポーズ決めたりしているシアーシャかわいいですねぇ……。

そうやって乗り込んだ異大陸ですが……個人差こそあれど市民でも魔法を扱える世界であると同時に、巨大な体躯だったり特殊な能力を持っている魔獣と呼ばれる存在がいる、新天地で。

魔獣によって乗ってきた船が沈んだシーンで、一瞬で切り替えて「行くか」「そうですね」ってやってるジグとシアーシャの割り切り方が好きです。

 

異大陸、魔獣と言う存在が邪魔してくるので人と人の間で起きる戦争なんてものは起きなくなって久しく、だから傭兵という職業は「人の命を食い物にしている」と低く見られがち。

その意識は特に魔獣相手に戦う冒険者の中で強いみたいですけど。そんなことよりも、傭兵と言う在り方が脅かされた方が、魔女や異大陸について見聞きした時よりも衝撃受けてそうなの、彼のこれまでの生き方がよくわかりますね……。

忍者と極道2

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「“情”に心揺れし忍者は いとも容易く誤断(ミス)って死ぬ……!!!」

 

817話を収録。

歌舞伎町地下倶楽部。

そこに蔓延る悪を打ち倒すために乗り込んだ帝都八忍の祭下陽日。

帝都八忍となって最も経歴が浅い若手ではあるけれど、特異体質を活かして炎を操り敵を焼き尽くす実力の持ち主。

 

その相手が夢澤恒星。

八極道という極道側の幹部認定はされているけれど、陽日みたいな特殊体質や能力はなく。ただ気概のみで戦った漢。

忍者の気配を察知して殺しの経験のない若手を逃がしたりする身内への優しさはありますが……そうして逃がされたメンバーが、別の極道とか忍者に鉢合わせて命を落とすあたりは無常ですね。

あと夢澤に優しい一面があるのは良いとしても、普通に悪逆非道の極道なんで「裏社会で悪事かます奴はブッ殺す」という忍者たちの方針大正解なんだよなぁ……。

 

極道(きわみ)さんから「八極道では最弱、凡夫と言っていい」とも言われていた夢澤。

……だからこそ彼が勝てれば極道の希望になるという意味が込められていたわけですけどそんな男に、八忍一人持って行かれたの厳しすぎるな……という印象。

いや実際、燃えようが腹に穴空こうが足掻いて前に進み続けた夢澤と、彼に応えようと道連れの為に命を懸けた配下の意地が、ヘルズ・クーポンで底上げされた結果ではあるんですけど。

既に壊爺も居ないので、一人一殺するにも人数足りないですからね。

極道のスペックを忍者に抗えるほどに底上げする「ヘルズ・クーポン」の存在を暴いてくれたのは良かったですけど、厳しい戦いが続きますね……。

英霊剣豪七番勝負5

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「立て武蔵!!!」

「まだ膝をつくな……!!!」

 

久しぶりの新刊だなー、と思ったんですが奥付見たら実際2年くらいの休載期間があったみたいですね。無事に連載再開となって、単行本出ているのは単行本派としては嬉しいところ。

 

本編は3034話を収録。

結界があって外から干渉されたら察知できるはずだったのに、黒縄地獄と衆合地獄が襲来してくるまで気付けず。

さらにはおぬいと田助も行方不明と、トラブルが立て続けに起こったわけですが……。

敵襲の最中では真相究明に奔走するわけにもいかず、戦闘に向き合う必要に駆られるわけです。

 

……敵は小手調べと言った一撃で見開きで地面割ったりするし。

立香の影鯖召喚もしっかり描いてくるので、相変わらず仕事が細かいというか。こだわりを感じますね。

アサシンを連続で召喚して、バーサーカーな酒呑童子こと衆合地獄相手に首を刎ねて、物理的に敵をそぎ落としにかかった立香は戦い慣れてますね……流石に口元抑えるシーンもありましたが。

それだけ果敢に攻めても「足りない」と言ってくるんだから、本当に名前通り相手するの地獄だな……というほかない惨状でした。

 

分断された立香が奮闘している傍ら、武蔵ちゃんたちも足掻いていましたが……今回の英霊剣豪は並みの敵ではなく、撤退を余儀なくされることに。

それでも、生きているならまだ次があると心まではおられていないのが、良かったですね。


シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス20

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「……ようやく ようやくココまでたどり着いたな……!!」

「気合入れろ!! チーム「不倶戴天」!!」

正真正銘の 最終決戦だ!!

 

186話~195話を収録した第20巻。

まるまるクターニッド戦ですが、さすがはユニークモンスターというべきか、これだけ闘ってもまだまだ別の形態があるって言うのが恐ろしい。

性別反転に加えてステータス反転によって、装備にも影響が出てくる中で切り替えて前線で戦えるサンラク、ゲーマーとしての経験値が豊富だなぁと感心しましたが。

 

ゲーム的に食糧アイテム食べて回復するの、よくあることではありますが。

……走りながら生魚を頭からぼりぼり食べてるの、実際絵で見るととんでもないな……。山姥呼ばわりされてましたけど、ちょっとわかる。

聖杯による反転が重なったとき元に戻るのか、そういう検証も戦いながらリアルタイムでこなしているので、やることが多いですけど。

それでも形になって抗い続けているので、他のプレイヤー陣もスペック高いんですよね、なんだかんだ。

 

クターニッドのポエム解析をサンラクが戦いながらやってるの、素直に凄いですよね。

モンスターパニックに対処しながら、必要な手段とってるわけですし。ある程度対処されるのは考慮の上でしょうけど、深海の厄介モンスター筆頭な巨大魚3匹まで召喚する辺りクターニッドも容赦ないというかなんというか。

想像体の、参加プレイヤーの戦闘スタイルコピー形態、スタイリッシュで格好良くて不二先生の見せ方が上手くて良かったですね。

 

巻末のSSはサンラクのブラインドタッチについて秋津茜が聞いたことで、ちょっとしたバトルが勃発する『明後日の方向を見据えて』。

エキスパンションパスSSは、旅狼懇親会と銘打って双六ゲームをする話……ながら、何人か急用で不参加になってるのは、まぁ彼等らしいか。双六だけどイベントで死んで振り出しに戻る「死にゲー」要素もあるのを懇親会に選んでるのも含めて。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス19

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深淵は今ここに 再び俱なる天を戴く

 

176話~185話までを収録した19巻。

近づいただけでイベントが発生しそうだったことや、他メンバーのログイン状況なんかもあったので、最終日まで入り込むことのなかったルルイアス中央にある城に乗り込んだサンラク達。

NPCも多数伴った行進でしたが……城の地下で拘束されているクターニッドを発見。

怯えていたハズのNPCや、プレイヤー達も意気揚々と戦いを挑もうとし始めて。

ウェザエモンとリュカオーン戦を経験していたサンラクが、それを止めたのはファインプレーでした。

「反転」がそこかしこに仕込まれた、ギミックボスの可能性にも思い至ってますし、ゲーマーとして楽しんでるなぁ、と思います。

 

ギミックを解くためのヒントを求めて動いていく流れも実に良かった。

城内を探索したり、本とかを探して情報を集めていく流れ、その開示の仕方とか良い感じになっていたと思います。

『青』という謎の存在と、クターニッドが戦ったという話とか、かなり重要な情報が隠された場所なんですよねルルイアス。

ギミック抜きにしても考察班ここに放り込むと狂喜乱舞しそうな場所ではある。

パーティーを分けて探索に行って、各々がヒント見つけてくる流れはそのままでしたけど、仮眠休憩の時間が長くとられていたり、サンラクが寝坊してたりしたのは……うーん、って感じはある。WEBだとサンラク、サクッと帰ってきた組だったハズですが。

 

でも、その後のクターニッドの登場シーンだったり、独特なガビガビの音質悪い感じの声の表現が黒背景に崩れた文字で表現されていたりするところとか。

クターニッドのギミック、聖杯の効果で色彩反転してる表現とかも、モノクロで上手く表現しているなぁと思いました。

杯の色が反転しているときも、どの触手が持っていたかで判断していたハズではありますが。コミカライズでは装飾が施されて、どの聖杯なのかわかりやすくなっていたのも色が見せられない漫画媒体ならではの表現っぽいので、そこは結構好きですね。

ステータス反転状態で紙装甲サンラクがタンクを務めることになったりもしてましたが。それでもなお性別反転・軽装備の廃人サイガ-0よりも低いの笑っちゃうな。

軽装備サイガ-0600近いVITと言っていて、サンラクの反転ステータスVIT529500に近いので、やっぱり紙装甲すぎるんだよな……笑う。

でも、結果として女性アバターになったヒロインちゃんを(女性化しているけど)サンラクが庇う、という激熱状況になっているの、ヒロインちゃんの脳が焼けちゃう……。

 

書き下ろし小説は「彼は1n面相」というもので、サンラクはなぜフルフェイス装備が多いのか、という話題。外道衆との会話がきっかけだったらしくて、その後の流れも含めてまぁいつも通りの3人だなという感じで笑えた。

エキスパンションパスSSは「彼女と彼の理想郷」。ルスト・モルドのネフホロプレイ風景と、シャンフロでロボを探している道中が描かれていた。彼女達があそこでステューデのシナリオ止めてなかったら、サンラクとの交渉にも繋がらなったので、運命だなぁ……という感じがしますねぇ。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス18

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「……お前船に乗る時俺達になんて言った? 「親父を助けに行く」か?」

「違うだろ 親父を殺した化け物どもをぶっ倒す為に 海へ出たんだろうが!」

 

166話~175話までを収録。

深海都市ルルイアスの封将を、NPCを引き連れて打倒したサンラク。

その後、巨大アンコウことスレーギヴン・キャリアングラーというエネミーが出没して。魚人アラバがヤバいというだけある、深海トップクラスのモンスターではあったようですけど。

あまりにもゲーマー思考なサンラクは、良い素材を落とすはずだと突貫していくの、さすがすぎるな……。一応無謀な突撃だから、エムルは逃がすあたりちゃんと理性も残っているっぽいですけど。……残ってるか? あの「あひゃひゃひゃひゃ」顔サンラクに……。

 

リュカオーンに狙いを定めている姉に問い詰められてて、姉妹喧嘩状態になっているヒロインちゃんも大変そうです。

ゲーマーとして譲れない線があると追及する姉と、慕ってる相手とプレイするために始めたゲームを、いよいよ楽しめそうなところで邪魔されている妹とじゃ、そりゃかみ合わないよなぁ。行ってしまえば、姉にとってのリュカオーンが妹にとってのサンラクですからね……。そりゃ譲れないからぶつかるわ。

 

サイガ-0のログインが無いことは心配ではあるけれど、ルルイアスは時間制限のあるコンテンツ。そのため、サンラク達は可能なメンバーで攻略を進めて行って。

……ネフホロの新作発表があったことで、ルストのテンションがバグったりしてる一幕もありましたが。一回はシナリオ発注者であるルスト達に任せたあと、様子を見てステューデ焚き付けに行くサンラク、なかなか良いRPしてたと思います。

 

書き下ろし小説は「帰ってきた 突撃! 深みの晩ごはん」。ルルイアスでの食事事情についての話。エキスパンションパスSSは、前回から引き続きのデュエマ回、決着まで。デュエマ一時触ったことだけあって、知ってるカードの名前とかも出て来たので、雰囲気だけでも楽しかった。



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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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