気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

講談社

魔女と傭兵7

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「だがお前は選んだのだろう 変えるために」

「ならば何を迷うことがある 確かにここまで連れて来たのは俺かもしれん」

「だが選んだのはお前だ シアーシャ」

「――お前の望むままに往け」

 

4756話を収録。

「亜人」とひとくくりに語られ、低く見られている人々。

そんな彼等とも変わらぬ姿勢で交流したことで、ジグとシアーシャは人至上主義の冒険者から嫌がらせを受けることになって……。

ジグも過度のやりすぎは窘めたりして、シアーシャを人間社会に慣れさせようとはしてますけど。自分も傭兵だから裏社会との付き合いや、目撃者を始末することだって状況によっては容認する構えで。

 

護衛対象だからシアーシャへ危害を及ぼすような事態には対処するけど、別に正義の味方ではないんですよねぇ。

今回も「人と違う事」を理由に攻撃的になったシアーシャを止めるのではなく、逆に背中を押すようなこと言ってますし。

そして落ち目とは言えクランを正面から叩き潰しに行ったわけですが……大暴れしてシアーシャがちょっとすっきりしたのは何より。

これまで揉め事に遭遇しまくってたジグが何かしたんだろ、って噂に化けてたのは笑った。

 

そして一つの騒動が終わったかと思ったら、マフィアが傭兵のジグに接触してきて……。

ワダツミの一件で口を割らなかった義理堅さが評価されてるのは、なんか嬉しいですねぇ。

戦闘用のドラッグを裁く他所の組織と、身内に潜んだ裏切りものへの対処の為にマフィアは動いていて。……じっとしてられない性分のカティアが、傭兵のジグを雇って踏み込んだ結果、敵から襲撃を受ける結果になってたのは、展開早すぎて笑ったというか。

カティアが思わず「偶然にしてはちょっと出来過ぎじゃないか」とジグを追及したくなる気持ちも分かる。でもただジグはそういうの引き寄せる星の元に生まれただけなんだ……。

〈小市民〉春期限定いちごタルト事件2

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ぼくが狐だったと例えるなら…

あれは昔――

狼だったんだ――

 

716話を収録。

自転車盗難被害に遭っていた小山内さん。

期間限定のタルトを台無しにされて、さらに自転車が盗難にあった後放置されたことで生活指導部から呼び出されて。不満が溜まっている中で、敵の尻尾を掴んだことで、小山内さんも動くことを決意。

小市民たらんとして助け合う互恵関係ではあるけれど、いつも一緒にいるわけでもないし、ある程度のラインはあるんですよね。

 

そして小山内さんは「小鳩くんには関係ない」と復讐のために牙を研ぎ……それでも、放っておけない小鳩くんは、中学時代に失敗したトラウマを旧友の堂島建吾に打ち明けて、協力を要請することに。

当人として思う事はあるだろうけど、それでも知恵働きをする小鳩くんの事が嫌いじゃなかったと堂島くんは言い「なおさら推理しろ(考えろ)」と言ってくれるの、彼らしさが感じられて良いですよね。

 

お互いの牙を隠すため小市民らしく振舞おうとしている2人も、「業が深いね」「お互いにね」なんてやり取りをしているわけですからね、どこまでも2人らしいというか。

多少丸くはなっているんでしょうけど、変わらない部分もあるよなぁ……と感じられるので好きですね。

そして春季限定事件が終わり、夏季まで描かれるのが確定しているのがありがたい。お祭りで狐面つけてる小山内さん可愛いかったです。

〈小市民〉春期限定いちごタルト事件1

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「いつか僕たちも 少しだけ変わる日が来るかもしれないよ」

 

16話を収録。

「小市民たれ」。つまりは、目立たずひっそりと一市民として過ごすことを目指し、一緒に過ごしている小鳩くんと小山内さん。

互恵関係にある二人は、相手が困っていたらフォローすることで小市民ライフを維持しようとしているわけです。対外的に言い訳もしやすいから、表向きは恋人関係ということにして。

 

小鳩くんは中学時代に何かがあって、探偵の様に振舞って謎を解く振る舞いを慎むようになって。そんな彼と互恵関係にある小山内さんもまた、秘めたいものがあるわけですが。

それでも2人は、小市民仕草を続けようとしていたんですよね。日常に合わせようとする意思はあった。

 

高校進学のタイミングだから、ワンチャンあったかもしれないんですが。

小鳩くんが智慧働きが出来ると知っている小学校時代の学友と早々に再会することになったりして。謎を解くつもりはないのに、謎の方から彼の前にどんどんやってくるわけです。そして、謎があったらなんだかんだで解いちゃう小鳩くん、好きですね……。


シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス25

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「さぁ介錯してやるからよ 辞世の句を詠むなら今の内だぞ」

「い…」

「粋がるな…俺は志士でも 最弱だ…!! 俺より強い 志士がお前を……!!」

 

236245話を収録。

黒狼とのクラン代表戦と、ラビッツでの防衛戦の大きなイベントのタイミングが重なり……それとは別に、名を馳せた武人のトレースAIと戦えるゲームに挑戦したりしてるのが、雑食ゲーマーなサンラクっぽいですけど。

剣術道場の方が上手くいかないからって、やることが別ゲーで対人戦やりまくって錆落としすることなのが、実にサンラク。

WEB読者としてついに『幕末』が描かれたのは、嬉しいですねぇ。天誅に染まり切ったバーサーカーの巣窟ですけど、『幕末』ならではのルールがあって、ヘビーユーザーはそのノリを貫き通してるので結構好きなんですよね。

 

ラビッツ防衛戦。エドワード、宰相として理知的に振舞う部分も多いですけど……なんだかんだヴォーパルバニー、ヴァイスアッシュの子だなぁと言う振る舞いが見られるの良いなぁ。

ヴォーパルバニーの戦士たちが切り開いた道を進み、奥に進むゴルドゥニーネの「分け身」を狙うサンラク。結構押せ押せで、目的である毒の回収までは割と危なげなく進んでいましたが……予期せぬ横槍が入って、その圧を感じながらも煽りに行くあたりが彼らしい。

 

巻末SSは「忍べど忍ばず忍びの如く」。ワールドアナウンスで注目を集めることになってしまった秋津茜が、追っかけられプレイヤーの先輩でもあるサンラクにアドバイスを貰う話。実際、効果的だとは思います。リュックサックはご愁傷様です……。

エキスパンションパスSSは、前巻の続きである「触れるは危うき魔の手が伸びる:後」。怪しい実験をしていた、廃墟となった研究所。改造された襲撃者……そして、各プレイヤーに与えられた秘匿目標。ただのホラーではなく、TRPGとかマーダーミステリーの味もしてきましたが。なんだかんだ、外道三人衆それぞれの解像度が高いの好きですね。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス24

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「ふっ …助言ありきなのは否めねぇが よく最後まで信じ切ったじゃねぇか」

(略)

「大したヴォーパル魂だ」

 

226235話を収録。

ラビッツでの秋津茜のクエストを、先輩として助言したりしていたサンラク。

ユニークシナリオEX「致命兎叙事詩」、推奨レベルがかなり高いクエストで、サンラクはそれをPSで乗り切ってましたけど。実際に高スペックになってからだと、十連戦の難易度もバグるの容赦ないな……とは思いました。

 

そしてサンラクはサンラクで遺跡で見つけて来たΔ装置をヴァイスアッシュに渡して。

それを加工した「特定の座標で使えば、バハムートを呼びだすアイテム」をゲットしたり、兎月が更にバージョンアップされたりとイベント連発させてるんですよねぇ……。

隠しステータスだったヴォーパル魂が、装備条件として明記されたことで、システム的にしっかり存在することが証明されてびっくりしている流れが笑えて好き。

 

サンラク、別に絶対ユニークモンスター見つけてやる! とかこの世界の謎を解き明かしてやる! って方向に熱を挙げているわけでもないのに、ペンシルゴンの持って来たウェザエモンしかり、当人の関与しない方向から情報投げつけられてるのが愉快ですよねぇ。

ヴァイスアッシュから提案された、刻傷に変化したリュカオーンの呪い。装備部位制限の掛かっているそれを、一時的に抑える方法……「無尽のゴルドゥニーネ」という蛇について。

 

刻傷対策として同格のユニークモンスターの呪いを持ってくるという話ですが。蛇は兎と因縁があるらしく、戦い続けているとかなんとか。

……これ一つとっても重大イベントなのに、黒狼と旅狼の同盟に関するアレコレも入ってくるんだから退屈しませんねぇ。

 

巻末SSは「剣呑な懐事情を聞きたくて」。装備に耐久値と破損による喪失のシステムがある世界で、稼ぎのための周回にどこまで装備に金を使うか、という問題について外道仲間に話を聞きに行くサンラクの話。一人PKペナルティ負ってるせいでギスりかけてましたが……まぁいつものことか。

エキスパンションパスSSは「触れるは危うき魔の手が伸びる:前」。ということで、前後編のエピソードで、VRホラーゲームに挑む外道三人衆の話。プレイアブルキャラクターに明確な個性が設定されており……ここに違う、秘匿情報が与えられるシステムで。……この3人にそんな環境与えたら、もうおしまいだよ(もっとやって)。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス23

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「楽しんできたか?」

「はいなっ!! 大冒険でしたわ!!」

 

216225話を収録。

ルルイアスでの激戦で損耗した装備を修復したり、新装備を獲得したサンラク。

ただ彼が新しく得たアクセサリーによって起動する「特殊状態 古雷・災」はかなりピーキーな性能をしていて。

一つ一つの動作が過剰になる効果があり……当人的にはちょっと走るだけのつもりでも壁の染みになるレベル。それを使いこなすための特訓を行っていましたが。

サンラク、かなりのゲーマーでPSある方なのにあんなに苦労してるのヤバいですよね……。むしろ短期間で多少なり適応してるのが恐ろしいともいえる。

 

ウェザエモン、リュカオーンの影、クターニッド。

サンラクの行動の結果、旅狼はそういった表に出ているユニークシナリオ関係の問題で追及されているところではあるんですけども。

……だからって行動を制限されるいわれも無くって、ヴァイスアッシュのユニークシナリオEX「致命兎叙事詩」のアイテムを探しにいくあたり、シャンフロめっちゃ楽しんでるなサンラク……。

ペンシルゴンが「どうせまた重要情報を発見するだろうから」と録画アイテムを持たせているの、大正解すぎる。

 

巻末SS「その兎、凶暴につき」。ラビッツでヴォーパル組手を行うサンラクの話。なんでもヴォーパルがつく面白ランドですよね、ラビッツ。見てる分には愉快。

エキスパンションパスSS「エンジンをかけ直す三者三様のルーティーン」。シリーズ最新作『コスモナイト・レジェンド4』が発売されることになったものの、初代は高評価だったものの2はまずまず、3は贔屓目を入れてかろうじて凡作という、シリーズを追うごとに評価が下がってしまった作品で。外道三人衆がそれぞれのスタンスでゲームに向き合おうとする話。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス22

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「七つの最強種 「深淵のクターニッド」!!」

「攻略完了だぁーー!!」

 

206215話を掲載。

クターニッドを撃破したことで始まった、勝利後イベント。

……ギミックとして威圧反転状態なのでは? って疑いも一瞬挟まっているあたり、ギミックモンスターは最後まで面倒ですね。

秋津茜が「報酬もっと下さい!」って言ったら貰える聖杯増えてる当たり、シャンフロのユニークは面白いとも思います。

 

あと、本当に面倒なのは、脱出時にもギミックあってトンデモパニックを経験する羽目になったことです。

慌ただしくも封将が「狂える大群青」を抑えるために出てくる場面とか熱かったですが。

反転した都市ルルイアスから「落ちる」形で海面に浮上していく形で脱出する……ってことは、つまりクターニッドの能力の及ぶ範囲から脱したら海に放り出されることになるよね!? なパニック引き起こすのも中々。ちゃんと救済策もありましたけど。

 

ユニークモンスターを倒したことで、ゲーム世界全体にアナウンスが入る仕様なわけですが。

ウェザエモンに続いて、アナウンスに名前があったサンラク。

リュカオーン目当てのクラン黒狼に所属する最大火力、サイガ-0まで入っていたことで、否応なく周囲の注目が集まることになって。

実の姉妹である黒狼のサイガ-100の苛立ちも募っていく形になるし……旅狼のペンシルゴンも、黒狼とバチバチやるのには乗り気で。

元阿修羅会のNo.3京極が騒ぎの気配を聞きつけて便乗しに来てるから、話題に事欠かないというか。サンラク、いっつもイベントの渦中にいるな……。

 

巻末SSは「再起」。リュカオーン相手に手ひどくやられた【SF-ZOO】のリーダー、アニマリア。その一件以降ログインをしていなかったようですが……タイトル通り、再起を誓う話。

エキスパンションパスSS「得て不得てを変えて」。シャンフロ世界で、いつもメインで使ってない武器使って攻略にチャレンジしてみようぜ! とオイカッツォの提案にのった外道三人衆が、「罰ゲームモンスター」と称される面倒なモンスターに挑むことになる話。いつもながら何やってんだ。楽しそうだけど。



シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス21

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「終わりだ!! クターニッド!!」

「流星の速さを得た三日月を見せてやる…!!」

 

196205話を収録。

戦闘している相手のコピーするクターニッド。

さらにはその力の核になっている宝石を、自ら破壊することでコピー元の能力封印までしてくるの、賢すぎる……。前形態の聖杯でも回復効果逆用したりしてましたしね。

しかも宝石封じるとクターニッドにはタコ足っていう強化パーツが登場するし、それを生かすためにサンラク達の間で被っている武器種を狙って宝石破壊させてるとか、トンデモない。

 

戦いながらそのギミックをしっかり解き明かしてるの、流石ゲーマーというか。

ロボットなくて半分くらい引退していたルストが、焚き付けて来たサンラクのプレイスタイルを思い出したことや、自身の実力に自身を持っているからこそ誘導されたことにカッとなって本気を出すことになったり。

レベル的には劣っているけれど、ユニークモンスターに認められた経歴を持つ秋津茜が、その中で自分に出来る事をしたり。

最大火力であるサイガ-0も、サンラクも。それぞれが出来ることを本気でやって、足掻き続けているのが良いですねぇ。

 

クターニッドもまた、サイガ-0の切り札アルマゲドンで受けるダメージを削ろうとしてくるし。ギミック看破されてもなお、ただやられるだけの姿勢は良しとしませんでしたしね。

NPCも交えて、総力戦での決着お見事でした。

巻末SSが「その顔を見たら、元気になれる気がして」。いろいろな心配材料が生じたサンラクが、気分転換のために落とし穴を掘る話。何してるんだ。……いや本当に何してるんだ。

エキスパンションパスSSは「時にはそんな失敗も」。『アールヴント』という作中世界と同じ名前を冠した、ファンタジー世界のオープンワールドアクションゲームを、外道三人衆がプレイする話なんですが。このゲーム、MODと呼ばれるユーザー作成の改造システムを、版権に触れたりしない法律の範囲であれば、認めていて。外道三人がそれぞれピックしてきたMOD入れてプレイするとか、地獄絵図が目に見えて導入から笑えた。



魔女と傭兵6

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「今度は弱いお前が踏みつぶされる番だ」

(略)

「来い半端者 覚悟も持たずにその道を選んだツケは大きいぞ?」

 

3846話を収録。

ジグ、流石は「殺しを受ける」傭兵稼業出身というか。

辻斬りに染まった悪徳冒険者を的確に挑発して、才能は確かだと認めつつ、だからこそ腐ったと断じて切り捨てるまでの流れが美しい。

弱者はより大きな力に潰される、弱肉強食の理。それをしっかりと体現してる感じがして、ジグの覚悟の決まった姿勢好きなんですよね。

 

賞金首の魔物が現れたことで狩場が飽和して……。

ワダツミからも人が派遣されることになっていたようです。シアーシャが魔術開発で宿にこもっていて手が空いているジグが、たまたまその話を聞かされて……応援を頼まれることに。

彼の実力と、傭兵と公言しているけれど仕事には真摯な姿が認められている感じがして好きですね。

……案内役に付けられたケイン君、先日ジグに武器を壊されたばかりか、代わりの武器として振り回された青年だったのは……ご愁傷様というか。

 

ミリーナとセツ。ジグにはあしらわれてたり、通り魔相手に押されていたりとちょっと良いところなかったですけど。

一般的には有望株ではあるんですよね。番の賞金首自体はある程度の余裕をもって対処してましたし。

ただ残心が足りなかったというか、倒した魔獣により強い寄生型の魔獣が巣食っていたせいでピンチになったりしてましたが。

ジグを派遣した先輩方の判断は、保険として正しかった。セツも魔獣よりジグの方が怖いからとか言っていましたが、死にそうな場面で術を継続したり覚悟決まってるのが良かった。

 

ジグとシアーシャ、別大陸から来たこともあって偏見とかもとくには無くて。

魔術が残り続けている異大陸、獣や爬虫類の姿を宿した亜人と称される人も住んでいて。亜人排斥をうたう宗教なんかも広まっているようですけど。

そんな教えに囚われず交友関係を作っているのは、ジグ達ならではで良し。……その動きが気に食わなくて嫌がらせしてくるバカたちもいましたが、なんて阿呆なことを……。

魔女と傭兵5

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「……少し違うな」

「少し…と言いますと?」

「殺し“も”ではない 殺し“を”受けているんだ」

 

29話~37話を収録。

シアーシャは臨時パーティーを組んで冒険者として活動を積みに行くことに。

その間ジグは手が空いたわけですが……町では、冒険者が何者かに襲われる事件が発生。恐らくは同業者と思われるため、受付嬢に絡む輩も出てくるような状況で。

それでも誰か確定したわけじゃないので「情報を精査して、正統性が確認されたら連絡する」と答えられる受付嬢、強い。

 

斬られた冒険者が、クランに所属していたこともあって犯人探しに躍起になる仲間も当然いて。

凶器が双刃剣だと思われる事。殺しを請け負う傭兵稼業であることから、ジグに疑いが向くのは……まぁしょうがないっちゃしょうがない。

ジグも仕事に矜持があるから、依頼周りの情報に関しては口が重く、力づくで喋らせようとしたクラン・ワダツミ側の対応は、冒険者らしいけど悪手でしたねぇ、と外野からは言えますが。

 

仲間の仇討ちに燃える敵対者に囲まれて、自身は無手。

人数の利で武器を拾う隙すらない状況でも慌てず、「お前が武器になるんだよ」と人を振り回すのにはちょっと笑っちゃった。

仲間の為に武器をとった連中だから、盾で防いだりしたら仲間の頭が割れると動きが止まって、付け込まれることに。ちゃんと死ぬ前に放り出してる当たりは優しい。

ジグも落としどころを探り探りやっていたから、その後の交渉の場でも妙な空気になりかけてましたが。シアーシャがやってきて、ひっくり返してくれたのはまぁ良かったか。

話がまとまってしまってからでは、余計にこじれたでしょうし。

 

ワダツミが暴走してしまうのも分かるくらい、ジグは怪しい要素そろい踏みだからなぁ……。

でもギルドで受付やってるワダツミ関係者の姉が、「九分九厘そう判断できるとしても、迂闊な行動にでるべきではありません」と冷静であろうとしてるの、好きですねぇ。良いキャラが多い。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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