気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

講談社

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス13

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「……でも 勝つ気なんだろ?」

「当然」

 

ケイに誘われて米のプロゲーマーと戦うことになったサンラク。

その準備段階のエピソードが中心に語られるわけですが……彼がライバル視している王者シルヴィアとサンラクのプレイスタイルは似ているものの、サンラク自身が「俺より早いし、真似できるのも一部だけ」と認める極まりっぷり。

これまでのケイの戦績も「081分」と負け越し。それでも勝とうと足掻く姿は結構好きです。

 

そうやって相談と特訓をしている裏で、息抜きと称して『シャングリラ・フロンティア』へのログインして、ヤバそうなボス撃退チャレンジしてる辺り、バチバチ戦うプロってわけではないけど、サンラクも最高にゲーマーしてますよねぇ。

日本でしかプレイできないのもあって、噂のシルヴィアもまたシャンフロプレイして楽しんでるの、メンタル強すぎて笑う。さすが全一。

 

米国チームのキャラの濃さも笑えるポイントではありますが……ここにきて、笑えないイベントが発生。

スポンサーからの命令でイベント内で行われている別ゲーの欠員補充としてケイが派遣されることになったとかで。格ゲーチームの方はケイがシルヴィアに勝ちたかったから、とは言え彼の友人から補充してるのに別ゲーの方ではプロのケイを引っ張って来るとかスポンサーから介入されるのはさぁ……。

まぁ、格ゲーの方は新作のエキシビジョンなのに対し、別ゲーは世界大会決勝だから重要度で秤にかけたという部分はあるでしょうが。

ケイが一番シルヴィアと戦いたがっているのに、それが難しいかもしれない。だからこそ、そのハードルを越えてやろうと外道2人がケイをたきつけるの面白かったですね。

 

巻末SSは「混沌闇鍋―終焉の使者―」。味覚完全再現したVRゲームで、闇鍋作ろうぜ!! とか言うアホみたいなゲームですが、実際存在したらいろんな意味でネタになりそうで、面白そう。外道3人衆らしいプレイ風景になってましたけど、コンセプト的に絶対似た風景あちこちで見られるやつでしょ、これ。

 

エキスパンションパスSSは「ナニモンでもない」。

パッケージ的には子供向けな、独自設定のモンスターを連れ歩き、成長させていくゲーム。なお事前評価は高かったものの、発売直後に赤点にまで下落したクソゲーマー垂涎の作品だそうです。

なんだかんだいつもの外道3人衆のクソゲープレイSSでしたが、よくもまぁここまでクソゲーのネタ尽きないな、っていっそ感心しちゃった。

白聖女と黒牧師12

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「私一人だけでは 町の皆さんにこのことを伝えきれませんでした

 あなたがいてくれたおかげです

 私の事を信じてくれて ありがとうございます」

 

「急いで橋を壊してほしい」と訴える、他所からきたセシリア。

普通だったらそんな願いが通るはずはないんですが……ローレンはセシリアが聖女だと気づき、祖父の教えを受けていたこともあって、彼女の願いをかなえるために動くことに。

ローレンから頼まれた街の人々が、既に亡くなっているローレンの祖父・オズウェルの教えであることや、ローレンの覚悟などを見て協力してくれることになったのは良かった。

 

いやぁ、2人の始まりのエピソード知れたのは本当に良かったですね。胸が暖かくなりました。

ローレンもセシリアもこの時期からお互いを大切にしようという気持ちがあって。

祖母を亡くした後で帰る場所がないという彼女が、ローレンのいる教会で暮らすようになったのに、街の女性陣の後押しがあったところとかは笑っちゃいましたが。

あの時からわかりやすかったんだな……。それなのにまだ付き合ってないというか、ようやく最近ローレンが自分の心を自覚したあたり、歩みが遅いのにもほどがありますが。

この2人の進み方はこれだからこそ尊くて良いと思う気持ちもあるので、このまま見守りたい。

 

セシリアを「聖女」として大切にしてきたローレンですが。彼女の能力も「聖女だから」という枠で考えている部分があった。

だけど、教会を飛び出してしまった彼女を追いかけたことで心境が変化し、踏み込む決意をしたのがとても良かったですねぇ。


シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス12

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「お…お前!! 怖くないのかよ! なんでこんなわけわかんない状況で…笑ってられるんだ…!?」

「まぁ強いて言えば 未知を楽しむ開拓者魂ってやつか 俺たちはそうやって前に進んできた それだけさ」

 

ルストやモルド達とユニークモンスターにつながるシナリオを見つけようとしたサンラクは、まさかの直通EXシナリオで海底都市に到達。

そこで出会った魚人のアラバから、実際にはルルイアスは単なる「海底にある都市」ではなく、クターニッドの能力によってさまざまなものが「反転」した都市だと明かされて。

いやはや、ウェザエモンは単純な個という戦力でしたし、リュカオーンは「夜」という環境に適応したギミックモンスターって感じでしたが……。

クターニッドの能力の規模感は本当に大きくて、絵で見ると驚かされますねぇ。

 

多くのものが逆さまになった世界で、それを活用して強力なモンスターを討ち取ったりサンラクが相変わらずゲーマーとして楽しそうで何より。

多くのNPCが同行していることや、予期せずシナリオに参加してしまったサイガ-0と連絡が取れなかったりと不安材料もありますが、長期に及ぶシナリオだからそれぞれの予定を最初に確認取ったり、ちゃんと足並みそろえようとしてるのは偉い。

 

合間に挿入されているシャンフロ攻略掲示板で、ペンシルゴンとかが持っている『神秘』解説入ってたのは地味に嬉しいポイント。

設定が豊富だからユニークシナリオ関連はともかく、サブ要素の全容が明らかになるものってあまりないんですけど、断片だけでも面白い。アーカヌムが言うだろう台詞の掲載もされてたし。こういう設定開示好きなんだよなぁ。

 

さて、そうやってシャンフロを満喫しているゲーム世界と並行で、カッツォから誘われてサンラクはゲーム大会に出場することになって。

プロゲーマーな彼のチームメンバーが各々の事情で参加できなくなり、外道三人衆の仲間を頼った展開は、実力への信頼を感じさせて良い。リアルでも狂人呼ばわりしたりもしてますが、まぁあれはサンラクがネタに走ったのがあるからな……。

ゲーム『シャングリラ・フロンティア』も面白いですけど、リアル側だったり別ゲーも挟みつつ展開していくことで、より作品そのものが面白くなってると思ってるので私は好きですねー。WEBGGC編がそもそも好きで、期待できる導入になってるってのもありますが。

 

書下ろし小説は『通りすがりの風来坊』。エムルの兄弟姉妹の内、新キャラがサンラクと遭遇する話でしたが、凄い自由な兎だなぁ……と思いました。はい。

エキスパンションパス特典SSは『ラビッツおつかい奔走録』。タイトル通り、ラビッツでお使いをすることになったエムルに同行することにしたサンラク。ユニークシナリオを発生させたことで、ラビッツに滞在できる権利を得た彼ですが……。

ラビッツを一時的に訪問するだけなら、他のプレイヤーでも可能で。ラビッツのあちこちを訪問する過程で、他プレイヤーには会いたくないと無駄に難易度上がってたのは笑った。

それ抜きにしてもラビッツを東奔西走する必要のある、普通に大変なクエストっぽかったですけどね……。

天地創造デザイン部2

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「天啓です!」

「こういうのを真の成長と言うんだ!」

 

神様から下請けされて、動物たちを創造するデザイン部。

土屋室長の孫が試作室でラクガキしたら、それが採用されてしまって……邪神のごとき有様になっていたのには笑った。

しかもサイズがでかい上に「アレなんとかして」って神様から通達まで来て。

いろいろ対策練ってますがその過程で新規採用されたものが出たりするので、瓢箪から駒というか。こんなドタバタしててよくデザイン部の部屋無事だなぁ、って気持ちが強まった。

 

いくつもデザインをしてる中で黒歴史的な案も生み出されていたようで……当人が悲鳴をあげてるけど、ほかのメンバーは楽しそうで笑う。

こんなやり取りがいつものことなんだろうなぁ、という信頼がある。

恒例の試行錯誤の過程で化け物生まれたりしてましたが、しっかり採用される動物も出てきて良かった。失敗作も別の案にアレンジされてますし。

 

順調に採用されているようでスランプになったりもしてますが。

……神様のオーダーが「馬なんとか飛ばして」とか「足がないのに走る動物」とか、割とふんわりしてるし。それで出されたら「なんか違う」っていうし、厄介クライアントだ……とはなった。

Fate/Grand Order -turas realta-4

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「“竜の魔女” 私は」

「哀れみを以て 貴女を倒します!!」

 

第一特異点、決着となる巻。

バーサーカーと戦うジャンヌが、竜の魔女と対峙したときにどうするか、ここに至って迷っているのが彼女らしい。

かつて共に戦いこの特異点を生きる人間ジルの率いる戦力の応援だったり、エリザベートとの会話を経て覚悟が決まったのは良し。

 

藤丸はジークフリートと一緒に邪竜と相対し、ジャンヌは竜の魔女を倒しに行く。

それぞれの因縁のぶつかり合うシチュエーションが熱くて好き。

その前の邪竜がブレスを放とうとした時、止めるために駆けつけてきたジャンヌへ無言で行くべき報告を指した藤丸とかもよかったですけどね。

ジークフリートが恐怖に震えていてもしっかり選択できる藤丸を「勇敢だな」とか言ってくれてましたし。

 

藤丸、痛みや恐怖を抱えながらも「それがどうした――!!!」って前に進めるのが本当に強い。

まぁまだ未熟な部分もあって、兵士たちを救いに戻りたいと言ったりする場面もありますけど。そういう一般人寄りの感性がありつつ、肝心なところは外さないから主人公なんだよなぁ。

 

黒幕が動き出したとき、ロマンが提案した解決法が完全に力押しで笑った。

エリザベートと清姫がコントじみたやり取りしてたのもあって、なお笑えた。

最後ジャンヌが締めてくれたおかげで特異点を乗り越えることができて、藤丸たちが生還できたのはなによりでした。

しかし次巻予告でびっくりしたんですが、もうオケアノス行くんですね。連載追いかけてないので知らなかった。

Fate/Grand Order -turas realta-3

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「俺は俺自身の願いとしてこのフランスを救いたい」

「君はどうなんだ? 藤丸立香」

 

マルタより授けられた竜殺しのサーヴァントの情報をもとにリヨンにたどり着いた藤丸たち。

しかしすでにそこに彼らの痕跡はなく……2手に分かれて行動することになったのはいいんですが。

「ここをキャンプ地とします!」じゃないのよ!! 笑っちゃったけどさ!!

 

藤丸がジャンヌと契約した関係で、まだ身体の麻痺が残ってるとかで。

慣れればもっといけるけど、現状ではあと1騎までだろうとのこと。……ほかのスピンオフとかで、激戦を超えた藤丸立香を知ってると新鮮でいいなぁ。

ダ・ヴィンチちゃんによる特異点講座も懐かしい。

 

一方裏で恋バナしてる女性陣は自由すぎるなぁ。

マリーとアマデウスの2人の間で通じる独特の距離感が好きです。アマデウス、最初に発する言葉は強く聞こえますけど、真意を聞くと彼なりの考えがしっかりあって良い。

理由次第で燃やしますといった清姫を下がらせたあたりとか、結構好きですよ。

 

分散行動したことで、ジークフリートを発見することはできたものの彼は呪いを受けていて本領を発揮できる状態ではなかった。

さらにそこで竜の魔女が手を緩めず攻め込んでくるっていうんだから容赦がないですよね……。

サーヴァントとして生き抜いたマリーが、とても格好良かった。

 

最終決戦もコミカライズ流になってて、見栄えもしたし結構楽しかったですね。

分断されて、アマデウスなりに戦っていて。……彼から良い教えを受けたマシュが救いに行きたいというところとかも良いですよねー。

天地創造デザイン部1

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「なんだこの個人的な恨みと趣味に走りまくった鳥は!!

 なんで神様はあんなの通しちゃったんだ!!」

「そりゃあアタシの鳥が優れたデザインだからじゃない?」

 

万能の神が世界を作り、光・水・大地などの環境を生み出したあと……そこに住まう動物たちの創造が面倒になって下請けに投げたという前振りからスタート。

動物たちのデザインをする個性的なデザイナーたちの部署へ、新人の天使下田が訪問して新デザインを見せてもらって、採用されたら神様から天啓を受けることになるんですが。

 

1話のテーマは「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」。

そこで3案出されてましたが……かつて造った「馬」が採用され、そのデザインに魅了された室長は羽をはやしたペガサスを持ってきたり。

哺乳類って縛りがないから植物に近いデザインのものが持ち込まれたり。安易に首を伸ばした鹿だったりするわけです。

 

で、エンジニア担当の人が実際にそれが地上にいたらどうなるかというのを試作してくれるわけですが。

このデザインにはこんな欠陥がある! っていうのをまざまざと見せつけられるので笑えますね。

でかすぎる動物は飛べないし、重力に耐えられなかったり、貧血になったりと初期案は問題だらけ。

そういう試行錯誤の中で過去に採用された特徴的なデザインの動物たちのトークがあったり、採用されるためにはどう改良したらいいかと突き詰めていった結果知ってる動物になる流れは面白くて良かったですね。

 

デザイナーごとに過去に採用された案の中に、自信をもってるものがあって。鳥を作ったら卵が蛇に食べられてしまった。だから、対策できるタイプの鳥をデザインしたいとか。

アイデアを話し合うなかで新規採用されるものがあったりして笑える。

話の間に「本当にいる生きもの図鑑」として、各エピソードに登場した動物の解説が乗ってる当たり新設設計だとは思いました。

Fate/Grand Order -turas realta-2

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「それでも嫌です…こんな結末は嫌だ…!!」

「だから俺は…俺は背負います…!!」

「それが自分にできることなら!」

 

特異点Fこと冬木から帰還した藤丸達が、第一特異点へと挑むことになる2巻。

戻った直後に昏倒した主人公が故郷の自室と、世界が焼ける夢を見て……それでも、呼ばれて直ぐに管制室へと赴けるのが強い。

最初の困難は乗り切ったけどカルデア職員7割が死んで、藤丸以外のマスター候補も命だけは繋いでいるけど再起不能状態とか、かなりボロボロですけど。

 

Dr.ロマンも「だからこそ死んでいった彼女達に代わって 人類を守る」と言ってくれるシーンは熱くて好き。

彼から事情を聴いた藤丸も、全てが理解できたわけではないけれど、結末を受け入れられないと奮起するのが実に主人公してます。

藤丸君、ダ・ヴィンチと遭遇して「なんだまた変な人が増えただけか」と思考停止して流したり、レイシフト後に焼かれている村を見て「きっと立ち止まってる場合じゃない」とか色々と切り替えできるの偉い。

 

第一特異点の舞台はフランス。

死んだはずのジャンヌ・ダルクが蘇り、竜を使役して暴れ回っている特異点だった。

街に入り情報収集しピンチの人々を助けたり、聖杯に呼ばれたサーヴァントに助けられたり。少しずつ少しずつ前に進んで行くのが、頼もしくて良い。

白聖女と黒牧師11

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(気持ちに気づく前にはできていたことが今はできなくなってるなんて)

(向き合おうって思っていたけど一からどころかマイナスからはじまってないか…?)

 

ついにローレンがセシリアへの気持ちを自覚したものの……。

これまでの積み重ねゆえに、関係が進む気配はあまりないというか。今まで通りのゆっくり進行ではありますね。

おまけ漫画とかではかなりいい雰囲気だったと思いますが、どうしてこれで付き合ってないんだ……(今更)。

 

様子がおかしいローレンのことを、腹痛かな? って思ったり。「牧師様は鈍くて聖女様の気持ちに気付かない」みたいな噂話が聞こえそうになった時、聖女様はローレンの耳をふさぐ行動をとったり。

ある意味で聖女様からローレンへの信頼が厚くて笑える。距離が近づいたせいでそれどころじゃなくなってるローレンが微笑ましくて、もうしばらくこのままでもいいかな……みたいな気分にもなった。

 

ヘーゼリッタが彼女の兄のように、とある手紙を燃やそうとしたりしてるのには笑った。

アベルが家族との関係がよくなかったけど、ヘーゼリッタの家庭教師になったことで近づいてきたことが不快だそうで。割り切ってるのがアベルらしいですが。

……唐突に出てきたアベルの弟の件は、今後の展開用の伏線なんだろうなぁ。

ローレン達が、普段はだらしないアベルが「兄」という存在になっていたことに抵抗を示してるのがおかしくて笑えた。

64話後のヘーゼリッタが「悪くないですわね!!」って言ってる時の表情が可愛くて好き。

 

そうやって穏やかに日々を過ごしていたところ、突如として聖女様が姿を消してしまう事件が起きて。

混乱しつつも捜索してすぐに再会できたのは良かったですけど。11巻まできてついに、聖女様がローレンの教会に来る前どこで過ごしていたのかやローレンとどうやって出会ったのかが描かれ始めるのがすごい。

過去編始まったところで12巻への引きになってしまったので、早く12巻でて……。予告によれば来年5月予定だそうですよ……。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス11

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私には私のプレイする理由がある!!

「全力でサンラクさんに協力させて頂きます!!」

 

導師アーカヌムによる「神秘」取得の演出、割と凝ってて好きですねぇ。

「愚者」が選出されたときのセリフとかこだわり感じるし、ライブラリにはぜひともこのあたりのセリフも含めたWikiを作成してもらって……。

サンラクと一緒にリュカオーンを倒して、良い経験になったと喜んだ一方、黒狼に執着している姉に話すと面倒なことになりそうだと浮き沈みしてるサイガ-0が、見ている分には面白かったです。

 

アタックホルダーの称号を得て最前線をひた走るサイガ-0からしても驚きの速度で、レベル99まで駆け抜けたサンラク。

彼のゲーム風景見ているだけでも面白いですけど、シャンフロの世界は広大で読者目線では見えないイベントがたくさんあるんだろうなぁ、と考えるだけでも面白い。

97話ではオイカッツォ、98でペンシルゴンのウェザエモン攻略後の2人がそれぞれ奮起するエピソードが入ったりしてましたし。

リアルの方でも魚臣がイベントにサンラク達を招こうとしたりしてますし、作中の世界で面白そうな出来事が多すぎるんですよねぇ。ここに生きるゲーマーたち、やりたいゲームが多すぎるっていう嬉しい悲鳴をいつも上げてそう。

 

フィフティシアに到着したサンラクは無事にルスト達と合流し、ユニークシナリオを受注することに成功しますが。

うっかりパーティー解消を忘れていたせいで、秋津茜やサイガ-0も同行することになって。さらに、予期せぬ展開に巻き込まれて……と止まると死ぬマグロか何かかなってくらい激動のシャンフロライフを送ってますよね、サンラク。

 

巻末のSSは「片手間の暇つぶしこそよりよく燃える」。

カッツォに「サンラクって紙とかボドゲのクソゲーやらないの?」って聞かれてクソゲートークする話。すらすらとネタ出てくるあたり、知識は豊富だな……。

エキスパンションパスSSは「分かり合うことは斯くも困難」。

プレイヤーが3体の怪物と100人の人間に分かれ、それぞれの目的のために戦う103人マッチを行うゲーム『ストライアングル・フォー・サバイバル』。

サンラク履修済みという点である意味信頼がおけるクソゲーで、アプデでクソ度を上げていったブツのようですが。どうも最近実施されたアップデートの評判は今までと異なるようで……外道3人衆が物は試しと乗り込む話。外道衆の外道っぷりが良く表れていて笑った。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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