気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

講談社

Fate/Grand Order -turas realta-1

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「……坊主も頑張ったな お前はマスターとしてまだまだ新米だが――」

「航海者に一番必要なものが備わっている 運命を掴む天運と それを前にした時の決断力だ」

 

アプリゲーム『Fate/Grand Order』のコミカライズ。

他にもいくつかありますが、あれは1.5部と亜種特異点っていうしばらく進んだ時点のエピソードに焦点を当てたもので、これはFGO本編の最初から描いていく感じですね。

 

人理継続保証機関カルデアに招かれた48人目のマスター候補の少年、藤丸立香。

ここは魔術師たちのテリトリーで、頭につく文言の通り人理を継続するために奮闘する場所なわけですが。

藤丸は魔術の存在も知らない一般人で、たまたま献血に行った時に適性を見込まれ連れ込まれただけだった。

マシュが「紛うことない拉致です! 裁判になれば間違いなく負けます!」って言ってるのがコミカルで好き。

その後、所長からの説明回がありましたが……眠気に襲われて藤丸はダウン。追い出されてしまう事になって。

 

自室に行ったら隠れ家的に使ってた医者、ロマンと遭遇。

そのタイミングでトラブルが発生し……危険を察知しつつ、逃げろと言ってくれるロマンが好き。それでもなお踏み込んでいくのが藤丸で、とても主人公してる。

手を握るシーン見開きが本当に良かったですね……。過去の特異点へ移動するレイシフトに巻き込まれ、訳が分からないけれど「頑張らないといけないってことですよね」と前向きな姿勢を示す彼が好きです。


シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ エキスパンションパス10

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「…成程 称号「最大火力」の「切り札」か…」

「そんな魅力的な誘いに 乗らない奴はいないでしょう」

「決まりだレイ氏 俺達の勝利「それ」に賭けよう!」

 

リュカオーンとの戦闘を描く「大志の灯火を抱いて」編413を収録。

動物園クランとはいえクラン単位の戦力が蹴散らされた後に、たった2人で挑戦しようって言うんだから中々無茶です。

しかし「最大火力」という称号持ちのサイガ-0は当然良い装備を整えた上で実戦経験を積んでますし、サンラクもPS飛び抜けてますからね。

サンラクがヘイトを受け持ち回避盾を行い、隙を見てレイ氏が攻撃を当てるという連携は即席ながらかなり上手くいっていました。

 

しかし知恵あるモンスターであるリュカオーンは、伊達に「七つの最強種」と呼ばれていないというか。

ワンパターンな攻撃を仕掛けることでプレイヤーを罠にかけようとして来たりするので油断できません。

全部の攻撃を避けられるわけでもなく、サンラクはインベントリアを活用して生き延びてますが……どうしたって2人では限界もあって。

そこに体育会系少女な秋津茜が合流。エムルとシークルゥというNPC戦力も連れて来てくれたのはありがたかったですね。まぁ、NPCは蘇生できないのでリスクも上がったわけですが。

 

初起動された朱雀もメカメカしくて、地味ながら良い活躍してくれましたし。

サンラクは制限付きで装備できないため、本格的な稼働はまだまだ先になるんですが、その未来が今から楽しみになる描かれ方で良かった。

ボス相手に切り札を切って畳みかけていく流れも格好いいし、度々言ってますがコミカライズ難しそうと思っていた作品を、これでもかってくらい素敵に描いてくれてるのが楽しい。

格好いいシーンも良いし、サンラクへの特別報酬で「アップデート」するシーンのコミカルな感じも味がありますよねぇ。頭だけな最強種、わりと可愛い。

 

巻末SSは変わり種商品を仕入れてくる兎ピーツとサンラクのやりとりを描く「今日のおすすめ商品は?」。うーん、相変わらずのピーツ……。

エキスパンションパスSSは「近未来の沙汰も金次第」。サンラクがまた癖の強いゲームに挑んでいく話なんですが。相変わらずゲームの仕様を見抜くのが上手いというか、楽しんでやってるのが伝わってくるのが良かった。

月曜日のたわわ その1

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「私だって毎週…この時間のこと 楽しみにしてるんですよ…?」

 

作者さんがTwitterでなんとなく始めた、月曜日に投稿するイラストシリーズ「月曜日のたわわ」。

はじまったのもう7年も前の20152月だったそうで、ちょっと時間を感じてしまったな……。

同人誌版購入してたりするので、初期から知ってはいるんですよねー。

 

月曜の通勤時、胸部が豊満な女子学生と遭遇。

彼女は委員会の用事で毎週月曜日早く登校する必要が生じたそうですが、混雑具合は想定外で。

痴漢冤罪を恐れたサラリーマンとひょんなことから仲良くなって、朝の混雑時に一緒に乗り合わせて、痴漢防止のボディーガードのような事をすることになった。

彼女の方も彼との時間を楽しんでるようですから、この2人の関係としては微笑ましいという感じ。

 

他にも会社の後輩だとか、アイちゃんの学校の生徒会長だとか、タイトル通りたわわな女性陣がたくさんでてくる作品ですね。

後輩ちゃんがアイちゃんのバイト先で接点が出来ていたり、色々と繋がってるなーという塩梅。

ちなみに後輩ちゃんは酒に弱くて、飲むとへべれけになるから気を付けているそうですが。先輩の前でだけ飲んでしまうとか。周囲はそれを知って微笑ましく見守ってますけども。……戻すほど飲むのはやりすぎだから、マジで控えてとは言いたい。


シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~9 エキスパンションパス

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「やるからには… 「全力で楽しむ」と」

「勝てる勝てないじゃなくて 今この瞬間このゲームを全力で楽しみましょう」

 

そう言えば「ネフィリム・ホロウ」編やってましたね、ってスタート。

この漫画は『シャングリラ・フロンティア』でお間違いないですよ! ってキャッチコピーつけなきゃ……という冗談はさておき。

絶対王者として君臨するルスト相手に、情報盛り盛りの機体を持ち込んで見事勝利をおさめたサンラク。

 

ルストは再戦を希望しますが、サンラクの今のメインゲームはシャンフロで、ログイン頻度を落とそうとしたところで失言してしまったこともあって、熱烈に引き留められることに。

まぁ、ただ情報を貰おうとするだけじゃなくて、しっかりと対価になり得るネタを用意する辺りはマナーが良いゲーマーで、好感度○。

ルストの新ネフィリム披露までの流れも、コミカライズアレンジ入ってテンポよく進んでましたね。

 

そこで交わした約束を果たすために、まだ到達してない街へ足を運ぶ必要が出てきたサンラクが、助力を求めた相手がサイガ-0で……。

驚きのあまり一回ログアウトしてしまう玲が可愛いですねー。漫画でヒロイン度上がってる感じがする。

一緒にいる時間を惜しんで普段使わないルートを玲が選択した結果迷って、別クランのユニークモンスター挑戦風景を目撃する事になるわけですから、何がどう転ぶか分かりませんなー。

 

あとはついに秋津茜のアバターが登場。コミックでの描写少ないですけど、元気さは良く伝わってきますねぇ。陽の者だ……。

シャンフロ人気投票で、サンラクとエムルがワンツー決めてたり、オイカッツォが登場頻度に劣るキャラに順位負けてたり、37位に乱数の女神入っていたり中々愉快なランキングでした。

 

巻末SSは「激闘! トキシックイーグル」。サンラクがユニークシナリオで挑んだ闘技場で屈指の挑戦回数を誇る害鳥との戦闘風景で……相性最悪だとここまでなるんだなぁ、と他人事なので笑えた。自分でやってたらキレる。

エキスパンションパスSSは「あいつが頭から地面に突き刺さり、あいつはNPCと融合し、そして俺が宇宙へ旅立ったお話。」……シャンフロ読者なら、コレで通じるだろっていう熱い信頼を感じますね……いや実際わかるんですけど。

バグを見つけて嬉々としてそれを利用してた外道3人衆のいつものノリが最高でしたね。

白聖女と黒牧師10

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「知らないからこそ私とトーレンの「家族」はいろんな意味が込められていると思うんです」

「言葉で表現できないほどたくさんあって 当てはめなきゃいけない形はないんですよ」

 

「自分が聖女様を好きかもしれない」と気が付いたローレンス。

いや、間違いなく好きだよ。なんでまだ「かもしれない」なんて可能性を残そうとしてるんだ。別の話でアベルとヘーゼリッタが「一緒にいないと違和感あって、片方だけだとどうしたのか聞いちゃう」とか言ってるくらいには、同じ時間を過ごしているのに。

でもとことん鈍感な牧師様からすると、10巻までたどり着いてようやく自覚してくれただけでも進歩ではあるんですよね……。

 

今まで通り接していこうと思っているのに、びくびくしてしまうローレンと、そのリアクションはこれまで隠していたことを打ち明けたからではないかとビクビクする聖女様は可愛かったですけど、この2人はもうちょっとコミュニケーションが必要かなぁ……。

大切だから、それ相応に扱いたくて。だから、臆病になってしまう関係は尊くもあるんですけどね。

 

今まで以上に聖女様の事を考えるようになって、彼女に似合う教会にしたいと思い立って花壇を作り始めてしまったり。

ローレンの行動力が凄いなぁと思ったりしますが。過去が無自覚に言い放ってた言葉にグサグサ刺されてるのにはつい笑ってしまった。

いいぞ~、その調子でどんどん言い訳できない状態になってしまえ。アニメ化決定したそうですし、これからも応援していきたい。

シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~8 エキスパンションパス

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「楽しかったなぁ 

『シャングリラ・フロンティア』 最っ高だ……!!」

 

蠍相手に稼ぎを続けようとしたサンラクでしたが、運営が実施したリアルタイムアップデート「一部モンスターの行動パターンを修正」により、予定の修正を迫られることに。

でも、こうやって修正が入ったからこそ燃えるのが彼と言うか。タイミングよく「こうすれば行けるかも」なんてアイデアが浮かんでしまったらそりゃあ実験するでしょう。

実際ある程度は上手くいってる辺り、仕様の隙を突くのが上手い。

 

ただ、特異個体である金色の蠍と対峙してしまったので、完全に予定通りとはいかなかった模様。

予定外の強敵と出会って、ゲーマーとして引けないと思うあたりもサンラクですよねぇ。クソゲー愛好家と言う変わった癖がありますが、ゲームに真剣なの結構好きです。……度々外道に堕ちますけど。

使えるものをすべて使い環境まで活かして、夜を徹した戦いを制したのはお見事でした。

 

ヴィラックは無事に古匠となり規格外エーテルリアクターを修理してくれましたが、サンラクは呪いのせいで念願の装備を扱えず。他2人だけが楽しむのは許し難いと雲隠れを決めるまでの速度が早くて笑った。

そしてその鬱憤をサンラクは別ゲーで発散させようとするわけですが。

 

この作品、表題のシャングリラ・フロンティア以外にもゲームがいくつも出て来て、それぞれに世界観・キャラメイクが多くてコミカライズが決まった時に、絵にするの大変そうだよなぁって本当に驚いたのを久しぶりに思い出しました。

後半ほぼネフィリム・ホロウっていう別ゲー満喫してて吹いた。このコミカライズは『シャングリラ・フロンティア』で間違いないですからね! ここで出会ったルストとモルドも、結構重要な働きをしていくキャラになりますし。

 

巻末描き下ろしは『なぜ、教授は電脳世界において魔法少女となったのか(十文字以上、二十文字以下で答えよ)』。……タイトルから面白いのは卑怯では?

そしてタイトルからある程度雰囲気が掴めてしまうのもずるい。大体想像通りです、とだけ。

 

エキスパンションパスのSSは「勇者○○と仲間たちの冒険譚」。

勇者が魔王を討伐するというオーソドックスなRPG。ただし、プレイアブルキャラクターは勇者ではなくその仲間。そんなゲームをプレイする事になった外道三人衆の話。

いつも通りのノリが楽しいですね。

キャラクター解説はアラミースでしたが、キャッツェリア存亡の危機に陥った理由があまりにもあんまりで笑ってしまった。1回で学んでくれ……。

よくわからないけれど、異世界に転生していたようです3

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なんだかよくわからないけれどワクワクしてきたみたいです!?

 

街道に出たところで商人と遭遇。

馬車に轢かれるってトラブルがあったそうですけど、怪我の功名で目的地まで乗せてもらえることになったのは良し。

……まぁ、その商人の護衛の質が悪くてまた別の問題が発生するわけですけども。レンの胸にばっかり目線をやって、容姿が良いと気付くや迫って来て、そして魔物が出たら逃げる。厄介事フルセットで、乾いた笑いが出ますね。

 

オーク程度ならレンと狼たちの連携で蹴散らせて。

無事に目的地に辿り着けたのはなにより。大きい町に入って、市場に様々な品があるのを目にして、テンション上がっているのは珍しい……って言いかけたけど、割と自由に生きてるし、『趣味』とか料理作る時に割とあるなって思い直した。

目立たないようにしよう~って思ってる割には目立ちまくりで、もうちょっと警戒した方がいいよって言いたくなりますなー。

WEB既読で、宿泊先での振る舞いで料理人がそれをコピーして来るのは知ってましたが……悪い顔してるわぁ。「ふふん」じゃないのよ。

よくわからないけれど、異世界に転生していたようです2

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「ノルン 私ここを出ようと思うんだけど」

「森に残る? それとも一緒に来てくれる?」

 

2匹を保護して名前を付けて、家ではモフモフしつつ一緒に狩りに行ったり。

鑑定能力レベル8になったレンが、狼たちを鑑定した所フェンリルとかいう、この世界でも伝説級の名前が出て来て。伝承では人の言葉を理解すると言うが、2匹は若いのか喋ってくることはなかった。

索敵能力に長けた狼のサポートを受ければ、オーク10匹でも簡単に倒せるので普通に生活してく分には問題なさそう。

 

引きこもり志望のレンとしては、理想的な暮らしを送っていたわけですけど。

ゴブリンに襲われている少女を目撃してしまい、人と接触したくないとは思っていたが「そんな事言ってる場合じゃない」と助けに入る辺り人が良い。

病気になった母の為、薬草を探しに森に入ったって言う少女のために薬を生成したのも、彼女の善性の現れですけど……。

 

その善意にたかる村人が無遠慮に家に押しかけてくるんだから、まったくもって度し難い。

押しかけ村人を放置してそれで死人が出ても罪悪感が……ってなるレンは小市民っぽいけど、それドツボにハマるだけだよ……。

そうやって薬を貰ったから押しかける人が出たんじゃん。噂が広まって押しかけ勢増えるし、主人公が不利益を被りまくる展開はモヤモヤしますなー。……レンの行いが招いた禍では、あるんですけど。

責任とらないととか言ってる村人男子は、思い上がるな。

人外姫様、始めました Free Life Fantasy Online

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えーっと、久しぶりの酷評です。

電子書籍って時々販促で試し読み増量とか、1巻無料とかやるんですけど、それで手を出してみた上での酷評になります。



ご了承の上、お読み下さい。

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シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~7 エキスパンションパス

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「通常だったらそれなりに厄介な敵だったんだろうけど」

「悪いね 俺らのパーティーアタッカーしかいないんだ」

 

56話~65話までを収録。

インベントリアを活用した高レベル素材ゲットを目論み、見事成し遂げたサンラク。

しかし針だけはゲット出来ておらず……それを掴もうとするも失敗。乱数に祈り乱数に敗れた男……。メンタル回復のためにビィラックに素材自慢に行くとか、流石の外道っぷり。

でも、ビィラックが期待通りの反応してくれるからいじりたくなるのも分かる……。

 

ラビッツだけじゃなくて、ケット・シーの剣聖とかいうレアキャラまで遭遇してるあたり、なんだかんだサンラクって引きがいいですよね……。

ユニーククエストやりたくても出来ない人多いだろうし。そもそもヴァイスアッシュと会ったのサンラクが初っぽいですし。

彼の舎弟であり最強種の一角、墓守のウェザエモンを打倒した存在は、プレイヤーのみならずNPCとしても捨て置けない存在であるとか、結構重要な情報もちらほら。

 

外道3人衆の残り2人がサンラクに怪しさ満載のメールを送って来て、サンラクが無視。接触してきた考察クランのトップに逆に売り払うとか。2人は2人で行動を予測して追いかけてくるとか、この殴りに殴り合ってる関係が癖になる。

 

巻末描き下ろしSSは「水晶の野に棲まう者達」。カーター・リックマンとか言う御仁による、水晶群蠍の生態記録からスタートするSSですが……この記録自体が貴重と言うかよくもまぁNPCがここまで調べたなって感じ。外道衆は今日も外道。

 

エキスパンションパスSSは「人は不必要な努力にこそ最大の価値を見出す」。クソゲーハンターを自称するサンラクではあるけれど、シャンフロに手を出したように良ゲー神ゲーをプレイできないわけじゃない。

クソゲニウムは足りてたから、たまたま他の栄養素取りに行ったら沼にハマったサンラク君のお話でした。業が深い。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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