気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(漫画)

転生王女と天才令嬢の魔法革命5

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「……それでも私は今の自分がそんなに嫌いじゃないよ

 私だから見えるものもあると思ってるし 私だから生み出せたものもある

 それは誰かに譲れることじゃないから」

 

聴取の場でレイニ嬢に「何か」を感じ取ったアニス。

イリアを伴って別室に移動し、彼女の背中を撫でたり胸をもんだりセクハラ……じゃなくて触診をしたけっか、レイニの心臓部に魔石があり、無意識で魅了の魔法を使っていると指摘。

実際レイニは過去の出来事からその推測に納得ができる部分もあって。彼女の魔石が悪さをしていただけで、彼女自身に非があったわけではないとホッとして涙を流すただの少女であってあったのはひとまず良かったか。

 

レイニ嬢という前例を知ってしまった以上、彼女を排除して終わりにするのではなく、後に備えるべきだというアニスの提案は至極もっともですし。

対策手段を持っているアニスが面倒を見るというのも、無理はない話ですが……彼女の離宮には、レイニがきっかけで立場を追われたユフィが居るのを失念していたのはいただけない。

ただレイニは自分の力を知らずに振り回されているだけの少女だったわけですが……今まで不穏な動きを見せていたアルガルドは、協力者と共に近くにスパイを潜り込ませていて、その情報を察知していた。……つまりは、ある程度自覚して手を汚しているというのはなぁ……。

 

レイニ嬢の存在からヴァンパイアの伝承に真実味が出てきたり。ティルティの協力を得て、レイニの魔石をある程度安定化させることが出来たり。

アニスの周囲では良い出来事が続いていましたが。アルガルド陣営の関与によって、アニスはドラゴンの素材の使い道について、彼女に反発するものが多い魔法省相手にプレゼンする必要が生じて。ユフィがついてきてくれたのは助かりましたが、だからこそ敵が動ける余地が生まれたのは痛い。



転生王女と天才令嬢の魔法革命4

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「だけどなるほど あなたがこれを思いついたのがドラゴンからの受け売りだというのなら」

「確かに呪いだわ」

 

幼少期のアニスとアルガルドは仲の良い姉弟だった、という回想を夢に見ているのが痛いなぁ。今ではあんなに距離が空いてしまって……。

ドラゴン討伐後のアニスは、イリアとユフィを伴ってティルティという人物を訪ねることに。

加虐性を持つために別邸に封じられたと噂されるクラーレット侯爵家の長女である彼女は、アニスの研究成果の一端によって今ではその加虐性が抑えられている状態だった。

 

……それはそれとして、アニスと一緒に身体強化薬「魔薬」を作った人物であり、呪いマニアという顔も持っていて、向いている方向が違うだけで本当にアニスの同類ですよね……。

「姫様の同類です」とイリアが言ったシーンの「あ“――」ってなってるユフィの絵が笑えた。

訪問時に出迎えてくれたメイドさんについて、こそっとウラバナシ! として収録されていたの、こういう小ネタ好きなので嬉しかったです。

 

ティルティをも巻き込んでドラゴンから託された知識を形にしようとするアニス。

しかしまぁ、新技術の開発は当然危険性も考慮せねばならず……ちゃんと実験を経ることを条件に付けて、「私に隠しごとはなしにしてください」と嘆願するユフィが実にかわいい。

そんなある日、外交で諸国に赴いていたアニス母が、近ごろの故郷でのトラブルを聞きつけて緊急帰国。さらに頭痛のネタが増えたように見える国王陛下は本当にお疲れ様です……。

 

まぁ当然説教はあれど、婚約破棄の現場に踏み込んでユフィを保護したことや、ドラゴン討伐に大きく貢献したことは評価されるべき、と言ってくれたのは良かった。

認めるべきところは認めてくれてるわけですしね。その上で怒られるのは、まぁ仕方ないよ……。暴走キテレツ王女だから……。

 

アルガルド達が肩入れしまくっているシアン男爵令嬢レイニ。

調査の過程で妙に同情的な意見が多いことに、国王たちは不信感を抱いており……アニスが王族として動くことも増えるだろうし、勘も必要だろうということで聴取の場に同席することになってましたが。

ユフィに配慮していったん話し合いの席から外されたけど、イリアから告げ口あって速攻でバレている第22話の扉絵が愉快で好き。

愉快さでいえばカバー裏のアンケ結果イラストの国王×グランツが、なにしてるんだこの父親ズ……。



蜘蛛ですが、なにか?12

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「あんた中途半端なんだよ 生きんのも死ぬのも」

(略)

「そんなイヤなら死ねばいいじゃん」

 

蜘蛛子は魔王から白ちゃんと呼ばれるようになり始めて。

吸血娘と従者を連れた4人旅はおおむね順調ながら……白ちゃんだけが、下半身蜘蛛のアラクネ、つまりは人間に化けられない状態であったために、人間の街に調査に入り込むときなどは、外に置いて行かれることに。

オマケに監視用としてパペット2体も置いて行かれて……。

 

白ちゃんがヤケ食いを開始したら、パペットも興味を示したり。

そのボディに興味をもった白が、パペットたちの造詣に凝り始めたりして、不思議と距離が縮まっていってたのは面白かった。

モンスターらしく狩った相手をそのまま食べていた白でしたが、魔王の指導のもと血抜きを覚えたり、空納魔術を改良して熟成できるようにしたり、人間の街から調味料をゲットしたりしたことで、かなり文化的な食事を楽しめるようになってたのは良かった。

色々と苦労してきたからね……。

 

自分が無茶なレベリングをやってきたのもあって、吸血娘にもハードなトレーニングを課していましたが。言葉足らずすぎる白ちゃんの意志を、魔王が翻訳して伝えてくれてたのは助かりましたねぇ……。

酔うと饒舌になる白ちゃんによって、メラゾフィスが抱えていた悩みも解消することになっていたし。なんだかんだうまい事まとまってきたかなぁ、と思ったところで、管理者ギュリエが襲来。

彼によって、白が迷宮に残してきた並列意志が暴走をしていたことが発覚して、対処する羽目になったりしてましたが。さすがに分体には負けず制圧成功していたので良かったですねー。

 


蜘蛛ですが、なにか?11

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「汝の為したいように為すがいい」――(…って何かのセリフにあったね)

『そうか…そうだな では私は為すべき事を為すとしよう 感謝する』

 

自分に手を出そうとした人物を排除した蜘蛛子。

それが領主邸に滞在できる他国の要人だったようで、2国間での戦争にまで発展。

観測していた蜘蛛子を、魔王が襲撃してきて……。マザー襲撃を経てステータスアップした結果、以前は見えなかった魔王の攻撃を受けられるまでになってたのは成長ですが。

それでも格上の相手であることには変わりなく、圧倒されることになって。

 

戦場にたまたま居た「勇者」という、魔王に対する特効スキルを所持した少年がいたことで、奇妙な硬直状態が発生することになったりもしていましたが。

それでもまぁ、流石に魔王の方が上手だったというか、逃げ切れずに倒されることになってましたけど。

魔王との対戦は避けられないだろうと察していた蜘蛛子、スキル不死以外にも復活方法を模索して、しっかりとそれが成果を出しているので蜘蛛子も食わせ物ですよねぇ……。

不安要素だらけの一か八かレベルの賭けではあったみたいですが、それを成功させていくあたりは主人公をしている。

 

……まぁ彼女からすれば、転生したら蜘蛛になっていて、死にかける日々を乗り越えてきた奮闘のすべてを「主人公してる」で片付けられたら堪らないでしょうけども。

転生時にステータスダウンしていましたが、ついに上半身だけでも人間状態のアラクネへ進化することが出来ていたのはめでたい。

そこから襲撃されていた吸血娘の救助だとか、謎のエルフとの戦闘とか、魔王との一時休戦だとかに繋がっていくのは怒涛の展開でしたねぇ。



蜘蛛ですが、なにか?10

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(ただではやられん!! 粉々になって意識を失う瞬間まで悪あがきしてやる!!)

「来いやぁマザー!! 最後の親不孝見せたるわ!!」

 

蜘蛛生の始まり、産みの親であるマザーの手下であるアークとグレーターを蹴散らした蜘蛛子。

パペットと魔王も離れた場所にいて転移でも来れないだろう状況で、並列意志たちの活動によってマザーのステータスは減少している。

それらを加味して、ついにマザー相手の直接戦闘を決断して、最深部に陣取っていたマザーのもとへ。

 

しかしマザーも多くの配下を生み出してきた歴戦のモンスター。

ステータスの実数値が下がったとしても、スキルや経験まで失われたわけではなく……逆に蜘蛛子を罠にハメて大打撃を与えてくるんだからたまりませんねぇ。

自分のミスを悟り、負け必死の状況になっても、せめて最後まで足掻き続けることを誓った蜘蛛子でしたが。

 

そのタイミングで並列意志たちが帰還して、支援を受けられるようになったのはありがたかった。

それに加えて戻ってくるときにマザーから削った分のステータスを、そのまま奪って蜘蛛子に還元してたのも、マザー視点ではかなり厄介な相手だったことでしょう。

苦戦しつつも勝利を掴んだ蜘蛛子はお見事。その過程で体担当が魔王のもとまで挑んだ結果、回収のめどが立たなくなったのがどう転ぶやら。

オマケに帰還後の並列意志に違和感を覚えるシーンも増えていて、悩みの種は尽きませんな。

 

魔王からは逃亡継続だけど、マザーという一つの脅威の排除に成功した蜘蛛子は、襲撃を受けている馬車を見つけて。

ちょっとした気まぐれでそれを助けたら、ステータスの名前が二重に見える……自分以外の転生者の赤子を見つけることになったりして。

近場で監視をしていたら人間の街における不穏な気配を察知したり、気まぐれで治療行為をしたことであがめられたり、話題に付きない蜘蛛生送ってんなぁ……。

Unnamed Memory6

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「だからこそ俺が手を伸ばす

 俺が立ち止まっていては永遠にあいつに届かない」

 

内部に入り込んでいたミラリス。

その目的は宝物庫に収められた宝玉であったわけですが。

ティナーシャに捕捉された状況でそんな強奪劇が成功するはずもなく。それでも魂すら魔力に変換して抗おうとしたわけですが……失敗。

ただ、ミラリスが最後にティナーシャへ「女王候補者さま」だったり、「妄執との再会」だったりと彼女が引っ掛かりを覚える発言を残していったわけです。

 

その宝玉はオスカーの亡き母が持ち込んできたものだそうですが、オスカーの父である国王の口は重く。

ティナーシャは気になるから心当たりにあたることも考慮してましたが……ルクレツィア以上に厄介だと称する相手なために、即行動というわけにもいかず。

色々と刺激されて迷いが生じているようなティナーシャ相手に「好かれている自覚を持て」と宣言して、アピールしていくんだからオスカーが強いなぁ。

 

31話のティナーシャファッションショー、実に良いですよね!

ティナーシャ自身が頼んでいたものは彼女らしいシンプルさで動きやすさも考慮してそうなのが性格でますよね。

そのあとのシルヴィア、三パターンも選んでるの本気すぎて笑う。ティナーシャの目が泳いでるのも笑えますけど。シルヴィアセレクションだと見開き左のページに載っている奴が特に好きです。

オスカーが選ぶのは式典用なのもあって豪奢でティナーシャに似合ってるのが好き。

 

その次の話で、解呪シーンが見られたのも嬉しいポイント。初出の詠唱では……?

強力な祝福を掛けられていたオスカーに対し、同じ個所に呪いをぶつけることで相殺するという解決方法を見出してるのは凄い。

実際、それを聞いてから詠唱を聞くと呪ってそうだもんな……。

順調に解呪が出来たかと思ったタイミングで、ティナーシャが探し求めていた過去が追い付いてくるんだから悪魔的というか。

オスカーもこれまでの経験でより逞しくなっていて、必要な仕事を片付けた後ルクレツィアに会いに行こうとしているあたり、行動力あって良いですよね。

失格から始める成り上がり魔導師道! THE COMIC1

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「いいぜアークス 俺がお前を一人前の魔導師にしてやる」

 

コミカライズ作品。

魔導師の家系であるレイセフト家に生まれたアークス。

しかし彼は、その家系に求められる魔力量に満たず……両親から迫害されていた。

妹だけは唯一味方してくれていたが……彼女がアークスに近寄ることを両親は認めず、近づくとアークスが叩かれる始末。

 

当主夫妻がそんな態度だから使用人からの扱いも悪く……。

そんなある日、アークスは別の世界で生きた男の記憶を垣間見る。あくまで夢を通して異世界での暮らし・常識を垣間見ただけで、人格はアークスのまま。

彼は、そこで得た知識も活用しつつ、魔導師として大成した伯父を頼ることで成長を図ることにして。

 

必要な知識は与えてもらえることになったものの、やはり魔力量というのはネックで。

アークスは最適な魔力運用を知るために、魔力量を図るアイテムを求めたが未だ実現されていない代物だった。

けれど、彼は運命のめぐりあわせもあってそのひな形を作ることに成功して。

その過程で、お忍びっぽいお嬢様と交友を結んだりとかもしてますが、まぁテンポよくサクサク進んで行ってましたね。

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC2

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「ソラありがとう あなたのおかげで生き延びた」

 

5話~8話と番外編、書きおろし小説「残念、逃げられた!」を収録。

負傷してしまった箇所をソラに覆われたアイビー。食事の時と同じ泡が出ていて、「ソラは人を食べるらしい」と思っていたら……ソラが不意に離れて。

離れる時コロコロ転がっていくの可愛いですよね。そしてその後腕を見たら、怪我が治っていた。ソラが青ポーションみたいな効果を発揮できるの、一人旅しているアイビーからすると結構ありがたいですよね。

 

有機物も無機物も食べられたりだとか。劣化ポーションを餌として食べているけど、それでは説明がつかないほどきれいに怪我が治っていることとか。ソラ関連では疑問が尽きないけれど、頼れる旅の仲間がいるのは良いですよねぇ。

親に見捨てられての一人旅だったのが、ソラといることで笑顔が見られるし、心の余裕もでてる気がする。

 

旅を続けて町かと思うくらい立派な門のあるラトメ村に辿り着いたアイビー。

ラトミ村から来たと伝えたら、あの村で何かがあったようで子供の一人旅というのを抜いても、やたら心配されて。

テントを買おうかと思っていたタイミングで、自警団の隊長さんが声をかけてくれたり、お店を紹介してくれたりして。その後、トラブルに巻き込まれたときも自警団がしっかり機能して、いちゃもんつけてきた馬鹿を捕まえてくれたし。安定している村だな、と思いましたね。

「なにか買うのか?」って声かけられてビクウッってなった後ドキドキして涙目になってるデフォルメアイビーが可愛かったです。

 

その後、アイビーが森に入った時ソラがひとりで跳ねだして。行った先には傷ついた魔物が居た。アダンダラ、と呼ばれるあったら死ぬと言われ恐れられている魔物でしたが……。

ソラに治療されたのをわかっているのか、アイビーには妙に懐いて。

デカい猫が懐いてくるの、可愛いですよね。アイビーのために狩りをしてきて獲物分けたりしてるの、絵面は微笑ましい。アダンダラという魔物の脅威を知ってる人は驚くでしょうが……。

番外編で狩りの実演してもらってるのも可愛かったのでヨシ!

白聖女と黒牧師13 スクールカレンダー付き限定版

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「片思いって結局自分のものでしかないもの

 相手にも全く同じ気持ちを求めるのはエゴなのよね だから…

 向こうの想いもこっちと同じ大きさになるまで育ててあげるしかないのよ」

 

7278を収録した13巻。

相変わらず方向音痴なヘーゼリッタ、街の人々にはしっかり受け入れられているみたいですが。軽い買い物をしてるだけなのに、オマケと称してホイホイ物を渡してくるとかなんとか。律儀にそれを受け取ってるのが微笑ましいなぁ。ローレンが「あたたかめの視線」になるのも頷ける。

人の事を覚えるのは得意で「あの家の人はいつも朝に水やりしてる」とか細かいところまで見ているのに、なんであそこまでフラフラ迷うんだろうか……。

 

聖女についてもセシリアについてもしらないのでは、とヘーゼリッタに追及されて、「そうだったかもしれないけど、改善していきたい」と言えるようになったのはローレンスの成長だよなぁ。

73話のタイトルが「エリックとアベル」で、そのまま2人のエピソードになっていました。エリックが同年代の学校に通っている男子たちとの微笑ましいやりとりしてるのも良かったなぁ。大物なリリーちゃんが見られたのも笑った。

 

聖女様が花瓶を割ってしまってローレンスの前での第一声が「パリーンです!!」だったの可愛いなぁ。ぐるぐる聖女さま。

その後のエピソードで、ローレンの友人たちであるカミラやハインたちがサプライズでやってきて。

以前はセシリアの事を聖女だと伝えていなかったわけですが。それを受け入れて見守ってくれている感じがして、良い友達だなぁって思えて好きです。

ローレンスがセシリアに対して踏み込んでいく覚悟を決めて、結構言葉にするようになってきたのも良かった。それで照れてるセシリア、本当にかわいいので。そのうち甘さで溶けてしまうんじゃないかな……。

 

電子版でもスクールカレンダーのイラスト見られるのありがたい。

20244月の皿いっぱいのおやつを手にキラキラしている聖女様とか、7月のクレープ食べてていつもと違う髪型してるのとか、8月の白ワンピース、9月のちょっと大人びたスタイルとか、いつもと違う雰囲気のセシリアが楽しめるのが本当に好き。

基本的におやつもセットでついてくるの、彼女らしくて良かった。

現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!3

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「冒険には辿り着くべき景色が必要です お嬢様…蒐集の竜よ」

「貴女様の辿り着きたい景色は?」

 

異世界において竜とは隔絶した存在として、畏怖される存在である。

生命の到達点でもある竜のツガイとして選ばれることは、大変な栄誉であり全てを約束されたも同然だった。

「この世界のヒトの魂に刻まられた絶対的な概念」が龍という神聖で絶対的な存在に関する事象のようですが……ナルヒトは、ダンジョンの現れた現代地球を生きた異世界人だからなぁ……。

 

そういったこの世界の常識に縛られない存在でもある、というのが一つ。

……さらにいうなれば、ナルヒトは与えられるだけのぬるま湯を良しとするような怠惰な性格ではなかった、というのも一つ。

蒐集竜は、知らずのうちにナルヒトの地雷を踏んで、だから彼は反発した。

絶対強者である竜とその傍に侍る爺さんを相手取っても、言葉を止めることはしなかった。自身が死に近づく可能性があるとしても、縛られることを良しとせず……自分の心情をぶちまけた。

その言葉は、内心を読める蒐集竜に考えていることと口にしていることが一緒だと認められるほどで。それが分かってしまうから、自分が好ましく思った相手に「嫌い」と言われたことにあれだけのショックを受けたんでしょうねぇ……。

 

はじめての感情に戸惑ってる蒐集竜ことアリス、可愛いですよねぇ。

後表紙にも登場しているメイド長」のファラン、料理を褒められてウキウキしてるのも可愛かった。「お目が高いです 友人さま」のコマで素早くナルヒトに近づいてからのキラキラしてると評された次のページの表情とか良かった。

あと電子版でもカバー裏見られて嬉しかったんですが、ベルナルさんを評したアリスの言葉にすっごいびっくりしたんですが!? WEB版未だに読めてないんですが、そっちでは出てた情報だったりするのだろうか。読みにいかなきゃ……(積読の山を見ながら)。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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