「立て武蔵!!!」
「まだ膝をつくな……!!!」
久しぶりの新刊だなー、と思ったんですが奥付見たら実際2年くらいの休載期間があったみたいですね。無事に連載再開となって、単行本出ているのは単行本派としては嬉しいところ。
本編は30~34話を収録。
結界があって外から干渉されたら察知できるはずだったのに、黒縄地獄と衆合地獄が襲来してくるまで気付けず。
さらにはおぬいと田助も行方不明と、トラブルが立て続けに起こったわけですが……。
敵襲の最中では真相究明に奔走するわけにもいかず、戦闘に向き合う必要に駆られるわけです。
……敵は小手調べと言った一撃で見開きで地面割ったりするし。
立香の影鯖召喚もしっかり描いてくるので、相変わらず仕事が細かいというか。こだわりを感じますね。
アサシンを連続で召喚して、バーサーカーな酒呑童子こと衆合地獄相手に首を刎ねて、物理的に敵をそぎ落としにかかった立香は戦い慣れてますね……流石に口元抑えるシーンもありましたが。
それだけ果敢に攻めても「足りない」と言ってくるんだから、本当に名前通り相手するの地獄だな……というほかない惨状でした。
分断された立香が奮闘している傍ら、武蔵ちゃんたちも足掻いていましたが……今回の英霊剣豪は並みの敵ではなく、撤退を余儀なくされることに。
それでも、生きているならまだ次があると心まではおられていないのが、良かったですね。