「そのせいでおまえは不利になったんだぞ。それでもまだやさしい王様を目指すのか?」
「それ以外に…私の王はない!!」
「LEVEL.80~LEVEL.99」を収録。
ハンターを自称する人物と、それと相性の良い魔物に襲われるも工夫を凝らして撃退したり、清麿も変わらず戦闘経験を積んでいますが。
まだまだ気付けていない事柄も多くて。それを気付かせてくれたナゾナゾ博士には感謝……するべきなんでしょうけど、ふざけた態度をとることが多すぎるのでなんか素直に感謝しがたいんだよな……。
後は今回、バリーが登場したのも印象深いですよね。
戦いに勝利してもイライラしつづけている彼に、パートナーが「日本にいるガッシュに挑みに行って帰ってきた魔物はいない」という噂を告げて。
わざわざ戦いに来るんだから、行動力の化身だなと言うほかない。
清麿は天才学生で勉強何とかなってますけど、今読み返してると大人のパートナーとか仕事の調整めっちゃ大変だろうな……という視点が出てしまって良くないな。
バリー自身が荒くれものですが、そのパートナーが不足を知って補ってくれる人物なの、なんだかんだ生き残り続けてる良いコンビだな、という感じ。
40組まで生き残ってる時点で、相性はある程度良いでしょうけどね。……まぁ、ここに至るまでパートナー見つけられていないウマゴンもいるわけですが……。
バリーに気付きを与えてくれた、ということで結果的に見逃されましたが。清麿とガッシュのコンビでも厳しい戦いが増えてきましたねぇ。……厳しくない戦いの方が少ないか。
あと、ガッシュの使える術が少なくてまだまだ弱いって言うのも影響があるか。
巻末のガッシュカフェは、パピプリオとゾボロンとキッド。ゾボロンが実は流暢に喋れるのには驚きましたね……。自分のパートナーがヒゲだった時点で王になるのを諦めて喋るのを辞めたとかいうの、諦めが良すぎる……。