気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

感想(WEB小説)

超越者たちの物語  IMMORTAL BLOOD

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それでは始めよう。
         自分勝手な神様の物語を。

あらすじ引用。
その日、九条煉は白い髪の少女とぶつかりかけた――― 最強の傭兵に拾われた少年と、最高の錬金術師に蘇生された少年。 創造の少女、刀鍛冶、転生者、霊媒師。様々な出会いを経ながら、彼らは神の掌の上で踊る。 果たして、身勝手な神の真意とは―――   

 
小説家になろう掲載の作品。
完結済みで、全196部。 

現代に生きていた少年少女たちが、ある神様の仕業によって、ファンタジーの世界に引きずり込まれる話。
その世界には、魔法があり、神がいて、それに対する邪神も存在する。
招かれた彼ら、彼女らは、最初は離れた別々の場所で、別の庇護者の元生活しているが、少しずつ道が重なり、出会い、目的を共にする仲間となっていく。

文章が合ったらしくて、一気に読みました。
キャラクターも世界観もよく作られていると感じました。
登場するキャラが多い分、視点をコロコロ入れ替えて群像劇みたいに演出していたのも中々いいですね。
それぞれの内心が描写されていたりするので、それぞれに好感もてますし。
味方の人数が多い分、敵側の描写が少なくなりがちという感じはしたので、そこは少し残念でしたけど。
現代から連れてこられた、主人公たち以外の同郷の相手とかが一体何して過ごしていたのか、とかは微妙に気になってたんですけどねー。
何となく唐突感があったのは否めない。

あと個人的に面白いと思ったのが、その構成と言いますか。
「小説家になろう」の文章って最初と最後に挨拶というか入れられるみたいなんですよね。
他の人の作品とかでも最後の部分に「これからどうなるんですかね(棒)」みたいなコメント入ってることもありましたし、アンケート取っている人もいたかな。
閑話休題。
で、この作品は最初とか最後とかに、その話の内容表現するような文章がつけられているんですよね。
冒頭のコメント引用した部分は、プロローグにつけられていた文章ですね。
最後まで読むと確かにそんな話でもあったのかなーとか思います。
クライマックスに入ってきた「180:絶望」の文章とか、初めて読んだとき、盛り上がってきたなぁ、と内心小躍りしてましたけど。
まぁ、そういう見せ方とか表現とかが、自分好みでした。
他の作品もちまちま追いかけてるんで、その内感想上げるかもしれませんねー。

作品の設定上、主人公たちがある地点を過ぎると揺らがなくなる、っていうのも中々。
最後の総括でもぶれないから書きやすかった的なこと書かれてましたけど。
迷ってうだうだしているってことが無く、自分の道を進んでいるっていうのは好感もてましたねー。

「超越者」シリーズとして、他の作品に繋がっているというか影響与えている部分もあるんですよね。
個人的にこういう続編に前のシリーズのキャラが出てきたり、その影が視えたりするっていう演出が好きなので、シリーズ全体通して楽しんでます。 

王国の花

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「……その、黒騎士公から……うちの姫に……婚姻の申し込み……だ」

 
小説家になろう掲載の小説。
完結済みで、全16部なんで、さらっと読めます。

ある事情から、重病という事にして隠していた姫に、婚姻の申し込みが。
国力の差的に断ることが出来そうもないけど、しかし「あの姫を嫁に出せるのか」と王が悩み、話を聞いた大臣は気絶する。

別に性格が悪いとか、何がしかの問題を抱えているってわけでも・・・ないのかな?
王侯貴族の子女で、ドレスが嫌いで、男が嫌いで、思わず殴ってしまうこともあるっていうのは、 まぁ確かに問題ですけど。
その姫には兄が居るんですが、本文に曰く、「兄王子より健康的で、知より武に優れ、およそ女性らしいことはすべて苦手、趣味が遠乗りの、この国唯一人の王女」とのこと。

表舞台には王子の側近として出てくる、 ある意味で重要人物ではあるわけです。
あらゆる式典に出てこなかった姫の顔は、国民ですら知らないはず。
なのになぜ、わざわざ他国の騎士(王弟)から婚姻の申し込みが来るのか。
その目的はいったい・・・と言うお話。

短いんですが、結構端的にまとめてあって、キャラも魅力があるので、割と気に入っています。
結構行動力ある人が多いので、ポンポン進んでいく感じもありますしねー

勇者四人に巻き込まれたユニークチート

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「悪いがオレは自由に動かせてもらうぞ?」


小説家になろうで連載している小説。
連載中の作品で、記事書いている時点で、全129部。

まぁ、タイトルからして異世界召喚モノといいますか。
丘村日色が教室に入った時、足元に魔方陣が出現し、異世界へと飛ばされた。
飛ばされた先では、ステータスを確認する能力があり、称号「巻き込まれた者」を取得していた。
勇者としてのステータスを持っていた、4人のクラスメイトは、話したこともないリア充。
俺、巻き込まれた一般人なんで、と王城を脱し冒険者として気ままに生きることにした日色。
しかし、彼は勇者ではなかったものの、ユニーク魔法「文字魔法」というチートな能力を持っていた。

脇役っぽい奴の方が能力ありましたよ、っていうのも割とありがちなんですかね。
日色の魔法はわかりやすくチートで、本人が結構ゆるぎない自分っていうものを持っているので、読んでいて好感が持てます。
他の4人は、訓練こそしっかりしているみたいだけど、何とも覚悟が決まっていないような感じは否めない。
実際、最新話付近では、すごい差が出てますしね。

日色が好きかって世界を放浪して、あちこちで知り合い作ったり、冒険したりしていくさまは面白いです。
ただ、王様が割とダメ、っていうのと、魔王が理想ばっかりでどうにも。
異世界側の人々の、キャラがそこまで魅力的に移らないってのは、残念かなー。
あと、最新話付近である会談がもたれているんですが、そこにたどり着くまでに「――半年後」みたいな飛び方していて、そこがまた微妙。
いやだって、なんか知らないキャラが日色のことを師匠と呼んだりしているんですが、一体何があったのか。
その半年間の事に触れる前に、会談で発生した問題の対処に移ってしまうと思うので、しばらく先の話かなぁ。

あとは、途中で旅路を共にし、国元で分かれた2人の同行者についてどうなっているのか、とか。
旅路の途中で日色がつくった「貸し」が生きるときは来るのか、とか先が気になります。

ただ、主人公は好きなんですけど、王様とか、4人の勇者とか、登場する話が少ないからっていうのもありますが、今一つ迫力が足りなくて、どうにも物足りない感じはありますねー。

マギクラフト・マイスター

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「ようこそ、我が後継者」
(略)
「私は、私と志を一にする者に私の築き上げてきた全てを譲りたい。
 それをどう使うかは、後継者、君の自由だ。詳細は記録を見て欲しい」


「小説家になろう」連載の小説。
連載中で、この記事を書いている時点で、275部。

分かりやすく異世界召喚モノですね。
魔法を使った工作工芸、「マギクラフト」。
その「マイスター」の後継者として選ばれたため主人公は異世界に召喚され、そこから話が始まります。 
マギクラフト・マイスターの没後に、後継者を探し、見つけ出すまでの長い時間の間に戦争が起きたようで、技術的には後退しています。
そんな中、戦前ですら先進的すぎて受け入れられなかった「マギクラフト・マイスター」の技術はとんでもない価値を持っているわけで。

そして主人公は、割と頓着せずそれらの技能を駆使し、多くのものを開発していく。
現代で得た知識なんかも活用して、工作無双するお話。
いや、ポンプに始まり果てはレールガンまで作れるんだから、実は簡単に世界征服とかできそうですね。
ゴーレムとか自動人形とか、兵隊相当のものも作れるから、もう最強。
本人の性格が無かったら、本当に、世界を支配する暴君になっていたかもしれないチートな制作能力です。

ゆったりと異世界ライフ満喫してましたが、あの無頓着な制作ぶりを見ていると、よく権力者に捕まらなかったものだと思います。
いや、捕まっても割とあっさり逃げられる能力ありますけど。

全体としてみれば、能力が凄いけど、展開がゆったりだから、こう中だるみしやすいんじゃないですかねー。
まぁ、それなり。

今月の末に、 MFブックスから単行本が出るらしいですねー。
嫌いじゃないんですか、買うかどうかは未定。イラストの人は好きですけど、うーん、どうしようかなぁ・・・ 
プロフィール

ちゃか

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