![]()
「温泉ダンジョンか……あいつだよ。あいつのやること次第では、27階層を私たちが制覇できる可能性が生まれそうだ」
特殊な効果のある温泉が湧く、温泉ダンジョン。
主に美容に効果があることで多くの貴族女性を引き付けて。さらに古傷が治ったり、トレーニング能力の効果を底上げするお湯まで出したことで、ダンジョンに挑む女騎士部隊にもメリットを与えていって。
外国に派遣されて、各地のダンジョンから産出品を持ち帰る役割を担うトウジ隊長率いる部隊もその効果を存分に享受したわけですが。
特訓して強くなり、さらに美しさを増したトウジたちが外国行脚を再開したことで、美容効果が各国に知れ渡ることになって。
セパンス王国のユーザ女王、温泉ダンジョンと飯困らずダンジョンの発展ぶりに悲鳴を上げていますが……。トウジたちを派遣したことで、仕事を増やしてもいるんだよなぁ……。いやまぁ、他国のダンジョンから得られるものや他国との交流は、欠かすことのできない要素ですから、バレるのがいつになるかって話ですからね……。
セパンス王国は、温泉ダンジョンと飯困らずダンジョンの効果によって、これからダンジョン特需を迎えようとしているわけですが。
宝石ダンジョンが生まれたケンマ王国は、王女が甘やかされて我儘育ちになっているし。
苦労した世代がいるうちは問題ない。甘やかされている2代目もまだかわいい。問題は、その2代目に育てられた3代目が王になった時だ、という話を聞くと、ねぇ……苦労してるんだな……。
27層まである武具ダンジョン、人間のマスターを取り入れずにそれだけの規模に至ったトンデモダンジョンみたいですが……センスが厨二に走ってて、27層で得られる剣が「戒めの剣」として王家で秘匿されているのとか聞くと、ご愁傷様ですというか。王家の悲喜交々みられるのが、眺めてる分には楽しい。対応する方々の胃は痛いでしょうが。
セパンス王国がどう発展していくのか、楽しみですね。それを眺めている温泉ダンジョンのマスターは、ネタに困ってましたが20層までのアイデア頑張ってひねり出してもろて。