カトランズ 罪は功績によって許されるものではない。――贖って許されるものだぞ。
第四話『墓守の願いとその答え』、第五話『偽りと企みと真実と』、第六話『願いは、自らの手に』の三話収録。
増殖都市ネスカザラの物語の完結巻です。
冒頭の四話からしてレインの「一人では死にたくない」という願いを叶えるために魔神が動くエピソードなので不穏ですな……
途中で事故ってかなりドタバタしてましたが。
それを即物的な願いで解決しようとして、ネタかぶりを気にした魔神がさらっと解決するというコントじみた一面が。
……ネタ被り気にする割に、直接現金郵送パターンは経験してなかったのか……
いや、後のエピソードで別のところで痛い目見てる御仁いましたが。まぁ、アレはなぁ……
魔神の願いに振り回される内に、ネスカザラの成り立ちやあの魔神はいったい何者なのか、と言った情報も出てきて。
当代の領主も、手を打っていないわけではなく色々動いているようですが……三百回目のネスカザラの創立祭で何かが起きそう、とPCは調べに回ってます。
……メタなこと言えば、シナリオ中でそうホイホイ関係ないイベント起こしてられませんしね……
最終的に、何とか領主と連携し、魔神という強大な相手と戦うことになっていましたが……
負けてはいけない上に、環境が特殊なため、完膚なきまでに打ち負かすことも出来ないという状況で。
何とかうまく着地させたんじゃないかなぁ、という感じです。ネスカザラの今後はかなり大変な事になりそうではありますが。PCたちが連携していけば、乗り越え……られるといいなぁ。……途中で事故ってた辺り多少の不安は残りますが。
ま、なんとかなると信じましょう。えぇ。