気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

MF文庫J

男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと3 百合の間に挟まる男として転生してしまいました

ico_grade6_3

「お金。自分のことは自分でどうにかしますから。好きで貴方の傍にいることを選んだ女ですよ。欲張って大きな葛籠を選べば、たくさんのお化けが出てきちゃうんです」

俺の服をしっかりと握ったまま、ソレ以上は踏み込んでこようとはせず、スノウは満足げに笑みを浮かべてささやく。

「だから……もう、これ以上、要らない」

 

オリエンテーションの客船で、魔人アルスハリヤと戦い最後はもろとも爆発に巻き込まれ……死んだはずだった。

しかし、彼はなぜか生き延びていた。なぜかグレーターデーモン、ヴァンパイアロード、リッチキングといった序盤に遭遇したら即死レベルのボスキャラに囲まれて、異界で目覚めることになったわけですけど。

 

更には、彼自身の持っている魔力量も不自然に増えていた。……まぁあらすじでバレてるので言ってしまうと、死に瀕したアルスハリヤの工作で彼女と融合した結果魔力が増え、アルスハリヤの影響を受けているから彼女の配下だった異界の住人達から「教主様」と呼ばれるようになっていたわけです。

元々、百合に挟まる男枠に転生した百合スキーという濃さだったのに、さらに要素増えていくの凄いな……。

 

アルスハリヤがヒイロと融合した結果若干ポンコツ化の気配を感じる。

ヒイロはアルスハリヤを見ると殺意ゲージがMAXになるし、融合の事実を知った時に初手で腹を斬ろうとしたの、ギスギスしすぎてて笑った。

人を弄ぶような魔人に「自分の命くらい、大切にしろよ……」と言われるの流石。

あと「その方程式の答え、全部、破滅だけど大丈夫そ……?」って突っ込まれていたやり取りも笑ったし、ヒイロの割とハイテンションのはけ口になってくれてるし、良いコンビだなーとは思った。

 

それはそれとして。ヒロインたちとあれだけ交流しておいて、死んでしまったとなれば彼女たちの心は乱されるわけですよ。

スノウと最初に再会して、ボコボコにされたりしてましたけど。

ヒイロの見通しが甘すぎて、色々言われるのも無理はないし……スノウもまぁ、彼の事色々と気にかけてますし止む無し。

 

アルスハリヤの指示の元、ヒイロに執着しているヒロインたちの心を別のヒーローに奪わせしまおう作戦とかも実行してましたが、まぁ失敗。

その上で学園生活に戻ったわけですが……男でスコア0のヒイロが消息不明になっただけなので、そこまで大事にもなっていなかった模様。一応は報道規制も敷かれてはいるみたいですが。

 

アルスハリヤ陣営を配下に迎えられることになったヒイロ、緋墨は彼だけが先達の意志を継いだうえで帰ってきてくれたからと傍に居るようになったし。

彼女の友人であるリイナ達もまた離れない選択をしたわけですが。放っておくと一夜で宮殿建っちゃう有能さ、逆に怖いよ。

今回は、彼を選んだ寮長であるミュールの姉クリスと対峙することになったり、アイズベルト家の問題が描かれることになっていたわけですが。

アルスハリヤの影響で増えた魔力を上手く制限できずにいる、というのを差し引いてもクリスは強敵で……それでもなお戦いに臨んだヒイロはお見事でした。

男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと2 百合の間に挟まる男として転生してしまいました

ico_grade6_3

「決まってんだろ」

俺は、満面の笑みを浮かべる。

「お前の物語は、ハッピーエンドにするって誓ったからだ」

 

豪華客船で行われる学園のオリエンテーション合宿に参加することになったヒイロ達。

相変わらず男でスコア0なヒイロの立場は微妙ですが。ラピスやレイたちには構われまくりで。

そんな状態でヒイロはゲーム主人公である月檻桜に、他のヒロインたちとの縁を深めてもらおうと画策していますが、彼女はなぜか相変わらずヒイロにご執心で。

 

だからかヒイロに「ちょっとオフィーリアの肩を抱いて」って言われたら実行に移してくれるわけですが。でも自発的にやってないから「飽きた」って放置するわけですが。

例え自分の作為が入っていようと百合の尊さから栄養取れるヒイロは、相変わらずテンションバグってるな。

百合を堪能するためにイベントごとの片隅で光学迷彩駆使して隠れたりしてるの、やっぱりおかしいよ……。

 

まぁいつも通りと言えばいつも通りの行動をヒイロが取っている中で、オリエンテーションでは彼の知っているゲームイベントにはなかった「おかしな出来事」が多発していって。

それは例えば、予期せずラピスが襲撃されることだったり。

魔神の信奉者が予想以上に潜り込んでいることだったり……本来なら最終日にまみえるはずの魔人アルスハリヤが、オリエンテーション途中で君臨までしてきて。

本来であれば主人公である月檻が解決してくれるが、一日早い襲撃というイレギュラーにヒイロは身構えて……結果として、新ヒロインをまた攻略して彼女の継いできた武装を託された上で、アルスハリヤと戦う羽目になっていたのは……まぁもうそういうめぐりあわせなんでしょう。

 

百合の事になるといろいろとおかしくなるキャラではありますけど。百合……ひいては少女たちのことを守りたいという心は本当で、純粋故に強固なものでもあって。その意思を貫いたのはお見事でした。

アルスハリヤ、百合を壊す存在であったがためにこれ以上ないほどの殺意をヒイロに向けられまくってたの笑っちゃた。ヒイロ、1から10までアルスハリヤに殺意マシマシの攻撃しかしないんだもんな。

「俺はお前に死んでほしいが、それ以上にお前を殺したい」じゃないんだよ。なんでこんなノリで戦闘始まったのにしっかり要所で格好いいんだ。

男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき唯一のこと1 百合の間に挟まる男として転生してしまいました

ico_grade6_3

「あ、貴方に、こんなことを頼むのは……おかしいってわかってます……わ、私は、選択を誤っているのかもしれない……でも……私には……私には貴方しか……貴方しか、頼れる人はいません……」

(略)

「任せろ」

 

女子同士の恋愛を描く百合ゲーと呼ばれる作品をこよなく愛していた主人公。

ある日事故によって無くなった彼は……そんな百合ゲーの世界に転生することになったわけですが。

彼自身は、百合をこよなく愛しそれを外から眺めてるだけで幸せになれるタイプの人間であり、多分百合ゲー世界で猫とかになっても「あぁ百合尊い」って鳴き声を上げて満足な猫ライフを送ったことでしょう。

 

……しかし彼が転生したのは百合ゲーにおける異物、百合の間に挟まろうとする男キャラ三条燈色であった。

百合にちょっかい出してくる男である、という時点で百合ゲーユーザーから減点入ってるのに、この三条はイベントを邪魔してくるわ百合の間に割り込んでくるわでヘイトを買いまくっているキャラだった。作中キャラからも蛇蝎の如く嫌われている人物であったようで、ルートごとに様々な死に方をするみたいです。

 

転生とは言うものの、ある程度燈色くんが成長した段階で意識が覚醒した、みたいな状態で。つまりは燈色の評価が低い領域で定まってしまったタイミングでもあって。

念願の百合ゲー世界に転生した彼の狙いは、まず百合を守ること。

「百合に関することは、なにも見逃さない」とか言ってたり、百合を守るためなら命を惜しまない(とはいえ、ゲーム本編みたいな犬死はしたくない)とか思っているあたり、軸のブレなさは凄いと思うよ。

燈色の実家である三条は名家であるようですが……ゲームにおけるお邪魔キャラである彼を扱いかねている部分がある、というかなんなら積極的に排除しようとしていたみたいですけど。

 

百合ゲーという女子の方に焦点が当たっている世界で男子である、というのはなかなか生きにくそうなうえ、そのキャラがお邪魔キャラってことで実にハードルが高そうな状況ですけども。

そんな中で不思議とヒロインたちとの縁が出来た燈色くん、ゲーム本編の流れに影響があるとしても、今泣いている少女を見捨てられないと行動を起こせるのは実にポイント高い。

……まぁ主人公が実に百合オタク過ぎてテンションバグりがちなので、彼のノリについていけるかどうかは一つのポイントになりそうですが、愉快な作品だと思いました。

カルネアデス2 孤高の吸血姫と孤独な迷い猫

ico_grade6_3h

「泣かないで、エルさんの力になります。運命を共にします。絶対に逃げません。ふたりで『借り』を返して……ううん、それだけじゃない。今回の闇も暴きましょう! そして、私たちの求める信じるに、近づいてみせるんです!」

 

天使警察エルと悪魔のイヴはバディを組んでの活動を継続。

まぁイヴ用の予算は下りず、相変わらず同じベッドで寝る生活のようですけど……エルがそれを受け入れているのが、良いですねぇ。

そんなある日、協力して犯人を捕縛したところ……その手持ちに吸血鬼の家から奪っただろう宝物が混じっていて。

 

調査しに赴いてみれば、そこでは最強の種族であるはずの吸血鬼が死んでいた。さらによくよく調べれば、吸血鬼の被害は一件だけではなく……連続殺害事件となっているとか。

この世界の人間は他種族に比べて弱いけれど……他種族によって種族の危機に瀕した時、その状況を打破する存在が現れるとか。

かつての悪魔に対しては英雄が、そして吸血鬼に対しては狩人が。古き時代に活躍していた「最後の狩人」が蘇り、吸血鬼たちを殺して回っているという話まで出てきて。

 

吸血姫ノアは以前の『借り』を持ち出して、エルとイヴに自分の大切にしているペットことハツネを託すことに。

ただハツネはハツネでノアが居ないとダメな少女であり……改めてノアの様子を見に行こうとしたタイミングで、ノアの屋敷が襲撃されたりして。

エルとイヴ、ノアやハツネといったそれぞれの絆は尊くて良かったですけれど。裏で暗躍している人物に踊らされてしまっている、というか。相手の目的だけが達成されている状況なのは厳しいですねぇ。あとがきによれば次回で掘り下げられることになりそうですし、続きに期待。


カルネアデス1 天使警察エルと気弱な悪魔

ico_grade6_3h

「えっ、アンタ、戦闘中にアタシの心配までしてたの?」

(略)

「おかしい、です、か?」

「ううん――おかしいって言えばおかしいんだけど、でも、嬉しい。ありがとう」

 

複数の種族が暮らす世界。

人の恐怖心を喰らう種族・悪魔であるイヴは、しかし気弱だった。分かりやすい悪行を働く覚悟もない彼女は、人間たちをちょっと脅かして、少しだけ生気を分けてもらうようにしていた。

 

元気すぎる人間を選んでいたので、事件後はむしろ落ち着いていたようですが。とは言え分類としては「軽犯罪」にあたるわけで……。

イヴは天使によって組織された天使警察に追い回されることに。ただイヴの逃げ足は巧みで、捕まっても脱出しまくっていたことから「逃げ羽根のイヴ」なんで二つ名を貰うほどだった。

 

そんなイヴを捕まえる任務を与えられたのが、天使警察のエリート・エルという少女で……。

なにもかもが違う二人が追いかけっこをしたり、大きな事件に巻き込まれる過程でバディを組むことになったりしていく、ドタバタテイストを盛り込んだファンタジー作品。

エル以外の天使、わりと堕落していて事件解決に乗り気じゃなかったり、内部でいじめなどが横行していたり、分かりやすい「天使」って枠に収まらないこの作品の味が出てましたね。いじめっ子共も痛い目見てたのでまぁ。

 

イヴ、弱気なのはありますけど、気が緩みがちな部分も多いというか。

バディを組むことになってエルの部屋で寝泊まりするときも、気ままに寝てたし。獣人のルナと会った時、「尻尾もふもふして良いですか」とか言ってる挿絵まであったし。

良いバディとして事件に対応していたけれど、警察署長からバディ解散を通達されたり、別の思惑に巻き込まれたりしつつも、2人が乗り越えてくれたのは良かったですね。

とは言え、イヴが特異な存在であることが示されていたり、実行犯は捕まえられたけど暗躍していた黒幕は健在だから、またぞろ騒動に巻き込まれていきそうですねぇ……。



神は遊戯に飢えている。7

ico_grade6_4
「俺は、遊戯には嘘をつかない」

 

1冊丸ごとニーヴェルン回! より正確には彼女の仕掛けてきた遊戯『マーダーミステリー「全てが赤になる」』回なんですが、実質同じですよね。

プレイヤーそれぞれが役割と目的を与えられ、情報を時に伏せ時には明かし、それぞれの目的達成を目指すという遊戯。

今回はとある村で村長が殺されたため、フェイ達は村民となって犯人探しをすることになるのですが。

 

フェイにレーシェ、パールにネルだと人数が足りないということで、特別参加のゲストが招かれることになって。使徒ならざる事務長ミランダ、何も事情を知らない理事長の秘書アリッサ、さらには『聖座』のコーチであるケイオスを加えた7人が参加者となって。

ゲームを仕掛けてきた相手と通じているケイオスのスタンスがどちらなのか、と最初にネルが確認してたの良かったですねぇ。そして、その時に告げたことを違えなかったケイオスの評価が上がりました。

 

読者目線だと、パン屋という役職を与えられたフェイの視点メインで進行していくので、彼の持っている情報がどう真相に結びついていくのかを辿っていくわけです。

いやはや、しかしそれぞれが持つ役割と与えられたアイテムが面白いくらいに噛み合って、誰も彼もが怪しい事この上なくて笑う。

遊戯に不慣れなミランダやアリッサもしっかり自分の役割はまっとうしてましたし、パールのノリの良さも良い感じに作用していたと思います。

 

さて、見事勝利を収めたことで最前線に立ったフェイ達ですが……どれだけ勝とうと、10勝の前3敗してしまえば終わりなわけで。これ以上1勝も与えない、というヘレネイアはどうにかそのルートを模索するのだろうか。

『聖座』は4人すべてが神、という特殊なチームで今回ニーヴェルンの遊戯をしたわけじゃないですか。この後、他2人と戦って2敗、最後ヘレネイアに勝利してフェイ達が9勝に到達して……最後の10勝利目を、フェイの記憶にある女性との遊戯で締めると綺麗な気がしますけど、そうやすやすとは決まらないだろうなぁとも思います。

なんか勝ち星得た時点でフェイがなにかしらの気付きを得てる意味深な地の文がありましたしねぇ。なんか別ルート見つけそう。

Vのガワの裏ガワ2

ico_grade6_3

「謝るんじゃなくて、ありがとうって言って。そっちの方が、嬉しいから」

「桐紗ちゃんの言うとおり。それに、私も仁愛ちゃんも、できることがあればするから」

「……ありがとう。お前らには、感謝しかないよ」

 

果澪の抱えていた問題故に、好調すぎるスタートを切った後に裏でトラブルが発生していたVTuber「雫凪ミオ」。

それを乗り超えて活動を継続できるようになったのは本当に良かったんですが……それはそれで問題があった。

あくまで個人VTuberでしかない「雫凪ミオ」ですが、急激にリスナーが増えて人気コンテンツになりすぎてしまったわけです。

これがじわじわ伸ばしていった結果だったら、その過程で学んでいくことも出来たでしょうけど、駆け抜けてしまった彼女にそれは難しい。

 

そこで果澪が考えたのは、自分にマネージャーをつけるか、そうでなければどこかの事務所に所属する、ということだった。

「雫凪ミオ」名義のまま来てくれて構わない、という複数の企業から連絡をもらったりもしていたようですしね。

そこでミオの製作チームの友人たちに相談を持ち掛けたわけですが。

果澪も今の自分に必要なのは専門的な大人のアドバイスだし、主人公には絵師としての活動もあるから、と彼にマネージャーを頼むみたいな安易な選択を取らなかったのは好印象。

主人公も、自分にも彼女にもそれそれのライフプランがあるから、友人として相談には乗るけれど、一方が一方のためにやりたいことを我慢するようではいけないと思ってるところも好感が持てる。

 

主人公も全く何もしないつもりではなくて、小ぶりながらVTuber事務所を経営している知人に相談してみたりしてたわけですが。

……その知人から、逆に所属しているVTuberのマネージャー業務を頼まれてしまって、引き受けることになるんだから、どうしたものやらって感じですが。

その子の魂が同年代である上、またしても同じ学校に通っているという点で、人材の宝庫過ぎるな……。

 

1巻のチームのまとまりが良かったと思っているので、そこの掘り下げをもっとしていって欲しかった気持ちもあり、新キャラ登場からの展開も悪くはないながら前回ほどは刺さらなかったかなぁ。

今回のVの子にも抱えている事情や悩みがあり、揺れ動いていた中で踏みとどまったのは良かった。

神は遊戯に飢えている。6

 ico_grade6_3h

「たくさんの意見や考えがあっていい。だけど俺には、彼女の実現しようとしている世界が……」

「間違っている?」

「もったいないと思う」

 

巨神タイタンからチーム名を授かったフェイ達。

ちなみに神の遊戯に勝利したものの、『神々の遊び』の参加者じゃなかったからか、巨神像のダイブ機能を使っていなかったからか、勝利数のカウントは増えなかった模様。

そしてウロボロスから話を聞いたタイタンが、精神体を降ろして人間界の観光をしていくことを決意して。

 

どこ行ったらいいかを聞かれたときに、聖泉都市マル=ラを勧めてダークスに押し付けようとしてたフェイが面白いし、地図読めなくて全く違う所行っちゃうタイタンも面白すぎるな……。

そうやって放浪したタイタンが、少ない人類の生存圏の最前線にたどり着いているのも見せ方は上手い。

 

フェイ達は、かつてのリーダーケイオスの足取りを追うのを一時止め、最強チームのヘレネイアの真意を確認するために、神秘法院の本部を目指すことに。

神をハッキリ見抜けるウロボロスをうまく乗せて連れて行こうとしてましたが、別の目的を得て飛び出してしまうあたり、気ままな神様だなぁ……。

 

一方のヘレネイア達はフェイ達をやり過ごす方向で考えていたようですが、かくれんぼは失敗。

神としての性質を持っていることをほぼほぼ見抜かれることとなったわけですが、その上で対話を拒む姿勢を取って……指南役になっているケイオスが、フェイ達の前に立つことになるわけです。

 

思わせぶりな態度でかつてフェイの属していたチームを解散させて、ヘレネイア達の指南役になっているから、もっと彼女の思想に共感しているものかと思ったんですが。

フェイとゲームをして、色々と情報を与えてくれたりしたのは意外でしたね。現状が笑えない話だからこそ、という思いもあるみたいでしたが。

その事情を聞いたフェイにも思う所があるみたいで、さて、ヘレネイアと対峙したとき彼がどういう反応を見せてくれるのかが楽しみですね。

……新しいゲームに巻き込まれたので、到達するまでが大変そうですけど。

Vのガワの裏ガワ

 ico_grade6_3h

「自分を大切に思ってくれる人たちの言葉は――才座さんにも大切にしてほしいな」

 

MF文庫J18回新人賞受賞作品。

高校生ながらイラストレーターとして活動している男子、亜鳥千景。

近頃の彼は、学校の女性陣にスケッチを頼み込みイラストの元ネタにする活動を行っていおり、女子をナンパしてるって噂が流れるほど。

一応これまでは許可を取り、アレンジを入れてイラストにしてたようですが。

接点の薄いクラスの美少女、果澪をもとにしたイラストを描いたときだけは、許可を取らずに公にしてしまった。

 

それを直接本人から指摘されたかと思えば、さらに仕事の依頼までされることになるっていうんだから驚きです。

彼女はしっかり代金も用意したうえで、「VTuberになりたいから、ママになってほしい」とお願いしてきます。

千景、わりと変態でヤバい部分もありますけど、ネームバリューのあるイラストレーターとして対価はしっかりもらわないといけないとか、ある程度の線引き出来てるのは偉い。

……それ出来てなかったらヤバい要素ばっかりになっちゃうので、ちょっと安心しました。

 

いきなり弱みをついて交渉の場を用意して、それはそれとして対価をアレコレ用意して話を進める果澪も食わせ物な感じはしますけど。

リアルでもイラストレーターとしても親しくしている女子を巻き込んで、果澪のVTuber計画を進めていくことになります。

現役VTuberの知人の協力も得たことや、果澪の資質も合わさって個人勢としてデビューして注目を集めることには成功したわけですが。

……計画がしっかりしていて、成果が出たからこそ見落としていた問題があって、そこに向き合っていくという後半の流れは青春していてよかったと思います。299Pの挿絵演出も良かったですし。そう上手くいくかなぁとか、ついついツッコミたくなる部分もありますが、総じて面白いと言える作品でしたね。

 

 

恋は暗黒。

ico_grade6_3

「僕と友達になってもらえませんか」

 

暗殺者としての仕事をしつつ、高校に通っている主人公の想星。

何らかの組織に所属し姉の指示に従って現場で動く担当で……彼は「人を殺すと、自分の命の残機が増える」異能の持ち主で。

敵陣に飛び込んで何度も殺されながらも、最終的に目標を倒せばヨシみたいなやり方は、かなりごり押し感ありますよね。

 

……まぁ標的になった中にも、銃弾でも掴み取れる強靭な腕力ってチートを使って、真正面からぶちのめしに行く輩いたし、異能持ちは割と力押し派が多いのかなぁ。

かなり短期間に仕事を何件もこなしてるみたいですけど、異能で復活するとは言え死亡前提の作戦遂行しといて、休みも与えないってブラックにも程があるんだよなぁ。

ヤバイ仕事を任せるからには、福利厚生と言うかサポートもしっかりしておかないと反旗を翻されてもおかしくない気もするんですが。

 

……姉に強く出れない想星の性格と、異能とはいえ「殺した分命がストックできる」っていう能力は、火力面での脅威はないから反乱されても対処は容易いって部分で、駒として酷使してる感じはある。

姉としては普通に高校に通わせてやってるのが福利厚生みたいな考えみたいなんですが……うーん。全方位に火種が眠ってて、序章だから爆発してないだけみたいな感じがありますねぇ。今後どうなるのやら。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ