気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

MFブックス

フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~11

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「それにしても、結局僕らは、何のために王様の頼みごと聞いたんやろうなあ……」

「彼に馬鹿と戦うための実績を与えるためだろう?」

 

ローレン編後編―。

バルド謹製の状態異常特化型のポメとか、シリアスな割に大本のネタがギャグ的なのは重ねると寒いから天丼芸そこそこにしてほしいなぁとも思うんですが。

絵面はともかく被害状況とか、今後の対策とか考えると笑い事じゃないんですよね。

宏の誕生祝いってことで、各国の王が7集まった時にもローレン王をちくちく突く人はいましたし。事情を知ってフォローしてくれる人も居ましたが。

 

……諸々の事情があったとはいえ、最終的に王様が自害しようとするくらいヤバい状況を作った上層部は反省してもらって……。

ただ、そこまで荒っぽい手段を使った甲斐はあったというべきか、大分膿を出すことには成功してたのは何よりですね。完全に腐りきってはおらず、力を貸してくれる人々がいたのは安心材料ではある。立て直しに他国の手を借りてる部分も多く、完全に落ち着くまでは時間がかかりそうですけど、上手く落ち着いてくれるといいですね。

 

一方の宏たちは、ダンジョンになっている禁書庫に挑んでいたため、そうした騒動に関与せずに済んだのは……彼らにとってはラッキーだったのでは。

これ以上権力とズブズブになっても仕方ないというか、そういう政治的な争いに巻き込まれ過ぎるのも良くないですからね……。今更ではあるけど。

 

禁書庫でイベントをこなして、地道にスペックを向上させつつついにダルジャンとの対面を果たして。禁書『フェアリーテイル・クロニクル』に記されていた、他の転移者の情報に関しては胸糞悪くなる情報なんかもありました。

そしてウォルディスへの印象が悪くなった状態で、後日譚ではその国の関係者がローレンやファーレーンに接触しようとしてるのが、どうにも気掛かりではあります。

フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~10

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「うん。だからちょっと、徹底的に頑張るよ」

 

大図書館のある国ローレンに辿り着いた一行。

アズマ工房の名前が、事前に伝わっていたとはいえ問題なく審査通って入国出来てる辺り、影響力広がってますねぇ。まぁ、今回は工房に依頼を出したかった上層部から、「工房関係者が来たら連絡するように」って通達が来てたのもあるでしょうけど。

 

で、何を頼まれるのかと思いきや、ここ数年論文の発表が出来ていない学院の改革のため、工房メンバーに通学してほしいとか言う話だっていうのは、意外と言うかなんというか。

受けるにしても断るにしても情報が足りないし、どうするか……ってなった時にサイコロで決めてる辺りは、それでいいのか。どう転んでも対処できる自信があるのは良い事ですけども。

この辺りまではWEB版読んでるんですけど、たしかコレ作者さんが実際にサイコロ振って決めたそうなので、依頼を受けないルートもあったのが怖い

 

ここでも分かりやすく邪神教団の影響を受けた馬鹿が暗躍してたみたいですし。就任直後の若い王と言うことを差し引いても、上手く回ってない部分があるようでしたし。

政治システム上仕方ない部分があるとはいえ、宏たちが訪れる先々で問題抱えてる国ばっかりなのは辟易としますなぁ。邪神教団の関与もあるから、一概に王家とかの責任と断じられ部分もありますけども。

 

学院の意識改革という依頼のために弟子を通わせるのはともかく、そこから食堂・購買の改善、妨害工作への対応、芋づる式に関与した連中を捕獲などなど。今回の国でも好き勝手やってるうちに問題が解決していってる感。ちゃんと対策練ってるから、ですけどね。

ただ、彼らも決して万能ではない。エルザの巫女のときみたいに、彼らが活動開始する前に蒔かれていた種まではどうしようもないし、終盤の依頼みたいに複数のチームで参加したら他チームに犠牲が出たりってのはあるんですよねぇ。

助けられた、生き残った側がしっかり切り替えてお礼を言ってくれたり、他者の命を背負い過ぎないように教えてくれたのは良かった。


フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~9

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「それで、成功する自信は?」

「アルフェミナ様にお膳立てしてもろうてるんで、まったくないとは言いません。せやけど、状況が分からんので絶対ともよう言いません」

 

フォーレ編後編。

エアリスと合流するまでの暇つぶしを兼ねて、「そこそこの腕の選手が、装備の力で武芸大会で優勝したら面白い」っていうネタのために全力尽くしてるのは……なぜベストを尽くした!!って思わずツッコミ入れたくはなりましたが。

実際優勝してたし、売りつける相手の目利きも確かではあったんですね。採算度外視の値段で売った後、トトカルチョに全投入して勝っちゃってたのは……アレですが。

 

コミカル寄りのエピソードの後は、邪神教団の行動によって分断されたエルザ神殿本殿の開放をフォーレ王から依頼されることになって。

エアリスとアルチェムの巫女2人を連れて現地に向かって。入口の浄化を試みるも失敗。2人を安全地帯に下げた後、工房メンバーで突入してましたが……。

罠は漢探知するし、バルドはあっさり倒されるせいでついに百体単位でお出しされるし、ずっと同じ味のスープ飲んでるみたいで飽きが来たかなぁ。

 

バルドの上役が登場してきて、耐久の低い宏以外のメンバーを狙ってくるとか、地味にいやらしい攻撃をして来たり、バリア張ってたりするせいで苦戦しましたが。

新しいスキルを獲得したこともあって、辛くも勝利。装備とかも順次更新してるとはいえ、微妙に火力が物足りない感じしますよねこのメンバー。ゲームで最前線居たの真琴だけっていう事情もあるとはいえ。

達也が新スキルを使いこなせるようになったら、その辺りの問題も解決するんだろうか。……他のメンバーのブーストが掛かるのが先なような気もしますが、さて。

 

神殿の開放と神様の対面を済ませた後、拠点も増えてきたから各国から工房に人を入れる話とかが出てその根回しだとか。工房最年少のライムに懐く神獣が孵化しただとか。

なんかこまごまとしたイベントを挟んで、これまでも名前は出ていたローレンの大図書館に向かい、データセンター的な仕事を果たしている神様ダルジャンに会いに行くことに。

そこですぐに帰還方法が分かる、なんてお手軽展開は期待してないようですけど……一つの区切りであるのは確かで、レイオットとかエアリスは工房メンバーがいずれ故郷に帰る、ということに寂しさを覚えてもいるようですけど。

実はWEB途中までしか読んでないので、その辺りどう決着付けるのか知らないんですよねぇ。


フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~8

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「なんにしても、これで歴史が動くことになりそうである」

「動いた結果がこの世界にとって素晴らしいものであればよいのですが……」

 

多くのドワーフが棲み、ヒューマンもその文化の影響を多く受ける国フォーレ。

そこに入ったかと思ったら速攻で鉱山によって、そこで起きたトラブルの解決に尽力する事になるんだから、相変わらずですねぇ……。

各種金属をがっつりゲットできるとなれば、装備の更新も出来るわけで。あらすじでノリノリの宏を見ると、やっぱり根っからの職人なんだなぁ、というのが伝わってきます。

 

落盤事故を見捨てるわけにもいかないし、鉱山に異界化の兆候があるとなれば調査しなきゃ始まらないでしょう。

で、その影響で取れる鉱石にも変化が出てしまったから、対応できる炉を許可をもらった上で設置するとか、どんどん影響力を増していってるのが分かります。

アズマ工房の名前も順調に広まっていて、高級ホテルに泊まれるくらいの知名度は稼いでるみたいです。

 

そうやってゲーム的な異世界でそこそこ上手く生きてってますけど……元がゲームだったというのもあってか、ボスのリポップを待って連続狩りをしてたのは笑った。

敵側が力を入れた策を見抜いていたならともかく、勿怪の幸いというか。瓢箪から駒と言うか。ある意味で事故でしょう。

バルドの親玉どもの思惑なんて潰れるに越したことはないですけどね!

無職転生~異世界行ったら本気だす~12

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「全力を尽くしたつもりだ」

 

ゼニスの救出は困難だ、という手紙をギースからもらったルディ。

エリナリーゼと共に迷宮都市を訪れることに。妊娠が発覚した家族を任せられる仲間がいたり、ナナホシが恩を返しただけと転移魔法陣の所在についての情報を教えてくれたり。あちら側の予想よりもかなり早く現地に到達できたルディ達。

 

実際、ロキシーが迷宮内部で逸れて生存が絶望視されている状況だったようですし、これでもギリギリだったというあたりが恐ろしい。

転移陣という特殊な移動方法を扱うために持ってきた本が、遺跡攻略に役立つっていうんだから何が幸いするか分かりませんね。

戦力が整った事や道中の情報がある事もあって、かなりスピーディに攻略が進んでいきましたが……ゼニスは最奥にいて。ボス魔獣を倒さなくてはならない状況になる、と。

 

かなりレベルの高いメンバーを揃えて、全力で挑んでなお欠員が出てしまう。

それがパウロだった上、そこまでして救い上げたゼニスも万全な状態でなかったとなれば、心が折れてしまっても無理はない。

ようやく幸せになろうとし始めていた所だったのに、どうしてと言いたくなるような状況でしたね……ここにロキシーがいて、沈み続けていたルディを引き上げてくれたのは、不幸中の幸いではあるんですが……そう纏めるのもなんか癪ですよね。ヒトガミに呪詛を吐きたくなる。

 

……流石にエリナリーゼからの発破が要りはしましたけど、しっかり責任をとると決めたルディは偉い。頑張れ。まぁ、この世界ならアリだようん。宗派によっては駄目らしいけど。

ロキシーの件もありましたが、受け入れてもらえたのはなにより。兄信者のアイシャに情けないよって言われちゃう一幕もありましたが……それでも、何も残らなかったわけじゃないと思いたくなりますね。ルディも精神的に少し成長したようですしね……。せめて、そう思わないとやってられない。


無職転生~異世界行ったら本気だす~11

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「いいや、ある。明日や明後日の話じゃない。いつか必ず、力を発揮しなければいけない瞬間は来る。一年後か、五年後か、十年後かはわからないがな」

 

11巻の前半は、序文にある『兄弟姉妹とは、最も身近にいて、最もよく似ていて、そして最も理解し難い生き物だ』というのが何より的確でしたね。

姉妹を迎え入れることにしたルディでしたが……彼を慕っているスペック高いアイシャと、平凡でルディに対しても隔意のあるノルン。

 

転移事件のこともあって交流の薄い妹にたいして、ルディは大分対応に苦慮していましたね。この辺りのコミュ力は、なんとも彼らしい気もしましたが。

ただ、妹のために行動して。怯えながらも近くに行って。涙を流して多少なり胸のつかえを取れたのであれば十分でしょう。

 

クリフがエリナリーゼのために開発してる、対呪い用のアイテムも問題を抱えつつ形にはなってきたようですし、彼も自称してる通り天才ではあるんですよね本当に。

いろいろと順調に回り始めたなぁというところで、「ターニングポイント」がやってくるんだから、本当に運命ってやつを呪いたくなる。

フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~7

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「私達なら、大丈夫です。ヒロシ様を傷つけるような事は決してしません。ですから、女性と触れ合うことを怖がらないでください」

 

ダール編完結巻。

諜報員として生まれ変わったレイニーが、ついに宏の前に現れて、元暗殺者ってこともあって一時工房メンバーと険悪になりかけましたが。様々ニア事情から記憶を失ってるなども加味して、チャンスを与える辺り、人が良い。

今はレイオットの指示に従う程度の理性はあるようだし、実際彼の指摘通り裏社会での情報収集とかは弱い部分ですから、それを補ってくれる人材は貴重っていうのも確かですけどね。

 

宏がどうしてここまで女性恐怖症になったか、というエピソードも語られましたが……まぁいじめってエスカレートするととんでもない事になったりするし、最終的には被害者自殺したりするケースもあるからなぁ。命あるだけでも、マシ……とは言いたくはないですね。

加害者側に逆恨みしてるやつまで居ると言われると、もっと反省しろとか言いたくなるし。

それでも、事情を知ってなお怖がらないでと傍に居ようとしてくれる女子がいてくれたのが救いになってくれればいいんですが。……先は長そうだなぁ。

肉体の傷と違って薬でどうこうなるものでもないので、気長に待つしかないですけど。……なので、その辺りを踏まえてちょっかい賭けてくる女王様が苦手になりましたね。放っておいてあげて。

 

敵側もただやられるばかりでもなくて、調整体バルドを2人セットで運用して来るなんて真似もしてましたが。巫女のエアリスやアルチェム、歌で除霊できる春菜とかがいるとあまり怖くは感じませんねぇ。

最後タワーゴーレムになった状態は、こちら側の火力的な部分とか踏まえて結構面倒臭かったみたいですけど、撃破出来たみたいで何より。

イグレオスという神様にあって、アルフェミナが忙しくしている理由とか、姿を消した冥界神ザナフェルの行方とか。それに関して手伝ってほしいコトなどが明かされましたが……どうあがいても、神様からは逃れられないのか。まぁ、話を聞くに、舞台装置と言いつつ思った以上に働いてたので、ちょっと評価が上向きましたね。
安全な帰還方法のためにも、必要な手伝いとなれば宏たちに断れるはずもないのですけど。


フェアリーテイル・クロニクル~空気読まない異世界ライフ~6

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「……どうなってほしいのかは、はっきりしてるよね」

 

砂漠を有する国、ダールを訪れた宏たち。

新しい国にきてさっそく屋台を出してる辺り、なんというかブレないなぁ……。

活動拠点となる補修工事が必要な物件を格安で借りて、一日で仕上げた上で情報収集などを始めますが。

軽くやるかーって感じで別れて行動したら、どっちもトラブルに遭遇するとは、引きが強いにもほどがある。

 

ピンチになってる子を助けられたのは、たまたま別れて行動していたからですし、悪い事ではないんですよねぇ。それが神殿関係者だったから、またしても色々と巻き込まれる羽目になっただけで。

 

どのみち神様に合わないといけないし、協力することになってはいましたが。護衛対象つれてちょっと地下に潜ってみたら変わり種の遺跡を見つけるとか、行動のスケールがおかしいんだよなぁ。笑う。

バラエティ番組みたいな遺跡に関してはネタがくどいので好みではなかったですけど。遺跡を管理してる大地の民から得られた情報とかは鍵になりそうだった師、悪い事ばっかでもないんですよねぇ。

 

義賊アルヴァンとして活動してる女王様がいる辺り、ダールも変わった国ではあるみたいですけど。

一年くらい前にバルドを斬り捨ててたり、しっかり対応出来てる辺りはポイント高いかなぁ。バルドが複数いるという考察を建てられたのは大きい……のかもしれない。今回なんてついに直接対峙することなく車載兵器で吹き飛ばされてましたけど。

無職転生~異世界行ったら本気だす~10

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「シルフィが死にかけている時に、自分はのほほんと暮らしていた、なんてことは嫌ですからね」

 

側近に手を出した、というのもあってアリエルに挨拶に赴くルディ。

権力争いに首を突っ込みたくはないけど、シルフィが巻き込まれるのなら手を貸すのも厭わないという彼は格好良かった。

ルディの力は大きすぎるから御しかねる、と追いやられた異国の地で判断できるあたりアリエルも賢明です。「フィッツ」の性別が明らかになるマイナスはあるけれど、ルディの名を借りられるのも含めて総合プラスって判断も出来てますしね。

 

そして結婚するにあたってルディは家を購入して……曰く付きの家だったのでちょっとしたトラブルもありましたが。そこで発掘したアイテムが有用そうなのもあって、かなり得してるでしょ、感。

結婚が決まってルディの傍に公然といられることを喜んでるシルフィの挿絵が本当に幸せそうで、良かったなぁと思います。お酒のんで甘えてるシーンも挿絵は無かったけど可愛さは伝わってきましたし。

 

披露宴を開くことにして、大学で知り合った友人を招いて。クリフと一緒にエリナリーゼも来ていましたが……そこでシルフィとの意外な縁が明らかになったりもして。

アリエルとルークからシルフィを託される決闘の流れも、彼女達の矜持を感じて好きですし、この巻はかなり楽しんで読みました。

 

このまま愛の巣を営んでいくことになるのかと思いきや、母の捜索のために危険な地に行かなくてはいけないパウロから妹二人を託されることになって。

ルイジェルドが護衛についてくれて、無事についたのはなにより。ただ、エリスとルディとで旅をした記憶のある彼からすると、違う女性と結婚したルディの家は居づらいってのもまた事実で、もどかしいですね……。

エリスの間話もしっかり挿入されているのがまた。どんどん研ぎ澄まされた刃みたいになってるというか、苛烈さを増してて、エリスはエリスで鞘が必要だよ……って気分になる。

無職転生~異世界行ったら本気だす~9

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「ルディがすきでした。今はもっと好きです。もう離れないでください。ずっと一緒にいたいです」

 

特別生と親しくなって影響力をましていくルディ。もっとも本人にはそこまで自覚なさそうですけどねぇ。

彼の実力を認めながらも、好きにはなれないと思っていたクリフがエリナリーゼに一目惚れ。そしてルディに紹介を求めてくる話は、意外な展開だなぁと思ったものですが。

 

エリナリーゼの問題を知っていて、紹介したものかと悩みつつ、フィッツに相談の上「自分の目で確かめて欲しい」という流れを作ったのは真面目だと思いました。逃げ道を残しておいた、とも言いますが。

ただ、結果としてクリフの真摯な想いが通じるんだから、どう転ぶか分かりませんな。

 

魔王バーディガーディに決闘を申し込まれた上で撃退したりして、ルディはどんどん有名になっていきますが。上手くいってるかと思いきや、オルステッドの連れだった少女と再会して、恐怖を覚える羽目になったり起伏が激しい。

まぁ、ここにオルステッドはいないし、言葉が通じることや異なる事情を抱えているが互いに欲しいものを持ってるために、取引を結ぶことになったりしてました。

 

そうした学校生活を送る一方で、フィッツの臆病の虫はいまだ去らず……アリエル達の後押しを受けて、ちょっと強引にも状況を進めることに。

アリエルが「あなたという友人を助けたいのです」と言ってくれたのは、なんというか胸が温まる思いでしたね。フィッツも、転移以降波乱万丈な日々を過ごして来たけど、利用されたわけではなく、友人を助けたかったからだと言ってますし。麗しい友情ですね。

半年も進展ありませんでしたし、この手助けがなかったらまだまだもどかしい状態でありつづけたかもしれませんから、アリエル達はいい仕事をしました。

 

このままシルフィとお幸せにと言いたいところで番外編がエリスの特訓風景を描く『燃えよ狂犬』なんだから、構成が鬼……。個人的にはシルフィ推しなので、このまま応援したい所存。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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