「どうかな。でもまあ、座り込んでる女の子がいたら手を差し伸べるくらいはするよ」
(略)
「……それは誰でもできることじゃない。誰でもすることじゃない」
「イリヤがハーフエルフだからか? 何度でも言うけど、俺には関係ない」
南方三国の魔衣姫を色事で陥落させて、三国の緩衝地帯に離宮作ってそこで自分の女を抱きまくる生活を送ってるとか、かなり爛れてるシード。
まぁこの作品らしいノリではありますが……。
そこにメイドとして現れた新たなヒロイン、イリヤ。不思議な雰囲気を持つ彼女は、エルフからも人からも忌避されるハーフエルフだった。
さらには最大の宗教国家である国グレシアから送り込まれてきたスパイだ、という情報まで出てきて……。新キャラだけどなかなかに設定持ってる子だなぁ。
目立ちすぎるために密偵として成功するはずもなく、イリヤ自身が武力でどうこうしようと考えるタイプでもなく。
そしてシードは良く言えば種族なんかにとらわれない器の大きい男だったため、彼女を受け入れることにします。……悪く言えば可愛い子を自陣に引き込んで抱ける機会を逃がすはずが無い、ってなるんですが……。
でも、色欲強すぎるのは確かですがそれでイリヤ救われてるから、まぁいいか……。
イリヤを引き込んだ後、大本のグレシアへシード達は招待されることになって。
そこで新しい問題と遭遇しつつも、シードは相変わらず女の事ばかり考えていて……最終的にはそれで味方増やした上で乗り切るんだから、突き抜けてて笑える。