「貴様も〈魔王〉なのだ。殴ったくらいで死にはしないだろう?」
(略)
「キミに殴られたらどんな魔術師でも死ぬからね?」
執事と娘が増え賑やかになるザガンの居城。
ザガンは魔王の刻印や、聖剣などの研究を続けながらネフィやフォル達と仲を深めていってますが。
ネフィが街で襲われるという事件が起きて。その相手は肌の色が違うだけでネフィにそっくりな少女。
更には事件の直後に、ザガンの元へ他の魔王が主催する夜会への招待状が届いて。
確実に罠だ、と思いながらも夜会へ参加する事にしたザガン。
彼を招いた魔王はビフロンス。ザガンが魔王となる前は最年少だった相手で。
最年少とは言っても三百年くらいは魔王の座についてる手合いのようですが……それで最年少って……
シャスティルまで招待されていましたが、彼女はまた本当にポンコツだな……
魔王の夜会で、自分の存在と派閥を見せつけたザガン。反感を買いたくないだろうからの失態を見せなければ大丈夫だろ、という場面で
「逆に訊くが、この状況で私がポカをやらかさないとでも思うのか?」
と行ってしまえるあたり、もう……自覚があるだけマシではあるでしょうけど。
相変わらずあたりがキツいフォルは「尻尾頭はいつもポンコツで恥ずかしくない?」とか言われてますしねー。
魔王同士が対面して、色々と話をしていました。
基本的にはビフロンスが先達の魔王として新参者を試してみようとしたり、自分の研究成果を自慢しようとしたりする場でしたが。
ザガンがやられっぱなしという訳ではなく、ビフロンスにも痛い目を見せてくれたのは良かった。
ネフィの生まれについて。魔王の刻印について。
色々と明らかになったことは多いですけど、ここからどう進んでいくのか楽しみです。
コミカライズも決まって順調なようですし、シリーズもうしばらくは続くんじゃないですかねー。