躊躇いなど、あるはずもない。
修羅と知りながら自らの意志で踏み出したあの日から。
自分の心は、既に決まっている。
まぁ、タイトルから分かる通りの話ですけど。
かつて世界を破滅に導いた邪神。
ありがちなことに、魂が滅びず、いつか転生すると言い残して死んだ。
その邪心を宿した少年が、修練の結果、邪神の誘惑を克服し、その力を振るえるようになっていた。
邪神が攻略されても、侵獣という災害は残っているようで。
それに対応するために活動している円卓の騎士団っていう機関もあります。
主人公は、その機関に伝手があって、所属することに。
ただ、問題ありとみなされて戦闘に出せない訓練生たちの指導役という形でしたが。
最近こういう、評価方式と会っていなかったりする問題児たちと、実力のある教官という組み合わせの作品が増えているように思います。
ブームなんですかねぇ。
進退強化の能力だったり、個々人で武器を作る能力があったりするわけですが。
銃を具現化したはいいものの、火力不足に悩む少年。
特殊な能力を持つ武装を出せる物の、過去の失敗からトラウマを持っている少女。
実力はあるが、それゆえに他人を見下す態度を取る少女。
などなど、問題児にも色々いますが。
この三人をチームとして動かすことで、個人で戦うのとは別の可能性を見せる。
教官としては結構優秀なのかなぁ、とか思いました。
しかしまぁ、敵側に回った人々の話だったり、候補生たちに因縁つけてきた騎士の話だったり、ちょっと色々盛りすぎかなぁ、と思わないではない。
シーンが多いせいで一つ一つが大味な感じ。
悪いとは言いませんが若干物足りない。